Q:高3の長女、中2の次女がいます。
長女のことでご相談します。
受験生であるにもかかわらず、あまり、やる気がみられません。
公募推薦入試を受けましたが、すべて落ちてしまいました。
これでやる気がででくれればと期待しましたが、
口では死ぬ気で頑張ると言うこともありますが、だらだらとしています。
将来何になりたいとか、夢もないようです。
何かにつけ、手がかかり、不平不満ばかりの長女が、
嫌になることがあります。
先日の断捨離まつりで、快不快リストのお話がありましたが、
不快リストに真っ先に浮かんだのも、長女です。
長所を見つけて褒めたいと思いながらも、
ひどい態度をとられると、嫌になってしまいます。
母親である私がこんな気持ちで接しているから、
長女もこんな風に育ってしまったのかとも思います。
長女を可愛く思いたい、毎日を楽しく過ごして欲しい、
とりあえず、目の前に迫った入試に向かって、
全力で取り組んで欲しいと思います。
長女に対してどのように接すればよいかご教示頂きたく、
よろしくお願いします。
【なっつ・49歳・主婦】
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A:
FROM 川畑のぶこ
快・不快リストを作り、快のリストに入る人とは接触頻度を増やしたり、
一緒にいる時間を長くしたりする。
逆に不快リストに入る人とは接触頻度を減らしたり、
一緒にいる時間を短くしたりする。
そのことで心のエネルギーを充電する。
なっつさんは断捨離祭りでお伝えしたこのことを、
早速誠実に実践されていらっしゃることが伝わります。
不快のリストに身内が入ると罪悪感がわきますよね。
でも、接触頻度の高い人間であればあるほど気になる存在です。
身内というのは快・不快リストの両方に挙がりやすいのです。
なっつさんのように、素直にそれを認めてしまうことの方が難しく、
それを認められずごまかしてしまうと複雑化して、
関係が陰湿なものになりがちです。
ですので、まずはそれを素直に認めるという勇気が必要となります。
不快なもの(問題)に目を向けていると、エネルギーは消耗します。
そこでなっつさんは、娘さんの良いところに目を向けようと
努力されたのだと思います。これは素晴らしいことだと思います。
ただし、「そうは言っても」とまたすぐにネガティブなことに意識がいってしまい、
心が揺れ動いてしまうのですよね。
特に、受験というのは親も子もストレスがかかり、
親は子に注意を向けすぎてしまいます。
とりわけ、サポーターが受験生本人以上に気負っている場合、
バランスが崩れてしまいますから、注意が必要です。
高3ともなると、もう親に口うるさく言われて
モチベーションを上げる年でもありませんから、
ここは忍耐強く見守ることが最善のサポートかもしれません。
そんな時は、快・不快リストの不快に娘が入らないように努力するのではなく、
不快リストから意識をそらし、快のリストにある人やものごとを意識して、
接する機会を増やすようにしてみてください。
娘さんが安心できる状態になることで心のエネルギーを満たそうとするのではなく、
「たとえ思い通りに行かなくてもなんとかなる」と思えるように、
それ以外のことでご自身を満たす努力が必要かと思います。
似たような境遇にいる人や、それを乗り越えた人々とシェアする機会を
持つのも良いのではないでしょうか。
受験が終われば、ストレスも減り
今は不快リストに入っている娘さんも自然とリストから外れることでしょう。
少なくとも、今この状況下ではストレスの源であるということを認めて
(過去や未来にはそうとは限らないことを認めて)、
今は娘さんよりも、なっつさんが機嫌よくなれる人や場との時間を
大切にされてください。
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