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Q:高3の娘がいます。
高2の春から学校に行けなくなってしまいました。

中学生の頃から、自律神経失調症の症状が出てしまい
テニス部をやめ、体調面で不調はありましたが、
学校や塾には楽しく通っていました。

高1の終わりぐらいから、
授業中にトイレに行きたくなりそのことばかり考えて
授業に集中できなかったり、食べると気持ちが悪くなり、
もし学校で吐いてしまったらと不安で、
朝食は取らずお弁当も少しにしたりと
本人なりに数ヶ月我慢していた結果、我慢しきれず爆発し、
ついに学校に行けなくなってしまいました。

精神科で不安障害と言われました。

原因は色々な事が重なっていると思いますが、
今思うと私が小さい頃に娘にきちんと向き合っていなかった事
にも原因があるのかなと…。

高校には放課後行ったり、個別に定期試験を受けさせてもらい、
今は大学で勉強してみたい事があるので
前向きに受験の勉強をしています。

今回の事がきっかけで娘と衝突したり話しあったりしている内に
娘が承認欲求が強いと思うようになりました。

本人もある程度自覚しています。
仲は良いのですが、娘は私に理想の母親を求めていて、
そうじゃない部分が不満のようです。
(特に整理整頓が下手な事などが不満の様で
本人のストレスになっています。)

威圧的な態度を取られる事もあり、喧嘩すると
とことん自分が納得するまでしつこくなり終わりません。

今は断捨離を心掛けながら
家族や自分の為に日々の生活を豊かに送る事で
娘も気持ちが和らぐのではと思ったりもしていますが、
承認欲求の強い娘に具体的にこれからどう接して行けばよいのか、
どうかご指南下さい。

【アッコ・40代・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

承認欲求の強い娘さんに
どのように接したら良いかわからずお困りなのですね。

承認欲求を持っている人の満たし方はシンプルで、
その人を承認することです。

ただ、問題となるのは、相手があなたに認めてもらっていると
感じられるように認めるかどうかということでしょう。

おそらく、アッコさんは娘さんを
認めていないわけではないのではないでしょうか。

すなわち、アッコさんなりに娘さんのことを認めている。
けれど、それが娘さんには伝わらない。

私たちは、自分が認めてほしいかたちで認めてもらってこそ、
相手が真に自分を認めているということだと思いがちです。

でも実際は、相手は相手なりに認めているのですが。

承認欲求の強い人というのは、
基本的に自分の価値を疑っていて、
他人に評価されることでその価値を確かめようとしがちです。

とくに幼少期に親子関係において
親が自分を認めているのかどうかが確かでないと、
承認欲求は強くなる傾向があります。

ですので、アッコさんの課題は、
単に娘さんを認めるだけではなく、
娘さんがアッコさんに認められていると感じられるように認める、
ということになるでしょう。

そのためにはコミュニケーションを重ねていくことが
大事なポイントとなりますね。

「私は認めているじゃないの!」という主張ではなく、
どのようにすると認められたと感じられるのかを
娘さんに確認してみてください。

そこに誤解があれば、その誤解を解消するよう
コミュニケーションも重ねてみてください。

たとえば
「私のことを認めているなら、
(私の価値に沿って)部屋を片付けてよ!」
というような主張があったのなら、
必ずしも誰かの価値にそって生きることがその相手を認めること
ではなく、相手は相手なりの価値判断を持って良い。

そして、私は私なりの価値判断を持ってよいと認めることが
大事なのも理解し、シェアしてみてはいかがでしょうか。

部屋の片づけに関しては、
愛していないから散らかしているのではなく、
アッコさんご自身の未解決の課題で、これから取り組もうと
努力していることも伝えるのが良いのではないでしょうか。

また、娘さんに片づけ方に関して
彼女なりの意見を求めてみるのも良いでしょうし、
相手を認めるひとつの行為になるでしょう。

最終的には、娘さんがご自身が自分のことを認めてあげること
が最も重要な課題となりますが、
まずは母親の働きかけとしてできることから始めてみてください。

ーーー

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今日は、さあやさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
30年来の友人との関係に悩んでいます。
今年に入り、友人と食事の約束をしても、友人に他の友人Aさんからの
食事の誘いがあると、そちらを常に優先されてしまいます。
それが3度4度立て続けにありました。
また、疲れたから行かれないなど、ドタキャンされる事もしばしば。

また、彼女が行なっているマルチ商法に誘われ、何度かお付き合いを
しましたが、今後やるつもりはないとお断りして、話を聞かないように
していましたが、友人から、私が心を閉ざしてしまい、どうしたら
いいのかわからないと言われました。

また、私がバリアを張っていて、接し方がわからないとも言われました。
それは、彼女の言動に少なからず傷付つき、言動に疑問を持っていた私
が距離を置いた時に言われました。

また、お互いの誕生日はお祝いしようねと言いながらも、何年も、
私の誕生日はすっかり忘れているにも関わらず、自分の誕生日には
「誕生日なんだけど」と、連絡が来ます。なので、「私の時は、
メール一つないよね」と言ったら、「祝って欲しいなら自己申告して」
と言われました。

他にも気になることがあり、その友人とどう付き合えば良いのか
わからなくなって来ました。私はバツイチ、シングルマザーで、
生活ギリギリですが、彼女は、資産家の専業主婦で、物事に対する考え方
の違いも最近感じるようになって来ています。

ずっと大切に思っていた友人だけに、何か対処方法がないかと思います。
自分の思いを伝えるべきなのか、黙っているべきなのか、正直わかりません。
全く悪気はなさそうなのですが、どうしたら良いのでしょうか。
私は友人も少なく、彼女の気持ちも分からず不安です。
少し距離を開けた方が良いのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

30年来のご友人。この長さから見ても、古き良き友で、さあやさんにとって
は、ずっと大事にしていたい人間関係なのでしょうね。

ただし、私たちは刻一刻と変わる存在ですね。ずっと変化しないものは
この世にはなかなか存在しないと思います。私たちの心の空模様が、
昨日はうれしかったけれど今日は落ち込んだ、今日は頭にきたけれど明日には
ケロッと忘れた、と変わるように、人間関係も刻一刻と変わってきます。

その人が置かれている環境や、関わる人間関係によっても、価値観というのは
どんどん変わってきます。

昔、価値観が合った友達がずっと同じ状態で、今なお交わる部分があれば、
その二人の関係は年を経ても関係なく続くでしょうが、一方で、時間の経過と
ともに、昔はリングとリングが交わっていた部分が徐々に離れていくことも
あります。

これは寂しいことではありますが、致し方ないことでもあります。
自分が相手に変わってほしくないと思っても、相手自身が変わりたいと思ったら、
それは変わらざるを得ないことで、コントロールできることではありません。

人間関係というのは変化を伴うものだということを受け入れる。そこにしがみ
つかない、執着しない。そのあたりがキーになってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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【友人の不倫について】

Q:川畑先生のメルマガ、ご著書、
メンタルの断捨離セミナーのDVDなどで
いつも学ばせていただいております。

先生の優しさに溢れる言葉に癒されます。
ありがとうございます。

最近よく耳にする「ありのまま」や
心理カウンセラーさんのブログで見かける「全肯定」という言葉を
どのように捉えたらよいのかよく分からず、
先生のご意見をお聞かせ願えたら幸いです。

最近ショックなことがありました。
長年親しく付き合っていた既婚の友人が、
昨年から20歳年下の独身男性と不倫をはじめました。

友人は離婚経験があり、
「旦那のことは愛していないが面倒臭いから二度と離婚はしない、
バレなければ影で何をしてもいい、人生は楽しまなきゃ損だ。」
と言っていました。

友人は自他共に認める頑固者で人の意見を聞かない人です。

唯一不倫を知っていた私は
黙って話を聞くだけでは不倫を助長させるだけだと思い、
離婚する気がないのであれば結婚生活を大事にした方がいいと
アドバイスしました。

友人は怒り、音信不通になりました。

ありのままの友人を受け入れるということは
不倫も容認することだったのかな?

全肯定とは犯罪や非道理なことも
見過ごして認めることなのかな?

全ては本人の課題だ、誰にでも失敗する権利があると、
周囲の人は何も言わない方がいいのな?

最近このようなことを考えて悶々としてしまいます。

健全思考ができるようにアドバイスいただけたら幸いです。

【マナティー・40代・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

マナティーさんのご友人を大切にされる思いと
彼女の問題を自分のことのように
真摯に受け止める誠実さが伝わるご相談内容です。

ありのままや全肯定に関して、
犯罪や非道理を認め見過ごすのかという疑問をお持ちとのこと。

私自身はマナティーさんが参照された他のカウンセラーさんが
どのような文脈で全肯定のメッセージを伝えているのかはわかりませんので、
そのことに関するコメントはできないのですが、

ポイントはマナティーさんが苦しみを克服するのに
全肯定は良きヒントとなっているけれども、混乱もありうまく機能していない
ということかと思います。

その理由として、全肯定の受け止め方に誤解があるかと思いますので、
その辺の私なりの助言ができればと思います。

おそらくマナティーさんは、全肯定とは
相手の価値観を尊重し、自分の価値観は取り下げる
と思われているのだと思います。

これは全肯定ではなく相手肯定&自己否定です。

全肯定は相手肯定&自己肯定です。
すなわち、相手を否定する自分をも受け入れることを言います。

状況状況に、どちらの価値観が正しいかのジャッジをすることではなく、
人生には好ましいことも好ましくないことも起きるけれども、
そのような状況にも何らかの学びが必ずあると、肯定する姿勢です。

世の中には、ルール通りに沿って生きる人もいれば、そうでない人もいます。

マナティーさんにとってはなぜそのようなことが起きるのか、
ルールとはいったい誰が決めるのか、なぜそれが必要なのか、
人間の本性とはどのようなものなか、

ルールに沿って生きることで、自分も相手も真の幸福が得られるのか
自分や相手の真の苦しみや喜びはいったいどこにあるのか、etc.を、
常識の視点からではなく、純粋な人間の視点から探究し
より深い理解を得るための良い機会が与えられているのかもしれません。

ご友人の視点からすれば、友人であるマナティーさんが反論することで
彼女とは違う社会的価値感を学ぶ機会が与えられているのかもしれません。
ただし、学んだからといって、それを採用するか否かは別です。

全肯定とは多様な価値観の許容のことであり、
調和も衝突も許容する姿勢でしょう。

マナティーさんが今後も彼女と良き関係を築いていきたいと願うのであれば、
一般常識からの批判ではなく、相手のそうならざるを得ない背景、苦しみを
理解し、包み込んだ上での助言だと、受け入れられやすいのかもしれません。

ーーー

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180820

今日は、まりもさん(50代・介護士)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
毎回とても納得のいく返答をしていただけるので、感銘しています。
私もぜひご相談したい事があります。お力をお貸しください。

私は介護士の資格を取って老人ホームで働いています。
去年、皮膚に異常な痒みがあり、病院に行ってもアレルギーとのことで
クリームを塗っていましたが、特に、夜は気狂いのように痒くて寝られ
ない日が続き、一向に良くならず2週間が過ぎ、新たに他の病院に
行ったら、多分、疥癬かも?と言われて、家に帰って調べたら
症状が全く一緒でした。

それから治療をしました。疥癬は感染病なので、家族全員で治療をしました。
感染先は仕事先ですが、誰も疥癬にはかかっていないというか、そこまで
真剣に取り組んでくれず、私は疥癬のアレルギー反応で、2・3ヶ月痒みに
苦しみました。

しかし、今年に入り老人ホーム全体で疥癬が広がり、全体的に治療をしました。
私もまたかかってしまい、今度は酷かったです。それからトラウマになり
痒くなると怖くて、患者の手も握りたくない自分がいます。仕事を辞めたい
と思う気持ちが正直ありますが、今の仕事は嫌いではないので続けたいと思っています。

どうしたらこのトラウマな気持ちから抜け出すことが出来ますでしょうか? 
専門の先生に相談したところ、疥癬のダニが見つからなければ断定できないし、
ノイローゼになる人も多いと聞きました。

今も身体に痒みが出てきたので、不安でしょうがないです。でも、他に仕事
があったら辞めたい自分がいます。感染病でなければいいのですが、
一度家族に移しているので神経質になって、人と触れ合うことを避けています。
~~~~~~~~~~~

痒みというのは、痛みと同じように、時としてそれ以上に苦しみを伴います。
この状態が3ヵ月続いたとのこと、本当にまりもさんが苦しまれていた
ご様子が伝わってきます。

そのような身体的な苦痛を伴う苦しみに長期間さらされたのであれば、
そのことに対して過剰反応をしてしまったり、それがトラウマティックな
経験になってしまうということはじゅうぶんあり得ることで、
まりもさんの反応も正常であろうと思います。

そして、仕事に関しては、今後どうしていったらいいかということが
大きなポイントとなってきますが、まりもさんの場合は、おそらく、
この状況に「耐え続けなければいけない」ということを優先的に考えて
いることで、苦しみが生じてしまっているのではないかと察します。

こういった介護現場、老人ホームなどでは、疥癬というのは避けられない
問題だと思いますが、施設によって、そのあたりの意識が高いところ、
低いところというのはどうしても出てきてしまいます。

ですから、そういった意識の高い施設を今後はターゲットにして、
介護士としての力を発揮していく、すなわち職場を変えるというのも
一つの選択肢ではないかと思います。

そのように、外界へ働きかけることも視野に入れて、より良い変化を
起こす方法を考えてみましょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:職場での人間関係が辛く、悩んでいます。

家計の為に去年転職しました。

数ヶ月前、苦手な人と2人きりの時、ミスを指摘され、
それから涙が出続けたり、気分が落ち込む事があり、
月一回程度のペースで現在カウンセリングに通っています。

その中で、私が苦手なのは、母と同じタイプの人間のようだ、
というところまでは気づけました。

私の母は、過干渉でいつもイライラしており、
私の話は聞かずに命令ばかり、
私が話す事は怒ったり、無視をする人でした。

今までの人間関係でも、威圧的で無視する人、
怒ったように喋る人(本当に怒ってる人もいる)
イライラしてる人が苦手で、
その人の前だと緊張して、オドオドしてしてしまいます。

オドオドしてしまうと、キツい口調で指摘したり、
陰で悪口言う人、私の苦手なタイプの人たちに
余計餌を与えてしまうようなものなので、
せめて何とか普通にしたいのですが、
怖くてしどろもどろになってしまったり、
自分でも何言ってるかわからなくなったり、
余計突っ込みどころ満載な感じになってしまいます。

その人は私以外の人とは楽しそうに話し、悪口言ってます。

なので、他の人にも、仕事できないと思われてるんじゃないか、
嫌われてるんじゃないか、と気になったり怖くなる事があります。

嫌われても大丈夫、怖くても大丈夫、と思いたいです。

オドオドしない、できれば苦手な人を怖がらない人になるには
どうしたら良いでしょうか?

過去には、人間関係が辛くて職場を辞めたりしましたが、
何処に行ってもやっぱり苦手なタイプの人はいるし、
今回2人も辞めたのに次の苦手な人が現れてしまったので、
これはもう自分が変わるしかない、と思いました。

強くなりたいです。

体の不調も出てしまうので、できれば早く変わりたいです。

あまりにダメ出しされすぎて、
自分はこの仕事に向いてないんじゃないか?とも考えたりもします。

【なつ・40代・専門職】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

幼少期の親との関係が職場での上司との関係に投影されて、
幼い頃に抱いていた感情が蘇るような状態を
心理学用語では転移と呼び、日常的に散見されるものです。

なつさんもご自身ですでにお気付きのように、
相手の言動にも多少なり課題はあるのでしょうが、
なつさんが職場が変わっても、
必ず同じタイプの人が現れ、同じ感情を抱くのであれば、
相手の言動を受け止める側である自分の問題に取り組む方が得策です。

母親との関係で、常に母親の顔色を見て育ったのであれば、
母親の評価が自分の評価であり
それは絶対的なものという不健全な心理的刷り込みが
されていることが考えられます。

幼子にとって母親は絶対的な存在ですから、
その評価も絶対的と考えてしまいます。

母親も、ときにはミスをするし不器用でいびつなところがある
悩める人間である、とは捉えないのです。
子どもであればそんな判断ができなくて当たり前です。

でも今となってはなつさんは分別ある大人ですから、
不健全なものには正面からNOと言ってよいのです。

お母さんの価値判断よりも、
それを自分のものとして採用してしまったことのほうが問題です。
ですので、その自己判断を疑い、それを正してあげる事です。

「私は母親の都合通りには生きなかったし評価を得なかったかも
しれないけれど、私なりに最善を尽くしながら前進するいい人間である。
母親の評価はかならずしも私の真の評価ではない。」
ことを知ることです。

実際、母の評価は母の都合や好みによるものであることがほとんどです。
ですのでそのような価値は、
なつさんご自身が採用しないと心に決める事です。

さらに、「私の価値は私にもっとも近い人間である私以外に
わかりようがない。」という事も知り、ご自身を大切にされると良いと思います。

自分を大切にできないとその仕事を他人に任せるようになります。
すると一喜一憂したり過剰に反応したりしてしまいます。

それを止める覚悟が必要です。

相手に評価して欲しいように、また、大切にして欲しいように、
自分自身を評価し大切にする努力をされますように。

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180813

今日は、すみれさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
25歳の次男のアトピーがまだ治りません。

私は次男を妊娠中、慣れない土地での人間関係に悩み、今思うと
ノイローゼ気味になっていました。生後1ヶ月から湿疹が出始め、
皮膚科で出される薬が合わなくなり、どんどん症状が悪くなって、
私はますます神経質になりました。

藁にもすがる思いで民間療法をして、なんとか普通に学校にも通え、
大学を卒業、今年、就職をして、一人暮らしをすることになりました。
やっと私の思いからも解放されて、きっと良くなると思っていました。
私も2年前から断捨離を意識して、子離れもして、自分自身を楽しむ
生活をしていました。

けれど先日、帰省した息子を見ると、肌の状態が良くない。
体質改善のサプリなどを勧めても飲みたがらない。このようなものも
本人がその気にならなければ、無理強いしても効き目もないし、
買ってあげたところで、飲まないのだろうと思い、モヤモヤしています。

息子の肌を弱くさせてしまったことは、全て私の心の問題だとずっと
申し訳なく思ってきました。息子は一度も恨み言などは言いません。
アトピーもこの思いも断捨離したい。でも、まだできていない。

25歳になった息子に対して、私のできることは何なのかと、
アドバイスいただきたく、よろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

すみれさんの、息子さんへの愛情が伝わってくるご相談ですね。

まず、すみれさんは、息子さんの病気は自分のせいだと決めつけて
責めていらっしゃるようですが、これはそうとは限りませんから、
あまりご自身を責めないようにされてください。

もちろん、出産するときの子どもの状態は、母体の影響も受けますが、
今は本当にたくさんの人がアトピーになっています。実は私自身も、
生まれたときからアトピー性皮膚炎を持っています。

私の小学生時代は6クラスで、その中でアトピーを持っていたのは
2~3人程度でしたが、今はもっと多いですよね。数人に一人ぐらいは
アトピーだったり、皮膚が弱かったりということが、統計的にも出ている
のではないでしょうか。

そんな中、では、そのお母さん全員が不摂生して、不健全な生活をして
いるのかというと、必ずしもそうではないですよね。もしかしたら、
まだ気づいていない環境や空気の問題だったり、住まいの問題だったり
、、、そういうこともあるかもしれません。すなわち、個人では
どうしようもない現代病なのかもしれませんよね。

アトピーというのは、ラテン語で「奇妙な」という意味。
「奇妙な」というくらいですから、原因が不可解だということです。
「私のせいだ」と決められるものでもないということなのです。

本当にすみれさんのせいならば、すみれさんが良くなれば息子さんが
良くなるのかと実証されなければいけませんが、
そうとも限らないわけですね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:いつも興味深く拝聴させていただいています。

以前のテーマ、DVに関し、現実的なアドバイスが参考になりました。

我が家も、そのとき取り上げられていた方とは程度の差はありますが、
DVがありました
自分がいけない、自分が変われば相手も変わると信じ
努力を重ねてきました。

カウンセラー、心療内科、ヒーラー、スピリチュアルな思想を
取り入れているところが多く、
あなたの引き寄せ、恐れやあなたの中の支配欲の投影、
過去の未消化の感情の表れ、被害者、加害者はいない、
前世のカルマと言われ、先祖の因縁、霊障だという人たち、
すごく増えてきました。

SNSや書籍だって、100%自分原因説、ホオポノポノ、
許しましょうとか普及していますよね。

そう捉えるようにしてから、学ぶこともあったけれど、
こういうのにどっぷりつかっていくととても危険だなと思っていました。

今日の先生のご意見を聴いて現実に引き戻されつつある中から、
まだ思考の混乱があります。

今、本当にこういうスピリチュアル思想が蔓延しています。

それで楽になれば良いけど、
高額な金額や恐怖を植え付けられるビジネスも沢山ある。
そういう危険もあることを沢山の人に知っていただきたいです。

見えない世界、何かに頼る、信じることはとても大切だと思うし、
宗教やスピリチュアルを否定するわけではありません。

こういった危険性がありますよと言うことを先生のご意見含めて、
いつかテーマとして取り上げていただくと嬉しいです。

文章が上手く表現出来ずごめんなさい。
宜しくお願いいたします。

【ミリー・40代・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

ミリーさんご自身が、DVを通して
ご自身の内面を深く探究してこられたこと、その中で得られた
学びと同時に苦労が伝わって来るご相談内容です。

まず、スピリチュアルなものの危険性に関しては、私自身が
ミリーさんが列挙してくださった内容の専門家ではないため、
それらの良し悪しの判断はできませんし、
そもそもその判断をすることが賢いこととも思えませんので
ここでは控えたいと思います。

おそらくは誰かにとっては機能するけれども、
別な誰かにとっては機能しない。
また、あるときは機能するけれども、また別なときは機能しないことも
あるというものではないかとは思いますが。

ミリーさんがスピリチュアルなものに関する川畑の意見を聞きたい
とのことですので、いくつか私なりのシェアをさせていただきます。

ただし、これを鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考にして
ミリーさんご自身の正解を出すための踏み台にしてみてください。

スピリチュアルな信念は、目に見えないものに対する信念であり、
その人の宗教的信念、哲学的信念または人生観や死生観などに
現れてくることがあると思います。

それらがどのカテゴリーに属するかはさほど重要ではなく、問題は
それらが信じる者の人生に、健全に機能しているか否かであって、
その健全性は信じている内容そのものもよりも、
それらとの関係性に大きく依存すると思います。

「スピリチュアルなものにはいったいどのような教えがあるだろう?」
「それらから私は何を学びとることができるだろう?」

という客観的な姿勢と好奇心を持って関わりあえるなら
大いに役立つと思いますが、自分では解決できない問題の答えを、
なんでも解決してくれそうな「万能スピリチュアル」に求める依存状態では、
信じている内容が何であれ苦しみは繰り返されるでしょう。

まずは、スピリチュアルの内容そのもの以前に、
それらに関わるご自身の姿勢を俯瞰視してみることをおすすめします。

誰かにとっての薬が果たして、私にとっても薬なのか、それとも毒なのか。
逆もしかりですね。

栄養を摂るのに、お米が正解の人もいれば
ジャガイモやパンが正解の人もいます。
どれか一つが万能である必要はありません。

心や魂の栄養も同じでしょう。
米屋はお米がベストというでしょう。
八百屋はジャガイモが、パン屋は小麦がベストと勧めるでしょう。

それぞれの立場の正解があります。
ですので、鵜呑みにせずに、自身で試してみて、
合いそうなものを選び抜いていく姿勢を育むことが
大事ではないでしょうか。

ただし、飢餓状態のときはジャンクフードでもなんでも飲み込んでしまように、
心が飢餓状態のときは自分にとっての良し悪しの判断をしないまま、
目の前に提供されたものをそのまま飲み込むということが起きがちです。

ですので、信じる対象そのものよりも自身の状態からそれらとの関係性が
不健全になりがちということを意識して関わると賢明ではないでしょうか。

たとえば、カルマという概念の使い方も
「カルマなんだから努力は無駄で諦めるしか無い」
といった文脈にもつかえれば
「努力によって変化を起こすカルマなのだ」という受け止め方もできるでしょう。

「感謝や詫びでことが済むなら世話無い」
という考え方もできれば、

「感謝や詫びはシンプルに聞こえるが、エネルギーを要することで、
言うは易し、 するは難し。だから私のみならず相手も簡単にはできないのだ。」
と、理解を深めるきっかけにすることもできるでしょう。

「攻撃者はNOと言いにくい人を無意識に選びやすい」
と聞けば、

「NOと言わない私が引き寄せたのだから私がわるいのだ」
と、受け止め自責感を募らせる人もいれば、

「そうか、エネルギーを使うし、波風はたつかもしれないけれど、
 NOのときはNOと言えばよいのか」
と、変化を起こすきっかけと受け止める人もいるでしょう。

このように、いったいどのような姿勢でスピリチュアルに関わっているのか
を全肯定も全否定もなく客観的な視点をもって問い直す姿勢は
大事だと思います。

周囲に信頼できる友人や家族がいれば、
あなたのスピリチュアルに関わる姿勢が健全か否かを
尋ねてみるのも良いかもしれませんね。

スピリチュアルに全てをゆだねて自分は努力をしない
(スピリチュアルがぜんぶやってくれる)という魔法の杖を求める姿勢は
信じる対象が何であれ結果は好ましく無いと思いますし、
苦しみを助長させるでしょう。

私たちは皆、試行錯誤を繰り返しながら成長するプロセスにいます。

ですので、矛盾するようですが、そのことを信じて、
瞬時に全てを思い通りに解決してくれる
万能スピリチュアルを求める姿勢を手放すことでより
健全なスピリチュアリティーが育めると思います。

このことから、ミリーさんが挙げてくださったスピリチュアルな取り組みも
機能する人には対象が何であれ機能するでしょうし、
機能しない人にはいずれも機能しにくいのかもしれません。

自分のスピリチュアルと関わりあう姿勢を振り返りつつ、
内容も盲信することなく、そのときどき確認しながら、
どの部分は私に機能し、どの部分は私には合わなそうだから
様子を見てみよう、などというふうに柔軟に向き合ってみると
良いのでは無いでしょうか。

色々と頭の中で巡らして、混乱してきたら、最後は
ご自身の心の奥底の声(直感など)に従ってみるのが良いと思います。

スピリチュアルも、その他の薬や治療も、
依存するものでなく活用するためのものという姿勢で関わってみてください。

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