FROM 川畑のぶこ
今日は、毎週水曜日配信のQ&Aをお休みし、
近況の出来事を交え、
川畑のぶこの所感をお伝えします。
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「えぇ!もうそんな時期!?」と毎年、性も懲りずに驚くのが
断捨離祭りの連絡なのですが、
先日事務局よりそんな連絡が入りました。
与えられたテーマとともに、
その年をじっくり振り返るのが私の伝統となっていますが、
今年はなにせコロナの影響で、
「失われた一年」のような感があります。
断捨離を意識するしないにかかわらず、
ひたすら手放すレッスン、
手放さざるをえないレッスンでした。
これはみなさんも一緒だったことでしょう。
臨床では、ある日突然医師からの病気の宣告によって、
人生の計画が狂ってしまう人と日々向き合いますが、
コロナは実際に罹患(りかん)するしないにかかわらず、
明日は我が身と、ある意味全員がそのような当事者であり、
計画することの虚しさや
計画できないことの不安を体験する機会となっていると思います。
では、今年はそんなコロナに翻弄されるばかりで
何も得るものや達成したものがなかったかというと…
そうでもないのですよね。
失ったものも多いですが、
むしろ、このような状況でなければ得られなかったものも
多く得ました。
そのひとつに、いかに「つながる」か、ということに関して、
私たちは想像力や創造力を大いに
発揮したのではないでしょうか。
リアルに会えずとも、オンラインでいつでもどこからでも
繋がりたい人に繋がれることを学びました。
離れていても、同じ場に会することはできると。
私自身、会議や研修や講義がオンラインで
手軽にできるようになったことで、
便利さを感じていますし、
これまで時間がとれずに参加を断念していた
海外の勉強会や学会に参加できるようになりました。
同時に、これまで当たり前だった
「リアル」で会えることの価値も認識するに至ったのでは
ないでしょうか。
先週は本来ならボストンに行くはずで
ホテルも早々に予約してありました。
時差を除けば、オンラインの手軽さはありがたいですが、
東海岸の秋風や古い建物の匂い、
クラムチャウダーやシーフードの価値、
さまざまな人種の人々と膝を突き合わせてディスカッション
することの価値はいまでは何倍にも感じられます。
日々の当たり前に、価値を見出し、感謝できるようになることは、
私たちの人生に豊かさをもたらしてくれると思います。
断捨離の「離」は、いったん離れてみて真の価値を知る
という意味がありますが、まさにそのことを学びました。
ペーパーレス化も一気に進み、
不要なハンコ業もなくなる傾向にあります
(コロナ禍では自転車で往復4時間のハンコ業にも勤しみましたが…)。
テレワークで満員電車に揺られる必要もなくなってきています。
真に大切なものを見出すと同時に、
不要なものが浮き彫りになり
捨て去る機会としてのNew Normal。
不確かに耐えられなかった私たちが、
不確かを柔軟に受け入れられる(受け入れざるを得ない)
ようになり、困難は私たちがレジリエンシーを獲得する
またとない機会となっています。
断捨離祭りでは、そんな変化を受け入れることで
変容する私たちの意識について
みなさんとシェアできればと思います。
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