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FROM 川畑のぶこ

今日は、クローバーさん
(50代・女性・パート/美容室アシスタント)
のご相談にお答えします。

【Q】いつも川畑先生のお話に
とても励まされています。

高校3年生の娘のことで悩んでいます。
最近、学校を休みがちです。

小学6年生の1学期も、
ほとんど学校の保健室で
過ごした経験があります。

夜も遅くまで出歩くようになり、
そのせいもあってか
朝も起きられません。

学校へ行く時は
ほとんど車で送って行っています。

先日は、娘が目のプチ整形をしたい
と言ったことに私が反対したので、
勝手に父親と2人で
病院へ行ってきたようです。

校則違反なのに
髪を自分で明るく染めたり、
ピアスも父親と病院であけたり、
最近は耳の上や唇にも
ピアスをしています。

学生のうちは駄目と言っても、
私の言うことはあまり聞いてくれません。

男の子と夜遅くまで会っていたり、
心配ばかりしています。

私も部屋が片付けられないということや
料理や家事が苦手であるなど、
自分に自信がなく、

そのことを娘にも責められるので
強く言えないのです。

夫にも『してしまった後に
言っても仕方ないだろ!』と言われ、
ケンカになりそうで、
途中で話せなくなります。

歳遅く産まれた可愛い娘なのに
いつもケンカになり、
表面的な家族のようで
どうしてよいかわかりません。

ADHDの私自身が
何とか変わらねばいけない、
と思いながら、

物が捨てられないせいなのか?
とも思い、悩んでいます。

【A】高校3年生の娘さん。
お年頃で、親の言うこと聞かない
時期ですから、ご心配も絶えない
のではないかとお察しいたします。

まず、クローバーさんご自身が
ADHDで、物が捨てられなかったり、
家事が得意じゃなかったり、

そのせいで娘さんやご家庭に
影響が出ているのでは?と懸念して
いらっしゃるようですが、

ぜひ、このご自身を責めるということ
はやめていただきたいと思います。

 
 
自分から生まれてきた娘なのに
どうしてこんなに性格が違うんだと
やきもきしたり、

ご主人と教育方針がずれていること
にイライラしたりするかもしれません。

 
が、この世の何事もそうですが、
何が正解かというのはないんですね。

娘さんもご主人も、
そしてもちろんクローバーさんも、
それぞれ好みや個性、傾向があります。
 
まさに多様性ですね。

 
娘さんには娘さんの好みや個性、
主義や主張があるということを、
 
ぜひ今一度、理解する、受け入れる
ということをしてみていただきたいな
と思います。
 
 
多様性、個性ということについての、
私のかつての体験も交えて
お伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:いつもメルマガ、拝読しております。

今日は小学校一年生の息子の事で
悩んでいる相談です。

平仮名の読み書きに障害がある
発達性読み書き障害(ディスレクシア)
ではないか?
と学校に相談したり、
個別支援級への転籍を視野に入れ
市の相談センターに申込もしております。

今までは手がかからず育ってきました。

小学校に入り、
文字を読んだり書いたりする機会が増え、
疑問に思う事が増えてきました。

調べ始めると該当する事が多いんです。

まだ、確定ではありませんが、
できる事をしてあげたい気持ちで
いっぱいです。

ただ、以前の様に純粋に
子どもをかわいいと思う事が少なくなり、
疎ましく思ったり煩わしいと感じて
子どもにもそのような態度を取ってしまい、
自己嫌悪に陥るのを
繰り返している日々です。

この障害は、先天的なので治る事はなく
適応できる事を増やしていく
援助をするようです。

これから、
自分の気持ちとどう向き合えばいいのかを
アドバイス頂けたら幸いです。

【えんぴつ・40代・女性・パート】
 
―――――――――――――――――
     
     
A:FROM 川畑のぶこ
        
つい先日、ブロードウェイミュージカルの
「天使にラブソングを」(Sister Act)を
観てきました。

7回もカーテンコールがあり
大盛り上がりだったこの作品は、
グラミー賞、オスカー賞、
トニー賞、エミー賞の
4つの賞全てを受賞した
ウーピー・ゴールドバーグが
プロデュースしており、

映画版では彼女自身が主演俳優なのですが、
ウーピー・ゴールドバーグは
ディスレクシアです。

そのほかの著名人では、
映画監督のスティーブン・スピルバーグや
カリフォルニア州知事を務めた
元俳優のアーノルド・シュワルツネッガーも
ディスクレシアであり、
ノーベル賞受賞者で理論物理学者の
アインシュタインもディスクレシアの兆候が
見られたとされています。

英語圏ではディスレクシアの発現率は
10-20%とされており、
日本ではまだ調査が進んでいないものの、
5-8%の割合ではないかと言われています。

このように、
ディスレクシアの発現率は
決して低いものではなく、
たとえディスレクシアがあっても
社会的に成功を収めている人は
たくさんいるのです。 

もちろん、えんぴつさんの息子さんも
そのひとりになれる可能性はあるわけです。

子どもがこれまでのように
可愛いと思えなくなってしまい、
そんな自分に罪悪感を覚えている
とのことですが、

成長して子どもが
自己主張ができるようになるにつれて、
ただ可愛がっていた頃とは異なり、
疎ましさや煩わしさを
感じるようになることはあるでしょう。

幼稚園から小学校に入る段階、
思春期に入る段階、
中学校に入る段階など、
家庭以外で社会的に身を置く場が
確立してくるとなおさらでしょうし、
子どもが自立していっている
証しでもあります。

ただし、その理由が
これまでは手がかからない子だったのに、
ディスレクシアで読み書きが始まる今後は
平均的な子たちと異なり手がかかるから、
という理由であるなら、
意識を切り替えていくことが大切です。

子育てとは基本的に手がかかることですが、
息子さんの場合、
これまで手がかからなかった分、
そのバランスを小学校から
取るのかもしれませんね。

「普通の子ができるのにできないダメな子」
という思い込みがあると、
疎ましさや煩わしさは増してしまいますが、
いったん息子さんなりの学習方法を
体得しさえすれば、
そこに取り組むのは息子さんであって
えんぴつさんではありません。

息子さんは他の子たちとは異なる
ユニークな方法で学習し、
世界を切り開いていくことを
信頼してあげましょう。

息子さんに対しては、
みんなそれぞれ個性と課題があって、
それを乗り越えることで、人生を豊かに
切り開いていくことができることを
伝えてあげてくだしい。

読み書きは苦手でも、
それ以外にできることが
たくさんあるはずですから、
できないところではなく、
息子さんのできるところに注目して
そこをのばしてあげてください。

そのことで、息子さんも
自尊心や自信を損なうことなく
人生を切り開けることでしょう。

親子にとっても、平凡でなく、
唯一無二のスペシャルな体験が
できる人生と受け止めることもできます。

また、自分たちだけでなく、
人生の課題に果敢に向き合う人々に対して
差別的な心を捨て、
慈悲心を育み向き合う訓練にもなります。

これはとても大切な取り組みであり
豊かな取り組みです。

ぜひ、個性を伴うそれぞれの課題を
称えてください。

また、子どものことばかりに注意があると、
気になることも増えがちですが、
子どものことばかりでなく、
えんぴつさん自身が自分のための時間を
取り戻して満たすことも大切です。

子どもは私たちに多くの喜びを
もたらしてくれますが、
思い通りにならないときに、
ときに苦しみの源にもなり得ます。

そして子育てとはままならないものです。

そのようなときに、
エネルギー源は多ければ多いほど良いです。

子どもの問題に向き合うための
エネルギー供給源を
他から確保しておくためにも、
そして、息子さんとの良好な関係を
維持するためにも、まず、えんぴつさんが
自分自身をケアしてあげることが
バランスをとる上で大切であることを
思い出してください。

                  
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、なかつなさん(40代・女性・介護士)
のご相談にお答えします。

【Q】6歳になる娘についての相談です。

年長になり、昼寝がなくなったのも
関係しているのか、夕食の頃には
とてもイライラしています。

イライラするのは仕方ないのですが、
耳に響くような声で怒ったり、
大丈夫なのかな?と思うような
癇癪を起こします。

私の父は、お酒を飲むと暴言を吐き、
時には手が出ることもあり、
とても苦手でした。

家が旅館だったので、母も余裕がなく、
感情的に怒ることが多かったです。

それもあってか、私も感情的に怒ったり、
キーっとなることが今もあります。

子どもの頃は、私の妹のほうが、
それが酷かったように思います。

そんなこともあったのが気になり、
娘に「病院行こうか?」と尋ねると
「大丈夫!」と怒り、耳をふさぎます。

自分と似ているところもあり
どうにかしてあげたいなぁと思うのですが、
それについて話すと嫌がるので、
どう対処していいか分かりません。

私は母親に聞いてもらえなかったので、
なんとかしてあげたいと思っています。
ご教示よろしくお願いします。

【A】娘さん思いのお母さんのご相談です。

年長さんぐらいの年頃は
もうすぐ小学校に入る時期でもあり、
特に女の子は大人びてくる子もいますね。

幼稚園や保育園の中では、
年中さんや年少さんから見ると
お兄さんお姉さんの立場で、

しっかりしなきゃということが
園でも家庭でも期待されるような
時期でもあります。

子どもにしてみると、
ちょっとプレッシャーがかかって、

いつまでも子ども子どもしていられない
というような認識が芽生えてくる頃かも
しれません。

なかつなさんがおっしゃるように、
お昼寝がなくなったというのは一つ、
イライラや癇癪につながる可能性として
あるかもしれませんね。

夕食が近づいている時間帯で
お腹が空いているということも
あるかもしれません。

生理的欲求が満たされないとき、
私たちはイライラしやすくなります。

一方で、心理的な欲求についても
娘さんなりの思いがあるのかも
しれませんので、

生理的・心理的の両面から見ていく
ことをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

※ビデオの中で紹介した本はこちらです。
こころ しずまる まほうの まねっこ』(芦谷道子/Gakken)
https://hon.gakken.jp/book/1020590300

 

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Q:いつも川畑先生のアドバイスを
ウンウンと頷きながら熟読しております。

私は56歳で、主人が営む町の小さな工務店で
事務として働いています。

本来、事務は好きではないのですが
融通の効く自社の方が
子育てもしやすかったこともあり続けていて、

今は高2の末っ子が大学生になるタイミングで、
自分が本当にやりたいことをしたいと思っています。

ご相談は、私は外見的にも親しみやすく
コミュ力も高くて、
自分でも優し過ぎるくらいいい人だと思います。

それゆえ、初対面で好感度がマックスから入ってしまい、
常にいい人を演じてしまうし
過剰に期待に答えようとする自分がいます。

ですが、普通の私だとがっかりされてしまう場合もあり、
敬語からタメ口になったり頼まれ事も断らないから
都合良く頼まれたりします。

もちろん、心を許した人としか深く付き合わないので
割りきってはいますが
最初から好感度が高くない方が処世術としてはいいのかと
釈然としないままここまで生きてきました。

ずっとモヤモヤが晴れない感覚、
アドバイスを頂けると有難いです。

【スピカ・50代・女性・自営、事務】
 
―――――――――――――――――
     
     
A:FROM 川畑のぶこ
        
いい人スピカさんのお悩みが伝わってきます。

いい人すぎて、相手からいいように使われてしまうこと
が多くてお困りなのですね。

コミュ力が高いのはいいことですが、
スピカさんの場合、それを誰に対してどのように発動
するかを見極めていくことが課題となるのでしょうね。

まず、
みんなから好かれる必要はないという潔さは必要です。

少なくとも、スピカさんが煩わしいと思う相手に
好かれる必要は一切ありません。

それでもスピカさんはいい人間です。

そのことをスピカさんご自身が認めてあげることが
大事なプロセスとなると思います。

相手に合わせすぎてしまうことを過剰適応と言いますが、
過剰適応は自尊心の低さから生じます。

みんなに好かれないと
私は価値のない人間になってしまうという恐れがあるので、
周囲に合わせて評価を得ることに邁進してしまうのですね。

でも、人はスピカさんがそんなに頑張ったり我慢したりして
(=無理して)合わせてくれるとは思わないので、
気軽にお願い事をしている可能性もあります。

もちろん、世の中には図々しい人も少なからずいます。

でも、多くの人の依頼は図々しさからではなく、
スピカさんなら喜んでやりたそうに見えたので
投げていることもあると思うのです。

スピカさんからすると、
「その努力を知らずに軽々と要求しやがって」と、
裏では恨みの念を持ってしまうという負のスパイラルも
少なからず生じているのでは?と思います。

そうであれば、相手を嫌になる原因を
スピカさん自ら作りだしているかもしれませんし、

相手からすると「素直にノーと言ってくれさえすれば、
 自分でしたり、楽に取り組める他の誰かに
 頼んだりできたのに」という状況かもしれません。

相手も知らないうちに煩わしく思われるのは
不本意かもしれません。

相手に迷惑をかけたくない、
よくしてあげたいという気持ちが、相反して、
嫌う対象を作り、相手は不要にスピカさんに
嫌われるという残念な構図ですね。

これはやめましょう。

相手の期待に応えるのではなく、
自分の期待や希望に即しているかを
セルフモニタリングして、

それが合致したらお互いの幸せに繋がるので
取り組み、そうでなければ、
きちんとノーと言ってあげることで、
相手も不要にスピカさんに嫌われずに済む、と、

そのように相手の立場に立って
考えてあげてください。

スピカさんが相手に嫌われたくないからという
理由で、相手を嫌いにならないでください。

そして、基本的に好き嫌いはあって自然ということ
も受けいれてあげてください。

放っておいてもスピカさんのことを好きな人は好きです。

努力してもスピカさんのことを好意的に思わない人も
いるかもしれません(表には出さなくとも)。

それでよいのです。

それでもスピカさんの人生はいい具合にまわります。
そのことを信頼してください。

また、その好感度やコミュ力を、
今後キャリアに活かすのも良いですね。

事務職でなく、人と関わる仕事に就くことで、
スピカさんのエネルギーが
より建設的なかたちで使われるようになると思います。

仕事の場であれば利害はよりドライに一致しているので、
心理的な損得で悩むことも減ると思います。

また、仕事にエネルギーが分散されることで、
プライベートの時間も限られてくるため、
付き合う相手を取捨選択せざるを得ないという強制力が
ポジティブに働くのではないでしょうか?

ぜひ、スピカさんが情熱を注ぐことのできる
お仕事を探して取り組んでみてください。

応援しています!

                  
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FROM 川畑のぶこ

今日は、キタハラダさん(10代・男性・学生)
のご相談にお答えします。

【Q】僕は身長が162センチで、
日本の男性の平均身長より低いことが
コンプレックスです。

医師に相談したら、19歳は今後
身長が伸びないと言われました。

過去に身長を伸ばす適正な食事、睡眠、
運動をしておけば身長が伸びていただろうと、
後悔してしまいます。

取り返しのつかない失敗をしたとき、
どういう心持ちでいたらいいですか?

【A】ティーンエイジャーならではの
ご相談ですね。

10代というのは、外見、容姿がすごく
気になる世代ですよね。ルックス、
アピアランスなどと言ったりもします。

私の息子も、身長が伸びるようにと
毎日牛乳を一生懸命飲んだりしています。

私自身も中学校時代はそんなことがあった
なぁと思い出しながら読んでいました。

キタハラダさん、過去の生活習慣を
後悔しているとのこと。

「取り返しのつかない後悔」と
おっしゃっていますが、
ぜひ一度ゆっくり考えてみてほしいこと
があります。

世の中には何事にも平均値というものが
あり、身長にもありますね。

仮に日本人男性の身長の平均が170cm
だとしましょう。

その170cmに満たない場合、
キタハラダさんの人生が全く機能しない、
人として認められない、というようなこと
が大前提なのであれば、それは確かに
「取り返しがつかない」のかもしれません。

ですが、平均というのはあくまで平均。
そこに達していないと取り返しがつかない、
ということはありませんよね?

これは身長に限らず、の話です。

また、人生とかそこまで大きな話ではなく、
例えば、身長が低いと恋愛に不利、という
ような解釈をしているとしましょう。

それも、果たして真実か、それもちゃんと
確認する必要があると思うんですね。

 
とある機関が行った調査で
20代から40代の女性688人を対象に
男性の身長に関するアンケート調査という
ものがありますが、
とても興味深い結果が出ていましたよ。

一つの事例としてご紹介しながら、
ぜひキタハラダさんに目を向けていただき
たいことについてお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

※ビデオの中で引用したアンケート調査結果
https://woman.mynavi.jp/article/230829-4_1190537-3/#:~:text= 

 

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Q:川畑先生、こんにちは。

漫画「ダンシャリアンになろう」のシリーズが大好きで、
それ以来、先生のファンです。

初めてメッセージをお送りさせていただきます。

私は、親が毒親かもしれないと思い、悩んでいます。

子どもの頃から大きな違和感をずっと感じながら育ち、
誰にも相談できないまま大人になりました。

高校生の頃は、
母が包丁で私を刺しにくる夢を何度も見ていました。

今、久しぶりに親との同居をすることになり、
毎日精神が圧迫されております。

親の態度(とくに母)は、
 
1.口の利き方から「箸の上げ下ろしまで」
 生活態度の全てに口を出してきます。

2.暴言を吐く、怒鳴るなど、支配的な態度を取ります。
 行きたいところを諦めたり、
 持ち物を捨てたりせざるをえませんでした。

3.(詳しくは書けませんが)
 我が家で信じている信仰について強制します。

5.殴る等の暴力についてはありません。
 私は先天的な障害があり、
 親に迷惑をかけて申し訳ないという自覚があります。
 より強い態度を取るのは母ですが、
 父も(事情があり)静観するのみで、
 家庭のどこにも逃げ場がないと感じます。

毒親や機能不全家族という言葉を近年知り、
私の体験も何かがおかしいと思い始めました。

私の人間性について、
至らないところがあるなど、
親にも言い分があるかもしれませんが、
助言の範囲を超えていると感じています。

久しぶりに同居を始めた実家は、
どの部屋もモノが限界まで詰め込まれ、
大変息の詰まる状態です。

それらも勝手に触ることが許されず、
両親のメンタルの状態が良くないように感じます。

本来ならば同居してくれている親に感謝すべきところ、
感謝の気持ちを持つこともできず、辛いです。

私にできることは親元を離れて就職し、
自立して実家と関わらない生活をすることと考え、
それを切望していますが、まだ就職が決まっていません。

第三者に間に入ってもらうことも難しいです。

現状を変えられない今の段階で、
この環境を嘆かず、(できるだけ)親や人を恨まず、
どうしたら気持ちを前向きに持って生活できるでしょうか。

どのような言葉を自分にかけ、励ましたらよいか、
ご教示ください。

また親にはどのような気持ち・態度で接したら良いでしょうか。

長文で失礼いたしました。
よろしくお願いいたします。
    
【ローズ・40代・女性・専業主婦】

 
―――――――――――――――――
     
     
A:FROM 川畑のぶこ
        
『断捨離アンになろう! 』を
ご愛読くださりありがとうございます。

 
いわゆる毒親との同居を余儀なくされ、
居場所がなくてお辛いのですね。

また、親が毒親であるにもかかわらず、
小春日和さんご自身がもつ障害のせいで
迷惑をかけて申し訳ない、
本来感謝すべきなのにその気持ちが持てず、
自己嫌悪していらっしゃるのですね。

まず、小春日和さんがご自身に向き合う姿勢として、
障害は先天的なものであり、どうしようもないこと、
 
ご自身が悪意や怠慢で家族や周囲に迷惑を
かけているわけではないということを
しっかりと、そしてくりかえし
ご自身に言い聞かせてください。

先天的な障害をもって生まれてきたということは、
むしろ小春日和さんが人生のチャレンジャーである
という証ではないでしょうか。

チャレンジに果敢に向き合うご自身を称えて
慈しむ心を育んでください。

親が「あなたのせいで」というような
責める態度を取ると、

これまでの小春日和さんは
「申し訳ない」という気持ちを持たれたことでしょうが、
もうそれはやめるという決意をしてください。

そのようなことを親から言われたのなら、
「私のせいではありません」
という毅然とした態度を持つことです。

これが自分自身に優しくなる第一歩です。

親の暴力的な態度に屈せず、
立ち上がる態度を育みます。

このとき、実際に言葉や態度で
親に見える応戦をしなくとも、
小春日和さんが内面でそのことを理解し、
自分に言い聞かせていることが大切です。

また、親にはそのことを受け入れるちからが
現時点では無いことも理解します。

親に対しては、毒親のパターンは
世代間連鎖をする可能性があります。

親の親、すなわち
小春日和さんの祖父母さんからお母さんへ
向けられた態度が世代間連鎖して、

今お母さんが小春日和さんに向けている態度と
一緒である可能性が高いのです。

お母さん自身も完璧ないい子を求められたため、
自分の子どもに同じように求めてしまい、

子どもがOKなことで自分の価値を
確かめようとしている可能性があります。

そうであれば、
親もまたその親の犠牲者であった可能性が
あることを理解すると、慈悲心をもって
向き合うことができるのではないでしょうか。

子どもや自分自身に対して
思いやりや優しさをもって多様性を受け入れるという
社会的なモデルが周囲にいなければ、
その実践は難しいものとなりますし、

慣れ親しんだ態度(自他へ厳しく不寛容な)で
向き合ってしまいがちです。

お母様もそのような学びの機会がなかったことを
理解してください。

くりかえし、これらの態度は
小春日和さんがまず内面的に育むものであって、

実際には家族や家庭内であっても、
今は適度な距離感を保って接することが適切です。

家族だからつねに密接にかかわらなければいけない
という考えも手放して、

家族であっても、ときに家族だからこそ
適度な距離感が大切であると切り替えてみてください。

家がモノに溢れていて断捨離をしたくても、
主が聞く耳をもたない場合は、

就職が決まるまでの仮住まいと割り切り、
家の中に一部屋でも、
一部屋が叶わないのであれば、一角でも、

小春日和さんがご自身に帰れるスペースを見つけて、
そこはご自身にとって神聖な場所として
意識を切り替えてみてください。

私たちのパーソナルスペースは伸縮可能です。

パーソナルスペースとは、
ここからここまでは他人が侵すことのできない
私のスペースであるという、
心理的なテリトリーのようなものです。

たとえば都会のラッシュアワーの満員電車内で
私たちがいちいち争わないのは、

乗客ひとりひとりがパーソナルスペースを
極限まで縮小して、その中で自分の世界を
展開しているからです。

家庭内でも、家全体が自分に属するもの
という意識だと気が遠くなりますが、

小春日和さんだけのパーソナルスペースを
つくり出して、そこでくつろぐ時間を
見つけてみてください。

また、息苦しいのであれば、
逆に地域や街全体を自分の家というふうに
意識を広げ、限界を取り払ってみてください。

 
誰も小春日和さんの心の中のテリトリーまでは
踏み入れることができません。

まず自分を大切にすることから
スタートしてみてください。

応援しています!

                  
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FROM 川畑のぶこ

今日は、りんごさん(30代・女性・教員)
のご相談にお答えします。

【Q】私たち夫婦は再婚同士、
7年が経ちました。
私には前の夫との娘が2人います。

再婚して半年も経たないときに
夫のがんが見つかりました。

もともとの難病も進行し、
2度目の悪性肉腫で
ホスピス病棟に入院しています。

肉腫がみるみる増大し、
余命わずかな状態です。

いつ容態が急変するかという日々を
半年過ごしてきました。

現在の肉腫が判明し、
余命は1〜2年と宣告され
今月で1年です。

私は看護師ですので
経過も分かりますし、
仕事と子育て、実母の在宅介護、
夫の介護で心身が疲弊し、
関係が悪化したままで
今に至ります。

一時は関係改善の兆しが
ありましたが、病の辛さを
他に当たる人がいないからと言われ、
八つ当たりや口論も絶えませんでした。

私は、私を大事にしていくしかない、
夫のことはどうしようもないのだから、
と毎日言い聞かせつつも、

自宅で最期を見送ってあげなくては
可哀想ではないか、
でも、痛みにうめく姿を見ている
のも正直辛く、ストレスでした。

私自身、仕事は、介護休暇を3ヶ月
ほど取れるように手続きはしました。

面会に行くと離婚話を出してきたり、
冷たい視線の夫は
私を敵対視していると感じています。

この状況では、私自身、
どう捉えて行動すればいいのか、
ずっとトンネルから抜けられないような、

でも、もう夫はしばらくで
亡くなってしまう、そう考えると、
何も考えられず思考停止してしまいます。

本音を言い合えない関係、
こじれた関係のまま諦めて
現実に抗わないことが
いちばんなのでしょうか。

誰かに助けてほしい、
でも、苦しくてもなかなか弱音も
吐けずにきましたが、

最近は、周りの人に
話せるようにはなってきました。

義母とも関係は悪くなり、
夫側の親族には、気軽に話せたり
頼り合える関係は誰もいませんので、
これも私にはストレスです。

夫が預貯金の管理を義母に託し、
私から取り上げ、
夫婦の財産と考えてくれなかった、
というのもショックです。

私は、夫の介護のために正規職を
降りて給与も俄然減りました。

今は、夫の面会すら足が遠のき、
正直気が進みません。

この状況のままで
最期までいくのでよいのか、

改善しようにも
一人で立ち向かうには疲れ果て、
自信もありません。

何か心が落ち着くお言葉などが
ありましたら、
よろしくお願いいたします。

【A】とても大変ななか、
お母様の在宅介護もされているのですね。

子育てもあってお仕事もあって、
看護師ということで、
お仕事もきっと大変だと思うんですね。

子育てと介護の両立、
これはもう本当にはなこさんご自身も
患者さんみたいな状況と言えると
思います。

よく、がん患者さんのご家族は
第2の患者なんて呼ばれたりします。

気もものすごく使うし、
エネルギーも消耗しがち。

今のはなこさんの状況であれば
身体的にも疲れやすい状況です。

自分を大事にしていくしかないと
意識するようになった
ということですが、
これはすごく大事なことです。

人のサポートをしようと思ったら、
まずサポーター自身の
エネルギー状態が保たれている
ことがとっても大事なんですね。

ですから、
ご主人と穏やかな関係を
持ちたいと思ったのであれば、
まずはご自身のケアが必要です。

ご主人との向き合い方についても
ヒントをお伝えします。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:いつも川畑先生のメッセージに
励まされています。

私は一度やると決めたら最後まで続けないと
気が済まない自分をもう辞めたいです。

朝起きて瞑想しながら体の声を聞く。

家を綺麗に整えながら、
自分なりの体操を1時間する。

エアロバイク1時間。
昼食後、体操1時間。

これをやらないと気が済まないのです。

何も予定がない日はいいのですが、
予定がある日は
その為の時間を確保してでもこなす。

どんなに体調が悪くても、疲れていてもです。

その為、
誘いがあって出かけても楽しめなかったり、
行きたいとこにも行けずにいたり、

とにかくやらなきゃいけないという
思いにかられて辛いです。

10代後半から摂食障害を患い、
克服はしましたが、
今でも太ることへの恐怖があります。

毎日のルーティンを休んだら
太るんじゃないかと不安になります。

高校受験に失敗した時、
人生で最大の挫折を経験しました。

どうしてもっと頑張らなかったんだろう。

もう2度とそんな思いはしたくないと、
それがきっかけとなり、
何事もとことん頑張ってきました。

その頑張りは
もうこれ以上できないというくらいです。

心身共に疲弊し、
強迫性観念や摂食障害など辛い人生でした。

でもこれからは自分に優しく、
柔軟に生きていきたいです。

でも、毎日のルーティンを
その時々で辞めることが怖くて、
行動し続けてしまう自分がいます。

どうしたら気持ちを緩めて、
自分が望む生き方ができるでしょうか。

アドバイス頂けたら嬉しいです。

【ローズ・40代・女性・専業主婦】

 
―――――――――――――――――
     
     
A:FROM 川畑のぶこ
       
一度すると決めたことは、
とことんやらなければ気が済まない
ローズさんなのですね。

仕事やプロジェクトなどは
ローズさんのような人がいるとはかどり
きちんと遂行されるので
信頼も得やすいのではないでしょうか。

一方で、どんなに体調が悪くても、
疲れていても決めたことはやるとのことで、

ここには強迫的な観念があり、
ご自身をすり減らしてしまっていることが
窺(うかが)われます。

ローズさんが毎日こなしていらっしゃるメニューは、
ご自身の健康のためのものと思われますが、

現状、「健康のためになら身を削れる!」
というような矛盾した状態に
なってしまっているようです

(中には「健康のためになら死ねる!」
というような人も
いらっしゃるかもしれませんね)。

これでは本末転倒です。

おそらく、ローズさんは
余白が苦手なのではないでしょうか。

それは、部屋の空間に余白があれば
そこにモノをギチギチに
詰めてしまうように、

そうすればあたかも豊かさが
得られるのではと勘違いしてしまうように、

時間的な余白をすべて埋めれば満たされると
勘違いしているのかもしれません。

そうであれば、
空間にも間があるからこそモノが引き立つように、
ローズさんの人生も、
のんびりする時間的なゆとりがあるからこそ、

アクティブに何かを成し遂げるときは
その活動や経験が輝いてくることもある
ということを忘れないでください。

何もしない時間も
大切なプランのうちであるということです。

また、ローズさんは毎朝の瞑想で、
体の声を聞くということを実践されているようですが、
その声に応えることはしてはいないのでは
ないでしょうか?

たとえば、何かをしすぎたときは、
身体は「今日はのんびり休みたい」とか
「横になりたい」といったメッセージを
端々に発していることがあるはずです。

でも、ローズさんの場合、それらの身体の訴えは
却下されてしまっていないでしょうか?

身体の声に耳を傾けるだけでなく、
その訴えを聞き入れてあげてください。

疲れたときは休むのが仕事です。
その仕事にきちんと取り組んであげてください。

休んだり、のんびりしたりすることができたら、
その達成を褒めてあげてください。

ローズさんのやすらいだエネルギーは
ローズさんご自身のみならず、

周囲の人々にもこの宇宙全体にも
良いエネルギーを放つはずです。

                  
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、りんごさん(30代・女性・教員)
のご相談にお答えします。

【Q】私は38歳、夫と子ども3人
(小学生2人、保育園児1人)と
暮らしています。
仕事を今後どうしようか悩んでいます。
 
 
現在は、養護教諭として
小学校で働いています。
  
下の子が小さいので
育短制度を利用させてもらい、
平日5日間、午前中勤務をしています。

 
仕事はやりがいはあるのですが、
健康診断や集団に対しての
保健指導といった行事前になると
強いストレスを感じ、
 
ウツっぽい気持ちや
イライラした気持ち、
行きたくない気持ちを、

いつも大量のチョコやコーヒーで
紛らわして乗り越えています。

いざやってみると、楽しさも感じます。
 
また、臨機応変に対応することが苦手、
あいまいな状態を判断するのも苦手で、

昔は、救急処置も非常に苦痛でしたが、
今はだいぶ慣れてきました。

職場の人間関係は良好で
公務員で安定もしてるので、

いつかフルタイムに戻れば
経済的にも安心だと思っています。

ですが、辞めたい気持ちがあります。

今の職場は、3人目の育休から
復帰する際に異動した所なのですが、

前の学校でフルタイムで働いていた時、
仕事内容の事や、今よりも人間関係が
良くなかったということもあり、
心身消耗という診断で
2ヶ月休みをもらいました。

そして、それより少し前に
実家に帰った時、
仕事が辛いとたまたま父に話したら、

絶対辞めるな、
子どもが可愛くないのかと言われ、
パニックになり、自分で手首を切って
13針縫うことになった事もあります。
 
 
父自身は長年、市役所に勤め、
慎重すぎる性格で仕事のスピードが
遅すぎて、さばききれず
精神的な理由で3度休んだ経験のある人です。

私は小さい頃から、父に性格タイプが
そっくりだと母に言われ続け、育ちました。
母は教育熱心な人でした。

私は小さい頃から
勉強はできたのですが、友達作りが苦手。

それでも、毎年1人か2人
深く関われる友人は作れていたので、
何とか乗りこえられてはいました。

リーダーシップがなく、
それがコンプレックスでした。

なので、仕事は、絶対に人から必要と
される健康分野の仕事で、でも、
病院以外の場所で働こうと思っていました。

子どもと関わるのも好きだったので、
最初はスクールカウンセラーを
考えたのですが、

常勤の採用が少ないという理由で
両親に反対され、養護教諭にしようと
高校生の時に決めました。

養護教諭になるなら
看護師資格もあった方が良いと思い、
大学は看護学部にしたのですが、

そこでは座学はよかったのですが、
実技の練習や実習は苦手でした。

緊張するし、手際も悪いし、
手技のポイントがピンとこないことが多く、
正直、あまり興味ももてなかったです。

精神科に通院しながら卒業し、その後、
赤ちゃんに魅了され、進路変更し、
助産師養成の専門学校に入学したものの、

校風が合わず、リストカットが始まり、
体重も激減、引きこもりになりました。

学校は辞め、その後アルバイトを経て、
勉強し直し、養護教諭になりました。

夫は、子どもたちへの影響を考えると、
絶対にフルタイムに戻って欲しくない
と言っていますが、

安定した公務員の仕事を捨てて
この年齢で仕事をどうするのか考えると
決断できません。

このことで
もう5年ほど悩み続けています。
何かアドバイス頂けるとうれしいです。

【A】とっても真面目で
誠実に生きてこられたりんごさん
なのだなということが窺えます。
 
また、ご両親、
特にお父様の影響があって、
 
何でもコツコツ真面目に
初志貫徹で行うというポリシーが
りんごさんの中に定着されているので、

新しいことに対する変化に
大きな抵抗や不安、恐怖が
あるのかもしれませんね。

私がすごいなと思ったのは、
りんごさん、高校生の時にはもう
養護教諭になると決めていた
ということで、

自分の未来というか、
ミッションがパッと見えることって
私自身もそうですし、
私の周りにもなかなかいなかったので、

りんごさん、すごくしっかりされた方
なんだなというのを感じました。

同時に、しっかりしているからこそ、
ずれたり、曲がったりということに
抵抗がある、嫌だ、ということが
あるのかもしれませんね。

そして、そこが、りんごさんの
人生の課題にもなってくるのかも
しれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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