160919

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、陽子さん(仮名)という47歳の女性(会社員)からの
ご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
47歳です。バツイチで娘が二人おりますが、二人とも手が離れ、
今は別々に暮らしています。

実はかなり年下の方とお付き合いして2年ほど経つのですが、
一緒に住むようになって半年が経ちます。彼は今年25歳になる
のですが、その誕生日に入籍しようと言われていました。

しかし、彼は子供が欲しいので、年齢的に厳しい私との結婚を、
最近になって迷い始めている様子です。彼の気持ちもわかるので、
私自身も辛いです。私は彼との結婚を諦めるべきでしょうか?

川畑先生も返答に困ってしまうでしょうが、辛い気持ちを聞いて
頂きたく投稿致しました。宜しくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

22歳年下の彼がいらっしゃるということですね。
私の周りにも、女性が20歳ぐらい年上でうまくいっている結婚もあります
から、年齢の差というのが、厳しいハードルであることは事実ですが、
必ずしも二人を分かつ理由にはならないということを、目にしてもいます。
希望はぜひ持っていただきたいと思います。

ただ、ここで気になるのは、彼は子どもが欲しいと考えているということ。
もし「結婚」を前提にされているのであれば、一体、結婚に何を求めるのか
ということを、もう一度二人で話し合ってみる必要がありそうです。

女性にはバイオロジカルリミット(生理的な限界)がありますし、そこは
陽子さんもきちんと把握されているようなので大丈夫かとは思いますが、
彼のほうが、やはり結婚というもの、家庭というものに「子ども」の存在を
含めたいという結婚観がある場合は、ここはきちんと話し合いをして、
考え直さなければならないポイントではないかと思います。

また、今は子どものことだけに焦点が当たっているかもしれませんが、
年齢差があるゆえ、家庭生活における、10年先、20年先のお二人の関係性
についても、この機会によく考えてみることをお勧めします。

今は二人とも元気で、また愛情も情熱もあって、いろいろなことを乗り越え
られる気力があると思いますが、今後、年齢が重なっていくと、物理的・
肉体的な限界という点については、お二人の間にかなり差が出てきますね。

そのようなことを、現実の問題として具体的に把握するためには、
年表をつくってみるとよいでしょう。お二人の年表をつくるのです。

例えば、10年後は陽子さんが57歳、彼が35歳、さらにその10年後は……
というようにです。

歳の差について、おそらく周りからいろいろなことを言われるということは
予測できているでしょうし、それに打ち勝っていくという心構えもお二人には
おありなのだと思いますが、それとは別に、今後の人生の道のりを、具体的に
視覚化してみることで、別の観点から、お二人の結婚というテーマを考える
ことができるようになるでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

PS
あなたから川畑のぶこへの
ご質問・ご相談をお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

PPS
執筆陣の一人に川畑のぶこが名を連ねる「断捨離メルマガ」
はもうお読みいただいていますか?

「ココロの学校メルマガ」と併せて、
日々ののメンタルケアに、ぜひお役立てください。
川畑のぶこからのメールは、毎週水曜日に届きます♪

詳細&ご登録はこちらから

http://yamashitahideko.com/?ts=kw

 

―――お願い―――

この記事が少しでもご参考になったなら、また、共感していただけたなら、
ぜひお友達や周りの方にシェアしてください。
Facebookのアカウントをお持ちの方なら
ブログ記事の下にあるシェアボタンから、簡単にシェアすることができます。

引き続き、ご質問・ご相談もお待ちしています!
こちらのフォームからお送りください。


Facebookでも情報を発信しています。こちら↓
https://www.facebook.com/kawabatanobuko/


こちらからYouTubeチャンネルに登録すれば
新しいVideoを見逃すことなくご覧になれます。↓
https://www.youtube.com/user/kawabatanobuko

iTunesStoreでPodcast配信もしています!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/xin-li-liao-fa-jia-chuan-tiannobukono/id1016723200?mt=2&ign-mpt=uo%3D4

 

Mother and daughter

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
Q:92歳の買い物依存症のご婦人

いつも楽しみにしております。
回答の中に普遍的な生きる姿勢を教えられ、気づかされています。

92才のご婦人のマンションに、家政婦に月に1〜2回出向いています。
ケアマネージャーさんから買い物依存性と聞き、とにかく物で溢れています。

20年位前に最愛のご主人を突如亡くし、子供もなく寂しいと言っていました。
2DKの一部屋は物で埋まり、入れません。

ご主人の背広など、高くて新しいとタンスに入れたままです。
布団が一枚ひいたままで、回りは衣類などでいっぱいです。

ご本人は執着とわかっているけど、物に囲まれて死にたいと言います。
戦争を体験したからもったいないと捨てられないといいます。

奥さんに出会い3〜4年になります。
本人次第で私は何も言う資格はないのですが、
物からご婦人が解放されるお手伝いをしたいのですが、
なにかよい言葉がけなどがないでしょうか?

自分を棚にあげての質問ですが、よろしくお願い致します。

【56歳 家政婦 ソン様】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ソンさんのご婦人への思いやりが伝わってきます。
相手の苦しみを取り除いてあげたい。より楽に生きてもらいたい。
慈悲の精神ですね。

ソンさんのケースを読みながら、
私と母のケースに重なることが多いと感じましたので、シェアさせていただき、
そこから何かを学び取っていただけたら嬉しいと思います。

私の母は昭和9年生まれの80代です。
私が断捨離を実践し始めた頃、母も私と同様の溜め込み性でした。
溜め込みが遺伝するなら、それは確実に母の遺伝だと確信していたものです。

母の場合、収納の技術が高く、モノはそれなりに整頓されているのですが、
なにせ量がスペースのキャパを圧倒的に上回っているので、
全然部屋は片づいておらず、いわゆるゴミが堆積しているわけではありませんが、
人様の目に触れない「開かずの間」などは一見ゴミ屋敷の体をなしていました。

ある日、溜め込み性共同体である娘の私が断捨離に目覚め、
自宅のガラクタをどんどん捨て始めたのには、母も大きな衝撃を受けたようです。

自分自身の人生の課題とも重なるため、興味津々、
けれども明治・大正の祖父母から受け継ぐモッタイナイ精神は
断じて手放すまいと、私と断捨離に対して警戒もしていました。

断捨離の話を聞きたがるものの、
私がひとしきり話して「手伝おうか?」などとオファーしようもんなら、
「いいえ、大丈夫!」ときっぱりさらりとかわしました。
私は母の防衛をひしひしと感じたので、
そこは不可侵条約で踏み込まないよう気をつけました。

モノはものであってモノではない。
これは断捨離を通じて私自身深く気づきを得たことです。
母にとってモノを手放すということは、とりもなおさず彼女の人生や思い出、
また価値観そのものを捨てるということでした。

なので、「お母さんの部屋のモノ捨てようか?」という私の提案は、
「あなたの価値観や人生の思い出はとっておく必要なんてないよ」と
聞こえてしまうのです。

もちろん娘の私は母を否定したり攻撃したいから断捨離を勧めているわけでは
ありません。全てはケアの精神からの提案です。
ケアとは敬意と愛情を持って接するということです。

私はそのつもりでいても、母がそう受け止めなければ意味はありませんから、
母がケアされている、すなわち娘は私に敬意と愛情を持って接してくれていると
感じられるにはどうしたらよいかという視点からアプローチをしました。

モノが減るにはどうしたら良いかではなく、
母は私にとって大切な人だから苦しみから解放され、楽になってもらいたい
ということが伝わる関係性やコミュニケーションというのはどのようなものであるか?
ということを大事にしました。

母は私に断捨離の話を尋ね、私がそれに応えてシェアするたびに
「でもね、私の場合はこういう障壁があって、
それが解消されてもああいう障壁があって…」と、
不可能を訴えるお馴染の言い訳を延々繰り返していました。

私は説得したい気持ちがふとよぎるものの、
じっくりと母の立場になってさまざまなことを理解するよう努めました。
結果、母の価値観は母にしかわからないという姿勢を大切に、共感に徹しました。

「そりゃそうだよね、大変だよね。」
「お母さんたちの時代はトラウマなまでに
モノが足りなくて苦しんだんだから当然の反応だよ」
「無理する必要は無いよ」
「心を切り裂いてまで捨てる必要なんてないよ」
「別に部屋にモノが溢れていたって生きていけるしね」
「思い出の価値はお母さんにしかわからないのだから大切にしたら良いよ」
と、徹底的に母よりの姿勢、彼女の今の状態を全肯定しました。

もちろん、母は母の価値観で、私は私の価値観で生きる、
それで人生回る。という姿勢を貫きました。

母は、娘がそれまでと違い「相手の生き方や価値観を変えようとする」執着
をも手放したのを感じたのでしょう。

清々しくもおおらかになっていく娘に乗り遅れてはなるまいと
母が断捨離を始めました。

これまで父や妹が何度も説得を試みても、
さらには、いちどは彼らが全て外に出したガラクタも、
全て翌日には家の中に戻っているという状態であった母でしたから、
母が死ぬまでは家の片づけは無理だと家族みんなが諦めていました。

山が動くとはまさにこのことでした。
今、実家はすっきり呼吸空間です。

「開かずの間」は無く、いつでも誰でも通せる状態です。

母の「捨てたくない」という気持ちを真っ向から否定するのではなく、
徹底的にどこからその気持ちがくるのかを深く理解しようと耳を傾けたのなら、
そして母が「自分の気持ちを受け取ってもらえた」と感じたのなら、
そのとき初めて人の心が動くのではないかと感じました。

『寂しさをモノで埋める必要はない』

そう気づかせてくれるのは、厳しさではなく、
思いやりややさしさではないでしょうか。

深いところでみんなつながっているということを感じることができたのなら、
そしてそれがたとえ死んだ人との関係であっても、
見えない心の中でちゃんとつながって
今でも生きていると感じることが出来るのであれば、
たくさんのモノへの執着は無くなっていくのだと思います。

堆積したモノはあくまでも表面的な自己表現。

その内にあるメッセージに耳を傾け、深い理解を示すことが出来たのなら、
相手の寂しさは少しずつ埋まっていくのかもしれません。

もちろん、全てをソンさんが担う必要はなく、
ソンさんはソンさんに出来るパートや役割があると思いますので、
その部分での最善をつくされてみてください。

これからも、ソンさんのご婦人に対する思いやりや愛情を
表現されてみてください。

PS
あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

young beautiful girl in the summer on vacation

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
【Q】仕事をやめたことが、うしろめたいです

長年勤めた職場を退職しました。
理由は自分の気力、体力、能力に限界を感じました。

相手のある仕事で、とてもやりがいのある仕事で、
職場の人間関係もまずまずだったと思います。

しかし、上述の通り
(特に能力…カバーする為に勉強する等の気力もなく…)、
誰かの役にたちたいと思って仕事を始めたのに
このままではかえって人に迷惑をかけてしまうと思ったのです。
(私の変なプライドもあったのだと思います)。

退職する前は元々人見知りで、
それに強迫観念的なところもがあったのが少しずつ強くなって
朝早くから出勤して人が帰ってしまうまで職場に残り、
仕事内容の確認を何度も繰り返し、上司にも相談して
仕事量を調整してもらってからもその状態が続きました。

職場に15時間以上いる事が普通になって
家庭の事はないがしろにしていました。

それでも仕事は溜まる一方で、色々考えた結果退職しました。

ただ退職後も家庭の事はあまり出来ず
かえって子供の学校行事に参加するのも億劫になってしまい、
仕事より家庭が大事と思った割には思うように出来ていません。

収入は殆ど0円で、退職金は全て住宅ローンの返済につかってしまい
今は貯金を崩して生活しています。

夕食の準備はなんとかやっていますが、
それ以外は大したことはせずゴロゴロしてばかりでです。

子供の教育上よくないなぁって自分で思うのですが、
片付けようとしてもすぐ手がとまり気力がわきません。
自分がふがいないせいなのに子供に八つ当たりしてしまいます。

子供の一人は高校中退で仕事もせず家にいます。
別の子供は受験生で、本来なら今からが出費も重むから
なんとか収入を増やすか出費を減らすかしないといけない
とは思っていますが…。

とりあえず今年1年と子供の進学(公立)費用は
貯金でなんとかなるとは思っています。

でも本当にこんな生活でいいのでしょうか?

リフレッシュして気力と体力をつけて
早く仕事を出来るように今は思うのですが、
ちょっと新しい環境に入っていけない気もするし、
でももうすぐ50歳になるから再就職は難しい気もするし、
でもせっかくだからこの1年は
リフレッシュに重点をおけばいいとも思うし…。

でもやっぱり仕事をしていない自分が後ろめたくて
外出するのにも気が引けて…
ちょっと引きこもりになってしまっています。

そんな自分にイライラしてしまいます。

退職する時は、自分から退職するなんてこのご時世では
贅沢な事だし一回リセットする為にちょっと違う経験を
してみようと思っていたのですが…。

だらだらと書いてしまいました。すみませんでした。

【40代 無職 匿名希望】

―――――――――――――――――――――――――――――
【A】
FROM 川畑のぶこ

人生の大きな変換期にいらっしゃるのですね。

長年勤めて来た会社を辞めてキャリアチェンジをする、
このようなときに不安定になるのは匿名さんに限らず
誰にでも起こり得ることですので、
まずは想定内のことが起きていると思って
少し気楽に構えてみてくださいね。

気力・体力・能力の限界を「素直に認める力」
というのは素晴らしいものです。

私たちは心の奥底で限界が来ているのを感じていても、
限界を尊重することなくそれを頑に否認して頑張りすぎてしまい、
いずれ破綻してしまうことも多いものです。

限界を尊重するということは、自分を大切にすることであり、
周囲との調和をはかることでもあります。

勇気を必要としますが、その勇気をよく出されましたね。

新しい仕事を始めていなくても、
仕事が無い状態自体が新しい環境です。

新しい変化に適応するまでは、ある程度の時間がかかる
でしょうから、焦らずに、じっくり腰を据えてみてください。

他者と比較することなく、自分自身のタイミング、
個性を大切にされてください。

恐れがでたときは、
『雨風を凌ぎ、日々の糧を得るだけの先祖代々の智慧が、
私の中に生まれながらにして備わっている』
と信頼してください。

また、
『困難を学びの機会として、人生に活かす先祖代々の智慧が、
私の中に生まれながらにして備わっている』
と信頼してください。

これはご自身だけでなく、ご家族も同様です。

理想を言ったらきりがありませんが、
それぞれが個性を大切にしながら、それぞれの人生を切り開く力は
生まれながらにして持ち備えています。

今後のアドバイスとして、既にご自身もお気づきのようですが、
どうやら「全か無か思考」が強くはたらく癖があるようですので、
ファジーな部分もときには大事と意識して、
許容する姿勢を育んでみてください。

白か黒かはっきりしなくても、人生は機能しているという事実
をじっくり観察して、ご自身の人生に落し込んでみてください。

結果だけでなく、そこに心を込めて取り組むプロセスや道自体が
私たちの人生に大きな影響を与えていますし価値のあることでしょう。

人からの評価の前に、自分に最も近い自分身が自分を評価して
あげることも大切です。

人から接してもらいたいように自分自身に接しているかを振り返り、
人を喜ばす前に、自分が喜ばす努力をしてみてください。

するとエネルギーが湧いてきて、自分が真に関心を寄せること
への向学心も湧いてくることと思います。
知らず知らずの内に不安も消えていることでしょう。