200907

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ミッチさん(70代・無職)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
年子の姉がいます。
彼女から送られてくるLINEが悩みです。

姉は、とあるキリスト教系の宗教組織の熱心な信者です。

彼女からLINEが来て、あら嬉しいと開いてみれば、
最後に必ず「今週のみことば」の写真が貼り付けられており、
「聖書を読むきっかけになれば」と書いてあります。

自分の行っている教会に一緒に行こうと再三言うので、
はっきり断ったのですが、懲りずに送ってきます。

その写真を見ると、不愉快になり、イライラがとまりません。

彼女を傷つけることなく断りたいのですが、
いったいどのように伝えればいいのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

宗教というのは、その人のスピリチュアルな信念で
人生の中核となるような信念です。

そのような大切な部分で、自分とは相入れない価値観を持つ
お姉さんからの誘いを断るのは、なんだか薄情なような気がするし、
彼女の価値観自体を批判しているような、
人格否定をしているような気持ちになってしまう、
あるいは、相手にそのように受け止められたら辛いなという思いが、
おそらくミッチさんの中にはあるのでしょうね。

とてもお姉さん思いのミッチさんですね。

お姉さんはおそらく、愛する妹に、自分と同じように
そこから安らぎや幸せを得てほしいという純粋な思いがあって
熱心に勧めてくるのだと思いますが、それはあくまでもお姉さんの価値観、
それを一方的に押し付けられてしまうのは、とても苦しいことですね。

ミッチさんが今すべきことは、自分がそのような不快感を持っていることを
まず認めて受け入れること。そして、お姉さんに伝えることです。

大切なのは、今回のケースで問題になっているのは
お姉さんのスピリチュアルな信念が正しいか否かということではなく、
お姉さんがミッチさんに対してとっているアプローチの仕方だということ。

また、ミッチさんがお姉さんに抱いている嫌悪感は、人間としての嫌悪感
ではなく、あくまでそのアプローチに対してであるということ。

そのあたりを、しっかり整理して、お姉さんに伝えてみましょう。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、あややさん(30代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
親友についての悩みです。

10年前に結婚式をあげました。親友だと思っていた子にスピー チをお願いし、
二次会も張り切って行くねって言ってくれたのに、友達にお金を借りて
男の人に会いに行っていました。

私ががんになっても、入院中や治療中もお見舞いに来る事はなかったです。

その親友も結婚し、赤ちゃんが産まれるそうですが、入籍したのをSNSで知り、
寂しい気持ちになりました。縁を切るにも寂しさもあり未練があります。

この先この友人と、どのように関わって行けばいいのか分かりません。
新しく友達を作るにしても、病気で治療中で、辛くて出来なくて孤独です。
その子を思ってはモヤモヤし、時間が無駄に思えてなりませ ん。

何かアドバイス頂けたらと思います。宜しくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

友人に裏切られたあややさんの悲しみが伝わってきます。
裏切りの感情ほど私たちを深く傷つけるものはないのではないでしょうか。

今、がんで闘病中ということもあって、精神的に不安なこともあるでしょうし、
不安を通り越して恐れを感じることも、もしかしたらあるかもしれませんね。

そういう辛いときこそ支えてほしい親友なのに、
なんでお見舞いに来てくれなかったり、
声をかけてくれなかったりするんだろう、と思いますよね。

人は、精神的に成熟していなかったり、飢餓感があったりすると、
他人の喜びを純粋に祝福するとか、痛みを和らげるなどのサポートをするとか
といったことが、素直にできない場合があります。
親友のような関係や、双子の姉妹のように近い関係などでは、なおさらです。

そのご友人には彼女なりの課題がありますが、あややさんはあややさんで、
当時の状況や心境を理解してあげようとすることは大切です。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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200420

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ヨッシさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
高校2年生の息子です。キツい事はすぐ諦めて逃げてしまいます。

あるスポーツのクラブチームに小学2年生から所属しているのですが、
全国大会で上位を狙えるレベルのチームです。何となく続けているの
ですが、高校生になるとレベルもかなり上がって、練習もキツくなり、
監督や部員、私や主人にも平気で嘘をついてサボっています。

何度も監督から注意を受けて、しばらくは頑張っていますが、
自分にできない難しい技、キツい練習を求められると
家の用事とか体調不良とか言い訳をしてサボります。

嫌なら辞めればいいのかとは思うのですが、本人は練習は嫌だけど
辞めたくはないと言います。嫌なことから逃げて辞めさせたくはないとの
私の思いが強いのも、本人が辞めると言いにくい理由の一つだと思うの
ですが、頑張った先にあるものを体験させたい、逃げて辞めたら後悔する
のでは、と私がなかなか割り切れません。

主人からは私が甘やかして育てた結果だと言われています。

アドバイス頂ければ助かります。よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

ヨッシさんの母心、親心、我が子を心配する気持ちがひしひしと伝わって
きます。

まず、ご主人の「あなたのせいだ」というのは、スルーしていいと思います。

育児は必ずしも母親だけがやらなければいけないものではないですし
黙っていたって子どもは父親の背中は見ています。様々なものが影響して、
息子さんは成長していっていると思いますから、ヨッシさんの育て方が
悪かったんだと自分を責めるのはやめていただきたいなと思います。

息子さん本人は、練習は嫌だけどやめたくはないとおっしゃっているの
ですよね。また「やめさせたくないのは私の思いが強い」とヨッシさんは
おっしゃっている。

たぶん息子さんは、みんなとのつながりやクラブという社会の中には
身を置いていたいと思っているのではないでしょうか。

ただ、このクラブの内容自体には、彼は本当はすごく情熱を持てている
わけではなく、「やりたい」という自分自身の気持ちというよりは、
周りから作り上げられた価値観や親の期待に応えなくてはといった思い、
「やるべきだ」という気持ちからやってしまっている可能性もありますね。

そうだとすれば、いろいろな理由をつけてやりたくなくなるわけです。

どうでしょう、ヨッシさん。息子さんに対して、私の理想どおりの息子に
なってほしいという思いはありませんか? 息子さんが「嫌だ」と思う
ことに耳を傾けること、本当に「やりたい」と思うことを心から支援して
あげることはできますか?

ヨッシさんが自分自身に素直になって、問い直しをしてみるときが
きているかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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200413

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、コスモスさん(50代・介護士)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
コロナ感染の影響で、今までの生活で当たり前にできていたことが
できなくなり、また、その当たり前にできていたことが
とても大切なことなのだと痛感します。

たくさんの人が仕事を失う中、私はそのようなこともなく働いていますが、
心が折れそうです。

コロナ感染の状況の前に風邪を引き、やっと治ったと思ったら
コロナ感染が近くの老人施設で起こり、そこで働いているスタッフが
自分の老人施設でも仕事をしていたりとか、感染していても症状が出ない人
がいるとか聞くと、もし自分が感染していて、症状がなく、老人施設で
働いていたらと考えるだけで、体調が悪くなります。

自分のコアブリーフが何であるかは分かります、簡単にコントロール
できないことも。変われる自分も。でも、いつになったらコントロール
できるのだろう、強くありたいと思います。

先がまだまだ見えない今の状況下で、どのような心持ちで仕事にあたり、
また自らの生活を保ってゆけばよいのでしょうか。
ぜひ、川畑さんのお考えを参考にさせてください。
~~~~~~~~~~~

介護士さんばかりでなく、仕事をしているお父さん、お母さんも
家庭に持ち込んでしまったらどうしよう、自分の子供に移ったら、
おじいちゃん、おばあちゃんに移ったらどうしよう、
近所の高齢者に移ってしまったらどうしよう……と
みんな同じような不安を抱えていることと思います。

不要不急というのは、一体どこまでが不要で、不急なんだろうか、
これ必要なんじゃないか、急なんじゃないかと悩んでいる方も
たくさんいらっしゃることでしょう。

コスモスさんは介護士さんなので、いつでも急だし、必要なことに毎日
対応されていらっしゃる、そして、そのような中だからこそ、感染リスク
も高くなる、そういったジレンマに陥ってしまっているのですね。

私たちの感情、例えば不安や恐怖という感情は、実際に起きている出来事
そのものよりも、それをどう捉えるかということによって、大きくもなり
小さくもなるという理論があります。

もちろん、人間はできる限り生きるという本能がありますから、
自分の命、健康を害するものが身に迫ってきた時は、恐怖や不安を持って
当たり前です。不安や恐怖がないと、命を落としてしまうこともあります。

ですから、こういったウイルス感染が拡大しているようなときに
私たちが一定の不安や恐怖を持つというのは適切なのです。

ところが、その不安と恐怖が過度になってしまうと、私たちの免疫を
下げてしまったり、神経バランスを不安定にしてしまったり、ホルモン
バランスを崩してしまったりして、私たちの健康を害してしまうのです。

そんな中で、何をコアビリーフ、信念として持ったらよいのか。
私の師匠、サイモントン博士の言葉をご紹介しながらお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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200323

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、レイコさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
結婚して30年。そのうち15年くらいは、夫の不貞に悩んでいます。
携帯電話やインターネットが普及してから、夫が出会い系にアクセス
したり女性と連絡を取り合っていることに気がつきました。

何度か喧嘩になりましたが、夫には「メールだけ、風俗に行った」と
ごかまかされ、私も離婚が怖くてうやむやにしてきました。しかし、
通勤カバンの中に隠されているバイアグラが減ったり、財布の中の
お金の具合から、不貞行為をしているのは確かです。

カバンや財布は見てしまうのに、夫のスマホはロックされていないので、
見ようと思えば見られますが、怖くて見る気になりません。
相手の顔ややりとり等、決定的な事実を知りたくないのです。

実家との関係も悪く、子供達には夫の素行を伝えていないので、
離婚して一人になるのが怖いです。でも、このまま、夫の不貞に目を
背けて暮らすのはおかしいのではないか、離婚してしまえば、もう
夫の行動に神経質になることもないのに、と思うときもあります。

経済的、肉体的な暴力はないので、このままの方が楽だ、というずるい
自分を否定したい、でも、楽な方がいい、という気持ちにひきずられて
います。 楽なら楽な方を選択してしまいたいのに、それができません。
~~~~~~~~~~~

15年間も夫の不貞に悩んでいるのですね。
とても辛くてストレスフルな日々を、レイコさんは耐えてきたので
しょうね。その健気さが伝わってきます。

レイコさんは、どうしたいですか? まずここが大事です。
条件が整うのなら別れたいと思っているのか。

条件というのはおそらく、一人でやっていけるのかどうかという
経済的なことが一つだと思うのです。あとは、離婚したら子ども達は
自分の元からいなくなって経済的基盤のある夫の方に行ってしまう。

だから離婚しないで耐えなくてはいけないと思っているのであれば、
それはちょっと違うということを覚えておいてください。

レイコさんがレイコさんらしく自己表現し、生きていくための選択肢は
他にもあります。夫に食べさせてもらっているから、ということが
脅しになって身動きができないのであれば、それはもう心の奴隷です。

そんな不健全な状態を抜け出すためには、具体的な行動が必要になって
きますが、何も難しいことではありません。今目の前に起きていること
の意味を客観的に捉えつつ、前進するために、ぜひ、少しの勇気と
行動力を出していただきたいなと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ハナタンさん(50代・無職)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
私は強迫性障害を患い、22歳の秋頃から心療内科に通院・服薬しています。
 
特に物が捨てられません。そのくせ、100均などの雑貨が大好きです。
また、小型犬を2匹飼っているのですが、汚部屋になってしまい、
一人のヘルパーさんは私の部屋の臭さに耐えきれず、辞めていかれました。

主治医には1日1個捨てて行ってごらんなさいと言われましたが、
私の性格上、もっと早く結果が出て欲しいのです。
片づけ業者に頼みたくても、生活保護を受けており、
まずお金を貯めないといけない状況です。
 
なぜか八方ふさがりに思えて、どうしたらいいのか分かりません。
時々、死にたくなります。
私はどうしたら心の平安を得られるのでしょうか。教えて下さい。
~~~~~~~~~~~
  
強迫性障害というのは、昔は神経症などと呼ばれたりしましたけれども
何かせずにはいられない状態ですね。
 
例えば、何度も手を洗って、潔癖にしなきゃという状態に追い込まれたり
鍵かけたかなと何回も確認しに帰ったり、コンロの火消したかなと
気になって何度も確認してしまったり。

追い立てられる、駆り立てられるような、強く迫られると書いて
「強迫性障害」。20代くらいで発症する人は多いです。

まず、服薬はとても大事なので続けてください。
もう一つお勧めしたいのはカウンセリングです。

今日は汚部屋のことが書かれていますが、もしかしたらそれは表面的な
ことで、その奥に、自分の心の中で解消しきれていない課題があったり、
見ないようにしていた何かがあったりして、それが今の汚部屋の状態に
出てしまっているということもあるかもしれません。
 
その場合は、段階を経て、根底にあるものを見ていくのも大事です。
プロのカウンセラーはそういったところも丁寧に見てくれると思います
ので、通院中の心療内科にカウンセリングがあるようならぜひ受けること
をお勧めします。

ものの見方や考え方を不健全なものから健全なものに変えていく
認知行動療法というものがありますが、私もカール・サイモントン博士から
このセラピーを学んで、人生が本当に楽になりました。
   
  
 
続きは、ビデオでお話しします……

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191209

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、あいさん(30代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつもメールマガジン、拝見しております。
このような相談が適切かどうか分からないのですが、
他に打ち明ける場もなく、ご相談させてください。

最近の地球環境の変化について、大きな不安を持つ時があります。
あと数十年、早ければ10年20年で、ほぼ今のようには生活できなくなる
のではないかと。特に心配になるのは食料面です。

どんどん物価も上がってきているように思いますし、このところの災害は、
食料危機になる最初の最初の前兆のような気がしてならないのです。

何がいちばん気がかりかと言いますと、子供達のことです。
数十年後として、私たちも生きていますが、子供達が大人になったころ、
今まで大人がしてきたツケが子供にいくのではないか、辛い生活になって
いるのではないかと。

そう思うと、本当に申し訳ない気持ちにもなりますし、
どうしたら良いのか、何とかできることをしなければならないのでは、
という気持ちにもなります。

生活の中で、分別や必要のないエネルギーは切る、などはしているつもり
ですが、自分自身もやはり便利で楽な生活はありがたいですし、
生活のために仕事をして、人間関係も大切にしたいし、という部分が
最優先になります。

いつかは来るのではないか、という地球環境のことを思うと、
不安にもなりますし、こんなことをしていてよいのか!?という気持ちに
もなったりするのですが、どのようにこの気持ちと問題に付き合えば
よいのでしょうか?

このような話は、なかなか周りの人とすることもありません。
真面目ちゃん、と浮いてしまうのも怖いのです。

 
川畑さんのご意見、お聞かせ頂けたら幸いです。  
~~~~~~~~~~~

あいさん、いい意味ですごく真面目ですね。
こういうことを真剣に考えたり取り組んでくれる人がいるというのは
素晴らしいことですし、何より地球が喜んでいると思います。

実は私も、環境に対する意識はわりと持っていて、日頃チェックしたり
しています。そして、あいさんと同じように、一体何ができるだろうと
思いますし、不安になったりもします。

でも、不安のまま生き続けることは、あいさんにとってはもちろん、
周辺への影響を考えても良くないですし、そこからさらに伝播していく
ような見えない影響もあると思います。不安を持ち続けることは役に
立たないことですね。

不安というのは、変化を起こしなさいというメッセンジャーであり
サインであることは間違いないと思います。例えば、私たちは、
崖に近づいたときに不安や恐怖を感じなければ危険ですよね。
命を守ることができなくなります。火に近づいたときに不安や恐怖を
感じなければ、命や健康が脅かされますよね。

そんなふうに、私たちは本能的に危機管理というものをしているのです。
ただ、その危機管理の意識が過剰になり、過度の不安を抱き、
それによって病んでしまって、結果、地球や環境に対する活動に貢献
できなくなってしまったら、これは本末転倒ですよね。

今日の視点としては、あいさんがどのような心持ちでいったらいいのか
ということですね。地球環境をどうやって整備していったらいいかという
テクニカルなことではなく、あいさんが問題と向き合うときの心の持ち方
ですね。その点について、私の師であるカール・サイモントン博士の話を
引用しつつ、お伝えできればと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、あゆみさん(50代・看護師)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも拝読し、元気をいただいています。

私の悩みは、長男、中学1年の事です。小学5年の夏より、不登校に
なりました。振り返ると、4歳児検診で発達障害を指摘されたことが
ありましたが、そんな少しの検査で何がわかるの?と、気にせずに
塾や習い事を増やしました。私自身、フルタイムで働いているので、
子供に関わる時間がなかったのです。

低学年で保健室に、頭痛い、お腹痛いと行くことが増えて、3年生で
支援センターに週1で通うようになりました。5年生の夏に校長と担任と
私と子供の面談があり、しんどかったら保健室登校でいいとの話があり、
次の日からほぼ学校に通うことができなくなりました。

小学校の卒業式は、何とか出ることができました。中学校の入学式も
出席することができましたが、数日通い、集団の中にいるのがしんどい
と言い、また行けなくなりました。

支援学級を希望しましたが、病名がないとのことで入ることができず、
今は自閉症や重度の学習障害や社交的不安などで、内服も始まりました。
抗不安薬や抗鬱薬です。

将来の不安しかなく、先が見えず、どうしたらいいのか。私は55歳、
主人は57歳、働ける期間もあと少し。長女は35歳、次女は31歳、
それぞれ生活があり、長男との関わりはほぼありません。どうしたら
いいのでしょう。消えてしまいたい。もう、先がまったく見えません。
~~~~~~~~~~~

あゆみさんの辛いお気持ちが伝わってきます。愛する我が子が楽しんで
学校に行けなくなってしまうというのは本当に辛いことですよね。

学校というのは社会の窓のような所ですから、そこに子どもが行けなく
なると、もうこの子の人生終わってしまったのではないかというような
思いに苛まれていらっしゃるかもしれませんね。

「消えてしまいたい」というお気持ちが出てきているようですが、
どうか希望を持っていただきたいです。今は先が全く見えないかもしれ
ませんが、ずっと見えないままということはありません。

もう少し我慢して、時間が経っていくと、ちょっと先が、光明が少し
見えてきたりすることがあります。息子さんはまだ中1ですし、どうぞ
ここは諦めないでください。

あゆみさんはも看護師さんということで、とても忙しいと思います。
私も周りに医療従事者がたくさんいますので、フルタイムで働く看護師
さんの忙しさというのは、よく知っているつもりです。

同時に、忙しいがために、必要な情報にあまり触れる機会がなかったり、
同じような状況の人たちの輪の中に入るようなことが、あゆみさんご自身
もないかもしれませんね。

就学や就労について、現代はさまざまな選択肢があります。世の中の
仕組み自体もどんどん変化・進化していきています。

息子さんにとって、あゆみさんご家族にとって、必要で有益な最新の
情報を入手されることが、いちばんの早道ですので、そのあたりの情報
と動き方のヒントをお伝えします。

続きは、ビデオでお話しします……

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180521

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*今回、音声の状態が良くなく、ところどころ聴き取りづらい箇所がございます。
  申し訳ございません。
  全文を文字起こししましたものを後半に掲載いたしますので、
  併せてご覧いただければ幸いです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ナオさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
夫の2年ほどの浮気が原因で別居中の56歳主婦です。
相手とは別れていますが許せず、夫は現在、実家に暮らしています。
マザコン夫で、実家暮らしも居心地が良さそうです。


最近、義父が倒れ入院しました。夫と義母と2人にするのは嫌で、
とりあえず帰って来ても良いと言うと、案の定
父が帰って来てから戻ってもよいか?と聞いて来ました。
普通、父が帰って来たら落ち着くまで実家に泊まって良いかと
言うならわかるのですが。

義母は75歳で元気な姑です。にもかかわらず1人は寂しい、怖い
と夫に甘えます。自営業のため、事務所のある実家に毎日
通っていました。夫が義母の主人になっている感じです。


結婚してからずっと、土日もだいたい実家に行きます。
普通のサラリーマンならどうするの?と思います。

浮気にマザコン。私は夫の何なのか? 
都合の良いときだけ頼ってきます。
家業の経理など手伝っているので、つい助けてしまいます。


こんな夫と離婚したいとも思いましたが、なかなかできません。
マザコン夫は世間でもよくある話です。
私のワガママなのかなあとも思いますが、これ以上我慢できません。
夫に実家よりこちらの家庭に目を向けてもらうには
どうしたら良いでしょうか? 
夫に振り回されるのも嫌ですし、放っておけない自分もイヤです。

よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

マザコン夫は世間でもよくある話と書いてありますが、
マザコン夫というと、ちょっと母子分離ができていないような
ネガティブな印象かもしれませんが、これはすごく難しいですね。

どこまでがマザコンで、どこまでが自分を育ててくれた親に対する
思いやりなのかというのは、非常に難しい問題だと思います。

ここで何が問題になっているのか、見てみましょう。

おそらくナオさんは、すごく頑張りが利いて、我慢が利く人。
自分を律することができる人なのではないかなという像が、
お話を伺っていて見えてきました。

ですので、おそらく自分は甘えないように努力しているし、
多少不安があっても寂しさがあっても、それをちゃんとコントロール
して、周りに迷惑をかけないようにしているのに、なんで姑はそれを、
やれ寂しいだ、やれ不安だ、怖いだと言って、夫に甘えるんだ
というような怒りがあるのではないでしょうか。

そして、ナオさんにのその怒りですが、本当は怒りではなく
恐いのではないでしょうか。
怖くて寂しい、要は、義母さんと同じなのではないでしょうか。

ですので、まずはこの淋しさ、怖さ、不安というものを
素直に認めてしまうのがいいと思います。
 
続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*今回、音声の状態が良くなく、ところどころ聴き取りづらい箇所がございます。
  申し訳ございません。
  全文を文字起こししましたものを下記掲載いたしますので、
  併せてご覧いただければ幸いです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<以下、書き起こし文>

皆さんこんにちは。川畑のぶこです。
いつもメールマガジンをご視聴いただきましてありがとうございます。

今日も皆さんからいただいたご相談の中からお一人の方を選ばせていただきました。
今日は「ナオ」さん、50代の主婦の方からお便りをいただきました。
「浮気にマザコン。私は夫の何なのでしょう?」というご相談です。

「夫の2年ほどの浮気が原因で別居中の56歳、主婦です。
相手とは別れていますが許せず、夫は現在実家で暮らしています。
マザコン夫で実家暮らしも居心地が良さそうです。

最近義父が倒れ入院しました。夫と義母と2人にするのは嫌で、
『とりあえず帰って来ても良い』と言うと、案の定、
『父が帰って来てから戻っても良いか?』と聞いてきました。
『父が帰ってきたら落ち着くまで実家に泊まって良いか?』と言うなら分かるのですが。

義母は75歳で元気な姑です。にもかかわらず、『独りは寂しい、怖い』と夫に甘えます。
自営業のため、事務所のある実家に毎日通っていました。
夫は義母の主人になっている感じです。

結婚してからずっと、土日も大体実家に行きます。
普通のサラリーマンならどうするの?と思います。

浮気にマザコン、私は夫の何なのか。都合の良いときだけ頼ってきます。
家業の経理などを手伝っているのでつい助けてしまいます。

こんな夫と離婚したいとも思いましたが、なかなかできません。
マザコン夫は世間でもよくある話です。
私のワガママなのかな、とも思いますが、これ以上我慢できません。

夫に実家よりこちらの家庭に目を向けてもらうにはどうしたらよいでしょうか。
夫に振り回されるのも嫌ですし、放っておけない自分も嫌です。
よろしくお願いします。」というご相談です。

マザコン夫は世間でもよくある話、というふうに書いてありますけれども、
マザコン夫と言うと、母子分離ができていないようなネガティブな印象かもしれません
けれども、これはすごく難しいです。

どこまでがマザコンでどこまでが自分を育ててくれた親に対する思いやりなのか、
というのは非常に難しい問題だと思います。

ここは何が問題になっているのかと見てみると、
ナオさんはすごくしっかりしていて、家庭のいろんなことを本当に切り盛りして、
家族のために尽くしてこられたのではないかと思います。
そしておそらくナオさんはすごく頑張りがきいて、我慢がきく人、自分を律することが
できる人なのではないかという像が、お話を伺っていて見えてきました。

ですので、おそらく「自分は甘えないように努力をしているし、多少不安があっても
寂しさがあってもきちんとそれをコントロールして、周りに迷惑をかけないように
しているのに、何で姑はそれをやれ寂しいだ、やれ不安だ怖いだと言って
夫に甘えるのだ」というような怒りがあるのではないかというふうに思いました。

ですので、75歳で元気と言えど、年を取ってきている義理のお母さまは、
夫である義父が入院してしまっておそらく不安定な状態だと思うのです。

私たちはみんな「年を取ったらどうするのだろう」と不安になります。
おそらくナオさんも、何で怒りが出るかと言うと、本当は怒りではなく怖いのではないか。
怖くて寂しい、要は義母さん、姑さんと同じなのではないでしょうか。

ですのでこの寂しさ、怖さ、不安というのを素直に認めてしまう、
というのが良いと思います。
これを押し殺して抑圧して自分が感じないようにしていると、
それを素直に感じている人を見ると頭にきます。

義理のお母さんが寂しいからと言っても、「何で本来私に属するはずのものを
あなたは取っちゃうの?」という所有物の取り合いみたいな感じが
心理的に起こってしまっているのではないかと思います。

ご主人はお母さんの所有物でもないですし、ナオさんの所有物でもないです。
誰にも所有されるものではないです。

ナオさんも一緒です。
ナオさんもご主人に所有されるものでもないし、義理のお母さま、姑さんや
お舅さんに所有されるものでもないです。
それぞれが自由意思で、「困ったときはお互いさま」で助け合う。
思いやりを持って助け合うというのが、やはり家族の理想像だと思うのです。

ナオさんは「どうして私たちのことは」、それよりももしかたら「私のことは」かもしれない、
「どうして私のことは見てくれないの?」というのが多分メッセージの中核だと思います。

ですので、「もっと私のことを見てください。私は寂しいです。怖いです。
お母さんも寂しくて怖い、というは私には理解できます。なぜかと言うと、
私も同じだから」という気持ち、それを素直にご主人に伝えてみてはどうでしょうか。

今は怒りで「出ていって!」とやってしまったかもしれないですが、
そうではなくて本当は怖いのだ、寂しいのだということ。
甘えてはいけない、とやってきたところを、本当は甘えたいのだということ。
これを率直にご主人に伝えてみたらいいのではないでしょうか。

そうするとご主人も「ああ、ちゃんと自分も居場所があって必要とされているんだ」
という感覚が芽生えてくるのではないでしょうか。

実家が心地よいのは、そのままの自分をそのまま受け入れてくれるからですよね。
親というのは無条件で子どもを愛していますし、子どもも無条件で愛してくれる人
がいたら心地よいのは当たり前のことです。

さらに必要とされているというか、心配で何とかしてあげたい、というような出来事も
今ちょうど起こっています。
お父さまのご病気だとか、お母さまも高齢になってきているということもあり、
条件が整っているので実家にいる。

ご主人に「ナオさんはしっかりしているからきっと大丈夫だろう」と思われている
可能性もあります。ですので、「彼女は強くてしっかりしているから」というレッテルを
はがすために、「本当は彼女も寂しくて怖さもあって、甘えたくて僕を必要としている
人なんだ」ということが分かるということが大事ではないかと思います。

ここは勇気がいりますね。
素直になる、という勇気がいると思います。
どうしても私たちは素直に正直になるのが何となく面倒で、
仮面をつけたまま相手と接しようとしてしまいますし、怒りの方が簡単です。

怖いです、と言うより頭にきているという方がパワーがあるようで
自分が崩れてしまわないような感覚があると思いますから、そこに固執してしまう。

ここをちょっとナオさんが素直な気持ちで「本当は私は寂しいです」ということを
伝えてみてはいかがでしょうか。

もちろんそれでご主人が思い通りに、では実家を離れてナオさんだけを、
というふうには残念ながらならないと思います。
なぜならば、年老いた親をお世話する、というのはご主人の中にある思いやりだったり、
おそらく彼の大切な信念ではないかと思うのです。

なのでナオさんがそこを理解できるか。
どちらを取るか、という話ではないのだということを理解して、
「お父さんやお母さんを大事にするように私も大事にしてほしい」と伝えましょう。
両方大事にすることもできますしね。

あとはナオさん自身がお姑さんのその寂しさの部分を埋めてあげるような関係を
作るということも可能だと思います。
ご主人がお母さんにべったりになる代わりに、ナオさんが「お義母さん大丈夫ですか?
元気ですか?何かあったら言ってくださいね」とか、思いやりを交わすことによって
お母さんの不安とか寂しさが取れてきて、さほど、息子が常に自分の脇にいて
自分の面倒を見てくれる、ということに執着する必要もなくなってくるかもしれないです。

ですので、もう少し離れたところに自分を置いてみて、改めてご主人とお母さんの関係
を見てみて、奪い合いにならないように、それぞれの良さというものを認めてあげて。
そしてナオさんの良さも認めてほしいということを素直に伝えてあげる。
同時に寂しさと不安というのを伝えてみてはいかがでしょうか。

勇気を持ってぜひコミュニケーションしてみてください。

ありがとうございました。

また皆さんからのご質問、コメント、ご相談、お待ちしております。
共感してくださった方はシェアしていただけると嬉しいです、ありがとうございました。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ひまちゃんさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生、こんにちは。

2月の初めに胸にしこりを感じ、慌てて病院で検査した結果、
「乳がん」と診断されました。
別の大きな病院で詳しく検査、手術、治療をするように
言われました。ショックでした。

ある病院に問合せし、先生がメールで答えて下さり、
結果、診断を受けました。
そして、急ですが近々、手術することになりました。

摘出はしたくないですが、
しかし、がんのある場所でどうしようもないようです。

ただ、その先生は女性らしく生きてほしいという考えをお持ちで(QOL)
同時再建をすることになりました。
術後の事も任せてくださいと言ってくださっています。

お任せする気持ちはあるのですが、摘出という事が辛すぎて。
執着ということになるのでしょうか? 

仕事や費用も気になります。
頑張ろう!という気持ちと悲しい気持ちが交錯しています。
陽子線とか他の方法はないのだろうか?と思ったりしてしまいます。

どうすればいいか、先生を信頼する気持ちと不安と恐怖で
逃げたくなる気持ちです。
~~~~~~~~~~~

女性にとって、乳がんで乳房を摘出しなければいけない
というのは、本当に大きなショックを伴う出来事だと思います。

そのような状況下でも、ひまちゃんが信頼できる先生に
出会えたというのはよかったですね。

技術は良くてもコミュニケーションがうまくいかないとか、
不安感をもたらすとか、なかなか信頼できないというようなことは、
患者と医療者との関係においてはよく起こり得ることですが、
ひまちゃんが信頼できる先生に会えたというのは
とてもラッキーなことではないかと思います。

同時に、乳房を摘出するということで、心に浮き沈みがある。
悲しい気持ちの上に頑張ろうという気持ちも出てきて、
その気持ちが交錯するということですが、
これは診断が下ってすぐの頃には、皆に起こり得ることです。

ひまちゃんも、ひまちゃん同様ショックを受けた人が経得る
ステップを経ているんだということを、どうぞ知ってください。
今は浮き沈みがあって当然、混乱があって当然の時期だと
受け止めてみてください。

今後続いていくであろう治療期間における心の持ち方、実際の行動の仕方、、、
私が常日頃、乳がん患者さんと向き合う中で感じ、
助言させていただいていることを、
ひまちゃんにもお伝えします。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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