0224(大)

FROM 川畑のぶこ

ゆきんこさん(40代・女性・パート勤務)
のご相談にお答えします。

【Q】48歳、主婦業をメインにしながら
パートも少しやっています。
夫と、高1と中1の娘との4人暮らしです。

毎年、大晦日から3泊4日で
義実家に帰省するのが慣わしで、

義理の母や義理の姉とともに
たくさんの料理を作り、
元旦から2日にかけて集まってくる親戚を
もてなし、後片付けをして帰宅します。

結婚以来ずっとなので、
かれこれ20年近くもそれが続いています。

自宅に戻った頃には私は心身ともに疲れ果て、
自分たちの正月を楽しむ余裕などありません。

年齢的・体力的なこともあるのか、
今年は特に、疲れてしまいました。

この先、いったいいつまで家族揃っての
帰省を続けるんだろう?と
疑問に思うことが近年、増えました。

夫が自由に実家へ帰るのは
もちろん構いません。

でも、この先、子どもが自立したり
行かなくなったりしても、
夫と私とで帰省を続けるのだろうか? 

私まで毎回ついていく必要があるのだろうか?
と最近、面倒に感じるようになりました。

娘たちも、それぞれ友達付き合いや
部活のことなどもあり、
「もう行きたくない」と言い始めました。

上の子は、前回の正月は
高校受験を控えていましたが、
勉強道具を持って一緒に帰省、

あちらではさほど勉強できず
焦っていましたが、
帰ってきてから頑張って、希望校に合格。
よく頑張ったと思います。

一方で、義理の両親は孫に会いたがります。

それは自然なことだとは思いますし、
私としても、たまには娘たちの顔を
見せたい気持ちはありますが、

毎年、年末年始の貴重な時間を
義実家で過ごし、気力も体力も削る
のはもう限界です。

次回からは、もし行くなら
夫だけで帰省してほしい、、、
そう切り出したいのですが、

両親に気を遣うタイプで、
嫁としての私の振る舞いも気にする夫が
どう反応するか、考えると怖くて、
なかなか言えそうにもありません。

娘たちの受験などを
理由にできればよいのですが、
それはまだ2年も先のこと。

あと1回我慢して、受験を機に
「義実家帰省から引退」宣言をすれば
スムーズでしょうか?

川畑さんなら、どうされますか? 
お知恵をお貸しください!

【A】今この動画をご覧の方たちの中にも
「うんうん…」って共感している方が
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

先月・今月は、お正月疲れや帰省疲れが
出た方も多かったと思います。

ゆきんこさん、
ものすごく誠実で真面目だから
悩んでいると思うんです。

適当に済ますことができないというか、
やるからには徹底的にきちんとやろう、
いい嫁をしよう、いい子でいよう
と思うから、疲れてしまうのかなと
思うんですね。

川畑さんならどうしますか?と
訊いてくださっているので、
私の場合をお話ししますと、

もし、私が義理の家族と
年末年始を過ごすとして、

自分が疲れてしまう相手であれば
そこまで気に入ってもらう努力はしません。

ちょっとぐらい嫌われちゃっても、
嫌な嫁って思われちゃってもいいかな
という開き直りというか、
居直りというか、をすると思います。

だからと言って、わざと悪意を持って
コミュニケーションするとか
接するとかではなく、
自分のできる範囲でできることをやる。

お正月だから挨拶には行く、
料理も準備と片付けぐらいは手伝う、
でも、それをやったら、
必要以上に気に入られようとはしない。

気に入られて完璧な嫁をやろうとするから
疲れてしまう、
というのもあると思うんです。

ご主人の力も、うまく借りられると
いいですよね。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:1を100に捉えてしまう夫への伝え方に
悩んでいます。

例えば、
料理好きの夫が作ってくれた料理を、
夫は必ず感想を聞くので、

まずは
「美味しい」と本当に思っているので、
それを伝えてから

「でもこの香りや、
 この食材だけ苦手なんだよね」
と伝えると、

夫は
「じゃあ、まずいんだね」
という返事が返ってきてしまいます。

こちらとしては
「大体、ほぼ美味しいけれど、
 ここだけちょっと」

という90%くらいの、
ほぼ肯定しているつもりなのですが、
夫には伝わりません。

結局夫に
「その0、100の考え方じゃないんだって」
とこちらが不満に思ってしまい、

それに対し夫が
「本当そうやって否定から入るのを
 やめてほしい」
とその場の空気が悪くなってしまいます。

夫はそういう思考だ、心配性な性格だ、
100%で認められたいんだろうな、
ともう25年程一緒に過ごしているので、
頭では分かっているつもりですが、

夫に合わせた言い方は、
結局褒めるだけなのか、
自分が我慢するだけなのかが、疑問です。

また夫は料理をお酒を飲みながら作る人で、
料理時~食事の間に話した話題を
忘れることが多々あるので、

私が呆れている、諦めている、
料理時の夫の記憶や人柄を
信頼していないこともあります。

この先もこのようなやり取りを
繰り返したくないので、どうしたら、
0、100思考の夫に、数十%の内容や、
白黒ではない、グレーな部分を
伝えられるでしょうか? 

相手の軸のことを考えられていない
私の思考を変えるしかないのか、
ただただ受け止めるのが良い、など、
何かアドバイスをいただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。

【みかん・40代・女性・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

コミュニケーションでも、
相手に気がかりなことやネガティブな部分を
伝えるのは気を遣うものですね。

相手が身内といえども、
もともと他人である夫婦は、
異文化コミュニケーションを前提としないと、
驚きや行き違いによってストレスが
溜まってしまうことが少なくありません。

みかんさんは、
コミュニケーションの内容について、
どうすれば相手に真意が伝わるか、

今回のケースでは、料理の味についての
伝え方を問題視されていますが、

もしかしたら夫は料理の味よりも、
それらのやり取りを通じて、自分自身が
妻に心底受け入れられているかどうかを
測っているのかもしれません。

いうまでもなく、
みかんさんへの愛あるが故に
認めてもらいたいし、
全てを受け入れてほしいと
思っていることでしょう。

料理も真剣に集中していて、
みかんさんの言葉が
音としては聞こえていても、
話の内容まで聴けていないのかもしれません。

みかんさんからすると、
受け入れているからこそ本音で話ができるのだし、
そんなの当然のことと思うかもしれません。

でも、みかんさんも指摘されているように、
夫は心配性とのこと。

もしかしたら、
完璧でなければ愛されないという体験を…

たとえば、
子どもの頃にテストで90点を取っても
100点でないことを親に指摘され、

完璧でない自分はダメで
受け入れられないといった経験を
重ねているかもしれません。

未消化で、抑圧された
劣等感やら怒りやらの感情が
心の奥底に潜んでいて、

それがのちに身内となった妻との関係に
投影されて、料理の評価など、
ふとしたことがきっかけとなって、
不安や不満として現れているのかもしれません。

そうであれば、
問題はもはや料理の味ではなく、
日頃から夫がみかんさんにとって
かけがえのない存在であることが
伝わっているのかどうか、

たとえ完璧でなくても、それらも含めて
愛しているのだということが感じられる
態度やコミュニケーションが
なされているかどうか、
ということになるでしょう。

そのためにも、
日頃から夫が確認しなくても、
感謝や嬉しかったことに意識を向けて、
それを素直に伝える習慣を
つけると良いと思います。

ネガティブな部分を指摘したいときは、
感謝や喜びとは別なタイミングで
区別して行うと良いでしょう。

ポジティブな部分だけで
完結する会話を増やすことで、
彼が安心できる時間を増やしてみてください。

改善を求める部分に関しては、
例えば料理のケースなら、
これが苦手とか好きじゃないなど、
ネガティブな部分のみを伝える代わりに、

美味しかった、
今度は〇〇バージョンも試してみたいとか、
あなたの料理の腕で〇〇の食材なら
世界一になっちゃうかもといったように、

代替案としてより自分の好みなものを
伝えるのも良いかもしれません。

感謝や愛情のコミュニケーションが
ベースにあるうえで、
上記のようなテクニックを
ぜひ試してみてください。

応援しています!
 
   

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0217(大)

FROM 川畑のぶこ

あさちゃん(30代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】30代の専業主婦です。
夫は会社員で、仕事が忙しく不在がち。
私は3歳と1歳の子どもを育てています。

専業主婦なので、家のことや
子どもたちのことは極力、親を頼らず
自分で対処するよう心がけています。

それでも、家から徒歩7〜8分の所に住む母に
どうしても助けてほしい時があるのですが、
断られることが多く、
そのたびにとても悲しい思いをしています。

私は2人姉妹の姉ですが、幼い頃から
母は妹ばかりをひいきしていました。

妹の方が可愛いのだろうと諦めつつも、
どこかで母に認めてもらいたい気持ちが
ずっとありました。

でも、今またそれが辛い形で現れています。

妹夫婦は共働きで、
車で1時間ほどの所に住んでいますが、
母は何かあるたびに
妹の子どもを預かっています。

一方で私が、いろいろやりくりしても
どうにもいかず、
最終手段として母に頭を下げて
「助けてほしい」とお願いしても、

「予定があるから」とか、「翌日妹の
子どもを預かる予定にしてるから無理」
と理由をつけて断られることがほとんど。

上の子と私自身が同時に
インフルエンザになった時には
どうにも立ち行かなくなり、

ヘルプを頼んでも、
あっさり断られた時には涙が出ました。

ママ友には「お母さんが近くにいていいね」
と言われますが、実際には、年に1〜2回、
私の頼みたい時と母の機嫌のいい時が
たまたま重なれば、お願いできる程度。

遊びや息抜きで気軽にちょくちょく
預けるなんて絶対に無理です。

それなのに、母は人前では
協力的で献身的な祖母を演じるので、
周囲から「いいね」と言われるたびに
惨めな気持ちになります。

母がどうして妹ばかりを優先するのか、
私には分かりません。でも、母を愛する
気持ちは今も昔も変わりません。

そんな母が勧めてくれたからこそ近くに
住んだのに、この状況がとてもつらいです。

どうすれば気持ちを整理して、
この先もやっていけるでしょうか。
心の折り合いをつける方法が知りたいです。

【A】お母さんに対する愛があるからこその
辛さですね。

第一子、長子には
下の子ばっかり甘やかされて、可愛がられて
えこひいきされて…と、同じような経験を
している人も多いのではないでしょうか。

でも、あさちゃんのお母様も、
本当は、あさちゃんも妹さんも両方
可愛がりたいのです、愛しているのです。

でもそれがままならず、結果として
長女であるあさちゃんには厳しくなり、
妹さんには甘くなるという

歪んだ愛情表現になってしまったのだと
思います。

長子というのは、
特に同じ女性である長女というのは、
母親が自分自身を投影しやすい存在です。

自分の分身みたいに思ってしまうので、
自分に厳しいお母さんであればなおさら、
長子にもやはり厳しくなってしまうんですね。

なので、あさちゃんのお母様にはお母様の
課題があって、そうせざるを得ない理由が
あったんだという深い理解をしてみると

あさちゃんの持っている怒りや悲しみ、
苦しみが少し和らぐのではないかなと思います。

同時に、あさちゃんがずっと満たされたい
と思ってきたご自身のニーズや、
今も感じているお母様への愛情を
率直に伝えてみるというチャレンジを

勇気が要りますが、
ぜひしてみていただきたいなと思います。

あさちゃんが自分を大切にするという儀式
としてとても意味のあることです。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:いつもメルマガを読ませて頂き
勇気をもらっております。

主人の母と同居しております。
 
最近、娘に
お母さんとおばあちゃんが仲悪いせいで
ずっと嫌な思いしてきた、と言われました。

義母のことがストレスで主人とケンカしたり
知らず知らずのうちに
子ども達にあたっていたように思います。

 
今も義母のことは嫌いで
必要最小限にしか話しておりません。
 
ただ、子ども達に私と義母のせいで
辛い思いをさせてきたことが申し訳なく
ずっと後悔しております。
 
 
特に長男は人付き合いが苦手で
このことが影響してるのではと思っております。
 
 
これからどのように子ども達に接し
償っていけばいいのでしょうか。
長男はもう成人しております。

 
【ゾウさん・50代・パート】
 
 
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

姑さんが苦手であるにもかかわらず、
ご主人を立てて、ここまでがまんして
同居してきたのですね。

まずはご自身のその努力を
大いに称えてあげてください。

苦手な人、あるいは嫌悪する相手と
毎日、しかも長い時間、
顔を合わせなければならないほど
辛い修行もないと思います。

理想形とはいえなくとも、本当によく
頑張っていらっしゃると思います。

 
同時に、今回このように
娘さんの指摘によって過去を振り返り、
相談されたのは、
 
ご自身の言動が
周囲やお子さんに与える影響に関して
真摯に受け止める気持ちが
おありだからだと思います。
 
 
どう考えても姑に問題があるのなら、
ご自身の態度の正当性を主張したり、
取り合わなかったり、
ときとして居直ったりするでしょう。
 
 
また、お子さん自身も
母親を責めることはせず、
お祖母さんを困った人と
受け止めることでしょう。
 
 
後悔や罪悪感があるのは、
ご自身の姑に対する態度の正当性は
ある程度あるにせよ、
 
やはりどこかで「やりすぎだった」
ということを認めているからだと思います。
 
 
子どもにどのように償うか、
ということに関しては、
まずはシンプルに謝罪するということです。
 
 
そのときに言い訳をするのではなく、
娘さんの言葉はショックであるものの
真摯に受け止めたこと。
 
 
自分自身の言動を振り返り、
やはり行き過ぎたところがあること、
そのことで嫌な思いをさせてしまったことを
申し訳なく思っていて、
 
これからは完璧ではないかもしれないが、
より調和的なやりとりができるように
努力をすることを伝えてみてください。
 
 
子どもの過去は消せませんが、
母親がこれまでの彼女であれば
決してしなかったであろう努力を
している姿に触れられれば
  
納得してくれるかもしれませんし、
心打たれる可能性もあります。
 

これは、嫁姑の仲が悪ければ悪いほど、
劇的な変化による癒し効果は
大きいはずです。
 

もちろん、ここでいう変化は
徹底的に自身を抑圧したり我慢したりして
 
姑に迎合したり、おべっかを使ったり
ということではありません。
 
これでは苦行が増すだけです。
 
 
たとえ姑が自分にとって
好ましくない態度をとったとしても
過剰に反応しないということです。
 
 
表面的な反応をなくすことにとどまらず、
内面的な平静さを保つ努力が肝心です。
 
 
そのためには、まずゾウさんご自身が、
日頃からご自身をリラックスさせたり
楽しませたりする時間を
きちんと確保しておくことです。
 

このことで、
多少ストレスフルな出来事があったとしても、
 
心のエネルギー貯金があるので、
ゆとりある反応となるはずですし、
これは決して苦行ではないはずです。

 
ゾウさんにとって姑さんとは反対に、
 
この人と一緒にいると、
楽しかったり安らいだり
元気をもらえたり希望が持てたりする人、
エネルギーが充電される人は誰でしょうか?
 
 
そのような人たちとは積極的に
時間を持つようにしてください。
 
 
心のエネルギーが枯渇していると、
ストレスフルな出来事がおきると
マイナスになってしまいます。
 
 
すると、なぜ自分だけ嫌な思いを
しなければいけないのかと、
子どもに当たり散らすなど、
 
周りを巻き込んで憂さ晴らしをすることで
心のバランスを取ろうとするという、
傍迷惑な状態がおこってしまいます。
 
 
おそらく、ゾウさんの中で姑さんは本来
とても関心のある人だからこそ、
辛さが残るのでしょう。
  
関心のない人であれば、
どう思われようと気にならないはずですが、

どこかでゾウさんが
姑さんとはうまくやっていきたい、
認められたい、好意を持たれたい
という期待があるので、
 
いちいち言動が気になり
反応してしまうのではないでしょうか?
 
 
ゾウさんが反応してしまう姑さんの問題は、
彼女の自身の性格や
生まれ育った環境によって育まれた
価値観の問題かもしれないのに、
 
その難攻不落な課題の責任を
「私の努力が足りないせい」と、
 
優等生のようにどこかで過度に
自分に関連づけて背負い込み、
解決しようとしてしまうので
苦しくなっているかもしれません。
 
 
姑の問題は、彼女が自身で取り組むべき
人生の課題に未着手であることによって
起きている可能性がありますから、
 
そこは課題の分離をきちんとして、
適度な距離感を保つことも大切です。

  
これは、息子さんのことも一緒です。
   
娘さんが人付き合いや
対人コミュニケーションに問題がないのなら
(現に母親に大切なことを率直に
コミュニケーションできていますから)、
 
彼の人づき合いが悪いのは、
ある程度の影響は否めないにせよ、
必ずしも母親と祖母の関係性の悪さだけが
原因とは限らず、
 
彼の生まれながらにして控えめで内向的な
パーソナリティーのせいかもしれません。
  
彼にも彼自身の人生の課題があるのです。
  

そのような彼でも、
母親がどんなに困難な状況からでも
変化を起こした、あるいは起こそうと
努力する姿を目にすることができたのなら、
 
それは彼の前向きな変化にも
希望をもたらすことでしょう。
 
 
たとえば、姑さんや息子さんとの会話で、
この話題は相手も常に関心をもっていて、
ゾウさんもある程度関心があるもの、
互いに良い時間が持てるというものがあれば、
 
そのような話題を積極的に振って、
にこやかにやりとりしてみてください。
 
 
その際、相手に感謝している部分があれば
それも積極的に伝えてみてください。
  
ダメなところでなく、
良いところに意識を向けてみます。
 

そのことで、相手も自分に
関心をもってもらえているという
安心感や満足感が得られるでしょうし、

息子さんは相手と関わる取っかかりとなる
コミュニケーションを学ぶよい機会と
なるかもしれません。

もちろん、いちど崩れてしまった関係を
修復するには時間がかかるかもしれませんが、
 
焦らずに必要な時間をかけて
じっくり取り組んでみてください。
 
   

ーーー

 
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FROM 川畑のぶこ

いよかんさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】昨年夏に42歳で「これが最後!」
と思って2度目の転職をし、
もうすぐ半年が経とうとしています。

仕事にもだいぶ慣れた一方で、
最近どうにもストレスを感じるようになり、
悩んでいます。

この職場では、休憩時間だけでなく
業務中も会話が多く、
みんながよく雑談をしています。

業務に関係のあることなら
わかるのですが、

全く関係のないプライベートなことも
頻繁に会話が飛び交うため
なんとも仕事に集中しづらく、

必要以上に疲れてしまうことが
増えました。

私からすると
それは無駄話にしか過ぎず、
仕事の効率を落としているように
しか見えません。

上司や立場が上の人との垣根があまりなく
話しやすいのはありがたいことですし、
職場の雰囲気が明るいのは
良いことだと思うのですが、

業務中も絶えず話し声や笑い声が
聞こえると、
正直なところストレスを感じます。

さらに、一部の同僚からは
仕事に対する熱意や真剣さが
あまり感じられず、

やるべきことを適当に片付けているような
態度に、最近気づくようになりました。

もちろん、私より何年も何十年も
長く勤めている人たちなので、
要領もわかっているのでしょうし、

「このくらいのペースでやってれば
そこそこ終わる」
という匙加減もわかっていて、
それが常態化しているのだと思います。

が、まだ不慣れで余裕のない私が
一生懸命やっているときに、
お喋りが多くダラダラしている姿を見ると、
どうしてもイライラしてしまいます。

でも、新参者の私が口出しする場面では
ないと思い、毎回グッとこらえています。

せっかく自分のスキルを生かせる職場に
巡り会え、新しい環境で頑張ろうと
思っていたのに、

周囲の影響でモチベーションが
下がるのは辛いです。

この状況をどう乗り越えたらいいのか、
アドバイスをいただけたら嬉しいです。

 
【A】いよかんさん、とても真面目で
仕事熱心な方なんだなということが
伝わってきます。

本当に良心的な方なのだと思います。

まず、前提として、
今はまだ転職して半年ということで、

ゆとりがなくストレスを感じやすい時期だと
割り切っておいた方がいいと思います。

「もう半年が経ってるのに」と思うかも
しれませんが、考え方によっては
「まだ半年」です。

1年ぐらいかけて慣れていこうと思うと
いいかもしれません。

新しい職場に適応していくのには
ある程度時間が必要です。

そして、パーソナリティ的にも
いろいろなものをシャットアウトして
自分の世界に入っていくことによって
仕事のパフォーマンスが上がる人と、

人と関わり合うことによって
ニーズを満たしながら、
それがガソリンになって
起動力を高める人というのもいるんですね。

いよかんさんがどのような部署に
いらっしゃるのかわかりませんが、

人と関わることを必要とするような
部署であればあるほど、
お喋り好きな人は多くなりますね。

 
一方で、エンジニアなどは
そうではないかもしれません。

もちろん、お喋り好きなエンジニアも
いるでしょうが、自分の世界で
黙々と作業をすることで
業務効率を上げていく人は
多いのではないでしょうか。
 

カスタマーサービスであるとか
ヒューマンリレーションとか
人と関わり合うような立場の人
というのは

割とコミュニケーションをすることに
よって、自分の心理的なニーズを
満たしていく、

そして、そのことによって仕事の
パフォーマンスも上がる、

そのような人が割と多く集まる傾向が
あるようです。

いよかんさんは、どちらかというと
職人気質といいますか、
仕事は仕事、プライベートはプライベート
と、分けて集中する人だとお察しします。

また、置かれた環境についてですが、
ご自身にゆとりがある時というのは
周囲のことももさほど気にならないと
思うんですね。

今はまだ、ゆとりがない。
なので、周囲のノイズも気になりやすい
のではないかと思います。

まずは、時間の経過というものを
一つの指標として、

ご自身の心境の変化、耐性の変化
と照らし合わせて見ていくことを
お勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:最近あまりなかったのですが、
気分が落ち込みすぎると、
人との会話に困難が生じます。

相手が困っているのがわかっても、
無の状態になり、声も低くなり、
 
言葉も、もうありえないからという
雰囲気を出しながら、
吐き捨てるように、
きつくなってしまう私に悩んでいます。

   
先日、エアコン取り付け業者に
依頼をしました。
 
約束の時、17時からにして欲しいと
お願いしたところ、あまりに遅くなると、
暗くなるので、16時が限界ですと言われ、
 
お友達と約束していたのですが、
その日にお願いしました。

  
そして、当日。
お友達と過ごしていた時間を
切り上げたにもかかわらず、
予定時刻に来ず、
1時間後になると言われました。
 
であれば、最初から17時にしてくれれば
よかったのにという思いを抱えながら、
 
しようと思っていた予定を済ませて、
17時までに急いで戻ると、
まだ来ていませんでした。

  
電話をすると、
今高速で急いで向かっていて
あと30分はかかると言われてしまい、
 
この気持ちだとうまく業者と話せないと思い、
後日にして欲しいと思い、提案しました。

もともと別のお友達と
夜に会う約束もあったので、
断ろうと思ったのです。

しかし、そうなると、
次の予約がもっと先になると言われ、
そうすると、寒い日が続くと思ったので、
仕方なくお願いしました。

  
しかし、家で作業してもらう間も、
全く気持ちが戻らずにいました。
 
すると、外の配線の長さが足りず、
新しいものに変えたほうがいいと、
追加料金を請求されました。
 
その話は数日前に、
取り付け場所を見に来た時は、
長さは十分に足りますという話があったのに、
もうそれで、気分がさらに下がりました。
 
 
それで少し気分を取り戻したのですが、
相手もただならぬ雰囲気を察したようで、
値下げをしますみたいなことを
言い出したのですが、
 
そんなことでは気分は上がらず、嫌味っぽく
「こんなに費用がかかるなら、
 エアコンではなく、
 他のものを買えば良かったです」
と言ってしまいました。

すると、相手は
もうどうしたらいいんだ、
みたいな顔をしました。

 
それで、どうしようか悩んでいると、
さらなる値下げをしますと言われて、
もう信用度も下がり、本当に大丈夫か?
と思うほどでした。

大手の引越し業者の
下請けさんだったのですが、がっかり。

 
思い返せば、こういうこと、
昔はよくあったんです。

断捨離をする前の、闇の時代。
心が荒んだ時に、
相手を人間として扱えない自分。

こう扱われるべきだと思っていたのに、
そうでなかった時の失望感。

自分は悪くはなくて、
相手が全面に悪い感じが出てしまう自分。

何でこんなことに私を巻き込んだの?
という感じ。

自分は遅刻することもあるのに、
相手に時間を無駄にされたと思った時、
気持ちの切り替えがしにくい私。

プロとして、時間を守るのは当然じゃない?
お金を取るんだったら、しっかりやってよ。
そんなの当たり前でしょ。

いやーな私が溢れ出すことが、
昔はしょっちゅう。

 
あとから思えば、相手にも事情があったし、
仕方のないことだし、
相手も高速で来てくれたし、

私たちが快適に暮らすために、
夜も遅くて、暗い中で、しかも冬で寒い中、
頑張って作業をしてくれたのに、
感謝もできない私。

自分の予定が台無しにされたと、
気分を害してしまい、被害妄想になる私。

まだこの心の闇があるのかと思うと、
病気なのかなと思ってしまいました。

自分との関係性は、
今とても良くなったので、戸惑っています。
 
私が気づけていない私がいる気がして、
メールを送りました。
何かアドバイスをもらえたらと思います。
 
【サリー・30代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

せっかくの友人との楽しい時間を犠牲にして
スケジュールのやりくりをしたのに、
時間通りに来なかった業者に
悪態をついてしまう、

そして、そんな闇のある自分にも
嫌気が差してしまっているのですね。

自己分析をして
より良い自分になろうと努める
サリーさんの健気さや誠実さが伝わってきます。

 
まず、
サリーさんに受け入れていただきたいのは、
人間は誰でも闇を持っていて、
それ自体は自然なことだということです。

すべての闇を消そうとしても無理なことを
知ってください。

陰も陽も、
絶妙なバランスのうえに存在しているのは
私たちの心も一緒です。

 
私たちは己のニーズが満たされないと、
少なからず悪感情を抱くものです。
 
自分に完璧を求めない姿勢は
相手への寛容さにもつながることでしょう。

 
否定的な感情が湧いたならまず、
「ああ、今私は怒っているんだな」と、
「人間だな」と、それを認識して
素直に受け入れてみてください。

ただし、感情を受け入れるイコール
感情にまかせて行動して良い
ということではありませんし、
相手に悪態をつくことを
正当化するものでもありません。

否定的な感情を受け入れつつも、
悪態をつかず平静に対応することも可能です。

闇の存在を受け入れつつも、
その感情に飲み込まれない術を
身につけておくことは肝要です。

 
イラッときたら、感情に気づき、
一旦呼吸に注意をむけます。
吸って、吐いて×3回くらい
意識して呼吸をしてみます。

そして、
「ああ、今私は怒っているんだな」
「人間だもんな」
「今日はとくに友人との時間を
 犠牲にしたからだな」
と自分の気持ちに気づいてあげます。

これだけでぐんと心は落ち着くはずです。

 
そして、サリーさんが、
過去に似たような経験をしたにも関わらず、
さほど苛立ちや怒りが湧かず、
しなやかに対処できたときのことを
思い出してみてください。
 
そのときのサリーさんはどんな状態でしたか?
苛立つときとの差はいったい何でしょうか?

 
多くの人は、基本的に
自身のニーズが満たされているときには
他人にも寛容になれます。

睡眠不足のときよりも
睡眠が十分取れたあとのほうが、
お腹が空いている時より満腹のときのほうが
ゆとりをもって相手に向き合えます。

 
心理的なニーズも然り、サリーさんご自身も
「落ち込み過ぎたときに困難が生じる」
とおっしゃるとおりです。

友人との楽しい時間は
犠牲の感覚をともないますが、
それが職場の義理の付き合いのあとなら
さほど苛立ちは覚えないかもしれません。

そうであれば、
「すべてを効率よく今日のうちにこなす」
のではなく、

「何より友人との楽しい時間を優先し、
 集中して、その前後は
 スケジュールを入れずにゆったりすごそう♪」
  
とスケジュールの断捨離をすることで、
心が満たされやすくなるでしょう。
  
そんな時間を満喫して
睡眠も十分にとれた翌日などに、
業者が約束通り来られなくても
冷静に対応できたかもしれません。

 
自己犠牲を強いる日々を送っていると、
自分はこんなに
相手のために無理をしているのに、
相手は私に対してそうしてくれない
(=私を大切に扱ってくれない!)といった、
 
貶められたような気分になって
怒りを感じてしまいます。

 
自己犠牲と感じていることは、
可能な限りひとつずつ手放していくことです。

  
住宅設備業者が工事や修理の約束に
数時間遅れたり早まったりするのは
想定内のことで、

通常であれば、あらかじめそのことが
コミュニケーションされて
了承しているはずです。

(もしそのようなやりとりがされておらず
了承していないのなら、
前後する可能性があるので
ゆとりある日に設定することを
客に伝えるよう要請しましょう)

 
当然のことながら、
相手はサリーさんを尊重していないわけでも
怠けているわけでもなく、

彼らにできるその時点での精一杯を
しているだけなのは
サリーさんも認識されていると思います。
 
 
日頃から、心のエネルギーが
充電できている状態が保たれていると、
多少エネルギーが低下する出来事があっても
それなりにバランスがとれるはずですから、
 
まず自分の心理的なエネルギーの状態に
注意を向けて、
エネルギーが枯渇しているなら
まずそれを満たすことを
心がけてみてください。

  
自分に優しくなることは
相手に優しくなること。

空間にも時間にもゆとりをもたせることは、
心にゆとりをもたらしますし、
自分にも相手にも優しくなるための
大切なステップです。
 
 
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

のりまきさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】夫55歳、私は48歳、
バツイチ、子なし同士、
2年間の交際を経て昨年、再婚しました。

交際期間中はお互いに気楽な関係で、
私の自由奔放な性格も
「君らしくていいね」と
受け入れてくれていた夫。

でも、結婚してから
急に態度が変わりました。

今では、どこに行くにも
「誰と会うの?」とか
「何時に帰るんだ?」と
細かく訊かれるようになり、
正直かなりストレスです。

もちろん、夫なりに心配してくれて
いるんだとは思います。

でも、交際期間中はお互い、
適度な距離感を保ちながら
付き合っていたのに、

結婚した途端に束縛が強くなった
ことに戸惑っています。

「こんなはずじゃなかった。
もっと自由でいたい」と思っても、
夫を傷つけたくないから
本音を伝えるのをためらってしまい、
ますますモヤモヤしてしまいます。

結婚する前に、このあたりのことを
もっとちゃんと話し合っておくべきだった、
と後悔先に立たずです。

バツイチ同士だからこそ、
もう少し大人の余裕がある結婚生活を
想像していたのに、全く違っていました。

夫のことは大好きなのに、
今では毎日が窮屈に感じられること
さえあります。

私たちのような再婚夫婦が、
互いを束縛し合うことなく、
でも仲睦まじく、無理なく、
自然体で過ごすには、
どんな心構えや関わり合いが必要でしょうか。

【A】結婚してみたら
恋愛していたときとは違ったというのは、
本当に多いケースだと思うんですね。

初婚、再婚に関わらず、
あり得ることだと思います。

恋愛中は、会う場面や時間が
限られていますので、お互いに
ベストな状態、ゆとりがある状態
をある程度保てますよね。

そして、いいところを見せる、
あるいはちょっと無理をすることも
できると思うんです。

ただ、結婚するとずっと一緒にいるわけ
ですから、ここ一番という頑張っている
自分だけではなく、素の自分というのも
どうしても出てきますよね。

今回、のりまきさんの素の部分と、
彼のナーバスな部分が出てきた
ということだと思います。

のりまきさんは、結婚する前に
ここはちゃんと話をしておかなきゃ
いけないところだった、

価値観を確認しておくべきだったと
思っていらっしゃうようですが、
これは結婚してからでも
全く遅くないです。

結婚というのは異文化交流。

価値観のすり合わせで、
ぶつかり合いがあって当たり前と
思った方がいいですね。

結婚はゴールではなく
あくまでもスタートです。

「結婚」プロジェクトのカリキュラム、
大きなステップ1がきた、と思って
 
ぜひ、ご主人のことも、
のりまきさんご自身のことも
大切にしながら、

率直なコミュニケーションをとる
レッスンをしていただきたいなと
思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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