20211004

FROM 川畑のぶこ

今日は、かれんさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
2年半ほど不登校の、
小学6年生の息子がいます。

かつて、溶連菌にかかった後に
アトピーが悪化し、体調を崩し、
抜毛症がひどくなったのが、
学校に行けなくなったきっかけでした。

最初は体調の問題だけだと思っていたのですが、
WISC-Ⅳ(ウィスク・フォー)という
発達検査をすると、
言語理解と知覚推移は平均より高く、
ワーキングメモリーと処理速度が平均より低く、
開きが30あり、
発達にも凸凹の問題があることが分かり、
今は不登校の状態を受け入れています。

が、実際は、
不登校の子どもに対する支援はほとんどなく、
週1回50分だけ通っている所があるだけです。

家ではほとんどの時間を、
YouTubeを見て過ごしています。
タブレットの学習を今、少しずつ始めています。

息子は最近、デジャブと感じることが
頻繁なようで、怖がっています。

「そんな経験は誰でもあることだよ」
「勘違いだと思うよ。気にしなくていいよ」
と言っても怖がります。

これは治療が必要なことなのでしょうか?
わからないことが多く、不安です。    

   
【A】
かれんさん、息子さんのこと、
アトピーだけでもとてもご苦労が多く
大変ですね。

私も日頃、アトピー専門のクリニックに
カウンセリングや支援で出向くことが
ありますが、

アトピーの問題というのは、
たかが皮膚病、のように思われがちで
あまり重要視されないというか、
例えば、内臓疾患やがんなどと違い、
重い病気と捉えられない傾向があるんですよね。

なので、患者本人の辛さと周りからの評価に、
ものすごく乖離があるのではないか
と私は感じています。

治療や社会生活については、引き続き、
かれんさんが積極的に情報収集をして、
息子さんのサポートためのネットワーク作り
を拡大されることをお勧めします。

発達や不登校のお悩みについても、
医療機関を受診しつつ、
息子さんご自身のペースやタイミングを
母親であるかれんさんが優しく見守りながら
二人三脚で進んでいただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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180813

今日は、すみれさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
25歳の次男のアトピーがまだ治りません。

私は次男を妊娠中、慣れない土地での人間関係に悩み、今思うと
ノイローゼ気味になっていました。生後1ヶ月から湿疹が出始め、
皮膚科で出される薬が合わなくなり、どんどん症状が悪くなって、
私はますます神経質になりました。

藁にもすがる思いで民間療法をして、なんとか普通に学校にも通え、
大学を卒業、今年、就職をして、一人暮らしをすることになりました。
やっと私の思いからも解放されて、きっと良くなると思っていました。
私も2年前から断捨離を意識して、子離れもして、自分自身を楽しむ
生活をしていました。

けれど先日、帰省した息子を見ると、肌の状態が良くない。
体質改善のサプリなどを勧めても飲みたがらない。このようなものも
本人がその気にならなければ、無理強いしても効き目もないし、
買ってあげたところで、飲まないのだろうと思い、モヤモヤしています。

息子の肌を弱くさせてしまったことは、全て私の心の問題だとずっと
申し訳なく思ってきました。息子は一度も恨み言などは言いません。
アトピーもこの思いも断捨離したい。でも、まだできていない。

25歳になった息子に対して、私のできることは何なのかと、
アドバイスいただきたく、よろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

すみれさんの、息子さんへの愛情が伝わってくるご相談ですね。

まず、すみれさんは、息子さんの病気は自分のせいだと決めつけて
責めていらっしゃるようですが、これはそうとは限りませんから、
あまりご自身を責めないようにされてください。

もちろん、出産するときの子どもの状態は、母体の影響も受けますが、
今は本当にたくさんの人がアトピーになっています。実は私自身も、
生まれたときからアトピー性皮膚炎を持っています。

私の小学生時代は6クラスで、その中でアトピーを持っていたのは
2~3人程度でしたが、今はもっと多いですよね。数人に一人ぐらいは
アトピーだったり、皮膚が弱かったりということが、統計的にも出ている
のではないでしょうか。

そんな中、では、そのお母さん全員が不摂生して、不健全な生活をして
いるのかというと、必ずしもそうではないですよね。もしかしたら、
まだ気づいていない環境や空気の問題だったり、住まいの問題だったり
、、、そういうこともあるかもしれません。すなわち、個人では
どうしようもない現代病なのかもしれませんよね。

アトピーというのは、ラテン語で「奇妙な」という意味。
「奇妙な」というくらいですから、原因が不可解だということです。
「私のせいだ」と決められるものでもないということなのです。

本当にすみれさんのせいならば、すみれさんが良くなれば息子さんが
良くなるのかと実証されなければいけませんが、
そうとも限らないわけですね。

続きは、ビデオでお話しします……

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