20220808

FROM 川畑のぶこ

今日は、ななさん(60代・女性・嘱託社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
私は何でも猪突猛進するタイプで、
何事にも一生懸命で、良いと思った事は譲れず、
妥協できず、丸く収めることができません。
そのため、いつも人間関係でこじれます。

職場では、説明しても分かってもらえないと、
声を荒げ、口調も強くなり、
どんどん孤立していきます。

良くしたい気持ちが強すぎて、
相手を不快にさせてしまいます。
無関心でいられたらどんなに楽か……。

そんな調子で、
主人ともほとんど口を聞いていません。

こんな私の性格、
いったいどうしたらよいのでしょうか?
アドバイスをよろしくお願いいたします。

 
【A】
ななさん、ご自身のことを
とても俯瞰的によく観察なさっていますね。

そして、理想通りにやってくれない相手に対して
どうしたらいいか、ではなく、
ご自身を変えるにはどうしたらいいか
という視点を持とうとされている。

自分が自分を苦しめてしまっている、
生きづらい人生にしてしまっているということに
気づいていらっしゃるわけですよね。

この気づいてる、気づいてない、
直したいと思っている、思っていないというのは
本当に大きな、ゼロイチの差がありますので、
ななさんはすでに大きな一歩を踏み出されて
いるのではないでしょうか。

それをさらに進めていただくために、
ななさんには、多様性を受け入れる寛容さ、
優しさ、そして思いやりを意識していただきたい
と思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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20210823

FROM 川畑のぶこ

今日は、えりさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
主人と2人の生活です。
両家の両親は他界しており、
子ども達も県外で暮らしています。

主人も私も、それぞれ
自分のことは自分でしています。

私は、自分の時間を自由に選択、
使える現状に感謝しています。

長女で年子の妹がいて、母に甘えられず、
話も聴いてもらえず、良い子で育ち、
諦め人生を過ごしてきました。

結婚して、
主人が私の母に似ていると思いました。
そこから、気持ちが苦しい生活になりました。

子どもの前でケンカが多くなり、
子ども達も体調不良になり、
娘からは親の影響と言われ、
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

この家族を何とかしたいとカウンセリングに行き、
学び、今の生活ができることに感謝です。

私は決断が甘く、目標を描きにくいです。
自分の気になるところを観る癖があり、
心の中で「〇〇だからできない」と
思ってしまいます。

頭で考え過ぎず、
楽しく行動して目標達成するには、
どのようにすると良いのでしょうか。
 
 
【A】
ご自身の心理を深く見つめて
よく自己分析されていらっしゃいますね。

ずっと「いい子」できたえりさん、
ここへきて「自分を出す」というフェーズを
迎えられたのだと思います。

ご主人をご自身のお母様に見立ててしまうとのこと、
これは心理学で「転移」と呼ばれる現象です。

過去の大切な人(母)との関係性が、
現在の大切な人(夫)との関係性に
投影されてしまうのですね。

時間的にも自由が増えたとのことですから、
まずは「小さなことで、他人に迷惑がかからない
こと」から、ご自身の欲求を満たしていく、
そんな練習をしてみましょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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20210517

FROM 川畑のぶこ

今日は、わくさん(50代・女性・主婦)のご相談にお答えします。

【Q】
高校受験の息子が志望校に合格できず、
母親の私の方が落ち込んでいます。

3番目の子どもで、病気がありながらも
たくさんの周りの方に支えられ、
勉強や部活動、生徒会活動など
充実した中学校生活でした。
私もママ友に恵まれ、
受験生の息子を応援していました。

結果はママ友2人のお子さんは
息子と同じ高校を受験し、
お二人とも合格しました。

息子の方が傷ついているはずなのに、
私の方がそのママ友ともう会いたくない
という気持ちにまでなってしまいました。

息子には、長い人生の通過点として
気持ちを切り替えて、
新しい環境で頑張ってほしいと思います。

しかし、心のどこかで、どうしてうちの子が
合格できなかったのだろうと、考えてしまいます。

発表後に偶然、ママ友と会って、
〇〇さんや△△くんは合格したのか?など質問され、
そこでかなり傷つきました。

息子が不合格だったということでいっぱいいっぱいで、
他のお子さんのことなど考えられない状況でした。
今までのお付き合いでは感じたことがない
悔しい、悲しい思いでした。

初めての受験ではないのに、
こんな思いをしてしまう自分が情けないです。

息子はやれるだけのことをやって、
それで届かなかった……頭では分かっていても、
どうしても受け入れることができません。

息子をサポートしていく立場の母親として
恥ずかしいです。息子の出来事を自分のこと
として悩み、考えてしまっています。

また、ママ友とは大人の付き合いとして
今まで通りにお付き合いしないと、
かえって気を遣われたり自分が惨めになるのでは?
と、こんな考えをする自分に驚いています。

無理してお茶やランチをする余裕がない自分を
認めてあげて、気持ちが落ち着くまで、
息子とゆっくり過ごすことが良いのかな?
とも思います。

器の小さな母で情けないです。
アドバイスをお願いいたします。

 
【A】
受験は、人生の浮き沈みを感じる
大きなイベントの一つですね。

私も一人の息子を持つ身として、
わくさんのお気持ちはわかる気がします。

我が家は、高校進学はまだこれからなのですが、
自分もきっとこんな思いを体験するんだろうなぁ
なんて思いながら、お話を聴いていました。

さて、息子さんよりも自分が落ち込んでしまって、
他のママさんとお付き合いもしたくないと
思ってしまうまでになってしまったとのこと。

でも同時に、そんな自分が嫌だなという、
自己嫌悪のような気持ちもあるわけですよね。

エリザベス・キューブラー・ロスという、
アメリカの精神学者で
死に関する研究をしていた人がいますが、彼女は、
「人生には小さな死がたくさん訪れる」と言っています。

自分が期待していたものが挫かれてしまったとき、
信用していた人に裏切られてしまったとき、
あるいは、今回のわくさんの息子さんのように、
受験や就職活動に失敗してしまったとき、、、
このようなときに、
私たちは小さな死を体験すると言っています。

そして、このような小さな死を体験したとき、
喪に服する期間というのが必要です。

すぐに元気になる必要はなく、
しばらくは後悔したり、何が悪かったんだろう、
もっとできたことがあるのではないか、と考えると
思いますが、その過程を受容することが大切です。

5月は特に落ち込む時期でもあります。

五月病などと言われたりしますが、
季節性情動障害と言って、季節が変わると
私たちの心理的・精神的な状態も変わったりする
ということがわかっていますので、まずは、
ご自身に優しくなっていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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200720

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、マツコさん(40代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生 こんにちは。

離婚と親権のことで、悩んでいます。 結婚して22年になりますが、
主人は単身赴任でほとんど家におらず、義母に助けてもらいながら、
三人の子どもを育てました。ですが、気の強い義母と上手くいかず、
限界がきました。

もちろん、私が至らない部分があったのもわかっています。
主人は常に義母の味方でした。お前が謝るべきだ、といつも言われて
きました。子育ての事など、いつも責められ、また、モラハラではないか
と思われる言動もたくさんあり、精神的に参って身体も不調が続き、
他にもいろいろあって、 離婚を決意しました。

上の娘は成人していますが、下の息子は小学4年で、
離婚するにあたってどちらが引き取るか、揉めています。 

主人はこれまで育児に協力的ではなく、すべて私がやってきました。
息子は、私が引き取る以外に考えられなかったのですが、コロナで休校
になり、義母と息子が主人の所へ泊まりに行く日が多くなりました。

主人も仕事が少し減って時間ができ、息子と一緒に勉強したり、
ご飯を作ったり、よく面倒を見ていたようです。

今まで、わりと穏やかな息子でしたが、最近は反抗期らしく、私への
反発が強い中、主人の言うことは素直に聞き、急になつき始めました。

そんな様子を見て、もう幼い頃とは違うので、やはり父親の方が良いの
だろうか…と考え始め、正直なところ、自信もなくなってきました。 

先日、息子が主人の前で私への否定的な言葉を言っていた時はショック
でした。息子と離れることを考えると、胸が張り裂けそうですが、
主人の方が経済的に苦労はないことなどを考えると、私が身を引くべき
なのかとも思います。

主人は、ちゃんと教育してあげたいから自分が引き取りたいと言っています。
私が今のまま耐えればいちばん良いのでしょうが、もう身体も精神も
持ちそうにありません。私はダメな母親でしょうか。辛いです。
~~~~~~~~~~~

マツコさん、本当にお辛いですね。

育児はものすごく大変ですし、正解がありません。
誰かにとっての正解がマツコさんにとっての正解とは限らないですし、
その逆も然りですよね。

だからそんな中で、その時のできる精一杯を尽くしてこられたと思いますし、
お姑さんの助けも借りながら、頑張ってこられたと思います。

ご主人の単身赴任が長かったというのは、とても大きな溝を夫婦の中に
作ってしまったのかもしれませんね。

まず、何が正解かというのは本当にないので、あまりご自身を責めすぎない
ようにしてください。

ご主人はマツコさんのことを責めるようなことを言うということですが、
今まで外野にいて深く関わってこなかった人は、言いたいことが言えると
思うんですね。

でも、ずっと現場で一緒にいると大きな苦労がある。もしご主人が今後
息子さんとずっと一緒に住むとなれば、それを今後感じるのではないで
しょうか。

そして、マツコさんがいちばん心を痛めていらっしゃる親権については、
今この時期の状況だけで判断するのではなく、少し時間をかけて
息子さんの気持ちの方向性を見ていくのがいいのではないかと思います。
 

続きは、ビデオでお話しします……

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200224

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、猫財布さん(60代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
お金がなくなることへの不安感が必要以上に大きくて、困っています。

夫と今年から私大生2人の4人家族です。
自営業ですが、経済的には恵まれています。

夫はキリギリス派と自称し、好きなこと、ひとを楽しませることが大好き
で、特に倹約はしませんが、お金の出入りは俯瞰できる人です。

私は、お年玉はすぐに貯金させられる家に育ち、自分が使いたいように
使うことに罪悪感があり、親から自分にもらった遺産でも感謝してうまく
使うことができません。極度に減ることを恐れるか、目をつぶって
無駄遣いをするような使い方をしてしまいます。

どうしたら意図的にお金と付き合えるのか、ヒントをいただけたら幸いです。
~~~~~~~~~~~
 
猫財布さんはいま60代とのこと。年代的にも、また世間では老後2000万
問題などと騒がれていることもあって、将来について経済的不安を感じる
ことがおありなのかもしれませんね。

でも猫財布さんの場合は、経済的には恵まれていらっしゃるとのこと。
親御さんの遺産もあってということですから、客観的に見れば特に経済的
な問題はないというか、むしろ平均よりも豊かであるという状況ですね。

にもかかわらず、お金がなくなってしまうという不安が必要以上に大きく、
極度に減ることを恐れるということは、若干、病的な部分が読み取れる
感じがします。

じつは気づかない人が多いのですが、これは「貧困妄想」である可能性が
あります。貧困妄想とは、うつ症状の一つでもあります。

うつ症状の妄想にはいくつかの種類があります。周りに心療内科や精神科
などがあれば、いったん受診されてみるのもよいと思います。

ご自身の現在の精神状態と向き合うには、まずは受診が最初のとりかかり
としてはお勧めです。なぜかというと、それが病理から来ているんだと
いうことをきちんと専門家から説明を受けることによって納得ができれば、
医療的な解決法にも一歩大きく踏み出すことができるからです。
  
 
続きは、ビデオでお話しします……

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200217

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ミドルさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
イギリスに在住しており、最近、息子はケンブリッジ大学を受験しました。

数回にわたる筆記試験と面接を無事通過したのですが、
信じられないことに、最後の最後に大失敗をしてしまったのです。
最終面接の案内メールが迷惑ホルダーに入っていたことに気づかず、
面接に行かなかったため、不合格になってしまったのです。

ほぼ合格が決まっていただけに、この自分の大きな過失による最悪の
事態に、息子が立ち直れるか心配です。息子も私もあまりのショックに、
涙すら出ません。 二人三脚で応援してきたので、私自身も精神的ダメー
ジが大きく、眠れない日が続きました。

このような馬鹿げたミスで自分の一生に関わる大きなチャンスを逃した
息子を、怒ったり叱ったり責めたりしたい気持ちも正直ありますが、
一番苦しんでいるのは彼だとわかっているので、平静を装って励ましの
言葉をかけています。いろいろな感情が入り混じり、とても辛いです。

このような息子にどのように声をかけ、サポートしてあげたらいいので
しょうか。1週間経った今、息子は少しは落ち着いてきましたが、
他校の受験がこれからも続くので、早く立ち直って欲しいと思います。
でも、どのように寄り添ってあげたらいいのかわからず、困っています。

人生の出来事には必ず何か意味がある、息子がより成長するための試練、
息子に、もしくは私に、何かを気づかせる為にこのことが起こったのだ、
と心に言い聞かせていますが、その反面、なぜこんなことになってしまっ
たのだろうと、わたし自身、気持ちをどこに持っていったらいいのか
わかりません。

母として、どう対応すればいいのでしょうか。

また主人は長期出張中で、このことをまだ知りません。
事実を知ったら激怒するかもしれないので、それも心配です。
~~~~~~~~~~~
   
受験を頑張っている本人、そしてそれを応援している親御さんにとっては
本当にショッキングな出来事ですね。
ミドルさんのショックは想像を絶するものと推察いたします。

この出来事があってから、ご相談をお寄せくださった時点で1週間が経っ
ているわけですよね。そして、このビデオメルマガが配信されるには
もう少し日にちがありますので、それまでにはミドルさんも少し落ち着い
てきて、またいろいろな別のものの見方や考え方ができるようになって
いらっしゃるかもしれませんね。

文面からすると、おそらくケンブリッジが第一希望だったのでしょうか。
イギリスでもケンブリッジやオックスフォードは名門中の名門ですから、
そこを目指してすごく頑張ってこられのだと思います。

ただ、ここで間違えてほしくないのは、ケンブリッジに受からなかったら
人生終わりかというと、そうではないということです。

大学進学はあくまでもプロセスです。しかも外国の大学は入ってからが
本番で、大学の名前だけで入ったらOKではなく、そこで何をして卒業
するかというプロセスのあくまでも途中ですからね。

もちろん、そんなことは息子さんがわかっていらっしゃると思いますし、
どこからでもやり直しは効きます。本当にケンブリッジに入りたかったら
途中から編入することだってできますしね。

息子さんは、筆記試験と途中の面接は合格しているわけですよね。実力は
あるわけですから、他の大学もどんどん受けてみたらいいと思いますし、
大学側は、本当に優秀な人は取りたいはずですから、ケンブリッジに
どうしても行きたいのであれば、その熱意を先方に伝えるなど、
今この段階でできることもいくつかありそうです。

今回の出来事をご本人の、そしてご家族の人生にどう活かしていくのか、
心の持ちようについても私なりのアドバイスをさせていただきますね。
  
 
続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

年頭のビデオメルマガで募集いたしましたテーマ「なりたい私」に、
たくさんのお声やご相談をお寄せくださいまして、ありがとうございます!

その中から今日は、みいさん(50代・パート)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
「なりたい私」とのこと、
私は子どもを信じられる、私自身を信じられる、私になりたいです。


子どもから仕事の悩み事を聞き、心配しております。
知人に話したところ、子どもを信じることとアドバイスをもらいました。

子どもの力を信じたいけど、心配で不安になります。
かといってどうすることが良いのか私が分かるはずもなく、
子どもが出した答えを受け入れるだけと思っているのに、不安で心配になり、
子どもにどんな言葉がけをしたら良いのかもわからない自分が頼りなくなります。

また、自分を信じたいけれど、その時正しいと思ったことがあとから間違い
だった場合、自分自身のことなら仕方ないと諦めるしかないと思えますが、
子どもとか大切な人を巻き添えにしたらと思うと怖いです。


アドバイスいただけたら嬉しいです。宜しくお願いします。
~~~~~~~~~~~

みいさんのお子さんに対する深い愛が感じられるお悩みですね。

お仕事の悩みということなので、お子さんはもう成人されているのでしょうが、
親というのは、子どもが成人していようがしていまいが心配する。それはもう
仕方がないことというか、ある意味、子を心配するのは親の仕事、と割り切って
しまうのもいいかもしれませんね。

ただし、その度合いが肝心ですね。「大丈夫かしら」「こうしたほうがいいの
ではないのかしら」というぐらいの心配ならいいのですが、その不安が募って
夜も眠れなくなる、食事が喉を通らなくなる、一日中そのことを考えてしまう等、
すなわち日常生活に支障をきたすようなレベルになってくると、
これはちょっと問題ですね。

どうでしょう、みいさんは、心配が募ってしまって不安になって、日常生活が
少々不安定になっているなど、お感じになることはありませんか?

もしかすると、子どもに正解の答えを与えなくてはいけないというプレッシャーが、
みいさんの中にあるのではないかと思いました。

みいさんもおっしゃっているとおり、そのときは正しいと思っていたり、あるいは
実際に正解であったりすることも、時間の経過とともに変わったり、あのときは
違っていた、と後からわかることもありますね。

後になってみないと、それが正解か間違いかということはわかりませんし、
もしかしたら、さらにもっと後になったら、一巡して正解だったということも
あり得るわけですよね。

本当の意味で何が正解かというのは、わかりません。そのときそのときの最善を
私たちが尽して、乗り越えていくしかないのです。ですから、失敗を恐れない姿勢
というのが大事になってくるのかもしれません。そして、そこに不可欠なのは
「信頼する」ということです。

お子さんと、そしてご自身と、「信頼」をベースに関係性を築く方法について、
アドバイスさせていただきますね。

 
続きは、ビデオでお話しします……

==========================
 ★★★引き続き、「なりたい私」大募集!!★★★
==========================

年頭(1月1日)配信のビデオの中で
川畑のぶこからもお願いさせていただきましたが、
あなたは、今年、どんな自分になりたいですか?

「なりたい私」について、ぜひ川畑のぶこに教えてください!
その目標・理想の手前に立ちはだかる「でも、こんな状況が…」
「こんな思いが…」という<足かせ><お悩み>も
併せてシェアしてくださいね。

いただいたご相談の中からいくつかを、1月下旬以降の
ビデオメルマガでご紹介し、川畑のぶこがお答えします。

こちらのフォームからお送りください。
ご相談の冒頭に「なりたい私」とご記入くださいね!
 ↓
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170306

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、はるなさん(仮名・40歳・会社員)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも心に響くお話、楽しみにしています。
子供との接し方でご意見を聞かせていただければ幸いです。

小学校低学年の子供がいます。
子供に接する時、つい子供を「自分の幼い頃」に置き換えている自分がいます。
「今、自分がどうしたいか(どう言いたいか)」よりも
「子供の頃の私だったらこうして(言って)ほしい」という感情が
優先されて発言や行動をしている自分がいます。

それでも愛情をもって接しているのでいいんだ、と思う反面、
「この子は幼い頃の私じゃない、混同するのは良くない」という、
子供への申し訳ない気持ちもあります。

子供の頃、親に否定され、愛情を受け取れずに成長したためか、
我が子を「幼い頃の自分の育て直し」に使っているような気もしてしまいます。

子供を自分とは別の人格、ひとりの人間として認めてはいるつもりですが、
どうしてもかける言葉、接する態度など「自分はこうしてほしかったな」
という気持ちが常にそばにいます。
~~~~~~~~~~~

子育てにはイマジネーションが必要とされますね。これは親子関係に限らず、
友人との関係であれ、夫婦関係であれ、上司・後輩・同僚との関係であれ、
みな同様だと思います。

私たちは、本当の意味で、相手の立場にはなかなか立てませんから、
自分が相手の立場だったらどうかなと、常に想像力を働かせながら人間関係を
構築しています。親子関係においても、「自分が子どもの時、こうだったよな」
というイマジネーションを働かせながら関わり合うことは必要です。

その流れで、自分が子どもの時このような言われ方をしたら、どのように
受け止めるか、どのように伝えたら、より伝わりやすいかなというような
文脈において、自分の幼少期と置き換えてコミュニケーションをするのは、
決して悪いことではありません。

ただ、はるなさんがどのような文脈の中で自分を置き換えているのか、
そして、なぜそれが悩みになるのかと考えたとき、お悩みの背景、根源が
見えてくるように思います。

例えば、子どもの時に親に否定されてばかりで、愛情を受け取ったという思い
がなかった。だから自分の子供のことは否定せず何でも受け入れよう、愛情を
たくさん与えるようにしようというような働きかけが考えられますが、
それが行き過ぎて甘やかしになってしまうと、問題が起こります。

与え過ぎもいけませんし、与えなさ過ぎもいけませんよね。賢い親や祖父母は、
いつ与え、いつ与えないかを知っています。おそらくですが、はるなさんは
常に否定されていたという感覚をお持ちだと思いますから、常に何でも
子どもの思い通りにというように、少々極端な方向に転じてしまっているのかも
しれません。それには注意が必要です。

私たちは、後悔する必要はないですが、反省はしたほうがいいですね。
はるなさんとお子さんとの関わり合いについても、試行錯誤した結果、問題や
疑問が出てくるようであれば、そこは反省して調整し、新たな関係性を構築
していく必要があるでしょう。

その一方で、はるなさん自身が癒されていない部分がきっとありますから、
お子さんを受け入れると同時に、まず、はるなさんがご自身を受け入れていく
というプロセスを大切になさってください。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ローズさん(40代・専業主婦)からのご相談にお答えします。

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結婚を機に退職、引越をしました。現在、車を運転しなくても生活できて
いますが、今後、運転できた方が再就職する際などに可能性が広がるのでは
ないかと思うようになりました。でも、運転が怖いです。

約20年ペーパードライバーです。運転が怖い理由は、事故を起こして人を
傷つけたり、相手に怒られたり、相手にしつこくつきまとわれたうえに、
お金を取られたりするのが怖いからです。自分はパニックになると
アクセルとブレーキを踏み間違えたり、とんでもない事故を起こしてしまい
そうで怖いです。

過去に、母が車を運転中、自転車に乗っていた中学生とぶつかりそうになり、
相手に怪我はなかったものの、怒鳴られて、父と菓子折を持って謝りに行き、
相手の親にも怒られた件があったと聞きました。

別件で、最近、父が運転中、相手の車とぶつかった際、お互いが過失を認めず、
相手が強い口調で言ってきたので、父は早く解決したくて自分に非があると認め、
結局父の過失が多くなり、お金を多く払うことになった件がありました。
こういう話を聞いたりして、自分は恐怖心を持ってしまったのだと思います。

また、自分は怒られないように真面目に生きてきました。プライドが高いの
かもしれません。先日、夫の車(ミニバン)で夫に助手席に乗ってもらって
スーパーの駐車場で練習していたら、警備員に注意されてしまい、落ち込み
ました。次は別の駐車場で練習しましたが、また注意されるかもしれないと
焦っています。

4月からペーパードライバー教習を受けて、今のミニバンより小さい車を購入
して練習できたら一番いいと思うのですが、なるべくお金をかけずに克服
できる方法はないでしょうか? 一人で海外旅行に行くことはできるのに、
相手に迷惑をかけてしまうことには臆病になってしまいます。
先生はどう感じられますか?
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私の知識不足もあり、どんな所で練習していいのかということを明確には
把握できていないのですが、常識的に考えて、駐車場は不特定多数の人が
車を停めたり出入りしたりする場所ですから、運転の練習はやっては
ならないでしょう。

もしそのような場所で事故になると、ローズさんがいちばん恐れていること
が起きてしまう危険性もありますね。

今回のご相談については、
 1)運転そのものについて
 2)思考パターンについて
の2点から見ていきましょう。

まず、運転そのものについて。

現在は運転をしなくても生活ができているということですので、
もし運転に対して恐怖症のような状態があるのであれば、再就職の際、
運転を必要とするものは、当面はやめておいたほうがいいと思います。

運転をしなくてもよい別の仕事をしながら、並行して、運転の練習を
ご主人にもヘルプしてもらいながら行っていくのが健全ではないでしょうか。

次に、思考パターンについてです。

ペーパードライバー歴が長ければ、運転が怖く、不安があるのは誰でも当然
ですが、ローズさんの場合は、お母様の件とお父様の件も背景にあるとのこと。

私たちは、家族、特に親の行動には影響を受けますし、それを模倣しやすいです。
だから、親が気をつけなさいと言うことには子どもも気をつけるという流れが
自然でもあるのですが、解釈を誤ってはならないのは、お父さんやお母さんの
身に起こっていることが、一般に適用されるわけではないということです。

お母さんが事故を起こしたから、自分もそうなるとは限りません。お父さんが
言われたようなことを、もし今後、同様に言われたとしたら、今度はローズさん
が「NO」と言うこともできますし、第三者に入ってもらうこともできるわけです。

まずそのシミュレーションをしてみましょう。父や母の、長い人生の中の一つの
ケースが自分にも当てはまるという思考パターン(「過度の一般化」と言ったり
します)から抜け出すことが必要です。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:私は決断するのがすごく苦手で、
決めないといけないのに違うことをしたり後回しにしてしまいます。
そしてとても時間がかかります。

家族には相談したこともあるので事情は知っていますが、
まだ悩んでいるの?? いつまで悩んでいるの??
と思われているように感じてしまいます。

徐々に誰にも今の心境を言わなくなってきて、
一人で決めたいと思うようになりました。
相談するんじゃなかったのかなとも思います。

家族にもこう思うとたまに寂しいときもあります。
でも一人で決断し行動するのはとても勇気がいって
どんどん時間が過ぎていっています。。

決断できないということは何か解決方法があるのでしょうか?
ある人からはカウンセリングに行ってみるのは?と言われましたが
それくらいの状態なのでしょうか?
もしそれが必要なようであったら行ってみようと思います。

自分でもどうしてこんなに不安で時間ばかりが経つのだろう。
と思っているので。。
よろしくお願いいたします。

【ゆき・30代・主婦】

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A:
FROM 川畑のぶこ

ゆきさんのように、なかなか決断ができずに、
優先順位の高いことであるにもかかわらず、後回しにしたり、
やたらと時間がかかってしまうということは時折あるものです。

重要な課題であればあるほど、慎重になるのは当然のことですから、
安易に決断はせず、じっくり時間をかけたくなるのでしょう。

プレッシャーがかかって「あとでじっくり考えて決めよう」という心理が働き
行動が鈍るのは、ある程度理にかなっていることかと思います。

極めてわかりやすい例を提示するなら、
結婚相手を選ぶときや、就職先を選ぶときなどは、安易には決定せず、
じっくり時間をかけるでしょう。

ただし、一事が万事、なかなか決定できず時間がかかったり
後回しにしたりということが続いているのなら、
これはやはりQOL(人生や生活の質)を低下させてしまうこともありますから、
問題ともなりますね。

対人関係も、ゆきさんは大事なことだからこそ相談したいと思っているでしょうが、
毎回せっかく親身になって相談に乗っているのに、そのことが反映されないと、
相手も自分がゆきさんの役に立っているとは思えず、
無力感や虚無感を感じてしまい、ゆきさんの相談に乗ることに
無意識な抵抗を感じるようになるのかもしれません。
これは残念なスパイラルですね。

時々、相手に「とても参考になった。ありがとう」という言葉かけを
大切にしてみると良いのではないでしょうか。

相手のアドバイスの内容を採用するかどうかはわからないけれど、
少なくとも、自分自身を振り返るのにとても役立ったということが伝われば、
相手も相談に乗る労を厭わないのではないでしょうか。

なかなか決断をできない背景には、
「失敗してはいけない」という恐れがあるかもしれません。
もちろん、失敗しないに越したことはありませんが、
失敗を恐れるあまり、前進できなくなってしまうのなら、
ある程度リスクを背負う覚悟を決めることが大切であり、
ゆきさんの課題になってくるのではないかと思います。

人生に失敗はつきもの。
たとえ、失敗したとしても、そこからまた立ち直れば良いし、
学べることもあると受けとめ直してみてはいかがでしょうか。

失敗は成功のもと。
失敗するたびに賢くなる私なのだと、
肩の力を抜いて未来に向かってみてください。

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