181008

今日は、スヌーピーさん(50代・専門職)のご相談にお答えします。

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川畑先生 先生の心理学を少しずつ勉強させて頂いています。

夫(50代後半・会社員)は男三人兄弟の次男です。
夫は社会人になってから、ずっと実家の援助をしています。
借金してでも援助します。夫の実家は農家で、台風などの災害があった時
の援助は、私も仕方ないと思いますが、名門?だとかで、葬式、お寺の寄付、
等の見栄無駄の多い生活費など、全て 次男、三男に援助させてきました。

そんな中、義兄は、皆が反対したにも関わらずある事業に失敗し、
1000万以上の借金を残し、夜逃げをしました。義父の年金にも手をつけ、
入院中の病院への支払いが数ヶ月滞り、次男の夫に支払い請求が来ました。
また、全額ではありませんが、夫は借金の保証人にもなっていました。
(三男は保証人を断固 断ったそうです) 義兄本人は無いものは払えない、
死んでやる と夫を脅す始末です。

私達は子供が高校大学と、人生で一番お金の必要な時期の上、リーマン
ショックの時期で夫の給料も下がり大変でした。私もパートに出て必死で
働きました。住宅ローンの支払いが重く、仕方なく両親が残してくれた遺産
を回しました。それでも、いつか時期が来たら義兄を許せるように、と考え、
月に数千円ずつでも返済に協力してほしい旨を何度も手紙に書き送りました。
届いてはいるみたいでしたが、何の返事もありませんでした。

この春、なんとか借金の返済も済み、ほっとしたのですが、ここに来て、
義兄の存在が疎ましくて仕方ありません。早く死んでくれたら気分が楽に
なるのに、とさえ思ってしまいます。

こんな負の気持ちを持っているのは、しんどくて仕方ありません。また、
義兄と血が繋がっている夫をも信じられなくなってきて辛いです。
どうすれば自身の中で折り合いがつけられるか、何か助言を頂きたいと思い、
メールをさせて頂きました。
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スヌーピーさんとご主人の、相手への思いやりと尽くす心、誰にでも真摯に
きちんと丁寧に向き合うという姿勢には、本当に頭が下がります。

こんな困難な状況をよく乗り越えてきたと、まずは、そんなご自身を大いに
褒めてあげてください。

反対を押し切った末に、結局借金を抱えて夜逃げをしてしまったという
お義兄さんのことに関しては、そうなる可能性というのは、次男である
ご主人も、保証人を断った三男さんも、おそらくわかっていたのでしょう。

ご主人は、その大きなリスクを重々承知した上で、そうであってもやはり、
思いやりの精神でお兄さんのことを助けられたのだと思うのですよね。

これはもう、その時点では自分たちにできる最善の選択をしたのだということ。

人間、もちろん後悔することはたくさんあります。でも、その時点では、
それ以上もそれ以下もない、それがベストだと思ったわけです。三男さんは、
抱えきれないから、断るのがベストと思ったから断ったわけですよね。

そして、スヌーピーさんとご主人にも、断るという選択はもちろんあったのだと
思います。でも、おそらく、それよりも自分たちの信条というか、人生観、
信念で、本当に困っているときに人を助けるということ、自己犠牲を払ってでも、
助けるということを優先したのだと思います。その部分は肯定してくださいね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:今日は息子のアトピーと面倒くさがりについて相談します。

生まれてすぐアトピーと診断され
今小4ですが今年の夏から酷くなってきて
薬を塗ろうとしても嫌がって塗らしてくれなかったり
宿題も出来るのに面倒くさいと言ってやりません。
歯磨きなどもです。

去年の夏はプールに入れるくらいキレイでした。

2学期の始業式に宿題をやってないからと
学校に行きたくないと言って
手が付けられなくて休ませました。

その日の夕方学校の先生と話した所、怠学だと困ると言われて
しばらく様子を見ることになり、その後学校は休んでません。

なんでも面倒くさいと言うのが気になり
声掛けなどいい方法があったら教えてください

よろしくお願いします

【さとっち・40代・パート】

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A:FROM:川畑のぶこ

息子さんのアトピー、大変ですね。
私自身も生まれた時からアトピーを持っており、
今ではかなり改善されたものの、ストレスや睡眠不足などがあると
かゆみが出るのでその辛さがよくわかります。

また、息子さんの何もやりたくなくなる気持ちも、よぉーく!わかります!

歩いたり動いたりするだけで、体のあちこちがピリピリ痛かったり痒かったり、
皮膚が破れて滲出液が出たりするともう、動きたくなくってしまうのですね。

とくに夏は、温もることによって、病変部の真皮から誘導されるアーテミン
と呼ばれる神経栄養因子(正常な皮膚には認められない)
が痒みを引き起こしますから、悪化しがちです。

皮膚が悪化すると、見た目にも、
周囲から「醜い」「気持ち悪い」とかと思われるだろうと、
人目も避けて内にこもりたくなります。

もともと積極的だった人が、アトピーが悪化するにつれて
消極的になるのはよくあります。

彼らは決して不真面目さから怠けているのではなく、
心身の痛みや苦しみを回避しようとして必死なのです。

アトピーの患者さんの中には、
周囲の理解が得られず、孤立無援状態に陥って、
だんだん引きこもり、やがてうつを発症する人も多くいます。

あまり知られていませんが、
アトピーとうつ病は相関関係にあることが明らかにされています。

皮膚の炎症ばかりに目が行きがちですが、
多くの患者さんがそのストレスから心も消耗しているのです。

痒み、痛み、見た目、どんなに一生懸命取り組んでも
功を奏さないどころか、むしろ悪化していくステロイド治療、
周囲の無理解…気分が重くなることのオンパレードです。

周囲からも「(たかが)皮膚病でしょ」と軽く見られがちで、
問題を助長していますが、さらなる問題は、
本人もそのような周囲の価値観の影響も受けて、
「皮膚病ごときで悩んでいるなんてダメだ」と、
辛がる己にダメ出しをして自責感を募らせてしまうことです。

これは負の連鎖です。

アトピーは症状によっては、皮膚の治療だけでなく、
メンタルケアがとても重要になります。

成人や青少年では自殺念慮(死んでしまいたい死にたいと思う気持ち)
が多いこともわかっていますから、
そのリスクを決して過少視してはいけません。

さとっちさんの息子さんの場合、
歯磨きもおっくうになってきているとのこと。

朝もなかなか起きられないということはありませんか?

もしそうであれば、うつの可能性も考えて、
早めにメンタルクリニックなどを受診することをお勧めします。

うつ病の患者さんに「がんばれ!」とか「怠けている」などといった
アプローチは誤りで逆効果ですので注意してください。

彼らは怠けていません。

彼らに必要なのは、頑張るための激励ではなく、苦しみの理解です。

息子さんの身体面のみならず、心理社会面も含めて、
学校と医療と家庭とが連携して彼をサポートしていくことが大事です。

標準的な治療のみならず、代替補完医療や
統合医療的なアプローチも存在しますから、
息子さんに合う治療をぜひ検討されてください。

統合医療施設で、私が定期的にアトピー患者さんにカウンセリングを
行っている医療機関のURLも掲載しておきますので
ご参考にされてください。

ナチュラルクリニック21

http://www.nc-21.net/

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181001

今日は、母は太陽になりたかったさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。
ニックネームが少々長いので(笑)「太陽さん」と呼ばせていただきますね!

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主人との関係に疲れています。一見仲良さそうにも見えますが、
それは私が譲歩しているからで、彼の度重なる転職や考え方の違い、
教育方針の違いなど、何度限界を感じたかわかりません。
子供のためにも、どちらかが常勤でと思って働いてきましたが、
私のすることが増えるだけで、ずっとしんどさを感じていました。

そうしているうちに、3年前に難病を患うことになってしまいました。
2度目の退院の後でも冷たい事を言われ、結局、彼もギリギリの精神状態
だったのでしょうが、所々で言われる言葉がいつもグッサリ刺さります。

充分には働けなくなった今、心を寄り添えるように接してきましたが、
やっぱりもう死にたいなぁと思うほど、一緒にいるのがしんどい。
距離をとるようにしてはいますが、身体を悪くして介護が必要になった
時に、今以上に孤独感と疎外感を感じてしまうのでないかと思ってしまいます。

子供達は自立した考えを持ち、親元を離れようとしています。
理不尽な事を子供にも言っていた彼ですが、幼少期よく遊んであげたのが
よかったのか、子供達は彼の事が好きのようです。それが私の腹立たしさ
にも繋がっていて、家計を支えてきたのは私なのにと、本当に寂しさを感じます。

私は、皆にも私にもベストの方法を選んできたつもりなのですが、
自分だけ苦労して報われないという思いにかられてしまいます。
今、鬱っぽいのかもしれませんが、こうして書きながらも自分の存在意義
を求めている気がします。

嫌味や高圧的な言葉に、どう対応したらいいのか。
この先、何とか明るく認め合っていくにはどうしたらいいのか。
時々どうしようもなく過去からの想いが溢れそうになります。

彼は決して悪い人ではなく、ただ子供っぽいというか、ある意味、
精神的発達障害ではないかと思った事もあります。ゆっくりじっくり話を
聞くようにしてきて、少しはよかったのですが。私は常に、自己肯定感を
失わないように努めています。どうぞ宜しくお願いします。
~~~~~~~~~~~

とっても頑張り屋さんの太陽さんの姿が見えてきました。

特に難病を患ったこと、これは太陽さんにとって本当に大きな人生の
転換期となる出来事だったのではないでしょうか。

病気になるときというのは、人生の様々な課題が浮き彫りになるとき
でもあるのですよね。

私は日頃がん患者さんのカウンセリングをすることが多いのですが、
「人生の人事異動が起きますよ」なんてよく言います。人間関係において
誰が本当に大事で、誰がそうでないかというのが割と浮き彫りになるのも、
病気の大きな特徴です。

今まで大事だと思ってきた人が「あれ?」と、そうでもなくなったり、
今まであまり気にかけていなかったけれど、病気になって自分が本当に
辛いときにすごく力になってくれたり、助けられたり、心の救いになった
という人が出てきたり……

自分の人生にとって何が大事か、何がそうでもないか、あるいは、
そうだと思っていたけれど、そうでもなかったのか。
人生の優先順位や人間関係の優先順位が明確になったりもします。

だから、太陽さんも、ご主人の嫌な面がものすごく浮き彫りになって
辛い体験ではあったと思うのですが、同時に、例えばお子さんたちが
優しくしてくれたり、お友達や、それまではあまり近いと思っていなか
った人が、すごくコンタクトしてくれたり優しくしてくれたり、
というようなことが起きたかもしれませんね。

そのようなことも振り返ってみて、病気というものを一つの軸にしたとき、
病気になる前となった後で起きた変化というのを見てみて、
好ましくないこともたくさんあったとは思いますが、
得られたもので、太陽さんにとって好ましいこと、ありがたいこと、
と思えるものを、ちょっと考えてみてほしいのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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