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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、リズムさん(仮名・45歳・看護師)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
初めまして。
お恥ずかしい悩みですが、よろしくお願いします。

長年勤めた近所の病院を、2年前に退職しました。
苦情処理や上司の責任逃れに心身が疲弊したからです。
うつ状態でした。

その後、別の病院に勤めました。
病棟の人間関係は良好で、仲間もできました。
しかし、夜勤が多いのと、他の病棟の仕事内容がハードで、
異動が不安でたまらなかった、また、近所の知り合いも
何人か勤務されており、いつかは一緒に仕事するのかと思うと、
情けない話ではありますが、嫌悪感が強く、このまま勤続
することに対して、不安と焦燥感でいっぱいでした。

夜勤のない好条件の求人を探しては応募し、中には非現実的
な他県にも応募し、家族を巻き込み、現実逃避を繰り返して
しまいました。そして、通勤範囲内で、夜勤もなく、良さそうな
求人があり、身内の勧めもあって、5月から転職しました。

しかし、勤め始めると、中身はイメージとは全く異なり、
職員の質も良くはなく、転職を後悔しています。
人間関係のよい病棟にいた仲間を裏切ってしまったし、
わがままな自分の選択が、情けないです。

家庭もあるし、前を向かないといけないとは思いますが、
対人恐怖感が強く、クヨクヨし、死にたいくらいに辛いです。
こんな自分とどう向き合えば良いでしょうか?
~~~~~~~~~~~

対人関係、特に職場の人間関係が
リズムさんの悩みの中心になっているようですね。

まず、「後悔」に関して。
私たちは未来を完璧に読むことはできませんから、
それが、その時点でのリズムさんなりの最善の選択だった
ということはきちんと受け入れてあげてください。

人間というのは失敗もあれば、繰り返しながら学んでいくことも
ある生き物です。今はその学びの過程にいるのだ、と
捉えてみてはいかがでしょうか。

リズムさんの元の職場についても、出てみなければ分からなかった
良さがあったということですよね。いったん距離をとってみて
初めて見えてきた良さ、これは出てみなければ分かりようがなかったの
だと、これも学びだったのだと、前向きに受け止めてみてください。

また、対人恐怖感やうつ状態について、これは一度しっかり診察を
受けて、治療をすることをお勧めします。その上で、状況の受け止め方、
対処の仕方を少しずつ健全化されていくとよいでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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170612

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、吏那さん(仮名・55歳・パート)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも、なるほどなと共感しながら拝聴しております。

私は55歳の主婦で、89歳の姑と主人との3人暮らし。
姑は長男を亡くしており、末っ子の主人に対する思いが強く、
普通のことから子供のことから、全てに口を出さずにはおられない性格の上、
気性も激しく、逆らうと大変なので、揉め事になるのが嫌で、
自分の思いをいつも押し殺して暮らしてきました。

ところが、ここ何年か、隣の土地も嫁には関係ないと二人が勝手に売り、
全て使い果たし、キャッシングや親類、知人に借金をしては、
もうしないと言って尻ぬぐいをして、
もう借金はないと言いながらまた発覚する、の繰り返しです。

姑の年金を主人が無心したり、姑も息子可愛さに小遣いを渡しては、
年金がなくなったからどうにかしてくれと切れまくったり、お手上げ状態。

姑は足が悪くなって手がかかるようになり、私がほとんどしているのに、
二人の親子関係は何度話し合ってもどうすることもできず、
まともな話し合いもできないような状況です。

私はストレスから血圧も上がり、カウンセリングにもかかったりしています。
どうすればいいのか、助言いただけると助かります。よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

大変な状況の中で、吏那さんが一生懸命、二人のケアをしようと、
寄り添おうとしている、思いやりの精神がよく表れているご相談内容です。

それに相反して、姑さんやご主人は、文面を見る限りでは、
やりたいようにやっていて、吏那さんの辛さや気持ちをなかなか
汲めていないような流れで、とてもお辛い状況ですね。

まず、この借金やキャッシングに関しては、いったいどのくらいのレベル
のものであるのかを確認する必要があるかと思います。
また、いったい何に使っているのか。

これが生活費や家のローンということであれば、生活自体を見直す必要も
総合的には出てくるのかもしれませんが、パチンコやギャンブルに使って
しまっているとか、日常生活をしていくのには必要のないものに使って
しまっているという場合は、依存症など、かなりの問題が考えられます。

また、ご主人と姑さんの親子関係も、共依存といって、
お互いがお互いに依存している状態ですね。可愛い息子が「お金をくれ。
お金がないんだ。大変だ」と言えば、親は「ああ、息子が私に頼ってくれて
いる。私を必要としてくれている」と、寂しさが紛れたり、愛を感じることが
できたり、といった状態で、共依存の関係性ができているのではないでしょうか。

そして、そこに吏那さんが巻き込まれてしまっている状態ですので、
まず、吏那さんが自分一人で抱え込もうとすることは、やめたほうが賢明です。

具体的にどのように対処していくのがよいか、私なりのアドバイスを
させていただきます。どうぞご参考になさってくださいね。

続きは、ビデオでお話しします……

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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

先日、仕事で香港に行ってきました。

ゴンピン(昂坪)という街にある山をケーブルカーで25分間ひたすら登り切った所に、
ものすごく大きなお釈迦様、ブッダの銅像があります。

以前、やはり香港で仕事をしたときに高速道路からその銅像を見てびっくりし、
いつか行ってみたいと思っていたのですが、今回、仕事でご縁のあった方からお誘いがあり、
インターナショナル・マインドフルネス・コンフェレンスという、
マインドフルネス指導者の国際会議に参加するため、
その地を再訪するという巡り合わせとなりました。

5時起床。まずお寺でマインドフルネスの瞑想をし、みんなで歌を歌い、それから会議です。
世界各国から医療者やメンタルケアの臨床心理学者、教師、社会福祉士、世界平和の活動家
などが集まって、素晴らしい、実りあるレクチャーとパネルディスカッションが行われました。
その内容については、後日またどこかでシェアできたらいいなと思っています。

さて、今日は40代の女性からご相談いただきました。

「認知症へ向かう姑との付き合い方」。
これは、40代、50代になってくると、親あるいは義理の親に対して
多くの方が抱えるお悩みではないかと思います。

「軽度認知障害の義母と二世帯暮らし。
生活はほぼ自分でできますが、 物忘れがひどくなってきており、
何かが見つからなくなると、嫁の私が隠したり盗んだりしていると思っています。
病気なのだと頭では理解していても、心がついていかれません。
もう嫌だと思ってしまう自分を責めない、ということも含め、
いろいろな思いが出ては消え、me firstの精神でいても気分が上向きになれません」
とのことです。

経度の認知障害では、物忘れがひどくなるというのと、
誰かに物を盗まれたと言うのも症状の一つです。
病理の「正しい理解」、そして「冷静な態度」が必要になってくるでしょう。

「なくなって困っている」という患者さんの気持ちに耳を傾け、
寄り添う、具体的で時に有効な方法も、一つお伝えしたいと思います。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/ixtXUbkzGEs

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poppy perspective

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
【Q】姑に困っています

悪気は無いようですが、ちょっと変わった姑に困っています。

心配性で、なんでも勝手にレールを引きたがります。

買う気もないのに20年前の結婚時に買わされたマンション。
そして写真を撮って自慢してまわってました。

がんになったら困ると勝手に入った保険。
子供が落ち着きがないと勧められる宗教。
(お断りしました)
気になることがあるとガミガミ言い、こちらの話は聞いてません。

電話は代金がもったいないとすぐに切れます。
自慢話がまたひどいです。

昔、自分は成績優秀だった。とか、
子供がすごかった(たいしたことないです(笑))とか。

うちの実家の父と舅と比べて、ここが舅の方が優れてるとか。
(比べたらどう見ても父のほうが上です)

最近では、孫(私の息子)が希望の大学に受かったと
自慢してまわっています。
自分の賢い血のおかげだと。

本人が頑張ったことだし、まわりのお子さんもいろいろな状況が
あるので、私達夫婦はあまり言ってません。

それだけ自慢するとまわりのねたみも心配です。

息子が死ぬほど頑張った結果なのに、
変な自慢話に使われ腹が立ちます。
主人が注意しましたが、わからないようです。

子育ても終盤。
我慢していたマンションも引っ越す予定です。
人の話を聞けない不安定な性格の人は
どうにかすれば落ち着くのでしょうか。

もうすぐ80歳です。
話をしっかり聞いてあげても落ち着きません。
他人なら距離を取るのですが。

【49歳 主婦 さくら様】

――――――――――――――――――――

FROM 川畑のぶこ

【A】
80歳の義母の自慢話や人の話を聞けない性格は
どうにかすれば落ち着くか…

残念ながら、難しいですね。

ただし、さくらさんがそのようなお義母さんに
動じなくなることは可能だと思います。

さくらさんは、お義母さんの自慢話に対して
自分(や自分の親族)と比較されて自分たちが劣ると
言われているようで、不快に感じていらっしゃることと思います。

また、そこにさくらさんご自身が、
もしかして本当に自分(たち)は劣るのではないかという疑い
を持っていると、その不安な部分が刺激され、
そんな筈はない!
劣っているのは相手だ!
と過剰に反応してしまいます。

実際は、どちらが劣っているとか
優れているとかの問題ではなく、
優れていようが劣っていようが、
そんな自分を受け入れていないことが大きな問題です。

お義母様も、恐らく生育歴からでしょう。

常に人より優れていなければダメだという思い込み
をもって生きてきたのではないでしょうか。

そうでなければ相手から(特に親)受け入れられないという
思い込みを持って、自分を鼓舞してきたことと思います。

どこかに、自分は素のままではダメだから努力せねば
という緊張感がつきまとっていて、
その姿勢が人生全般にわたってにじみ出てしまっている。

自慢話は「私はOK(なはず)だ」ということを確認する、
いびつな自己承認の手段です。

劣等コンプレックスを持っている人というのは
それが健全に解消されなかった場合に、
一気に優越コンプレックスに転じてしまうことがあります。

自分が劣っていることを認めるのが苦しいので
相手を落として優位に立とうとするのです。

さくらさんは、身近な人なので、格好の対象となるわけです。

お義母さんは、本気でさくらさんやさくらさんの親族が劣っている
と主張したいのではなく、「ほら、私たちは大丈夫でしょう?」と
自分がOKであることを必至に確認しようとしているのです。

あなた(たち)がダメだというのが主訴ではなく、
自分(たち)は大丈夫だというのが主訴です。

レールを引こうとするのも、
マンションの写真や子どもの合格を触れて回るのも
私は大丈夫なんだと、幸せなんだと
周囲に訴えながら確認することで、
惨めで不幸かもしれないという疑念を
必死に晴らそうとしているのです。

よって、不器用で必至なそんなお義母さんを、
慈悲の気持ち見つめてあげてください。

間違っても、さくらさんの劣等コンプレックスを克服するために
お義母さんの優位に立とうと、同じ土俵で不毛な心理的争いを
しないように気をつけてください。

さくらさんもお義母様も、それぞれに豊かな個性をもった
魅力的な存在ですから、そもそも競う必要はないのです。
不幸は本人がそのことに気づいていないことです。

自分自身に一生懸命言い聞かせようとしているお義母さんに、
そうねと頷いてあげるのが良いのか
適度な距離感(物理的か心理的か両方か)を保った方が良いのかは、
さくらさんの叡智に従って決めてみたら良いと思います。

いい嫁でいるために、全てを抑圧する必要はなく、
時として素直になってよいと許可を与えてあげてください。