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FROM 川畑のぶこ

今日は、TMさん(30代・男性・サービス業​​)
のご相談にお答えします。

 
【Q】レジリエンスという言葉を知ってから、
いろいろな心理学を学ぶようになりました。

学んだことを実践し続けて、
今ではすぐに認知の修正ができるようになりました。

3年以上大きなストレスはなく、
白黒思考や結論の飛躍などの不健全思考はほとんどしません。

ただ攻撃的な人から責められると
「意見を言うときはアサーティブに伝えるべきだ」など、
「べき思考」が働いていまいます。
このときのストレス度合いは3から4です。

出来事の直後に「どんなに共感できなくても
相手には考えの自由がある」と
バウンダリーを意識して気持ちを切り替えています。

自分としてはもっと穏やかな気持ちのままでいたいのですが、
これは自分に求めすぎでしょうか?

最近「何が起きても動揺してもイライラしてもいけない」
という考えがあることに気づきました。

もっと穏やに過ごすために
「こういうインプットや実践がオススメ」
という意見をお聞かせ頂ければ幸いです。

マインドフルネスやゲシュタルト療法など
興味のあることはたくさんあります。

 
【A】TMさん、とても勤勉ですね!
心理学用語がたくさん出てきて、
よく勉強されているのがわかります。

「レジリエンス」というのは
心の回復力、ストレスへの対処法、というような意味ですね。

風船が凹んだ時にポンッと跳ね返す力があるように、
私たちには、心が凹んだ時に跳ね返す力が備わっている、
そのことを指します。

また、いろいろと勉強・実践されるうちに、
認知の修正ができるようになったとのこと。

ものの見方や考え方が不健全な時に、
それを健全なものに変えることを「認知修正」と言いますが、
それができるようになられたのは素晴らしいと思います。

考え方を変えることほど難しいことはありません。
ブッダも、人間が最も執着するのはものの見方や考え方で、
執着ほど人間を苦しませるものはないと言っています。

それができるようになるということは
とても大きな安らぎをもたらすことと思います。

ただ、このような勉強をすればするほど、
TMさんもおっしゃる通りに、それができていない人のことも
気になるようになってしまうんですよね。

そして、それは「〜ねば」「〜べき」といった、
完璧主義思考から来ています。

完璧主義があると何事も苦しくなってしまいますね。
それを無理なく手放すためのヒントをお伝えします。

続きは、ビデオでお話しします……

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20210208

FROM 川畑のぶこ

今日は、みぃさん(50代・看護師)
のご相談にお答えします。

【Q】
息子は、小学5年生頃から中学は不登校。
通信高校に入学しましたが、
結局、自動除籍になり、現在ずっと家にいます。

先日、突然「僕、HSPだと思うねん」
と打ち明けられ、私はその時初めて
HSPという言葉を知りました。

私は、日夜問わず不規則な勤務で留守がちなので、
家にいる時はなるべく息子との会話を大切にしたい
と考えています。

もっとも、それは息子が私と話したい時、
聞いて聞いて、という感じの時に限ります。

私が話したくても、息子がそうでない時は、
反応がすこぶる悪く、
「はぁ~?それがどうしたん?おかん、
説明下手やねん」と言われてしまいます。

彼は、頭の回転はものすごく速いと思います。
私の話は聞いていてイライラするみたいです。

私は、どういうことに気をつけて、
息子と接したら良いかわからなくなっています。

話したい気持ちは山々なのですが、
最近、会話をするのが恐怖です。

HSP、繊細な人と言っていますが、
HSPの人の言動が、
周囲の人に嫌な思いをさせたり、
気を使わせたりしているとしたら、
それってどうなの?と思うこともあります。

先日、息子が私の意見を全否定して、
バカにしてきたので
「お母さんだって人間なんだから、感情あるよ。
もう、話すのイヤになってくるわ。
そんなつもりで言ったんじゃないのに。しんどい」
と言ってしまいました。

それは、今週公開の草彅剛さん主演の映画が観たい
と2人で話していたときのことでした。

観たいというところまでは息子も私も同じ気持ち
でしたが、私が「とかくキムタクが目立っている
けど、ツヨシ君の方がいろんな役ができるし、
頑張って欲しいな~」と言ったら、

息子が「キムタクだって頑張ってる。
ジャニーズ事務所に残ったのも、それはそれで
キムタクの信念で、キムタクは何も悪くない。
比べるのはおかしい」と、
ものすごく感情的になりました。

単に、他のメンバーもそれぞれのキャラで
頑張って欲しいな、というおばちゃんのつぶやきが、
息子には全く通らずの一件でした。

そんな息子と、
私はどう向き合っていけばいいのでしょうか。

【A】
みぃさんの母心がビシビシ伝わってくるご相談です。

息子さんが愛しいがゆえに、
そして、繊細な息子さんを傷つけまいとして、
いかに調和的に親子関係を保っていったらいいのか、
でも、私にだって限界があるわよという、
そんな叫びが聞こえてくるようです。

看護師さんということで、
昼夜逆転などもありお仕事は不規則でしょうし、
おそらく、みぃさんの中に、
ずっと子どもに寄り添ってこられなかった自分にも
非があるのではないかと、罪悪感のようなものも
少しおありにあるのかなとお察しします。

まず、HSPについてですが、
最近では本当によく聞くようになりました。
感受性が高く、繊細で、刺激にとても敏感な人
のことを指します。

詳しくは動画の中で解説しますが、
みぃさんの息子さんはHSPに加え、年齢的に
今ちょうど反抗期の最中なのかもしれませんね。

文面を拝見する限り、
みぃさんの息子さんに対する態度は
とても共感的だと思いますし、
親子で一緒に映画に行けるなんて
すごく素敵だなと思いますが、

親子が同心円になりすぎてしまって、
相手に対してあたかも自分のことのように接して
しまった場合、互いに消耗してしまうというような、
ネガティブな面も常につきまとうことになるのも
また事実で、それには注意が必要です。

続きは、ビデオでお話しします……

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FROM 川畑のぶこ

今日は、さやままさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

【Q】
同じ市内に住む86歳の母のことで相談します。

私が幼い時から長女ということもあり、
年子2人の弟に比べ、何かと厳しく育てられてきました。

お金には不自由なく、いろんなお稽古事などさせてもらい、
母にとっては期待された子どもだったと思います。

ただ、母にとっては姑との確執があり、その不満を私にぶつけるような
こともたびたびありました。子どもの言い分を一切聞かない、
何日も無視を続けるなど、理不尽な怒られ方を、いつもされてきました。

大人になってから、母との関係がうまくいってないことに気づかされました。
幼少期にされたことを伝えても母はまったく覚えておらず、それに驚かされ
ました。 認めて謝ってほしかったのに、それはありませんでした。
 
ただ、私も早くに結婚し子ども二人を育て上げ、孫もでき、夫とも、
けんかをしながらも何とか生活しております。

母とは疎遠で、たまに顔を見に行こうとしても、同居している弟が、
母が認知症なのでたくさんの人と会うと混乱すると言い、1年に2回ほど、
近くの娘宅で30分ほど会うのみです。確かに、同じことを何度も繰り返し、
耳も遠いので、私との会話もほとんど成り立ってはないのですが…。

平日の昼間は私も仕事で出かけられず、休みの日に行きたいとは思っても、
なんとなく足が遠のいてしまっています。このまま認知症がさらにひどく
なっていき、心を通わせられないまま見送ることになるのは、悲しいのです。

親孝行は私が幸せに過ごしていることと思い、ひ孫にも時々会える環境で、
このままでいいのかとも思いますが…。母に何かしてあげられることは
ないかと、思案しております。 アドバイスがあればよろしくお願いします。

【A】
さやままさんのお母さんに対する愛情がひしひしと伝わってくるご相談です。

お母さんに幼少期にされた対応を嘆きながらも、認知症のお母さんに
自分が何をしてあげられるのかを一生懸命考えていらっしゃる。
本当にお母さんのことを大好きで愛しているんですね。
愛しているがゆえに、あのとき私にどうしてあんなことしたのという
苦しみや憎しみも出てくるのでしょう。

さやままさんの心の叫びは「私を愛してください」ということ、
そして「それを確認させてください」ということではないでしょうか。

子どもにとって母親の存在というのは絶対的で、神様のようなもの。
幼少期に母親に愛されるか愛されないかは死活問題ですから、そのような
時期に、理不尽な怒られ方をしたり、無視されたりということが続いて、
自分は愛に値しないのではないかという不安が強く、それが未消化なままだと、
大人になってから今回のさやままさんのような苦悩を抱える場合があります。

まず、当時のお母様の、さやままさんへの態度については、見方をちょっと
変えてみること、そして、現在のお母様への向き合い方については、
ある意図を持って行うことをおすすめします。

続きは、ビデオでお話しします……

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200305

こんにちは。川畑のぶこです。

なかなか終わりの見えない新型ウイルス騒動で、なんとなく気持ちも
どんよりしてしまっている方も多いかもしれませんね。

今日は、いつものお悩み相談形式ではなく、こんなときにもパニックに
陥らず、心穏やかに過ごすヒントを、緊急配信いたします。
   
みなさんに私の気持ちを届けたく、20分ほどのロングバージョンに
なってしまいましたが(笑)ぜひご覧くださいね!

ーーー
動画の中で川畑のぶこが引用した、中原医師のメルマガ全文は、
こちらに掲載されています。併せてご覧ください。
▼サイモントン療法協会 Facebookページ
http://bit.ly/2IjU0i6
ーーー   
   
川畑のぶこメッセージは、こちらをご覧ください。

なお、3/9(月)のビデオメルマガ配信はお休み、
次回は3/16(月)配信となります。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、フクロウさん(60代・介護士)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
昨年も一年ありがとうございました。
おかげさまで心を大きく曇らせる事なく、亀のような歩みではありますが、
前向きな日々を過ごせる一年となりました。

私の2019年の「なりたい自分」は、怒りの感情を抑えて自然な笑顔を
出せる自分になる事です。外国人の方が、店員さんに当たり散らし、
物を投げ付けたりしている映像を最近テレビで見ました。

原因はとても些細な事だったり、自分の勘違いだったりで、働いている側の
店員さんも怖くて大変だなぁと思いつつ、私自身も時間のない時などに
対応の遅い店員さんにムッとする事はあるなあと感じました。

逆に、自分も仕事で不条理だと思うような言葉を利用者さんからかけられた
時に、怒りの感情が込み上げ、自分を守ることを最優先にしてしまい、
言葉の奥にある相手の心情を受け止める余裕に欠けてしまい、
介護士としてまだまだだなぁと思う出来事もありました。

同僚や友人知人との会話も、健康問題や家族や仕事の愚痴話で話が盛り上が
ってしまい、逆に楽しかった思い出話などは他人にはあまり話さないように
した方が良いのかなぁと感じ、自分の宝物にしています。
ブログやフェイスブックなどで発散されている方も今は多いと思いますが、
私は苦手でやっていません。

自分なりの過ごし方を見つけ、他人を傷付ける事なく他人に嫉妬する事も
なく、自然体で過ごせる人間関係をさらに構築できるような、明るい一年に
して行きたいと思います。そのためにはどんなことを意識していけばよいで
しょうか。ヒントをいただければ幸いです。
~~~~~~~~~~~

フクロウさんのとても誠実な気持ち、そして優しさ、思いやり。相手の悪い
ところを見たときに、相手をやみくもに避難するのではなく、自分自身を
照らし合わせて、自分を投影して、「自分もこんなところあるよな」と
顧みるあたりは、とても俯瞰力があり、素晴らしい姿勢ではないでしょうか。

このように「そう思ってしまっている自分」をちゃんと意識している自分、
「このような認識を持っている自分」を認識すること、これをメタ認知と
言いますが、フクロウさんはメタ認知の姿勢をお持ちですね。

まずこのように問題意識を持てていること、ただ「頭にくる」ではなく、
自分をも投影して「なるほど、こういう心の働きってあるよな」と、
ちゃんと相手の心理を理解すること、共感することは、とても大きなことです。

そして、もうワンステップ、そういったネガティブな感情をどうやって
コントロールしてゆけばよいかというお悩みについて。

フクロウさんは「怒りの感情を抑えて自然な笑顔を出せるように」というのを
今年の目標にしていらっしゃるようですが、感情を抑え込むというのはあまり
いいことではないことを、まずお伝えしたいと思います。

では、どうすればよいのでしょう?

続きは、ビデオでお話しします……

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190114

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、やよいさん(40代・家業を継ぐ嫁)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生こんにちは! いつもありがとうございます。

2019年、なりたい私について考えてみました。いろいろ出てきましたが、
突き詰めると「他人と比べない人になりたい」ということに落ち着きました。

私は、昔からすぐに他人と比べてしまいます。そして感じる劣等感…。
手先が不器用なので、何をやっても劣っている気がします。

同じ作業をしたら他の人より時間がかかり、仕上がりもたいしたことない
という残念な結果になります。だから、子供の頃は図工や美術の授業が
大の苦手でした。

自分の容姿などに関しても、自分のマイナスなところを周りの人と
比較しては、劣等感を感じています。良いところに目が向けられないんです。

一生懸命家事や家の仕事をしているのですが、なんだか要領が悪く
「自分は本当に役に立っているのか?」と不安になったりします。 別に
そこを誰かに指摘されたわけでもないのですが、自分でそう思ってしまいます。

周りを気にすることなくもっと自分に集中したい。自分がしていること、
自分自身にもっと自信を持ちたい。そんな私になるために、アドバイスを
お願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~

私たち人間は社会的な動物ですから、他の人と比べてしまうというのは、
みんな少なからずやっていることだと思うのです。私も例に漏れず、です。

「比較する」こと自体が悪いことかというと、決してそうではありません。
ただ、程度問題なのですよね。

社会の中でどうなのか、周りはどうなのか、その中で自分はどういう立ち位置に
いるのか、という社会的調和を図るとき、いったいどれくらいを目指すと効率が
いいんだろう……。

社会的調和をとれば、それは結果的に自分の利益として返ってきますし、自分の
心の中にも調和としてもたらされることがたくさんありますから、そんなふうに
比較をして調整を図るというのは、決して悪いことではないのですよね。

ただ、ご相談内容を拝見して気になったのですが、やよいさんのおっしゃる
「比較」というのは、もしかすると「常に」、しかも「ネガティブなところ」
ばかり、自分のいいところではなくて、駄目だと思っているところばかりを
取り上げて、常に「自分よりいい人」と比べているということではありませんか?

やよいさんの中に、ご自身のものさしで決めた器用・不器用があって、その中で
自分は不器用の分類に入る。世の中、他にも不器用な人はいるのに、その人たち
とは比べない、器用な人とだけ比べている、ということだと思うのです。

なので、「いったい私は、何を、誰と比較しているんだろう」ということを明確に
して、書き出すことをお勧めします。「私は劣っている。なぜなら○○と比べて
これができないから」というように書いていただきたいのです。

続きは、ビデオでお話しします……

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今日は、くろまめさん(60代・自営業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
何事にもセカセカしてしまい、自分を追い込む私を捨てたい。

日常やる事はたくさんある。年と共に仕事は遅くなり、
予定した家事、やりたかった事のいくつかは次回へ残ってしまいます。
そのためか、食事を作る時も食べている時も、また、何かをやっている
最中も、次の事が浮かんできて気になり、「あぁ、急がなくちゃ」と
いう気持ちになってしまいます。

時間があっても、そんな気持ちの時が多く、これではいけないと
深呼吸したりしますが、そんな時はあまり効果がなく、
呼吸が浅いなと思いつつ、戻せなくなります。

加齢が原因なのでしょうか?
落ち着きのない私を捨て、優雅な仕草で生きてみたいです。
~~~~~~~~~~~

私も日常生活では、あれもこれもやらなきゃいけない!と思うことは
たくさんありますので、くろまめさんの気持ちがわかる気がします。

常に「急がなきゃ」と思っている状態というのは、自分にプレッシャー
がかかりますし、落ち着かないですよね。そして心が休まらない。

時間があってもそのような気持ちのことが多いということなので、
くろまめさんも、物理的に何かが忙しいというだけではなくて、
ゆっくりしている間、何となくボーッとしている間も、頭の中はいつも
「ああしなきゃ、こうしなきゃ」、過去に起こったことやまだ起こって
いない未来のことを考えているのではないでしょうか。

加齢に伴って物理的にできることが少なくなってくるというのはもちろん
あると思います。もし、くろまめまさんが、若いときからバリバリと
こなしてきた量を自分の理想のイメージとして、それをずっとキープしよう
と思っているが故に忙しくなっているのであれば、ここはちょっと断捨離
していただきたいなと思います。

本当にそれをやらなければいけないのか、と問い直しをしてみる。
家事も以前と同じペースや頻度でやらなければ、本当に日常生活が回らない
のか。掃除も少し頻度を落として大丈夫じゃないか、食事の作り方も
「いい」加減、「いい加減」というと何だか投げやりな気がしますが、
「いい」加減、以前と同じような加減ではなくて、今の私にしっくりくる
ような加減で取り組むことはできないか、考えてみるとよいでしょう。

そして、自分自身が楽しんだりゆっくりしたりする時間も、自分の人生の
大切なお仕事として、スケジュール帳の中に埋めていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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