Apple,Reflecting,In,The,Mirror

Q:こんにちは。
いつもYouTubeなどで拝見させていただいてます。

私は常に色んな事で悩んでいます。

悩むのが癖といいますか、性格みたいな感じで
常に何か考えています。

「悩んでも仕方ない。なるようにしかならない。」
と考えられず、
何かと揉めたり、問題がでたりしています。

その度に自分を責めたり、
人のせいにしたりの繰り返しです。

何か悩みを抱えていても隠して明るく笑顔で過ごす。
ってことができず、
顔に直ぐに出てきてしまいます。

今も自分のこと、仕事のこと、家のこと、人間関係のこと…

周りでもきっと沢山悩みを抱えて生きていらっしゃる
と思うのですが、そんな感じには見えないくらい、
楽しく笑顔で過ごしているように見えます。

休みの日も体を動かす事が面倒で
ゴロゴロばかりして過ごしています。

昔から面倒くさがりなんです。
自分の脳みそを燃やしたいくらい、
ネガティブで面倒くさがりです。

どうしたら日々を楽しく
笑顔で過ごせるようになるでしょうか?

私は自分でもなんですが、HSP気質だと思います。

ご意見いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

【エクボ・40代・女性・アルバイト掛け持ち】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

色々なことに過敏に反応して悩んでしまうのですね。

問題に目が行きがちなエクボさん、
もしかしたら心の底に「問題はあってはいけない」
と思ってはいないでしょうか?

問題がある限り、あるいはそれらが解決しない限り、
自分の人生は(あるいは世の中は)
十全に機能しない、という思いが
心のどこかにあるのではないでしょうか。

もちろん、
人生に問題がなかったに越したことはありませんが、
そのようなユートピアは私達の想像の中にしか存在しません。

ユートピアにこだわりすぎると、
それにふさわしくない、さまざまなものを
排除しなければいけなくなります。

でも、排除すればするほどに反対側のものは増えて
逆に気になってしまうという
パラドックスに陥ってしまいます。

それは、無菌室の中で生きようとすればするほどに、
ほんの少しの菌も気になってしまうように。

きっとこの人生で私達が試されているのは、
問題がたくさんあるなかで、
どのようにしなやかに人生を切り開いていくか、
ということだと思うのです。

泥があるから花が咲くわけですが、
美しい花だけを求めて泥を排除したなら、
美しい花も枯れてしまうことを理解するように、

人生の陰と陽は相互に依存しながら存在することを
深く理解することができたなら、

身の回りの問題も
さほど気にならなくなるかもしれません。

エクボさんの身の回りに起こっている
事象の意味を考えてみることも大切です。

病気になったからこそ
健康のありがたさを知るでしょう。

孤独や寂しさを感じるからこそ
友のありがたさを知るでしょう。

冬があるから春の温かさに感謝するでしょう。

すべては切り離すことができず、
反対側のものによって生かされているということを
知ってください。

問題に直面したら、
その問題の反対に存在するものは、
問題があるからこそ輝くということを
ぜひ思い出してみてください。

そして、エクボさんご自身にも、今まさに
問題の反対側のことが起きているにもかかわらず、

それらは棚上げされ、感謝されることなく、
次の問題ばかりに意識がいってしまっていないか
振り返ってみてください。

私達は問題を探そうと思えば、永遠に探し続けられます。

それよりも、今起きていることで
好ましいことやありがたいことに
意識を向ける努力をしてみてください。

きっと少しずつエクボさんにも
微笑みがもたらされることと思います。
      

ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、久美子さん(60代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】近くに住む長男家族のことでご相談いたします。

37歳になる長男は、大人になってから人一倍努力をし、
仕事上でも評価され、年収もかなり高い成功者と言えます。

3年前に、性格のとても良い釣り合いの取れた女性と結婚し、
子どもが生まれました。

その1歳の子の保育園の送り迎え、入浴、食事など、
息子がほとんどしているようですが、幸せそうに見えています。

ただ、いつの頃からか、性格がややこしくなって
親でも気に入らないことがあるとキレやすく、
厳しく説教したりします。
特に、私に対してが多いです。

親に対してだけかと思っていましたら、
嫁にもモラハラをしているようです。

たとえば、
仕事から帰るのが遅いと文句を言う。
電車の時刻を調べて、これに乗れと言う。

服装も好きな可愛い服を着られない。
友達と遊びに出かけるのを制限する。
出産後は飲み会にも行ったことがない。

嫁もかなり高収入なのにも関わらず「俺の稼ぎで…」と言う。
育児をしようとすると「俺がするから」と言う。

とにかく聞いていると、モラハラの典型のようで
ほとんどが当てはまります。

嫁はどちらかと言うと、
穏やかで波風立てたくない性格なので
いろいろ我慢しているようですが、

それが息子のモラハラを助長しているのでは
と思ってしまいます。

私も被害者なので私の言うことを聞くとは思えず、
今度のことを考えると悲しくなってしまいます。

外面はとても良いので他人からの評価は高いようですが、
家族に対しては冷たいです。

孫がいるので、主人は当たり障りなく接していますが、
私は腹を立てることが多いです。

甘えから来るのではと思いますが、
いい大人なのにと呆れてしまいます。

今後、長男家族とどのように接したらよいでしょうか?

放っておけばいいのではとも思いますが、
3分くらいの近くに住んでいて、嫁の実家は遠いので、
私が味方になってあげるしかありません。

なにか良い解決方法があれば、ご教示ください。

 
【A】久美子さんにとってもお嫁さんにとっても
非常に気の毒な事態が起きていることが窺えるご相談です。

そんな中、自分の息子さんの非を認め、
お嫁さんの立場になって考えてあげているというのは、
とても良いバランスですね。

まず、お嫁さんの味方でいるという立場は
ぜひ今後もキープされてください。

この状況を見る限り、息子さんはまさに
モラハラの典型のような言動をされていますね。

殴る・蹴るなどがなかったとしても、
このような言葉を浴びせたり
相手の人権を無視したような扱いをすることは
立派な暴力です。

おそらくご本人は、自分のしていることが
暴力に相当するという自覚はないと思いますので、

まずはそこを認識してもらい、
更生してもらうための働きかけが必要です。

また、DVをする人には、自己肯定感の低さや
承認欲求などいくつかの共通点があります。

それらを理解した上で接することも
周囲の人たちには求められてきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:思春期の頃から、友達の前でも
なかなか自分の素の姿を出せなくなっていて、
大人になるにつれそれが
どんどん増しているように感じています。

だから友達と会っていても、
疲れてしまうことも少なくありません。

自分自身は人と話すときには、
自分のことを話すよりも、そこにいる人が
まんべんなく話をできるように努めているのですが、

結局人の話を聞いているばかりで、
本当は話を聞いてもらいたいのに、
聞き役になることも多いです。

どこか自分の中で、聞かれもしないのに話してはいけない
と思ってしまう部分があるんだと思います。

また聞かれないのは
自分への関心があまりないからなのかなと思ってしまい、
そう思うと余計に話し出せなくなってしまいます。

もう少し楽に、人と接することができるために、
アドバイスいただけますでしょうか。

【ハナ・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ハナさんに限らず、思春期というのは
他人の目や評価をことさら気にし始める時期であり、
それ故に社会性を確立する大切な時期でもあります。

大人への以降の時期ですが、
「大人の対応」といえば、「我を殺す」ことが
できるといえるのではないでしょうか。

社会的な生き物である私達が、
いつでもどこでも好き勝手に振る舞っていたら
社会は無秩序になり混沌としてきます。

相手に配慮したり、協調したりすることは
大切な社会的スキルです。

ところが、この配慮や協調も、
いつでもどこでも、そればかりしていると
バランスを欠いて生きづらい人生になってしまいます。

とくにプライベートでは、
息を抜ける場=ある程度ハナさんが
我を出しても受け入れられる場が必要です。

ハナさんにそのような場がない場合、
おそらく「素を出したら受け入れてもらえない」
という無意識で非合理的な思い込みが
あるのではないでしょうか。

幼少期にいい子でいることで、
親や周囲から評価を受けたという
インパクトある成功体験があったり、

逆に、そうしなかったことで
痛い目にあったなどといった
インパクトある失敗体験があると、

私たちは周囲に過渡に合わせることで
うまくやり過ごすことを
身に着けるようになる傾向があります。

また、親がさまざまな理由からゆとりがなく、
子どもに多くの時間を割けなかったり、
十分に関与できなかった場合に

「自分は関心を持ってもらえない人間なのだ」
という心理的な刷り込みがされてしまい、

「どうせ私の話など誰も興味を持ってくれない」
と決めつけてしまうことがあります。

この刷り込みの解除をするのに、
ハナさんの心の中にいまだに住み続けている、
子どものハナさんに向き合ってみるのは
大切かもしれません。

「そっか、あのときそんなふうに思っちゃったんだね」
「そりゃそうだよね」

って、
いつもハナさんが他の人の話に耳を傾けてあげるように
心の中の小さな自分に丁寧に耳を傾けてあげてください。

そして、

「周りがどうであれ、私はあなたのことにとても関心があるし、
 あなたの話を聞きたいよ」

と伝えてあげてください。

また、小さなころのハナさんに
インパクトを与えた親や大切な人も、
実はハナさんに関心がなかったのではなくて、

「もしかしたら、愛情や関心を表現するゆとりが
 なかっただけなのかもしれないね」

って、
小さなハナさんと一緒に振り返ってみてあげてください。

ハナさんの心の中のリトルハナさんが受け入れられ、
ハナさん自身と良き友になれたのなら、
自然と周囲の人とハナさんとの関わりに
変容が訪れるかもしれません。

どうか、愛ある姿勢でご自身と接してあげてください。
      

ーーー

★今週末です!
自分自身と丁寧に向き合う
マインドフルネスin九州

川畑のぶこ・ファシリテーター
梅田陽子・ボディーワーク
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サムネ_20230320

FROM 川畑のぶこ

今日は、三日月さん(40代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。
いつもさまざまな悩み相談の内容と
回答を興味深く拝見しております。

私は40歳で、4人の子どもを持つ主婦です。

自分の生い立ちから、性格、子育てに悩む毎日で、
治したくてもなかなか治らず、本当に困っています。

亡くなった父は、自分も幼少期に
酒乱の母親から虐待を受けていたこともあり、
子ども時代は私もよく殴られたりしました。

大人になってからは良好な関係が築けていましたが、
お互いお酒を飲むと衝突することがあり、

取っ組み合いになり殴られて
眼の周りを骨折したこともあります。

そんな父への感情は亡くなった今も複雑で、
過去を思い出すと、
殺したいという感情になることもあれば、

逆に、とても大好きで
居なくなったことを寂しいと思う感情になることもあります。

殴られている私を母は庇ってはくれず、
母への恨みのようなものも
根っこの部分に少なからず持っています。

そんな私ですが、
働き始めて自分でお金を稼げるようになってから、
とにかく散財をしてしまうようになりました。

散財するのは、服や自分を着飾れる物で、
食べ物や交際費などの消え物には使いたくないのです。

とにかく自分をよく見せたい。
そんな感情にかられます。

若い頃は周りに友達もいて、他に楽しいこともあったりして、
まだそこまで散財はひどくはなかったものの、

結婚してからは、主人の稼ぎが良いのもあり、
借金はしていないものの貯金なんて全くできていません。

とにかく欲しい。

買う物は、値下げ品やアウトレット品など
お得な物ではありますが、

お得であればあるほど、タガが外れたようになり、
一日に10万くらい使ってしまう日もあります。

ただ、結局ほとんどのものは使っておらず、
眺めているか、やっぱり似合わないから要らないと、
買取業者に出したりしてるかで、

本当に無駄なことをしていると自分でも分かっているのです。
でもやめられません。

何度も断捨離の本や片付けの本などを読み、
奮起してみましたが、結局戻ってしまいます。

これから子どもの教育費もかかるし、
どうにか辞めたいと思い、主人に
お金の管理を代わってほしいと相談もしましたが、
無理でした。

主人は物欲がなく、何も欲しいと言いません。

食べたい物も行きたい所も何もなく、
何を聞いても「うーん…」と言うだけで、
答えが何も出てきません。

何もかも私が決めなくてはいけないのもストレスで、
そういったストレス発散も散財に
拍車をかけているような気がします。

子育てもいつもイライラしてしまい、余裕がなく、
自分の父親のようにはなってはいないにしても、

お酒に頼ることもあったり、
少なからず自分にも父の血を感じることはあります。

自分の周りに子どもがベタベタ来るのも嫌で、
母親なのに嫌悪感すら感じてしまいます。

たまに、妻も母もやめて1人で自由にどこかに行きたい!
という衝動に駆られることもあります。

なんとか母性で踏み止まっていますが、
いつか爆発しそうで怖いです。

自分のこんな性格や散財癖をどうにかしたいです。

 
【A】「妻も母もやめて1人で自由に
どこかに行きたいたい」というところに、
三日月さんの心の叫び、
魂の叫びのようなものが伝わってきます。

日々、かなり抑圧的に過ごされている
のではないかなと感じました。

アルコール依存症はある程度、
世代間連鎖をするということがわかっています。

幼い頃に虐待を受けた対象であるお母様を、
お父様はモデリングしてしまっている可能性がありますね。

母親とそのような関わり方をされたお父様は、
ご自分ではそれを嫌だと思いつつも、

何かあった際に衝動的に、
母親と同じような行動に出てしまう。

そのようなパターンをお持ちだったのでしょう。

今の三日月さんには、
自分の代でその連鎖を断ち切ると決めること、
そして、そのための行動に出ることが必要です。

また、とことん抑圧して爆発、という「全か無か」ではなく、
日頃からご自身のニーズを健全に主張し、
伝えるスキルを身につけることをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:6歳の娘の「赤ちゃんが欲しい」という気持ちに、
どのように寄り添ったら良いのか悩んでいます。

現在、私は41歳、主人が49歳。

これから第二子を授かるには、
かなり高齢出産となる年齢の夫婦です。

夫婦間では、
本格的な治療をする予定はないのですが、
自然妊娠は、以前から試みています。

4月から娘も小学校に入学するため、
私も、本格的に、
仕事を再開したいという気持ちもあります。

授かるか授からないか分からない赤ちゃんの存在。

赤ちゃんが欲しいという娘の気持ちに、
どう寄り添ったら良いのか、

兄弟姉妹がいた方が、
彼女の人生がより豊かになるのではないかと思うと、
どこまで夫婦として頑張る必要があるのか悩んでいます。

もし良ければ、川畑先生のご意見を
お聞かせ頂けたら幸いです。

【みーちゃん・40代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

みーちゃんの娘さんへの愛が感じられるお悩みですね。

娘さんが一人っ子で
今後寂しい思いをしながら過ごすのではないか、
そのような思いはできる限りさせてはいけないと。

また、一人っ子は
日常的に関わり合う兄弟姉妹がいないことで
社会性を十全に身に付けられなかったり、

利他心や慈悲心などの情操教育的な面の
発達機会を奪ったりしてしまうのではないか
と恐れているのではないでしょうか。

親としてはできる限り、
さまざまな能力を開発してあげたいものですし、
完璧な環境を整えてあげたいと悩むのも
当然のことですよね。

ちなみに、みーちゃんご自身は
ご兄弟や姉妹はいらっしゃいますか?

もしそうであれば振り返っていただきたいのは、
持っていない兄弟姉妹を
持ちたいと思ったことはありませんか?

たとえば、
第一子は兄や姉が欲しかった(寂しい)とか、

兄はいるけど姉がいない人は
姉がほしかった(寂しい)とか、

下がいない子は
妹や弟が欲しかった(寂しい)とか…

上とも下とも競争を強いられる中間子は、
一人っ子で愛を独り占めしたかった(寂しい)とか…

子どもは基本的に
もっていないものを欲しがるものです。

でも、それがすべて与えられないからといって
人生が機能しないかというと、
決してそんなことはありません。

人生は、ままならないなりに(寂しいなりに)
機能するのです。

ちなみに、
一人っ子の心理学的な発達に関する研究では、
ものごとの達成度、適応度、性格、知能、
親子関係、社交性において、

3人以上の兄弟姉妹がいる子どもと比較して
優れるという結果が報告されています。

複数の兄弟姉妹がいる仲で
第一子や2人兄弟姉妹の場合も
同じような発達を遂げることがわかっています。

ですので、一人っ子だからといって
心理社会的な発達機会が剥奪されているか
というと必ずしもそうではなく、
むしろ研究結果は逆を示しています。

親から適切な愛と関心を向けられた子は、
相手にも同じように関わることを学ぶでしょう。

たとえ血のつながった妹や弟がいなくても、
小さな子をかわいがったり
育んだりするちからは開発できますし、
兄弟姉妹のような関係性を築くことも可能です。

学校や習いごとや遊びの場でも、友と研鑽したり、
楽しんだりして絆を育むことができます。

また、人に限らず、ペットとの関わりで
絆や思いやりの心、
また責任感や命の大切さを育むこともできます。

ちなみに我が家も一人っ子の息子がいますが、

幼稚園のときにサイエンスワークショップでもらってきた
カイコを飼ったときに強い愛着を示し、
思いやりや責任感が劇的に開発されたのを感じました。

そこからカイコは2年連続で飼いました。

続いて金魚のきんちゃんを
1年ほどかわいがっていましたが、
残念ながら白点病にかかり死んでしまい、
はじめて喪失の涙を流していました。

8歳のクリスマスにサンタさんが
トイプードルを連れてきてくれて、

そこからは兄弟のようにじゃれあったり
かくれんぼをしたり散歩したりして、
遊んだり世話をしたりしています。

子どもたちには与えられた環境を
遊び場に変えて楽しむ豊かな想像力がある
ことも信頼してください。

みーちゃんもおっしゃるように、
自然にまかせて弟妹ができたのなら
それはそういうご縁、
できなかったらそれもそのようなご縁、

与えられた環境の中から
娘さんなりに人生を切り開いていくことを
信頼されてはいかがでしょうか。

また、人生多少の不満を乗り越える力を開発することも、
望みを叶えることと同じくらい
大切だということを忘れないでください。

ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、もやもや子さん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】20年ほど前に現在の職場に来てからうつ病を発病し、
受診をしながら、職場の協力もいただきつつ
6年前に5ヵ月休職も経験しましたが、

業務調整をしながらなんとか仕事を続けて、
ようやく定年を目の前にしています。

元気を取り戻すと、
もともとの元気だった自分の状況に戻りたいと、
つい活動を増やし、

そして、やめればよかったと後悔し、
時々は気持ちがどうしてもざわざわし、

一度引き受けた仕事を取りやめたり
仕事を減らしたりするなど、
周囲に迷惑をかけてしまうこともありました。

それでも、生き生きと前向きな自分でいたい、
という気持ちがぬぐえません。

もう60にもなるのに、
これからもこのような気持ちの浮き沈みのある生活
が続くのか、と思うと悲しい気持ちになりますし、

自分がやりたいことをやろうとして調子が悪くなるのか、
という残念な気持ちにもなります。

若い頃から時々落ち込むこともあったので、
自分の性格のせいだろうと思い
カウンセリングもたびたび受けましたが、
何かが改善するということにはならず、

その時々の業務調整やドクターとの橋渡しに
力を貸してもらうにとどまってしまい、
お金もかかるので、また受ける気持ちにはなりません。

定年後は非常勤職になり、
自分がやりたいと思ったはずの仕事だけを
私なりに絞って続ける予定ですが、
また気持ちが落ち込み始めています。

医師は、体調に合わせて活動の量を減らすことが
必要と考えているようですので、
活動を増やすときはあまり相談していません。

まだやりすぎなのでしょうか。
やりたい気持ちを抑えることや、活動を「適量」に
抑える術が私にとってはなかなか難しいです。

今は少し辛いので、もう働きたくないのかもしれない、
と感じたりもします。

でも生活のためにある程度は働かないといけないし、
それだけではなく、
働かなければきっと生きがいはなく、
また働きたいと思うようになり、
頑張りすぎてしまうだろうと思います。

自分がどうしたいのかがわかり、
一定の幸せな気持ちを感じながら生きていくのに
何か助けになることはありますでしょうか。

ちなみに、今も薬は飲んでいます。
双極性障害ではない、とは言われています。​​

 
【A】もや子さんはきっと、
とても誠実で頑張り屋さんなのですね。

うつ病は頑張り屋さんがなりやすい病気でもあります。

理想を高く持って邁進するのだけれど、
どこかで疲れて、心が折れてしまうというようなことが、
もしかしたらもや子さんにもあったのかもしれませんね。

もや子さんは50代ということですから、
バブルを経験している世代でしょうか。

あの頃は、寝る暇も惜しんで頑張ってやっていれば
成果が上がって、何でもうまくいく、
そんな時代でもあったと思います。

その感覚が細胞レベルで記憶に残っていると、
活動的だった当時の自分というのが
一つのセルフイメージ、理想の自分になって
しまっている可能性があるかもしれません。

無意識下で起こっていることなのですが、
これを変えていくことが必要になってきます。

あの時の自分がベストだとか、
あの時ぐらいできていて初めて自分は価値があるんだ、
OKなんだという考え方を変えていく必要があります。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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FROM:川畑のぶこ

「執着ほど人間を苦しめるものはない。」

ブッダの言葉です。

そして、私達人間がもっとも執着するのは、
「命」でも「健康」でも「お金」でもなく…
「考え方」だと説いています。

すなわち、
人生において私たちをもっとも悩ませるのは
私たちの「考え方」にほかならないのですね。

命、健康、お金への執着も、もとをたどれば、
私達固有のそれらへの受け止め方や
考え方によるものということになります。

その考え方や信念が
私達の人生を豊かにしてくれることもあれば
逆に苦しみになることもあります。

イライラしたり、クヨクヨしたりするのは、
凡(およ)そ、「かくあるべき」という考え方に、
自分や相手が当てはまらなかったときではないでしょうか。

妻として、夫として、子として、親として仕事人として、
友人として、コミュニティーの一員として…

「かくあるべき」という理想を抱くことは
大いに結構なことですが、
それが歪んでいて、無自覚でいると
不調和を生み出してしまいます。

たとえば、周囲に気を配るのは良いですが、
相手の気持ちを深読みしすぎて、
(=相手がそこまで望んでいないレベルで)

はたらきかけているなら、
たとえ良かれと思っての行為であっても
相手には負担になり疎ましく思われるかもしれません。

相手も「してくれている」のをわかっているので
拒否するのもなんとなく
大人げない気がして憚られる。

そしてなんとなく居心地が悪くなって
精神的な距離を取ってしまう
なんてことは多々あります。

相手に合わせすぎることを
心理学用語では過剰適応というのですが、
なぜ、そこまで自分を殺して
相手に合わせてしまうのでしょうか。

それは、「相手に優しくするべき」という信念は
あくまでも表層的なものであって、実はその裏には
「私は愛される努力をしなければいけない」という信念が…

引いては「だって、放っておいたらなら…
私は愛される存在ではないのだから」
といった信念が根底にあったりします。

これは実に無意識です。

相手のためと思ってしていたはずのことが、
実はそんな自分の満たされない心のぽっかりを
埋めるための補償としての行為だったりするのです。

もちろん、私達は社会的動物で
互いを満たし合うことでバランスがとれますし、
自分も相手も不可分な部分はあります。

それでも、その行為が自分に向きすぎている、
あるいは相手に向きすぎていると、
そのアンバランスさが
人間関係に歪みをもたらしてしまいます。

相手も、実は自分自身を満たすために、
人の気持ちを無視しているのでは?
とうっすら感じ取ったり、

また、そこまでしないと
私に嫌われるとでも思っているのか?

と、どことなく信頼されていない感じに
受け止めてしまったりして、
なんとなく疎ましさを感じてしまったりするのです。

無論、表面的に波風立てず、
その場をやり過ごすためには
安全な関わり方かもしれませんが、

真に充足した人生や豊かな関係性を構築したい場合は
自分に合わせすぎるばかりでなく、
相手に合わせすぎることも逆効果となることがあります。

まず、根本的に、なぜそこまでの努力をしないと、
自分は愛に値しないと思ってしまったのかを探求してみると、
幼少期の親や大切な相手との関わりに行き着くでしょう。

寂しさや孤独を逃れるための愛情争奪戦で、
自分の振る舞いのパターンを獲得してきたことに
気づくと思います。

それは兄弟姉妹との競争だったり
学校やコミュニティーでいい子になる努力だったり、
実に不器用で健気でいじらしい
過去の自分が見えてきます。

その自分を認め、受け入れ、
そして「もう大丈夫だよ」と言ってあげることができたなら、
私たちは心の過剰さを取り除くことができるかもしれません。

ときおりそんな心の棚卸しをして、
自分軸・相手軸のバランスを取り戻すことができたなら、
私達の人生はより軽やかになってくることでしょう。

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、チョウさん(50代・女性・事務職)
のご相談にお答えします。

【Q】私は、緊張するとトイレを催してしまいます。

特に、すぐトイレに行けないような状況や、
人と接している時などにです。

会議、乗り物、人と商談中、セミナーなどの時、
「すぐトイレに行けない。
トイレを催してしまったらどうしよう」と考えてしまい、
緊張と、不安、ネガティブな考えでいっぱいになります。

行きたくなったら行けばいいのですが、
言い出せなかったり、恥ずかしさがあったり、
こんな所でトイレには行けないなどと考えてしまい、
余計に追い詰められ、緊張してしまいます。

そうすると、腸が反応して、トイレに行きたくなります。

どうか、対処方法を教えてください。
よろしくお願いいたします。
 

【A】腸の動きには、心理的なものも深く影響します。

腸と脳の関係で「脳腸相関」という言葉がありますが、
今回のご相談は
気質的なことなどもあるかもしれませんので、

私の同僚で、腸と心の関係に詳しい
城谷昌彦先生(ルークス芦屋クリニック)に訊いてみました。

腸と脳、心の関係に詳しい専門の先生ならではの
ご回答をいただきましたので、
ビデオの中で紹介させていただきますね。

食事では、一般的に
いわゆる「腸活」に良いとされているものが、
かえって刺激になることがあり注意が必要のようです。

私も普段から腸に良いと思って食べていたものが
実はそうではないと今回知り、驚いています。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:離婚をしたいのに
踏み切れない自分が嫌になります。
どうしたら前に進めるでしょうか。

私は今派遣社員として働いていて、
子どもは息子と娘二人とも社会人です。

夫の浮気発覚より別居をして9年経ちます。

子どもの大学学費等もあり
社会人になるまでは離婚をせずにきました。

子ども達も社会人になり3年経つので
もう離婚届を出そうと考えているのに
踏み出す勇気がありません。

それには今住んでいる
持ち家マンションのローンが残っていて、
夫が返済してくれているからです。

私がローンを引き継ぎ自分の物にできれば
肩身の狭い思いをしないで済むと思います。

でも今から社員になるのは難しいので
現状維持のままが続いています。

今のマンションは気に入っているし、
子ども達の実家として
残してあげたいという気持ちがあります。

なかなか決断できずにいる自分が嫌になります。

誰を信用すれば良いのかわからなくなり、
自分に自信が持てなくなっています。

どのようにすれば決断できるのでしょうか。

【くまっち・50代・女性】

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A:FROM 川畑のぶこ

夫の裏切りから9年の時を経て、
2人のお子さんが巣立つまで
立派に育て上げられたのですね。

まずはこの困難を乗り越えてきている
くまっちさんご自身を称えてあげてください。

よく頑張ってきていますね。

離婚したいのに踏み切れない理由に
経済的な不安と、お子さんに実家を残してあげたい
という気持ちがあるのですね。

くまっちさんがまだ心の整理がつかず、
離婚したくないのであれば、
経済バランス維持のためにも
現状維持でよいかもしれませんが、

離婚したいのに
踏み切れないのは苦しみが長引きますね。

もし、くまっちさんが
夫がローンさえ払ってくれるならとっとと離婚したい場合、
離婚の条件にローン残高を慰謝料として協議するのも
ひとつかもしれません。

夫が現在も不貞行為を続けていて、
その証拠があるならば、
その証拠から3年間は慰謝料を請求できますし、
くまっちさんに有利な離婚ができるはずです。

もちろん、そのような期間が過ぎていても、
夫が不貞と自分の身勝手さを認め、
謝罪する気持ちがあり、
また妻がひとりで子どもを育ててくれた
感謝の気持ちがあるなら、
慰謝料としてローンを払う人もいますので、
くまっちさんと夫との協議次第ではないでしょうか。

この辺は法律家にいちど相談をしてみることを
おすすめします。

また、子どもたちのために
実家を残したいということに関しては、

万一夫がローンの支払いを拒み、
慰謝料も払わず、経済的援助は
一切しないということであれば、
潔く諦める心も大切ですね。

その場合、物理的に慣れ親しんだ実家が
あったことに越したことはありませんが、
人間というのはどのような環境にも
それなりに適応することを信頼し、

器よりもその中身の家族関係に
意識を向けてみてください。

そのあたたかな関係性こそが、
真に帰ってくるべき我が家ととらえてみてください。

立派な家があっても関係性が寒々しければ、
空っぽの家に等しく、
無理なローンを負担してまで維持する意味があるのか
再考の必要があるかもしれません。

逆に持家がなくても、
素敵な思い出や関係性がなくなるわけではありません。

親が年をとって施設に入所する必要が出たため
家を離れても、暖かな家族関係を維持している人たちは
世の中にたくさんいます。

くまっちさんやお子さんたちが
心の中にあたたかい家をつくることができれば、

いつどこへ引っ越しても
子どもたちが家族集うべき我が家は
すぐそこにできるはずです。

ローンの負担を気にせず清々しい気持ちを持てたなら、
より豊かな関係性にエネルギーを注ぐことも
できるかもしれませんね。

誰を信用すればよいのかわからないのなら、
これまでもそうであるように、
たとえ思うようにならなくても、
それなりに前進してきているくまっちさんご自身を、
また、お子さんと自分たちの人生を信頼してください。

応援しています!

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★自分自身に優しく生きる〜マインドルフネスデー
 (川畑のぶこファシリテーター)

in 九州(3月26日)
https://mindfulness2023-miyazaki-3.peatix.com

※こちらは NPOハートシェアリングネットワーク様の主催です。

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