Mother And Daughter On Holiday Standing On Winter Beach

Q:子供をきつく叱ってしまいます。

いつもメルマガ楽しみにしています。
川畑先生の本も読んで、以前より楽に生きれるようになって感謝しています。

相談したいことがありメールしました。
内容は、子供の事をきつく叱ってしまう事です。

睨みつけて、大声で、命令口調だったり、責めだったり
苛立ちを抑えられません。

例えば、毛布の上でお菓子を食べないでとか、
外は寒いので上着を着てほしいと言っても、言う事を聞いてくれない場合や、
わがままを通そうとする時(お菓子を何個もせがむ。)

毛布の上でのお菓子に関しては、許可しましたが
「絶対こぼさないで」
「こぼれるとイライラするのよ」
と最後にダメ押し。
これではお菓子も美味しく食べられたとは思いません。

私自身は、子供のころ良い子でいようと努力していました。

嫌われたくないと我慢していました。(親・友達・誰にでも)

質問内容が曖昧になってきました、
簡単に言うと強く怒ることをやめたいのです。

子供を悲しませたくないし、自己肯定感を失わせたくありません。

どうしたら、思い通りにさせようと思わなくてすみますか?
自分の主張を意地でも通そうとしなくてすみますか?

子供が思い通りになるに越したことはないけれど、
もしそうじゃなくても私は人生を幸せに生きると考えればよいのか。

でも、親には正す責任があるし、放ってはおけません。

自分が日々責められるのではと怯えていたり、
怒られると怖がっているから子供にそうしてしまうのか。

自分の思っている事、言っている事に自信がないから
自分の言うことを聞いてくれないことが不安で、
意地でもそうさせようと思うのか。

どうも、自分自身に問題が隠れている気がしてならないのです。

私がもっと自分の気持ちに素直に、楽しんだり、
家族や子供に遠慮なく自分自身の欲求を満たしたり、
自分自身が幸せを感じながら過ごせば、
もっとおおらかに過ごせるのでしょうか?

私は、子供たちに嫉妬しているのでしょうか?
同じ(我慢や良い子)事を欲求(押し付け)しているのでしょうか?

自分の心の内はわかりません。
そうなのかなと思っても、血液検査のように
はっきり確信を持てることはないのですから、答えがわかりません。

とにかく、怒ってしまう自分自身が辛いです。
問題の糸口を見つけて解決させたいです。
アドバイスを下さい。よろしくお願いします。

【今日を楽しむ様・30歳・主婦】

―――――――――――――――――――――――――――――
A:

FROM 川畑のぶこ

お悩みを拝読しながら私自身耳が痛いです(笑)

毎朝毎晩のように「早くしなさい」「早く寝なさい」と
ガミガミしては我が子の寝顔を見ながら反省しているもので、、、

子育ては理想通りにいきませんよね。
というより、何が理想かわかりませんね。
子どもひとりひとりに育て方があるのだと思います。

子どもの年齢にもよりますが、
親の理屈をすぐに理解してその通りに生きる子がいたなら、
それはある意味恐ろしいことかもしれません。

「子どもらしい」とは自由で奔放なことでもありますので。

もちろん、だからといって放っておけばいい、
というものでもありませんね。

さて、私が育児においてイライラガミガミしつつも日頃心がけていることで、
もしかしたらお役に立つかもしれないことをシェアしたいと思います。

母親がイライラしたりガミガミしたり、そして時として
クヨクヨしたりしてしまうのは、致し方の無いことだと思います。

まず、子育てにそういうことはつきものだと潔く割りきって、
受け入れてみることをおすすめします。

イライラしたときは、
「イライラしちゃいけない!」と己を裁くのではなく、
「またイライラしちゃったなぁ」と振り返ります。

その原因が自分のゆとりのなさにあるのであれば、
どうすれば自分の欲求を(子育て以外で)満たして
エネルギーを高められるかを考え、
リラックスして充電できるように努力をします。

すると、いつもはイライラガミガミすることに、
さほど反応しない自分になっていることを実感できると思います。

子どもに自分の思いを伝えることに関しては、
「押し付ける」のではなく「伝える」ということを心がけてみます。

子どもにはしつけも必要ですから、
効果的な伝え方というのを工夫してみます。

怒鳴るのは脅しですが、
相手を思い通りにさせるには手っ取り早いかもしれません。

ただし、調和的な人間関係にはつながらず、
望む状態から離れてしまいます。

イライラの理由が子どものマナーであったり
規律違反であったりするときは、
まずはタイミングとして、イライラしていないときに
丁寧に話をしてみてください。

子どもには生まれながらにして叡智が宿っていて、
何が良いことで何がそうでないかは
直感的にわかっている、ということを信頼したうえで、
なぜそれがいけないのか、どうするといいのかを、丁寧に話してみます。

自分が子どもだったときを思い出して、
どのように伝えると伝わるかを工夫をこらしてみてください。

たとえば、布団の上でお菓子を食べるとなぜいけないのか、
それをOKとすると、どのような結末が待っているのか、
怒り無しで冷静に伝えます。

おそらく、私であれば、
タブレットなどでダニ被害の情報を引き出して、
こまやかに説明をすると思います。

いかに痒いか、辛いか、気持ち悪いか、
全身ジェスチャーで悶えてみせて説明をすると思います。

そして、「ママはあなたにこのような状態になって欲しくないし、
家族みんなが苦しまず健やかに暮らせるように願っている」
といった趣旨で愛情が伝わるように諭すよう心がけます。

おそらく子どもも同意してくれるのではないでしょうか。

また、理不尽にガミガミしたりイライラしたのなら、
そのことは己の失敗を認めてきちんと詫びます。

繰り返してしまうでしょうが、繰り返し謝ります。

それは正しい姿勢ではなかったと。
本当はこういう風に伝えたかったのだと。

子どもを1人の人間として誠実に向かい合おうとすると
多くの場合、子どもも子どもなりに立場をとろうとするものです。

繰り返し、子育てに万人にとっての正解はありませんので、
「私と我が子の正解」を好奇心をもって見つけ出し、
ぜひ、子どもとともに学ぶ姿勢で向かい合ってみてください。

周囲のお母さん友達と情報共有したり共感したりすることで
楽になれたり、智慧を得られたりすることもありますから、
そんな場も大切にしてみてはどうでしょうか。

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Young women in cafe

Q:相談されるのが苦手です。

川畑先生、こんにちは。
いつもメルマガ拝見しています。

今日は私の最近起きた悩み事を相談させていただきます。

私は、人間関係の悩みを打ち明けられるのが苦手なんです。

悩んでいる本人の気持ちは理解できるし、
ひとりでいろいろ悩んでいるかと思うと、同調してあげたくなります。

そうだよね、そうだよねとか、自分もそんな風に感じたことあるよ、
とか話してしまいます。

でもそのあとにとっても落ち込んでしまいます。
相手方の人の悪口をいってしまったなあと、苦しくなります。

確かに自分も相談してくださった方のように思うときもありますが、
相手方の人達の気持ちや状況もわかるんです。

だから、悪口を共有してしまったような気まずさを感じて、
とても気分が落ち込んでしまいます。

悩みをいってくださった方とも何となく気まずくなってしまいます。

こんなとき、どうすればよいでしょうか。

また,今後同じような悩みを聞いたときに、どのように聞いてあげるのがよいか
教えていただけませんでしょうか。

よろしくお願いいたします。

【40代・女性・医療関係】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ご相談者さんの誠実な気持ちが伝わってくるお悩みですね。

まず、ご自身の関心が、

1)人間関係の悩み相談に応えられる自分になりたいのか
2)人間関係の悩み相談には応えなくてよい自分になりたいのか

振り返ってみることをおすすめします。

もし,1)の相談に応えられる自分になりたい場合は、
相手に楽になってもらいたいという思いがあるからだと思いますが、
そうであれば、次のことを留意してみてください。

それは、

「傾聴と共感」に徹する

ということです。

相手が誰かの悪口を言っていることに対して、
自分もその人の悪口を言うのは傾聴や共感ではありません。
それは同調です。

悩みを聞くのに,必ずしも相談相手に同調する必要はありません。
耳を傾け、相手の感じていることを理解する姿勢を持つことです。
傾聴と共感だけでも楽になれるので,そこに徹してみてください。

もし,何かアドバイスをもとめられたのなら、
主語を「私」にして話をしてみてください。

「あなたはこうするべきよ」ではなく、
「私ならこうするかな」「私ならこう考えるな」という文脈です。

私は友人や大切な人から相談を受けた際に、
そして友人にも改善の余地があるなと思えた場合には、
過去の己の類似ケースで相手がそれを気づくのに役立ちそうなものを
提示するようにしています。

「あなたと相手のことは実際の細やかな部分はわからないけど、
実は私にも似たケースがあってね……(簡単な状況説明)……
でも、私自身にも非があることに気づいてね、
そこに違いをつくってみたら結構楽になってね……ま、参考になれば」

といった具合です。

あるいは、AさんとBさん(まったくその場に関係の無い第三者)の話を持ち出して、
そのケースから相手が何か学び取れるようなものを提示するのも良いかもしれません。

「あなたは」と始めると、相手も緊張したり、とくにストレス下にいるときは
防衛的になって攻撃的になったり、過度に落ち込んだりするので注意が必要です。

もしご自身が2)のように、本当はそういう相談には乗りたくないのなら、
気のある振りはしないことです。

これには「いい人」をやめる勇気が必要です。
話は聞いてものらりくらりかわすなど、ノリの悪い人でいることです。

そのうち「この人はこの手の話には乗ってこないんだな」と相手も諦めて、
自分自身で考えるようになるか、あるいは悩み相談や悪口に対して
もっとノリの良い、ほかの相談相手を見つけることでしょう。

それが悪口に終始していても、そのような悩み相談に喜んで乗る人もいます。

苦手は苦手で、得意な人にまわせば良いのです。

もしあなたが無理をして悩み相談につきあっているのであれば、
相手が自己解決する機会、あるいは適任者にたどり着く機会を阻んでいる
ことにもなりますので気をつけてください。

あと、無理をすればするほど、あなたはいい人でいられるかもしれませんが、
相手はあなたから疎ましく思われることになります。
これは調和的な関係ではありません。

もし,その人と今後も上手くつき合って行きたいのなら、
その場その場の適度な距離感を大切に、
このような状況を回避するよう努めてみてください。

また、基本的に「相手の感情や人生の責任を私がとる必要はない」
ということも覚えておいてください。

感情はものごとの受け止め方から湧いてくるものです。
それは本人にしかコントロールできるものではありません。

悪感情を抱いていても、そこからその人なりのペースやタイミングで
必要な学びを得て、前進していくと信頼してみてください。

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160118

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

先日、休みを利用して、家族3人で温泉旅行に出かけました。

2015年は、ポツポツと出かけたり、日帰り旅行をしたりしたことはありましたが、
完全にプライベートで家族でどこかに何泊かしたり、週末をゆったり過ごしたことが
なく、なんとなく罪悪感もあり(笑)、その埋め合わせというわけではないのですが、
鬼怒川温泉に行ってきました。

のんびり、ほっこりして、おいしいお食事をいただきました。見た目にも美しい和食
で、芸術心も満たしながらお腹も満たせる、すばらしい旅館でした。

そこから40分ほど北上した所にある、平家の落人により集落が築かれたと言われる
湯西川の「平家の里」という民族村にも足を延ばしました。敷地内に雪かきをされた跡
があるのを見つけると、子どもはさっそく、うれしそうに雪玉を作って、私に投げつけ
てきます。私も奇声を上げながら(笑)子どもと雪合戦をしました。

結局、子どものニーズも満たされ、私も子ども孝行できました。また、平家の里には、
当時の生活がわかる資料館があり、当時の人々の暮らし思いを馳せることができたのも
たいへん有意義でした。日頃、何かあるとイライラしたり、不平不満を並べてしまいがち
ですが、「こういう頃に比べれば、今はなんと恵まれていて幸せなのだろう」と思う時間
でもありました。

私たちは、放っておくと、その環境に慣れてしまうということがありますね。
身の回りにある幸せを忘れてしまい、それが同然のごとく振る舞ってしまいます。
常に「何か足りないのではないか」という錯覚に陥ってしまいます。そんなときに、
比較対象がそのような何百年も前の先祖になると、「ああ、本当にこの上なく幸せな
ことだな」と素直に思うことができるわけです。そんな、非常に豊かな時間でした。

さて、今日は、RRさん(Rさんと呼ばせていだきますね)という38歳の女性の方から
いただいた、「おぼつかない自分の存在価値」についてのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~~
心のバランスか取れていないように思います。
自分の存在価値について、時々とてもおぼつかない気持ちになります。

多分、人に頼られること、人の役に立っていると思えることで、
自分が存在していることを実感しているように思います。
純粋にその人のためにというより、人から感謝されたいと思っているようです。
その機会、あるいは必要がなくなると、
自分が無価値な存在に、必要とされない存在に思えてきます。

恋愛も不倫の恋愛しかしたことがなく、
それが途絶えて10年来、誰ともお付き合いがありません。
結婚することが人生の一番の幸せである、と思いたいわけではないですが、
周りからは幸せになってほしい=結婚、といわれているように感じます

加えて、優越感と劣等感にとてもとらわれている自分がいます。
弱い状況や立場にいる人に対して理解者である「ふり」をしているようです。
そして逆にとても頑張れる人やできる人を前にすると、
自分がものすごく劣った必要のない人間に思えてしまいます。
人はそれぞれ、と思いたいですが、そこからなかなか解放されることがありません。

こんな思いにとらわれて、堂々巡りです。
笑っている、明るい人に人は寄ってくる、と言われますが、無理にも笑うことができません。
私なりに人間関係がうまくいくよう、気を使い、
さりげない配慮やコミュニケーションを取ろうとしているつもりですが、
要領の良い人などをみると、悔しく、ずるいな、と思っている自分がいて、
またそれで自己嫌悪に陥ってしまいます。

ずっとこんなことの繰り返しで、時々疲れてしまいます。
疲れると、身体が欲していないのに食べてしまったり、飲んでしまったりします。
何かを埋めるように。
今の自分を肯定し、純粋に人のためにありたいと思うのですが、
どうしてこうなってしまうのでしょう……
~~~~~~~~~~~~~~~~~

実は私、川畑もかつて、まさにこういうタイプでした。
20代はこのようなモードが全開で、
「優れていなければいけない」「人から必要とされなければいけない」という、
駆り立てられるような感覚を常に持ちながら過ごしていました。

まず、「必要とされたい」とか「感謝されたい」「認められたい」というのは、
人間として純粋な欲求です。社会的バランスがとれる大切な要素でもありますから、
これ自体を捨てる必要はないと思います。

ただし、程度問題ですね。「常に」誰かから必要とされていなければいけないとか、
認められていないと無価値な存在になるかというと、決してそうではありません。

「必要とされる、その形」について、少し考えてみましょう。

「こういう感謝のされ方は価値がある」
「感謝はされているけれど、これは価値がない感謝のされ方」
「こういう認められ方、必要のされ方が、価値がある。私はそれがいい」
「私はこういうふうに必要とされているけれど、これは価値がない」

と、Rさんが普段思っていることを、書き出してみてください。

「感謝のされ方」や「評価のされ方」について、無意識のうちに、
「こうでなければ」と決めつけてしまってはいませんか?

そして、Rさんが「切り捨ててしまった」感謝のされ方や認められ方についても、
今一度、目を向け、問い直しをしてみることをおすすめします。

とらえ方のポイントは、ビデオでお伝えしますね。

恋愛に関しても、自信のなさから不倫ばかりする傾向のある人も実際にいます。
これも、「自分の価値」をとらえ直すことで、その後の恋愛のタイプや質を
変えていくことができますよ。

すべては自分自身への「信頼」がキーになってきます。
人に合わせるばかりではなく、自分を信頼して、
最も合わせるべき相手、ケアすべき相手は「自分」だということを、
理解できるとよいでしょう。

こちらも、詳しくはビデオでお話ししします。
https://youtu.be/MQ7Syw6Ct3c

 

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160113_FB_kawabata

Q: 子どもとの関係が辛いです。

ひとりはもう27歳になる男の子。今、プチ引きこもり状態です。

昨年の夏にはクレジットカードの不払いが発覚し、夫婦して対応しました。
大学受験の秋からネットゲームにはまり、今も昼夜逆転の生活です。

祖父母や私の兄弟にも心配をかけているのは重々承知ですが、
子育て中と言える年齢でもなく、
ましてや彼との関係がうまく結べていない私には
どこへ相談してよいのかわからないまま今日に至っています。
4年前から主人は単身赴任中です。

息子とは今までいろいろありましたが、
自立して心配しなくてよい関係になりたいです。

そして、23歳になる娘、就職して2年目。

つい2ヶ月ほど前に、お付き合いしている人のことなどで言い合い?になり
「私は中学の頃からお母さんと合わないと思っていた。」と言われ
(このとき主人も一緒でした。)それから無視され続けています。

私自身も親との関係が良いとは言えませんが、
自分の子供のような態度は記憶にありません。

親子の関係っていったい何でしょうか・・・。

【ほし様・50代】

―――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

人生ままならないと言いますが、
我が子ほどままならないものも無いのではないかと思います。

子どもが全て親の思い通りになるのなら、これはある意味
病んだ関係性でもありますから、むしろ注意が必要です。

親子関係とは、愛情を育むレッスンであると同時に、
執着を手放すレッスンですね。

我が子への愛情が強ければ強いほど、
苦労して欲しくない、楽に生きて欲しい、という思いも強くなるのは当然です。

やがてそれが度を超えて
コントロールにつながってしまうこともあるわけです。

まず、娘さんに関しては、親との価値観の違いに屈することなく、
心理的な巣立ちをされる過程にいることと思いますが、これは健全なことです。

もしも、娘さんと今後も良好な関係を築きたいと思うのであれば、
自分には自分なりの価値観があるように、彼女には彼女なりの価値観があることを、
1人の人間として敬意をもち、受け入れることが大切になってくるでしょう。

もちろん、相手に意見を求められたら、
ほしさんなりの意見を伝えたら良いと思います。

ただし、あくまでも、さまざまな価値観の中のひとつの見方として
伝えることが健全でしょう。

プチ引きこもりの息子さんに関しては、
大学受験のころからネットゲームにはまりだしたとのことなので、
もしかしたら、受験のストレスからゲームに逃避したことも考えられますね。

息子さんご本人が辛そうであれば、相手に敬意を払いつつ、
いちど専門家の受診を促すことをおすすめしますが、
まずはほしさんご自身が相談できて客観的なアドバイスをもらえる相手を
探し、日常に定期的に悩みを話せる機会をつくることが良いかと思います。

ご主人が単身赴任とのことで、課題に向き合うパートナーが常に側にいないのは
心細いことかと思いますが、とくにこのように心が不安定な時期は、
緊密に連絡をとりあってみては如何でしょうか。

20代はまだまだこれから多くを経験して学び取る時期でもありますから、
失敗しながら学習していくことで、彼らなりに、
やがて心理社会的な適応をしていくと信頼し、ひと呼吸おいて、
お子さんたちと関わり合う、あるいは手放してみてください。

問題ばかりに注意がいくとエネルギーがどんどん低下してしまいますから、
問題に向き合うためにも、ほしさんご自身がリフレッシュして
楽しめる時間を意識的につくるようにしてみてください。

自分で自分のニーズが満たせていないと、
自分の周りの人間から(とくに身近でコントロールが効きやすそうな人間が
自分の思い通りになることなどで)ニーズを満たそうとしてしまいます。

家族に問題があるときは、充電元を家族以外におくことも大切です。

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2016 written with sparkles, silhouette of a boy jumping in the sun

みなさま、新年はどのようにお過ごしでしょうか。

私自身は、年末年始の大断捨離が恒例となって久しいですが、
今年は部屋や物の断捨離はさほど時間をとることはなく、
そのかわりに「手間ひまの断捨離」をしました。

そのことに自分の時間をかける必要のあるもの
物理的にも、心理的にも、社会的にも
本当にそれをするべきかどうかを問うてみた結果、
今年は年賀状の断捨離をしました。

昨年までは手間ひまはかかっても、
賀状を作成する楽しさ、アートごころの刺激の獲得、
また仕事でお世話になっている人への感謝をつたえる機会など、
己の心理社会的ニーズを満たすことのほうが比重が大きかったため、
あえて時間を割いていました。
ところが、昨年末は、それよりも必要としていたのは「ゆとり」でした。

このときにふと脳裏に過るのは社会的バランス。
年賀状を送ってくださる皆さんとの人間関係です。

年賀状を返さないと悪いのでは?
人間関係を悪化させるのでは?
日本人としての常識に欠けるのでは?
などといった不安や罪悪感が足かせとなります。

私自身もそんな、社会的ニーズを認識してはいますが、
それよりも自分自身の物理的、心理的ニーズを優先させたのは、
年賀状でバランスをとらずとも、他の時間や機会に十分バランスを
とっているという信頼感が根底にあるからです。

昨今ではSNSなどを通じて頻繁に近況や己の思いを発信しています。
また、頻繁にやりとりがある相手には、メールで挨拶もできます。
郵送による賀状によって、相手が私の近況を知ったり
新年の挨拶をしなくても、繋がるべき人にはきちんと繋がっています。

それでも郵送による年賀状が届かなかったことで著しく人間関係が
崩れるような場合は、それは年賀状の問題ではないはず。
もっと根本的な問題に向かい合う必要があるでしょうし、
そもそもそのような人間関係を今後も保っていく必要があるのか、
いまいちど問い直すことのほうが大事となるでしょう。

郵便受けに誰かから年賀状が届くたびに
ごめんね〜!という詫びの気持ちは出てきますが、
年賀状が無くてもちゃんと繋がる人と、
今年こちらが年賀状を送らなければ、来年からは相手からも送られて
こないであろう人は、賀状を手に取った瞬間にわかります。

惰性と義理を手放す機会、
それは生きた人間関係を明らかにする清々しい瞬間でもあります。

執着を手放すために…
今年もさらにあらゆるものとの信頼感を深めていきたいと思う
年明けでした。

みなさんにとって2016年が素敵な年となりますように♪

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Fork in the road

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
Q:力を合わせ開業した夫から急な別れ話…

結婚して5年東京に住んで暮らし、10年前に、
主人の地元に主人の夢であった整骨院の開業にむけて、帰りました。

主人は、学校に通いながら勉強と、仕事をこなし、やっと試験に合格しました。

私は、その間見知らぬ土地で、主人の家族以外知り合いもなく、
主人を支えるよう朝と夜と働きました。

子供が欲しくても、できなくて、悩んでました。

5年前に、主人の夢だった整骨院を開業できました。

二人で、力を合わせできたのに、昨年急に、別れたいと手紙をもらいました。
意味がわからず、最初は、泣いてばかり、

仕事も一緒にして、暮らしも一緒に。

前の主人が優しかったから、毎日が受け止めきれず、
話しかけても、「はい」のみの会話。
もう精神的に、私も壊れてしまってきてます。

でも、主人を愛していたから、今は、前の主人に戻って欲しくてという気持ちと、
このままでは、二人ともおかしくなってしまうのではと。

主人は、無視が慣れてしまっているようで、会話なく、
けど仕事は一緒にしているという矛盾の毎日です。

私の何が変わればいいのか?

主人は、俺も40歳すぎたし、子供もいないので、自由になりたいと。

お前には、恩はあるが、愛も、希望も、信頼もないと言われ、
さらに、おれを自由にしてくれ。煩わしさから解放されたい
と手紙に書かれました。

私は、どうしたらいいのかわからなくて、今も、毎日悩んでます。

地元の方達とも、私自身慣れてきたし、
沢山の患者様との信頼関係もなくすことは、考えられずにもいます。

よろしくお願いします。

【夢ちゃん様・45歳・自営業】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

共に苦労を乗り越えてようやく落ち着いてきたというときに、別れ話。
まさしく青天の霹靂であったことと思います。

人生には予想もつかない試練のときがありますね。

夢ちゃんも心にぽっかり穴があいたような状態なのではないでしょうか。

ご主人がなぜそのような心境に至ったのかは、
夢ちゃんとご主人個々のパーソナリティー以外にも、
お二人がどのように関係性を育まれてきたのかということにも
大きく依存すると思いますので、
一概に正誤善悪のジャッジは出来ないと思います。

ただし、お二人の関係が破綻したらこれまでの全てが無駄であったか
というと、これは間違いです。

もちろん、理想通りの目標には至らなかったかもしれません。

でも、これまでお二人で乗り越えて来た試練は、
夢ちゃんの中にきちんとインプットされ、
今後のより良き人生にかならず役立つことでしょう。

東京から未踏の地に引越をして、新たな環境や人間関係を構築する、
このこと自体が夢ちゃんの適応能力を大きく培い、
今後のさまざまな夢ちゃんの人生の課題、または飛躍に大きく役立つはずです。

もしかしたら、夢ちゃんに対して、希望と愛と信頼を持って関わり合える
新たな出逢いに役立つかもしれませんね。

その能力が必ずしも「夫とずっと一緒にいる」ということに使われなかった
としても、他で大きく役立つでしょうから、
そのような視点からは、これは「無駄」にはならないのです。

これまでの経験を私の好みのかたちで活用できなかったけれども、
必要なかたちで役立てることができると信頼してみてください。

これまで夫のために自己犠牲を払って来たのであれば、
もう自己犠牲を払うのはやめて、もっと自分のために尽くしなさい
というメッセージであるかもしれません。

人は、それが相手のためのみならず、自分自身のためにもなっている
という実感があるときに「してあげたのに…」という思いは出てきません。

相手がどうであれ「自分がしたいからした」という
自立した立場がとれます。

たしかに、夫のためであったかもしれませんが
「その時点での自分の人生を機能させるのに、夫のプロジェクトに参画する
という選択をした」ととらえることもできます。

私たちは常に嫌なことにはNOという権利があります。

経済的な効果だけでなく、それが自分の精神的な成長につながると
無意識が同意していることには労を厭わないものです。

心理的にも物理的にも肉体的にも、
充足を図るのにチャレンジする機会を得たのだ、ととらえてみると
被害者意識は薄れてくるのではないでしょうか。

仕事で築いて来た患者さんたちとの信頼関係に関しては、
患者さんたちも「人生いろいろある」ということを理解する力を
持っていると信頼してみてはいかがでしょうか。

患者さんが夢ちゃんを信頼しているのなら、
今後も関係を維持することができるでしょうし、
同じような関係性をまた新たな職場で作り上げることも可能です。

いまの状態にしがみつかず、勇気をもって
何かを手放した後の心のぽっかりには、必ず新たな風が吹き入れる
ことをイメージして前進してみてください。

PS
川畑のぶこ+本道佳子(国境なき料理団・湯島食堂)コラボ!
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happy family sitting on floor and watching the fireworks

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――――――――――
Q:夫と二人の子どもに依存してしまう私

仕事でお客様の相談を受ける時に、
とにかく全てがマイナス思考だったり、自分なんて、どうせ…という考えの人に
どのように接したり、アドバイスしたら良いのか分かりません。

また、家族も主人がアスペルガー、子供2人は発達障害で
どう接するのが3人にとって良いのか日々悩みます。

主人とは情はありますが、この先夫婦として連れ添っていく自信がありません。
でも私も主人や子供たちに依存していて、家を出ることができません。

この状況が苦しく、どうしたら良いのか悩んでいます。

【Cindy様・50代・会社員】

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A:
FROM 川畑のぶこ

仕事に夫婦関係に子育てに、
どうして私の人生にはこんなにも課題が降り掛かるのか?と
嘆きたくなることもありますね。

何をアドバイスしてもネガティブな反応しかしないお客さん…

そのお客さんはアドバイスを本当に必要としているのか?
というのも確認してみるといいかもしれません。

もしかしたら、ただ愚痴を聴いて欲しいだけかもしれません。

・ただ受け取って欲しいのか(傾聴・共感)
・解決策を求めているのか(介入)

相手のニーズを明らかにして関わり合うと
不要にエネルギーを消耗することもないかと思います。

人はただ受け取ってもらえるだけでスッキリすることがあるものです。

相手が変わりたいと思っていない以上、
また、変わるための策を必要としていない以上、
アドバイスやそのことについて思案するエネルギーは
水の泡となるでしょう。

そして、相手がただ受け取って欲しいだけの場合、
こんどはCindyさんがそれをしたいかどうかという問題があります。

Cindyさんのお仕事が何かにもよりますが、
多くのケースにおいてお客さんは選べませんから、
もし、Cindyさんが人の話をずっと聞くのは苦痛、
あるいは策を与えるのが私の仕事の本質というのであれば、
すなわち、お客さんのニーズを充たすことが出来ない場合は、
他を紹介することです。

己のお手柄に執着せず、その人が求めるものが与えられる場や
情報を提供することでその人の役に立てば良い
と考えてみてはどうでしょうか。

もしお客さんが解決策を求めているのに、それを実行せず
いつまでもネガティブな状態で堂々巡りをしているという場合には、
その人なりのプロセスがあるということを信じてあげることです。

私の理想通りではないけれど、この人は時間をかけながら、
その人に必要なかたちやタイミングで前進していくのだなと、
思いやりの気持ちをもって接してみてください。

そのためにはCindyさんご自身が、自分のために思いやりや優しさを
もって、私は私にとって必要なかたちやタイミングで成長し、
前進していくという姿勢が大切になってきます。

人生に苦しみがないにこしたことはありませんが、
残念ながら苦しみの全てを排除することはできません。

ですので、それを全部取り除こうと努力することは不毛です。

ただ、それらの苦しみとどのように向かい合うか?ということが
苦しみのレベルに大きな違いをつくります。

先に述べたように、相手と自分への信頼感を育み、手放す姿勢は、
苦しみを乗り越えるのに役立つかと思います。

ご主人やお子さんもしかり、それぞれに唯一無二の個性があります。

自分も相手も、誰かの視点から見れば問題はあるのだし、
別な視点からは魅力と映ることもあるのだから、
どの視点を持つことがこの苦しみをしなやかに乗り越えられるか?
ということを振り返ってみてください。

個性としてとらえたなら、好ましい面もたくさん見えてくるはずです。

ご主人やお子さんたちと一緒にいられて良かったことをリストアップし、
日々意識してみてください。

そして、そのような苦しみと向かい合い、より良くなろうと
努力しているご自身をたくさん労って、
優しく微笑みかけてあげてください。

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Q:心の病で社会復帰できない娘への対応法

現在29歳の娘のことで悩んでおります。

自分の好きな職場にバイトですが勤務しており、
人間関係で「適応障害」と診断され、一ヶ月休んでおります。
先輩方も励まし、相談にのって下さってるようですが、
未だ復帰はいつになるかわかりません。

大学中から心の病は始まっております。
大失恋で歩行困難、過呼吸、自傷行為が始まり、
体調が良くなると今度は買い物の大量買い(特に洋服等)。
ネットでの購入も多く、あっと言う間に部屋を埋め尽くし、
今ではごみ屋敷状態!

一緒に片付けようと言っても行動に移すこともせず、
強い口調で言うと体調が悪くなってしまう状態です。

もうどうしたら良いのかわかりません。
私はどうしたらいいんでしょう?

【女性・50代・会社員】
――――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

愛する娘さんが心の病になるというのは
親としてとても胸の痛いことですね。

とてもお辛いとは思いますが、治療もされていて、
周囲に相談に乗ってくれたり励ましてくれたりするサポーターが
いるのであれば、少しひと呼吸置いて、
「これも娘の心やたましいの発達にとって大切なプロセス」
と受け止めてみてください。

家族としては早い社会復帰を望んでしまいがちですが、
ここはぐっとこらえて見守ってあげてください。

心の病気は目に見えにくく、
娘さんがストレスを感じていて病気の原因となっている環境(職場)を
ひとたび離れると、さほど調子が悪そうには見えないこともあり、
ついつい「もう復帰しては?」と促したくなりますが、
そうではなく「あせらず、十分休んで、充電しなさい」
という温かい姿勢で見守ってあげてください。

大失恋の末、自傷行為もあるということで、
自分に自信が無くなってしまっていますから、
言語的であれ非言語的であれ
「あなたはあなたのままでいいよ」というメッセージが
周囲から発信されることがとても大切な時期かと思います。

「早く治って」という気持ちは、確かに家族としてはそうなのですが、
捉え方によってはプレッシャーとなり
「やっぱり素の私では受け入れられないんだ」とか、
「頑張っている自分でないとダメなんだ」というメッセージとして
伝わってしまうことがあります。

頑張れないときは頑張らなくていい。
やる気がでないときはやる気を出さなくていい。
今まで頑張って来た分、人生のバケーションと思って
気長に構えてみてください。

理想を掲げることは職場や他人でもできます。
親にしかできない関わり合いはいったい何だろうと問い直してみて、
その答えに即した姿勢で関わり合ってあげてください。

何があってもこの人だけは私の味方で無条件で自分自身を受け入れてくれる
という存在が周りにあることはとても大切です。
誰も私を愛してくれないという妄想から脱却し、
「私は愛に値する人間である」と、本人が自分自身にそう思えるように
促してあげてください。

母親の心労は仕方のないことですが、
必要なプロセスと信頼しておおらかな気持ちで見守ってあげてください。

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Q:モノが多く広すぎる家を断捨離したいけれど…

50代の主婦で、一人娘は3年前に嫁ぎ、今は
キッチンを含めて10部屋ある古い家で主人と二人暮らしです。

もともと家族が多い家でしたが、
ひとりずつ減り、物の多い生活にほとほと困り果てています。

断捨離したらどんなに快適かと思いますが、
私は自律神経失調症の上に鬱もあり、動くのが億劫なのです。

それでも、なんとか気持ちを前向きに
断捨離出来る気持ちの切り替え方をお教え下さい。

【クリームソーダ様・57歳・主婦】

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A:
FROM 川畑のぶこ

クリームソーダさんのように、家族が一人ひとり減り、
気がつけば子どもや親たちが残していったモノたちに囲まれて、
夫婦2人で暮らしているという人はたくさんいらっしゃると思います。

ただし、10部屋というのは流石にハードルが高いですね。

今は鬱もあるとのことで、くれぐれも無理のありませんように。
自分の身体の声にきちんと耳を傾けてあげてください。

がんばれないときはがんばらないのも仕事。
がんばるという執着を手放してみてください。

また、このような時期は、周囲に助けを求めるのも大事です。

子どものものであれば子どもたちに、
もし親の遺品があるようでしたら、業者に遺品整理を頼むのもひとつです。

全て自分でやらねばと強迫せず、
助けを求めて良いと、自分自身に許可を与えてあげてください。

上手にサポートを得られるようになることで
周囲への信頼感が育めるようになり、心身が楽になることもあるのです。

ご自身のものに取り組んでみようと思う場合は、
いきなりエネルギーを要するものに取り組むのではなく、
まずはエネルギーチャージを大事にしてみてください。

断捨離はエネルギーを要することですので、まずはゆっくり休み、
好きなことをしたり、寛げる人や場所に身を置いてみたりして
心理的なエネルギーを充電してから取り組むことをおすすめします。

手をつける場所も、難易度の低いところや
モノ(エネルギーを必要としない場所やもの)にターゲットを絞り込み、
さらにエリアも細かく区切って少しずつ取り組んでみてください。

たとえば、今日はガラクタだらけの引き出しひとつと決めて、
そこが完了したら花マルです。

この断捨離の機会を、厳しさでなく、優しさをもって
ご自身に向かい合う機会にしてみてください。

Clover background

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【Q】新人に困っています

上司と新人と3人でチームで仕事をしています。

この新人半年前に入社したのですが
情緒不安定が見られ、うつ病で薬を飲んでいて
週1の前職も休職していたことが発覚。

仕事は毎日コツコツやることはできるのですが
週1の仕事は今だにミスばかりで。
ミスを注意すると「あなたは私を病気に追い込むのか」
と逆切れ状態。

教えても教えても一向に仕事は覚えられず。
おまけに自称対人恐怖症で他の人と関わる仕事は全てパス。
しかし飲み会は大好きで仕事休んでも全て出席。

上司は状態を知ってますが
「心の病なんだから許してね・・・」と。

自分の負担が増えるため仕事を与えないと
上司に「与えて」と言われるは・・・。

チーム外では「ニコニコと愛想よく良い子ね。」と評判高く。
「今毎日が楽しくて、薬から卒業できたんです。ずっと続けます。」
と言い出し。

私の方が気がおかしくなりそうです。
どうやって対応したら良いのでしょうか。

【40代 医療事務職 匿名希望】

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【A】FROM 川畑のぶこ

日本のうつ病の罹患者は100万人を超えました。
昨今では匿名さんとその新人さんのみならず、
日本全体の社会問題でもありますね。

さて、匿名さんの同僚の新人さん、
病気だというのに飲み会は仕事を休んででも出席する。
実は新人さんは詐病で仕事をさぼっているだけではないか?
という思いが恐らくおありではないでしょうか。

もしそうであれば、匿名さんがイライラするのも
いた仕方ないことであるかと思います。
とりわけ、仕事に真剣に誠実に取り組まれていらっしゃる
匿名さんのような方であればなおさらではないでしょうか。

匿名さんの認識には少し誤解があるようですので、
そこさえクリアできればかなりスッキリすると思います。

その罹患者数とはうらはらに、うつ病を患う人との
かかわり合い方(特に職場での)は人事や管理職の方は
ある程度教育されているところも多いですが、
一般社員には教育されていないところがほとんどでは
ないでしょうか。

匿名さんの上司が「病気だからね」とか
「仕事を与えてあげて」というのは新人さんの
病理に対する情報をもっていたり、かかわり合い方を
教育されているからではないでしょうか。

上司は職場では「起こりうること」と捉えているので
その状況はたしかに困難ではあっても毎度「イライラ」する
必要がないのかもしれません。

まず、この問題を乗り越えようと思うならば、
病気や新人さんのことをジャッジするのではなく、
「理解する」という思いやりの姿勢を大切にしてみてください。

匿名さん自身、忙しくてゆとりがなく、
とても思いやりや優しさまでは持てないかもしれませんが、
それでも客観的に理解することはできると思います。

このことは匿名さんのイライラ解消につながり
いたずらにエネルギーを消耗することを回避できると思います。

匿名さんは、うつ病とは、常に無気力、無関心、非活動的、
常に抑うつ的などといった、「大うつ病」をイメージされて
いるのではないかと思います。

なので、ふさぎ込んでいるわけでもないし暗いわけでもない
笑顔で挨拶する新人さんを理解出来ず、病人として対応するなど
気がおかしくなりそうなのではないでしょうか。

ところが、一口に「うつ」といえど、その種類は多岐にわたり、
上記の症状がさほどみられないようなケースも存在します。

最近では非定型うつ病というものが確認されており、
「新型うつ」などの名称で呼ばれたりします。

好きなことや楽しそうなことには活動的になる、
人間関係に過敏に反応する、
プライドが高く傷つきやすい、
などといった特徴をもっています。

単なる怠け者で忍耐や我慢が足りないだけと
思うかもしれませんが、実は本人は長きにわたり
自分自身を抑圧してきているケースが多いのです。

人に不快感を与えないようにいつも笑顔を絶やさず、
自分のニーズよりも他人のニーズに合わせる、
いわゆる「いい子」が多いともいわれています。

すなわち、他人からはそう見えなくても、
本人なりに、ものすごく頑張って
ものすごく耐えてきているのです。

それが仕事の場面で匿名さんの都合通りに
頑張ったり我慢したりしてはいないということですね。

このような人は、病気なので、投薬も必要ですし、
認知行動療法などのカウンセリングが必要とされる
場合もあります。

怠け者という批判的精神で接することは、
実際元気な人が怠けている場合には発破をかける意味で
効果があるかもしれませんが、
うつ病の人には症状の改善を促さないどころか
逆に悪化の原因となりますので注意が必要です。

できる仕事があるのであれば、そこからふり、
そこを大いに承認し、まずは信頼関係を形成してみてください。

「大人なんだから」「社会人なんだから」
という常識を振りかざして「注意」をするのではなく
病んだ者に思いやりを持って「育む」という
姿勢を大切にしてみてください。

時には「無理しないでね」という声かけも、
本人の緊張をやわらげ、安心感を与え、良いかもしれません。
すると、逆にパフォーマンスは向上することもあります。

信頼関係がまだ形成されていない、緊張関係にある相手
からの指示や注意は、本人は一生懸命聞いて頑張ろうと
するのですが、そうすればするほどパニクって、
ミスを繰り返すということも特徴です。

このような時は、「さあ、明確に状況を把握して
仕事を覚えよう」と思うゆとりは無く、
ただただ、「相手の感情を害してはいけない」
「はやくやり過ごさなきゃ」「相手にOKと思われなきゃ」
と、駆り立てられた状態に入っていることが多いです。

仕事に集中しているのではなく、
相手の機嫌にエネルギーが奪われてしまっています。
なので、仕事は覚えようがありません。

そこに相手がうんざりしているのも
本人は敏感に感じ取り、さらに相手の機嫌に反応します。
もう、頭の中は真っ白です。

決して本人に仕事の能力が無いのではなく、
病理に関係性が掛け合わさった結果、
エネルギー低下を招き、このような状態に陥っています。

このように、いったい何が起こっているのか、
一歩引いた立場から、ひと呼吸おいて観察してみてください。

非定型うつを理解するために書籍等参考にされるのも
よいと思います。

↓こちらはわかりやすいかもしれません。

http://goo.gl/ZVbaBG

『非定型うつのことがよくわかる本』貝谷久宣監修(講談社)

いちど「きちんと理解したいから」とか、
「うつの人との適切な関わり方を学びたいから」という理由で、
上司や人事担当者と話し合いの時間をもつのも良いかもしれません。
上司は主治医からの指示なども参考にされているはずです。

総合的に理解を深めることが出来たのなら
これは匿名さんご自身の経験値を高めることにもつながり、
また大きな一歩、人間関係のエキスパートになれるのでは
ないでしょうか。

また、このときに、ご自身も仕事の負荷が増しており
物理的にも精神的にもつらいという報告もあげると良いと思います。

匿名さんも、とても努力家でいらっしゃると思います。
どうか仕事以外はリラックスして
ご自身が楽しめることに勤しまれてください。

職場が大変でも、それ以外が充実していれば、
バランスがとれて新人さんのことも
ゆとりをもって観察できることと思います。

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