FROM 川畑のぶこ
今日は、小春さん(50代・女性・パート)
のご相談にお答えします。
【Q】80歳の母が
20年前からカルト宗教にハマり、
30年前に他界した父の遺産を
つぎ込んでしまいました。
母は父とたいへん仲が悪く、
私が高校1年生の時に家を飛び出し
父が他界してから戻ってきたのですが、
私と妹、弟の3人の子供ども達に
なんの相談もなく、
勝手に毛皮のコートや着物や布団など
訪問販売を次々購入、
最後に宗教にハマりました。
母は頻繁に仲間と携帯で連絡を取り合い
まるで監視されているようですし、
日付や方角に縛られて行動し、
多額のお布施でいつもお金がなく
築45年の家の手入れも全くしていません。
子どもや孫、私の夫の両親や
親族に宗教の教えを強制したり、
あなた達の分まで拝んでやってる、
と感謝を強く求めてきます。
そのため、
たまに会えばすぐに口論になり、
その宗教について悪く言うと
バチが当たると騒ぎます。
私達には脅しにしか思えず、
全くコミュニケーションが取れない母
に親族一同、たいへん困っています。
母自身が、宗教を信仰したいと思う
自分の気持ちより、
家族と人生を共にすることを選んで
もらうにはどうしたらよいでしょうか。
今、LINEでの連絡と、ごくたまに
様子を見に数分立ち寄るだけの状況で、
高齢の一人暮らしの母のことが
ずっと気掛かりで仕方ありません。
最近、年齢的に焦りを感じているようで、
宗教を理解してもらうために
じっくりと話がしたいといった
手紙が届くようになり、
またすぐに口論になるだろうと思うと
どうしても気が進みません。
残り少ない母との時間の過ごし方を
アドバイス頂けたらと思います。
よろしくお願いします。
【A】切実なお悩みですね。
大好きな、大切なお母さんが
カルトにはまってしまって、
財産をつぎ込んでしまって
お金がないという状況ですよね。
このようにはまってしまって
視野が狭くなってしまっている時、
そこから抜け出させるようにするのは
すごく難しいですよね。
そんな中で、小春さんが誠実に
お母さんのことを思って、
なんとか家族と一緒にいたいと
思ってくれないか、
家族との人生を選ぶように
してくれないかなと、
お母さんを見捨てるのではなく、
拒否するのではなく、
それでもお母さんをちゃんと含みたい
という思いやりの気持ちと
誠実さをお持ちなのが
本当に素晴らしいなと思います。
こういった宗教を信仰すること自体は
全然悪いことではありません。
ただ、周りも巻き込みながら
経済的なダメージも大きくなって、
最終的には
生活も機能しなくなってしまう、
これはものすごく不健全な状態です。
不健全で攻撃的なスピリチュアリティ
なんて呼んだりします。
ここから脱却してもらうには
どうしたらいいかということですが、
まず、相手の動機を理解する
ということがとても大事です。
その宗教は良くないから、
変なものだからやめなさいと、
否定的な部分や矛盾している部分を
あげつらっていくと、
お母さんはきっと人格否定された
ように思ってしまいますね。
お母さんがそうならざるを得なかった
背景というものが、必ずあるはず。
まずはそこに耳を傾けるという姿勢が
とても大切になってきます。
続きは、ビデオでお話しします……
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