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FROM 川畑のぶこ

今日は、マドレーヌさん(40代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】現在、コミュニケーションを学ぶ
サークルに参加しているのですが、
ひとりの男性のことが、どうしても受け入れられません。

上から目線の物言い、
私のことをわかってないなと思っているのか、
アドバイスと思われるようなことを私に言ってきます。

そのことで私は、
先生でもないのになんなのと、苛立ちや困惑、
今の私を否定されているように感じ、
その方と関わるたびに心がざわつき、
そんなネガティブな感情を感じる自分も嫌です。

同じ場で学ぶ仲間であり、
コミュニケーションを学んでいるんだから、
そんなことを思っちゃいけない、
これも学びを実践するチャンスと、
がんばって相手を理解し受け入れられるよう
話をしていかないといけないとも思うのですが、

いくら学んだとしても、この人はイヤ・無理と、
関わらないようにしても良いのか、
その方への対応に悩んでいます。

子どもっぽい悩みで申し訳ありませんが、
よろしくお願いします。

【A】マドレーヌさんはすごく勉強家ですね。

そして、向上心がおありで、対人交流を
うまくしたいと思っていらっしゃるがゆえに、
こういったコミュニケーションを学ぶサークルに
入っていらっしゃることと思います。

そういう自分なんだから、
誰とでもうまくコミュニケーションできなきゃ
という、自分を罰する気持ちがあると同時に、

相手にも、あなたも学んでるんだから、
ちゃんとしたコミュニケーションが
できないのはどうなのという、
苛立ちがあるのではないかなと思います。

そう、私たちはみんな
人生の学び舎にいるんですよね。

みんなまだ生徒だということを、
まず第一に思い出していただきたいと思います。

できていて当然というレッテル貼りを
自分にも相手にもしてしまうと、
やはり評価してしまいますよね、
いいとかダメとか、
レベルが高いとか低いとか。

ところが、みんなまだいびつに、不器用に
学んでいる過程なんだというふうに思うと、
完璧である必要はないわけですから、

マドレーヌさんご自身も、
その上から目線の方も、
そういう風に、みんなまだ生徒で、
生徒にはいろんなレベルがあるんだということ
を理解してあげるといいかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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20210102

FROM 川畑のぶこ

新年明けましておめでとうございます。

皆さんは
2021年をどのように迎えられたでしょうか。

去年は、本当に変化の年でした。
まったく予測のつかないことが
私たちの人生に起きました。

そして、今、私たちがここにいるということは、
その変化を何とか乗り越えてきている
紛れもない証拠だと思います。

そういった意味で、
新年が明けたこともめでたいことですし、

私たちがこのような状況を何とか乗り越えてきて、
今、このようにオンラインではありますけれども、
向き合っていられるのも、
とてもめでたいことではないかなと思います。

とは言え、まだまだそういった去年の名残から
立ち上がれないような人たちや
まだ苦しみの中にいるような人たちも
いらっしゃるかもしれません。

変化をどうやって乗り越えていったらいいのか。

もしかしたら、今年もまた引き続き、
変化との向き合い方というのは、
私達のテーマとなってくるのかもしれませんね。

どうやって、しなやかに穏やかに、
この2021年を送っていくか、
あるいは、より幸せに豊かに
2021年を送れるかということに関して、

昨年末に出会った、とても素敵な言葉とともに、
皆さんにシェアさせていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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200106

令和2年明けましておめでとうございます。
川畑のぶこです。

今年も「ココロの学校」ビデオメルマガをどうぞよろしくお願いいたします。

みなさんはどんな新年を迎えられたでしょうか。

我が家は、実は去年のクリスマスに家族が増えました。
……といっても、子どもができたわけではなくて、ワンちゃんが来たんです
ね。小犬ちゃんが来ました。

そこからガラッとライフスタイルが変わるという体験をしているのですが、
なぜこの小犬ちゃんを迎えたのか、そしてそれは我が家にとって、私にと
って、どのような学びだったのかということを、お話ししたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ルミさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
私は、何か決断した後にいつも、この決断は失敗だったのではないか、
もう片方の方がよかったのではないか、と後悔してしまいます。
少し前は、家という大きな買い物をして、もっと考えて行動すればよかっ
たという思いが抜けず、悶々とする日々が続きました。

自分に自信がないからなのでしょうか。決断力がないというわけではない
と思うのですが、何か決めた後に決まって、本当にそれでよかったのだろ
うかという迷いと不安に襲われます。

毎回そうだと、さすがに疲れますし、自分が嫌になります。
どうしたらいいのでしょう。心の持ちようを教えてください。

ちなみに、これまでに後悔しなかったのは結婚だけです。
~~~~~~~~~~~

きっと視聴者の方は「結婚を後悔しなかったなら素晴らしいじゃない!」
というエールを、心の中で送っていらっしゃるのではないでしょうか。

いろいろなことを後悔したけれど結婚だけはしなかったというのは、
本当に素晴らしい決断、選択をされたのだろうな、とても素晴らしい
ご主人なのだろうなということが伺えますね。

後悔というのは過去を振り返っていろいろと悩んでしまう行動ですが、
まず、過去を振り返ること自体は悪いことではありません。
ただ、どのように振り返るかということがポイントになってきます。

私が「後悔」と区別しているのは「反省」です。反省は積極的にしたら
いいのですが、後悔はあまりし過ぎないほうがいいですね。し過ぎない
ほうがいいから、ではしなくていけるかというと、人生は後悔がつきもの
なので、なかなかそうはいきません。

ただ、ルミさんはかなり高い頻度で後悔ばかりしているとのことですから、
反省に替えていくということが大事です。

反省というのは建設的ですね。過去を分析して、ミスがあったならそれを
未来に繰り返さないように。あるいは、うまくいったことがあったので
あれば、それが未来にも繰り返されるように、という判断をして行動に
違いを起こすための行為になるわけです。

続きは、ビデオでお話しします……

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181008

今日は、スヌーピーさん(50代・専門職)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生 先生の心理学を少しずつ勉強させて頂いています。

夫(50代後半・会社員)は男三人兄弟の次男です。
夫は社会人になってから、ずっと実家の援助をしています。
借金してでも援助します。夫の実家は農家で、台風などの災害があった時
の援助は、私も仕方ないと思いますが、名門?だとかで、葬式、お寺の寄付、
等の見栄無駄の多い生活費など、全て 次男、三男に援助させてきました。

そんな中、義兄は、皆が反対したにも関わらずある事業に失敗し、
1000万以上の借金を残し、夜逃げをしました。義父の年金にも手をつけ、
入院中の病院への支払いが数ヶ月滞り、次男の夫に支払い請求が来ました。
また、全額ではありませんが、夫は借金の保証人にもなっていました。
(三男は保証人を断固 断ったそうです) 義兄本人は無いものは払えない、
死んでやる と夫を脅す始末です。

私達は子供が高校大学と、人生で一番お金の必要な時期の上、リーマン
ショックの時期で夫の給料も下がり大変でした。私もパートに出て必死で
働きました。住宅ローンの支払いが重く、仕方なく両親が残してくれた遺産
を回しました。それでも、いつか時期が来たら義兄を許せるように、と考え、
月に数千円ずつでも返済に協力してほしい旨を何度も手紙に書き送りました。
届いてはいるみたいでしたが、何の返事もありませんでした。

この春、なんとか借金の返済も済み、ほっとしたのですが、ここに来て、
義兄の存在が疎ましくて仕方ありません。早く死んでくれたら気分が楽に
なるのに、とさえ思ってしまいます。

こんな負の気持ちを持っているのは、しんどくて仕方ありません。また、
義兄と血が繋がっている夫をも信じられなくなってきて辛いです。
どうすれば自身の中で折り合いがつけられるか、何か助言を頂きたいと思い、
メールをさせて頂きました。
~~~~~~~~~~~

スヌーピーさんとご主人の、相手への思いやりと尽くす心、誰にでも真摯に
きちんと丁寧に向き合うという姿勢には、本当に頭が下がります。

こんな困難な状況をよく乗り越えてきたと、まずは、そんなご自身を大いに
褒めてあげてください。

反対を押し切った末に、結局借金を抱えて夜逃げをしてしまったという
お義兄さんのことに関しては、そうなる可能性というのは、次男である
ご主人も、保証人を断った三男さんも、おそらくわかっていたのでしょう。

ご主人は、その大きなリスクを重々承知した上で、そうであってもやはり、
思いやりの精神でお兄さんのことを助けられたのだと思うのですよね。

これはもう、その時点では自分たちにできる最善の選択をしたのだということ。

人間、もちろん後悔することはたくさんあります。でも、その時点では、
それ以上もそれ以下もない、それがベストだと思ったわけです。三男さんは、
抱えきれないから、断るのがベストと思ったから断ったわけですよね。

そして、スヌーピーさんとご主人にも、断るという選択はもちろんあったのだと
思います。でも、おそらく、それよりも自分たちの信条というか、人生観、
信念で、本当に困っているときに人を助けるということ、自己犠牲を払ってでも、
助けるということを優先したのだと思います。その部分は肯定してくださいね。

続きは、ビデオでお話しします……

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180813

今日は、すみれさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
25歳の次男のアトピーがまだ治りません。

私は次男を妊娠中、慣れない土地での人間関係に悩み、今思うと
ノイローゼ気味になっていました。生後1ヶ月から湿疹が出始め、
皮膚科で出される薬が合わなくなり、どんどん症状が悪くなって、
私はますます神経質になりました。

藁にもすがる思いで民間療法をして、なんとか普通に学校にも通え、
大学を卒業、今年、就職をして、一人暮らしをすることになりました。
やっと私の思いからも解放されて、きっと良くなると思っていました。
私も2年前から断捨離を意識して、子離れもして、自分自身を楽しむ
生活をしていました。

けれど先日、帰省した息子を見ると、肌の状態が良くない。
体質改善のサプリなどを勧めても飲みたがらない。このようなものも
本人がその気にならなければ、無理強いしても効き目もないし、
買ってあげたところで、飲まないのだろうと思い、モヤモヤしています。

息子の肌を弱くさせてしまったことは、全て私の心の問題だとずっと
申し訳なく思ってきました。息子は一度も恨み言などは言いません。
アトピーもこの思いも断捨離したい。でも、まだできていない。

25歳になった息子に対して、私のできることは何なのかと、
アドバイスいただきたく、よろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

すみれさんの、息子さんへの愛情が伝わってくるご相談ですね。

まず、すみれさんは、息子さんの病気は自分のせいだと決めつけて
責めていらっしゃるようですが、これはそうとは限りませんから、
あまりご自身を責めないようにされてください。

もちろん、出産するときの子どもの状態は、母体の影響も受けますが、
今は本当にたくさんの人がアトピーになっています。実は私自身も、
生まれたときからアトピー性皮膚炎を持っています。

私の小学生時代は6クラスで、その中でアトピーを持っていたのは
2~3人程度でしたが、今はもっと多いですよね。数人に一人ぐらいは
アトピーだったり、皮膚が弱かったりということが、統計的にも出ている
のではないでしょうか。

そんな中、では、そのお母さん全員が不摂生して、不健全な生活をして
いるのかというと、必ずしもそうではないですよね。もしかしたら、
まだ気づいていない環境や空気の問題だったり、住まいの問題だったり
、、、そういうこともあるかもしれません。すなわち、個人では
どうしようもない現代病なのかもしれませんよね。

アトピーというのは、ラテン語で「奇妙な」という意味。
「奇妙な」というくらいですから、原因が不可解だということです。
「私のせいだ」と決められるものでもないということなのです。

本当にすみれさんのせいならば、すみれさんが良くなれば息子さんが
良くなるのかと実証されなければいけませんが、
そうとも限らないわけですね。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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shutterstock_61077475

某国立大で6年目を迎える、
登校できない息子のことで悩んでいます。

真面目に通学できたのは入学後半年ほど。

文化祭サークルで不名誉な事を起こしてから立ち直れず、
10年来夢だった資格取得も挫折し、5年目になります。

休学手続きも勧めて、親が用紙を入手しても、
フェイドアウトを望み、除籍も覚悟のようです。

その後は自殺をほのめかす言葉を発し、
家族会議をしたものの、何も進まず9月になってしまいました。

大学の相談システムも、学部長さんや教授達の面談も、
全てキャンセルします。

自暴自棄で、趣味のための外出や、
チケット物品購入のアルバイトでの外出はできますが、
心療内科を勧めても5年間放置。

往診してくれる心療内科は近くでは見つかりません。

後期の手続き期限が近づいており、家族皆、心を痛めています。

中高の6年間は特待生でした。
彼は、誰も責めもしない、本来とても穏やかな性格です。

ただ、ゼロか100かしかなく、プライドがとても高く、
自分のあるべき姿になれない事を自分で責め、人と関わりたくなくなり、
世捨て人のような5年間を過ごしています。

近くで見ていて切ないです。

【みづき・50代・会社員】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

これまで優等生であった息子さんが
大学でのひとつの事件から立ち直れず、引きこもってしまっているのですね。

親として子どもが辛そうにしているのを見るのは大きな試練ですね。

みづきさんもご指摘されていらっしゃるように、
完ぺき主義が災いして、なかなか前進できないようですね。

本人の人生は、最終的に本人の思うようにしか行かないわけですが、
家族にできることは、「完璧でなくても大丈夫」という安心感と信頼感
を与えることになると思います。

みづきさんは、息子さんを思っているが故に
復学を願っていらっしゃることと思いますが、
大学を卒業することへの執着は逆に「大卒」という完璧を貫く姿勢の
後押しとなってしまいます。

逆説的ですが、復学してくれたに越したことはないけれども
「大学に行かなくても大丈夫よ」「人生機能するわよ」という鷹揚な姿勢が、
彼を苦しめている完ぺき主義からの解放の助けになることでしょう。

これもまたご縁で何かの学びであると、
ご自身と息子さんの人生への深い信頼感を育むことは、
息子さんの復学への執着心を解消してくれることと思います。

親は口だけではなく、
本当に自分が完璧であろうがなかろうが、受け入れてくれて、
愛してくれているのだと、息子さん感じることができれば、
心にゆとりが出てくるのではないかと思います。

息子さんが趣味や外出でリフレッシュしてきているのなら、
そのことを肯定的に受け止めて、むしろ奨励して、
息子さんのニーズを理解するために愛ある好奇心を持って
そのことについて話してみたり、共感したりしてみることも
大事かもしれません。

そのことで、息子さんは受け入れられていると感じることが
できるかもしれませんし。

今の状態は決して敗北ではなく、大事なことを学び取るための
プロセスであるということを知ることです。

失敗を犯さないように生きるのではなく、
失敗から学びながら生きる姿勢を家族全員で共有できたなら、
息子さんもより軽やかに前進できるのではないでしょうか。

その結果、息子さんが大学に復学するか、それともやめるかは、
本人に委ねるしかありません。

社会に出てから学び直したって、全然遅くはありません。

ストレートにこだわらず、個性豊かな息子さんの唯一無二の人生を
愛ある眼差しで見守ってあげてください。

ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。

ご質問はこちらからどうぞ。

butterfly feeding on a flower

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
【Q】怖くて前に進めません

私は二度の離婚歴があります。
一度目は夫の借金で堪えられなくて
子供を連れて家を出ました。

二度目は、今度こそ幸せになると思い
子連れ結婚しましたが、
再婚夫の暴力と連れ子いじめで家を出ました。

私は人間として我慢が足りないのか、
人間として失格なのかと人と会うのも怖くなり、
職場も変えましたが
二度も離婚しているという世間の目が気になり、
消極的になってしまいます。

子供たちが心配で死ぬことも出来ず、
生きることが苦しいです。

周りの友達を見ていると、
自分のみじめさわいてきて孤独感ばかり募ります。

最近知り合った男友達がいますが、
またダメになるかと思うと怖くて前に進めません。

【会社員・50代・シャイちゃん】

―――――――――――――――――
【A】 FROM 川畑のぶこ

まず、シャイちゃんに質問させていただきたいと思います。

シャイちゃんが生きることが苦しいのは
(1)2度の離婚歴があるからでしょうか?

それとも
(2)2度の離婚歴があったら、決して幸せに生きる
 ことなど出来ないという信念からでしょうか?

それとも
(3)そもそも結婚していようがいまいが、
 私は幸せな人生に値しない人間という
 根本的な信念があるからでしょうか?

(1)や(2)だとしたら、すなわち、もし結婚や離婚の
「回数」が問題なのであれば、本当に3度目の結婚で
幸せになる人はいないのでしょうか。

2度あることは3度あるのか、それとも3度目の正直
なのか、もう決まったことなのでしょうか?

私は個人的に海外生活が長かったこともありますが、
身近な人間含め、周囲には人生で複数回
結婚や離婚を経験している人たちが多くいました。

文化的にも離婚に関する偏見がないこともあるかも
しれませんが、彼ら彼女等がみんな1度や2度の結婚の
失敗のせいで、惨めな人生を生きているかというと、
決してそうではなく、それらをステップとして、
自分の人生の旅を前向きに切り開いて行っています。

人間は失敗を免れない存在ですが、同じ過ちを繰り返さ
ないよう、反省をして、より良く生きようと努力を
している人々でした。

中には多くの失敗をしたからこそ、人間的な深みがあり、
人の痛みや苦しみを理解し、思いやりや優しさをもって、
賢くしなやかに生きている人もいます。

結婚や離婚に関わらず、人生に失敗はつきものですが、
それをダメ人間の象徴と捉えるか、
学びの過程の象徴とするかはその人次第です。

結婚相手に関しては、もしかしたら、シャイさんにとって、
結婚や離婚というのは、あくまでも象徴的なライフイベント
であって、人生全般に渡って、
「所詮私はとるに足らない人間だから」
という思いがあるのではないかと気になりました。

多くの場合、これらの姿勢は親子関係など、過去からの大切
な人間関係から形成されていくことが多いのですが、

もしそのような基本信念が出来上がってしまうと、
セルフイメージは自ずと低くなり、そのイメージに相応しい
人を無意識のうちに選んでしまう可能性は高くなるかと思います。

借金や暴力の問題を抱える夫であっても、
「こんな私を好きになってくれるのなら…」とか
「私にはこれくらいの人がちょうど」と、
不健全なセルフイメージで大切な人間関係を形成して
しまってはいないでしょうか。

もしそうであれば、もういちどご自身に尋ねてみてください。
そのセルフイメージを今後も持って生きたいですか?と。

もしノーならば、シャイちゃんはどんな自分になりたい
という希望がありますか?

失敗しない人間でしょうか?
そうであれば、残念ながらその希望はくじかれることでしょう。

失敗から賢く学ぶ人間でしょうか?
そうであれば、その望みが適う可能性は大です。

幸いなことに、私たちはセルフイメージを変えることは可能です。
無論、簡単ではないかもしれません。
それでも可能です。

まずは「己のセルフイメージを変えたい自分なのだ」ということを
素直に認めて、そのための努力をする決意をしてみてください。

実際にすぐにそれが出来る必要は全くありません。
焦らずに、じっくり取り組まれれば良いのではないかと思います。

夫は自分の期待を裏切るかもしれませんが、
どうかシャイちゃん自身が
シャイちゃんを裏切ることはしないでください。

これまでの苦労をねぎらい、失敗も含めて、
あたたかく包み込んであげてください。

そう、心配する我が子を抱くように。

* * * * * * * *
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sommerwiese

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――――――――――
【Q】子育てに後悔しています

大学院に入学した息子が大学に行かなくなり
1年以上経ちます。

大学に入学して1年ほどしてからだんだんと暗くなり、
うまくいかないのだろうかと思っていましたが
本人は何も言わない・・「大丈夫」を繰り返すだけでした。

今、付き合う友達もなく休学して実家に居ます。

楽しいはずの大学時代がどうして苦痛になってしまったのか。
毎日ネットで音楽を聴くだけの日々がいつまで続くのか。

ほとんどバイトもしたこともない子が
就職してこの先生活できるのか。

なによりなぜこんなことになってしまったのか、

親に話せないのは親に原因があるのではないか・・

小さい頃からのことを思い返し、母親の対応が息子を
追い詰めたのではないかと考え出すと
全てが当てはまる気がしてきます。

何よりこれからのことを話し出すと顔つきが変わり
別人のようになり、何をしたいのかわからないという

息子に何をしてあげればいいのか、
どうすればいいのかわかりません。

ただこうして流れていく日々が本人を
ますます追い詰めるのではないかとも思い・・

何をすれば本人が前向きに考えられるようになるのか
わからず、自分自身が冷静なのかも自信がなくなって
きてしまいます。

どう進んだらいいのでしょうか。

【50代 パート 匿名希望】

――――――――――――――――――――
FROM 川畑のぶこ

【A】愛する息子が大学院に通わず、
引きこもっていることを日々目にするのは
母親にとって辛いことですね。

病気や障害がなく無事生まれてきたことに感謝したのも
つかの間、私たちは子どもが理想通りに
―幸せそうに―人生を歩めていないと不安に陥るものです。

「母親として育て方を間違ったのではないか?」

このような後悔の念がわいてきたときは、
少し言葉を変えてみることをおすすめします。

「どのように関わり方を改善することができるか?」と。

これは、前者が過去に軸をもっているのに対して、
後者は今から未来に向けて軸をもつ姿勢です。

過去がどうであれ、私たちは自分たちの意識や姿勢次第
で今後の関わり方を改善することは可能です。

親子関係に関しては、まずは、干渉しすぎないこと
を意識してみると良いと思います。

親が子を心配するのは当然のことであり
仕方ないことでしょう。

ところが過ぎたるは及ばざるがごとし
―母親がナーバスになり過ぎたり、過干渉になりすぎることが、
子どもにとってはさらなる負担になっているケースが多いです。

親が心配すればするほど、子ども側には
「自分は素のままでは受け入れられないのだ」
という心理的刷り込みが強化されていきます。

息子さんがそっとしておいてほしいと思うのであれば、
そうしてあげることです。

これは母親がしてあげたいことではないかもしれません。
ところが、息子さんがお母様にしてほしいことです。

サポートとは決して自分が出してほしい結果へ相手を促すこと
ではなく、相手が出したい結果を促すことです。

このためには母親が子どもへの執着を手放す姿勢が
必要とされます。
そして、執着を手放すのに大切なのは信頼感を育むこと。

今、彼は私の好みの通りの生き方をしていないけれども、
彼なりの大切なプロセスにおり、学びの過程にいると。

これは決して諦めることではありません。
希望はもちつつも、執着を手放すバランスを
意識してみてください。

大学では学ぶことのできない、人生で大切なものを学んでいる
と信頼して、どっしりと見守る勇気を育んでいただきたい
と思います。

「もう一年」ととらえるのか、
「まだ一年」ととらえるのか、
これはその人次第です。

もしこれまで息子さんが頑張って走り続け
(たとえ周りからはそう見えなくとも)
人生に疲れているのなら、
数年のブランクがあって初めて
バランスを取り戻せるかもしれません。

そんなおおらかな気持ちで見守ってあげてみては
どうでしょうか。

「できることがあればいつでも言ってね」と
「求めたなら母親からの助けは常にある」
という状態だけ提供し、あとは見守る。

「自分がどんな状況でも、
 受け入れてくれる人はいるのだ」という
安心感や信頼感を自他に対して持つことができたのなら、
それは前進の原動力になることでしょう。

大変な時期だとは思いますが、
どうかひと呼吸いれて、ゆったり構えてみてください。

* * * * * * * *
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【Q】子どもが時間にルーズです

我が家は6歳と1歳の男の子がいます。

悩みは長男です。いつも時間にルーズです。

しかもそれだけでなく、時間が迫ってくると、
もう間に合わない、何で教えてくれなかった
(実際は時間を適宜伝えて催促している)などと
言い始めて泣きながら暴れるなど
パニックになることが度々あります。

その様子から1歳の次男までが泣き出すほどです。

余裕をもって声掛けしていても
時間があると自分で認識しているからか、
支度を始めずに本をめくったりおもちゃで遊んだりと
寄り道ばかりします。
そして時間が迫るとパニックになるのです。

習い事も本人は楽しいといいましたが、行くまでの問題
が多くてやめさせました。
(本当に楽しいのならぐずぐずしないで時間に出かける
 ことができる、また自分から行きたいと強く願うまでは
 いかなくてよいと私は思ったから。
 しかしこれでよかったのかも悩みです。)

優しく、知っていることをみんなに伝えたいなど
社交的な性格の子供にいつもは見えますが、
時間に関して情緒不安定で気になります。

子どもの良さを伸ばしつつ、時間を意識して
パニックにならない対応を教えてください。

【40代 主婦 うさぎ様】

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FROM 川畑のぶこ

子どもが時間にルーズで毎日のようにイライラする日々が続く。
子を持つ母であれば誰しもいちどは経験することでは
ないでしょうか。

子どもが何度注意を促しても聞き入れず、変化が無い場合は
いくつかの理由が考えられますが、まず何より親として出来る
こととして、伝え方がどうであるかということを
振り返っていただきたいと思います。

たいてい私たちは気がかりなことを、その気がかりなことが
起こっている真っ最中にコミュニケーションしようとします。

たとえば、子どもが遅刻しそうなときにガミガミと叱るのです。

もちろん、それで効果があるときも多いでしょうが、
うさぎさんの息子さんのように効果が出ない場合は、
そのガミガミは聞きなれたノイズくらいにしか捉えて
いないかもしれません。

痛みを伴いたくないからという動機で学習させる意図で
ガミガミするわけですが、そもそもガミガミが耳触りは
良くないけれど、痛みにもなっていないという状態ですね。

そうであれば、ガミガミし続けるのは不毛です。
その代わりに、いちど「フォーマル」な話し合いをしてください。
6歳なら可能です。

そして、これをイライラしている真っ最中ではなく、
全く関係の無い、うさぎさん自身の機嫌のよい時間帯、
また息子さんの機嫌も良い時間帯に行ってみてください。

「○○くん、大切なお話があるからここに座ってくれる?」と
にこやかに向かい合います。
そして、気がかりなことを伝え、どうしたら良いかを
二人で考えてください。

このときに、「こうしなさい」と命令しないことです。
「どうしたら良いと思う?」と尋ねて、本人に答えさせます。
そして、同意がとれたら、それでは今からはそのようにしようと、
前向きに清々しく話を打ち切ることです。

無論、いちどで改善するとは限りませんから、ここは気長に
構える必要があります。

ドナルド・スーパという心理学者による発達理論では、
子どもは15歳くらいまでは成長段階にいると言われています。
6歳はまだまだ未熟な時期で、自分が何者であるか、
自己発見の途中です。

よって、うさぎさんの息子さんの現状は妥当な成長過程とも
言えるわけです。
ですので、もう少しおおらかな気持ちで見守ってみましょう。

子どもが成長して、時間にルーズであることで友人との調和が
とれないというような辛い体験をし、そこではじめて変化が
起きることも十分に考えられるのです。

好きな女性が出来て、時間や約束にルーズであることが原因で
別れるような体験をもって初めて変化を起こすこともあるかも
しれません。

その子なりの学びのプロセスを信じることです。

尚、子どものだらしなさが障害によることもあります。
自閉症や多動性などの発達障害によってそのような状況が
おこることも考えられます。

性格上「のんびりしている」というような粋を極端に超え、
パニックを起こすことが頻繁であるならば、そういったことも
可能性として考慮し、一度専門家を訪ねることもおすすめです。

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