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FROM 川畑のぶこ

今日は、kouさん(50代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】高校生の息子がいます。

学校は無駄なことばかり教えて、
理不尽な校則を押し付けてくる。

これからの人生に役立つ事はないし、
これから先、生きていたくもない。

こんな世の中生きていても何も楽しくない。
早く命を終わらせたい。など事あるごとに言い、
学校も休みがち、遅刻しがちです。

そんな話をしてくる時は、
ストレス発散のひとつなのかなと、

否定も肯定もせず、深刻に受け止めず、
ただ聞くだけにしていますが、
そんな対応でやり過ごすしかないのでしょうか?

息子にはもっと人生を楽しんで、
学校も少しは楽しく行って欲しいのですが、
私はどうすることもできないものでしょうか?

 
【A】kouさんの母心が伝わってきます。

愛する子どもがこんな風に悩んでいたら、
ましてや早く命を終わらせたいなどという
言葉を発したら、親としてはもう、
ものすごく胸が苦しくなりますね。

まず、息子さんの言葉をkouさんが全部
受け止めて「そうだね」と共感しながら
聴いてあげているというのは、
本当にすばらしい姿勢だと思います。

「わかってくれないから、親にも何も言わ
ない」というティーンエイジャーも多いなか、
本音を吐露できる相手がいるということは
息子さんにとっても、幸運なことですね。

アイデンティティが確立していく高校生
くらいの時期は、きれいなもの、完璧な
ものを求めがちな理想主義になる一方で、

自分が何者かがわからず、どっちつかずで
フラフラしてしまうこともある、
とても多感で不安定な時期。

親として、子どもには楽しく学校に行って
ほしいというのは当然の願いですが、

長い人生、このような時期もあるんだ
ということも受け入れて、
少しどっしりと構えるという姿勢も
大事にしていただければと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:すぐに人と比べて、人を見下してしまいます。

別に自分がすごい人間だって誇れるわけではないです。
人の欠点を見つけることで安心しているのかもしれません。

「他人と比べるな。」って子どもに言いつつ
比べている自分が嫌になります。

家族に対しては、私だけ部屋がない。
私だけ家事をしている。
と、いつもモヤモヤしています。

旦那にも人とすぐ比べるから損をするって
指摘されました。

他人でなく自分の過去と
比べられるようになりたいです。

子どもにも欠点ばかり指摘してしまう自分も
変わりたいです。

【ポテチ・50代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ポテチさんのように
人と自分を比べてばかりで不安になったり
落ち込んだりする人はたくさんいると思います。

比較するときに、
相手にできているところで
自分は出来ていないことに着目して、
「自分も頑張ろう!」と前向きな気持ちになり、

チャレンジ精神が出てくるのであれば、
その比較は健全にポテチさんの
人生に機能していると思います。

心理学者のアドラーは、
これを人生の補償機能と言っています。

彼の開業した地域には遊園地があったのですが、
そこで働く大道芸人は子どもの頃から
身体的な器質へのコンプレックスがあり、

それゆえに身体能力を磨き上げて、
すなわちそのコンプレックスを昇華して
人生を切り開いている人が
多かったことに着目しました。

ただ、このようにチャレンジと達成に
結びつく劣等感なら良いのですが、

「それに引きかえ私は…」と卑屈になり
自分を貶めるかたちで比較してしまっている
のであれば、その比較は
ポテチさんの人生を損なってしまいますね。

その場合、今回ポテチさんがお悩みの
「相手を見下す」というかたちで、

私たちの無意識は
劣等感を一気に優越感に反転させることで
心理的な補償をしようと
苦肉の策に打って出るのです。

優越感も劣等感と同様にトリッキーです。

ある分野において私は相手よりも優っているという
ニュートラルな事実に基づいた
比較からの優越感なら問題ありませんし、

適切な評価やさらなる向上心に
つながるかもしれません。

その場合、相手には別の分野で
自分より優っている部分があることも
ニュートラルに理解し評価できています。

そこには不要な緊張や不安がありません。

ところが、卑屈さを消したいがための優越感は、
一見充足感をもたらしてくれそうですが、
いっときの満足感しかもたらしません。

その気分は長持ちしないので、
また不安にかられて
見下す相手を探し続けなければいけません。

常に心が乾いているので、
潤す対象=見下す相手を
見つけなければいけない状態です。

豊かさに前向きにはたらく健全な優越感は
内発的な力により育まれるものです。

マイナスを消し去ろうとする後ろ向きな優越感は
外発的な力によって刺激されます。

その背景には「私は基本的に劣っているので…」
という不安や緊張がいつもつきまとうのです。

大切なのは、私には相手と比較して
優っている部分もあれば劣っている部分もある
ということを知ること。

また、優劣があるからといって、
それが私の人生の価値を決定づけるものではない
ことを知ることです。

「私の人生の価値は
 私の内的な力により変わるもので、私次第である。」

「私には何とも比較できない唯一無二の個性と
 価値があり、それを大切に
 自身の人生を充足させることができる。」

といった信念を大切に、
また、ポテチさんの良い面にもたくさん注意を注いで
あげて、それを伸ばしてください。

劣等感も優越感も
人生のバネにもなれば、足かせにもなります。

諸々、優劣あるけれど、私もOK。あなたもOK。

この精神はポテチさんがよりリラックスして
人生に向き合う力につながることと思います。

ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、一歩さん(60代・女性・学校講師)
のご相談にお答えします。

【Q】私は初老とも言える67才ですが、
早とちりの上、心配性という自分の性格のため、
失敗が多く落ち込んでいます。

先日は、自分のバッグに入れておいたお財布が見当たらなくなり、
職場で紛失した可能性もあると思い上司に相談しました。

結局、そのお財布はそもそもバッグには入っておらず、
家にありました。

出かけたあとに、ガスの火を消したか?
と心配になったことも何度かあります。

実際に消し忘れたことは一度もなかったのですが、
常に心配になってしまいます。

もっと落ち着いた気持ちで、毎日を過ごしたいです。

 
【A】一歩さん、ちょっと早とちりで、心配性とのこと。
このあたりはパーソナリティによっても違いますね。

なので、それが認知機能の障害ではない場合、
「あ、そうか、そういう性格だから気をつけよう」
と思うことは大切です。

では、具体的にどのようにすれば
落ち着いた状態で日々を過ごせるかということに関して。

ご相談にあった、お財布の件もですが、
私たちは日々本当に忙しくて、やることがいっぱいあって、
マルチタスクになってしまうことが多々あると思います。

そうすると、今、目の前の作業に集中しなければいけないのに、
心はあちこちに飛んでしまっているということがあるわけですよね。

この状態をなくして、「今この瞬間」に
落ち着いて意識を集中できるようになるのには、
「マインドフルネス」がとても大切になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:川畑先生、毎週楽しみに拝読しております。

私は、周りから八つ当たりされやすいと思っています。

と言っても職場に限ったことですが、
特に、上の立場の人に
イライラをぶつけられることが多く、周りの同僚にも
八つ当たりされやすいね、と言われます。

「甘えてるんだわ」と慰めてくれる人もいますが、
私はかなり傷ついていて、
言葉が胸にグサッと刺さった感じで、
家に帰ってからも落ち込んだりしています。

家では夫と2人暮らしで、
夫は穏やかな人なのでそれが救いです。

八つ当たりされるのにも
理由があるのだろうか?と悩んだり、
何とか早く立ち直れるようになりたいと思います。

相手の言葉に対して、
できるだけ傷つかずに済む方法はないのでしょうか?

人と接するのが怖いです。

【パンジー・50代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

きっと誰にでも優しく接するパンジーさんなのでしょうね。

相手に配慮しているにも関わらず、
理不尽な対応を受けるのは心が深く傷つくことと思います。

同僚が言うように、
おそらく上司がパンジーさんに甘えているのでしょうね。

八つ当たりされやすい人というのは、
相手がそうしやすい(しても何もしてこない)
何でも大目に見て受け入れてもらえると
思われている可能性が高いです。

反発したり仕返ししそうな人には面倒なので
あえてそのような態度は取らないはずです。

そうであれば、八つ当たりを受け入れず
抵抗する姿勢を見せることは
パンジーさんの課題になるのではないでしょうか。

とはいえ、パンジーさんが上司にされたように
理不尽な仕返しをするということではありません。

そうではなく、パンジーさんが上司の態度に対して
毅然とした態度で臨むということです。

ハラスメントには立ち上がる姿勢が必要です。

具体的には、まずシンプルに、丁寧に、
パンジーさんの気持ちを言葉で表すと良いと思います。

「私はそのようなことをされる(言われる)と
心が傷つくのですが、なぜそのようなことをする(言う)のか
 理由を教えていただけませんか?」

という具合にです。

万一相手の言動に正当な理由があれば、
パンジーさんはそれを聞き、
場合によっては自身を振り返って
正すことは正せば良いだけですが、

ほとんどの場合正当な理由などありませんから、
相手は戸惑うはずです。

伝えるときは、あくまでも自分のフィーリングを伝え、
相手を理解したいという姿勢で伝えます。

相手を貶めたり罵る必要はありません。

他にも、

「〇〇さんの私への態度は
 他の人とは違うように感じるのですが、
 なにか理由がありますか?」

などでもよいでしょう。

いずれにせよ、パンジーさんが上司の態度は
そのままでは受け入れられませんよ、
という意思表示が必要ということです。

このような変化を起こすことで、
上司の八つ当たりがなくなる可能性もありますし、

たとえ上司の態度が変わらなくても
パンジーさんがハラスメントに屈することなく、
自分を大切にするという立場を取ることは

パンジーさんの自己肯定感を高めますし、
パンジーさんの日々を豊かにするでしょう。

「私はハラスメントに値する人間ではありません」
「私は大切にされるべき人間です」

という毅然とした態度で、
まずパンジーさんが、ご自身に向き合い、
そして相手に向き合ってください。

応援しています!

ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、チョコママさん(40代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。
幼稚園児のママです。

義理の母の死後、重度障害のある
義理の妹を引き取っています。

平日はケアしてくださる方が毎日来てくださり、
お風呂等お世話してくれているので
何もしなくてもいいにも関わらず、
義理の妹の存在を疎ましく思ってしまいます。

どこかに連れて行くにも大変で、
土日もどこにも行けず、旅行へも行けません。

夫は不満を漏らさず、世話をしています。
施設に預けようという気は全くありません。

自由に旅行したり、お出かけができないストレスが募り、
彼女がいなければ、、、とばかり考えてしまう自分が嫌です。

私なりに今できることをする、
これも与えられた何かのメッセージ、
とプラスに切り替えることがなかなかできません。

アドバイスをよろしくお願いします。

【A】ご自身の状況をプラスに考えようとする一方で、
自由が効かない日々に悲観的にもなってしまう、

チョコママさんの揺らぐ気持ちが
とてもよく伝わってきます。

義妹さんの重度障害というのは当然、
なりたくてなったものではありませんし、

家族になったのであれば、
血がつながっていないにせよ、これもご縁と、
チョコママさんも気持ちを切り替えて
お世話をしていこうと決められたのですよね。

愛するご主人の力になりたい
というお気持ちもあったでしょう。

このような慈悲心、
人の痛みや苦しみを取り除いてあげたい、
安らぎを与えたいという気持ちは
とても大切で美しいものです。

ただし「慈悲」というのは、
相手にだけではなく自分にも
かけてあげることがとても大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:小学生の子供2人の母です。

私は濃厚な人間関係が苦手です。
そのため、学生時代からの友人以外は、
敬語しか使いません。

気が弱くお人好しなところがあり、
ある程度、線引きしないと
図々しい人に振り回されてしまいます。

そのため、すごく好かれることも無いですが、
特に嫌われることもない人間関係が築けています。

従って、人間関係で一時的に悩んでも
解決出来ることが多いのですが、
最近は子供が絡んでなかなか難しいです。

息子(5年)が学童野球をしていて、
メンバーの女子とよく揉めます。

そしてその女子(4年)のママさんと息子も揉めます。

ママさんは指導者ではないのですが、
ソフトボール経験者なこともあり、
私たち親子を下に見ているようです。

息子も私も野球以外で得意なことはあるので、
下に見ようが馬鹿にされようが構いませんが、

それを言葉や態度に出されると
こちらも黙っていられません。

細かい対応は理性的にしていますが、
自分主観で周囲の人間を
上下に当てはめるような人への
うまい対処法を教えてください。
(特に下に見られている場合)

【たろう・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

濃密な人間関係が苦手な
たろうさんの苦悩が伝わってきます。

子どもを育てるようになると、
それまでは自分のことだけを軸に
避けてきた人間関係も、

子どもを軸に向き合わざるを得なくなる
ことが多々出てくることと思います。

このように子育てを通して親たちが
育てられていくのでしょうね。

たろうさんとママ友との関係に関しては、
もしかすると、距離を取ろうと
あえて使用している敬語が、図らずも
無意識な上下関係を生んでしまっている可能性も
少なからずあるのではないでしょうか。

たろうさんが単に丁寧語で話しているなら
さほど問題にならないかもしれませんが、

もし尊敬語や謙譲語を多用していて、
不要にへり下った姿勢になってしまっている場合、

そのことで、相手がいわゆる上から目線で
ものを言いやすい関係を
築いてしまっているかもしれません。

相手の勘違いを招いてしまっているということですね。

尊敬語や謙譲語は
文化的に自分を控えるための言葉ですから、
それらを使いながらどんどん自己主張をするというのは
文脈的にハードルが高くなります。

その場合、潔く敬語をやめるのも一つの手です。

徐々にタメ口に変えていくことによって、
よりカジュアルにたろうさんが
自分の思いを伝えやすくもなるでしょう。

かたちから入ってみるといううことですね。

もしたろうさんが、
とくにへりくだったものの言い方をしているわけでも
ないのに、相手が見下してくる場合は、

ソフトボールに関しては、
相手が教育的な立場で情報をくれたり、
技術を伝授してくれたりしていることに
関して敬意を示しありがたく受け止めつつも、

「私は〇〇さんのソフトボールの知識や経験は
とても尊敬するし自分たちが至らないことだらけ
なのはわかるけれど、
なんだか〇〇さんと話をしていると、
ソフトボールだけではなく、人としてダメと
言われているように感じてしまうんですよね。」

などと率直に気持ちを
伝えてみるのも良いかもしれません。

たろうさんがその相手とうまくやっていきたいのであれば、
相手の優っている部分=ソフトボールの知識や技術
に関しては賞賛することを忘れないでください。

また、相手も優越感を感じたくて
そのようなコミュニケーションをしている可能性があり、
その場合劣等感があるからこそだということも
覚えておいてください。

無意識に自分は劣っていることを感じたくない恐れから、
優っている立場を形式的につくろうとしていますから、
優っている部分を素直に認め褒めることです。

もちろん、中には人格の問題で、
相手をストレスの憂さ晴らしの対象のように使う人もいます。

そのような人の場合、そもそも、
さまざまな努力によって反省や改善が期待できる人
なのかどうか、判断する必要もあります。

己を省みることができない人であれば、
たろうさんが悩むのも時間の無駄です。

同等にみられようとか、
他の分野では上にみられようとかという執着を手放して、
「そのようなことは理解できない人」
として向き合うことが大切です。

相手が尊敬する人であれば
思われる努力をするのは大切ですが、
たろうさんが尊敬できない人やむしろ軽蔑するような人から
好意的に対応してもらう努力というのはときに不毛です。

それでも、たろうさんが言いたいことを
きちんと相手に伝えているという事は大事で、
人間関係のストレスの多くは、
言いたいことを適切に伝えられていないこと
により生じています。

相手は変わらないかもしれないが、
自分を大切にするという観点から、
たろうさんご自身の思いを相手に伝えるという立場を
とってみてはいかがでしょうか。

そのように、言いたいことが言いあえる関係になると、
より楽に関係が維持できるかもしれません。

子どもはこのようなままならない状況をつくりだし、
私たちが「ままならなさにしなやかに対応する」
という人生の課題に、
これまでとはちがうあり方で対応する機会を
つくってくれているのかもしれませんね。

ーーー

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230109

FROM 川畑のぶこ

今日は、ぐぅちゃんさん(50代・女性・パート主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】もうすぐ56歳になるパート主婦です。

夫、21歳長女、18歳長男とねこの5人暮らしです。
家事が苦痛です。
本当にうんざりしています。
特に夕方4時半からの洗濯物たたみ、掃除、
夕飯の支度、片付け、洗濯、洗濯干しと、
パートのあとも7時間労働です。
しかも家族の帰宅時間がバラバラで、
その都度あたためたりする手間で、
やりたいことがなにもできません。
夫と長女は少し家事を手伝ってくれますが
それはあくまで手伝い。
メインは私がやることというスタンスです。
永遠に続くこの家事地獄に
絶望感を感じています。
起きればまた朝食、
弁当作りにバタバタするのかと思うと、
それだけの自分に自己肯定感が下がります。
断捨離をしたくても、
またできなかったとイライラが募ります。
やりたいことや夢があるのに、
家事に忙殺されている現状。
夫や子どもたちはやりたいことをやっています。
その都合のフォローをする役割が
妻、母親だと思っていましたが、
もうそれはやめたいのです。
自由になりたいのです。
1人になりたいのです。
自分のためだけに生きたいのです。
【A】ぐぅちゃんの切実なお悩みです。
自分の時間がないということですよね。
私たちはみんな自由が大切ですし、
それを求めるのは当然です。
ただ、もうすべてを手放して
一人になりたいと思ってしまっているのは、
全か無か思考になってしまっている状態。
ぐぅちゃんが、それほどまでに
追い詰められているというか、
もしかしたら、自分自身を
追い詰めてしまっているかもしれません。
私からのアドバイスは2つあります。
1つは、家事との関わり合い方について、
今一度、考え直してみること。
もう1つは、ぐぅちゃんのニーズを適度に、
健全に、ご家族に伝えること。
正式に場を設けてコミュニケーションして、
理解と協力を仰ぐことはとても大切です。

 

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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FROM:川畑のぶこ

2023年の始まりを
みなさまはどのようにお迎えでしょうか。

東京は元旦から2日間、雲ひとつない青空で
とても清々しいお正月となっておりますが、

私は、実家の沖永良部島から
上京している両親や親族とともに
和やかに新年を迎えております。

これは実にありがたいことです。

 

2022年は私にとって「大変」な年でした。

大変とは大きな変化という意味ですね。

まさにこの数年はパンデミックで社会的に
大きな変化を強いられている私たちでしたが、

それに匹敵するインパクトの変化が
個人レベルでもあり、まさに人生とは
予測できないことが起こるもの、
その無常さや、ままならなさを
体験する年となりました。

 

ホームズとレイという心理学者が、
人生に起こる出来事(=ライブイベント)別に
ストレスを数値化して、その積算度によって
病気の発症予測をしています。

たとえば、
配偶者の死をストレスレベル100点として、
近親者の死は63点、怪我や病気が53点、
転職が36点、転居は20点などの
スコアリングがされています。

これらが1年以内に150-300未満の場合、
翌年に健康上の問題が起きる可能性は
50%になり、
300点以上になると、80%になります。

 

昨年の私個人に起きたライブイベントは
ホームズとレイのスコアリングで
300点を優に超えるものでした。

このスコアリングは
講義でもよくしている内容で
インプットされているので、

「これはまずいぞ」と思いつつも、
そのほとんどは外的な出来事で
私自身でコントロールできないものです。

 

このような大きな変化に直面したときに、
私が第一に取り組んだのは
「助けを求める」ということでした。

これは、日頃から
患者さんやクライエントさんたちにも
伝え続けていることで、

辛いときはひとりで頑張らず、
出来る限り助けを求めて
サポートネットワークを拡充することを
伝えています。

 

私もこの仕事をする以前は、
出来る限り人の手は借りずに
何でも自己完結することを重要視していたので、
がんばれてしまう人の気持ちがよくわかります。

もちろん、社会人として自己責任を取る
必要のあることは多々あります。

ただ、自己完結する必要の無いことにも、
敗北感や抵抗感や罪悪感を抱いていました。

自己肯定感の低かった当時は
なおさら、一人で乗り越えられないのは
「ダメ人間」な気がしてしまい、

一人でがんばるか、可能な限り少ない人に
(多くの場合、一人のだれかに依存するなどして)
助けを求めるようにしていました。

 

ところが、心理学や心理療法の学びを
深めていくにつれて、

「私など取るに足らない人間で、
助けに値しない」などといった
自分自身への無意識な歪んだ評価が
あることに気づき、それが

周囲へサポートを求めることへの抵抗感に
つながっていることにも気づきました。

この考え方を健全なものへと変えていくことで、
素直に必要に応じて助けを求めることが
できるようになっていきました。

 

昨年、ダメージの大きいライフイベントが
続いたときは、実際に「助けて!」という
ダイレクトな言葉を用いて
周囲に助けを求めました。

職業柄、幸い私の周辺には
慈悲心をもって、惜しみなく助けの手を
さしのべてくれる人が多く、助けはすぐに、
そしてたくさん与えられました。

素直に求めたなら、
数え切れないほどのひとたちが、
心理的にも、物理的にも、情報的にも、
さまざまなサポートをしてくれました。

 

これには、地獄の中にも
天国が存在することを認識しましたし、
人々のあたたかな愛を感じました。

ストレスフルな出来事の中にもかならず
恩恵があることを改めて実感したのです。

 

人生でもっとも価値あるものは、
このような人々とのつながりであり
絆だなとつくづく感じます。

人生にはいろいろなことが起きますが、
人々との絆やサポートは大船となって
人生の荒波を乗り越えさせてくれます。

 

がん患者さんの研究でも、闘病の際、
10人以上のサポーターがいる人は
そうでない人に比べて余命が長くなる
という報告があります。

コロナの影響でリアルに人々とつながる
機会が減少してしまいましたが、
私も今年は各地へ足を動かして、
みなさんとの対面での絆を深めたいと思います。

 

2023年がみなさんに良き縁をもたらし、
豊かで愛にあふれる年となることを
お祈りしております。

 

ーーー
★自他への思いやりと絆を育もう
マインドフルネス講座 in 関西
1月15日(日)11:00-16:00
参加費 1000円 限定20名
※こちらはNPOハートシェアリングネットワーク様の主催です

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FROM 川畑のぶこ

新年あけましておめでとうございます。

皆さんは2023年を
どのようにスタートされたでしょうか。

毎回年始のビデオメルマガでは、
その年の抱負を皆さんにお伝えしていますが、
今年の私のテーマは
「再び絆を取り戻す」ということです。

この2年間、コロナ禍で
あらゆることに「オンライン化」が進み、

仕事でもプライベートでも
とても手軽につながり合えるという至便性、
その恩恵を十分享受して、
ありがたいことだなぁと思っています。

が、その反面、やはり人と人とが
リアルにつながり合う感覚、
その場の空気を共有することの大切さを、
しみじみ感じたのも事実です。

そして、2023年をどんな年にしよう?
と考えた時、「足を動かそう」
「再び絆を取り戻そう」と思いました。

足を動かし、たくさんの人と場を共にして、
想いを一つにする、そんな機会を
今年はたくさん作りたいと思っています。

続きは、ビデオでお話しします……

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