こんにちは。川畑のぶこです。
今日は、ネネさん(60代・主婦)のご相談にお答えします。
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こんにちは。3年前に脳腫瘍手術をして、命を助けてもらいました。
今は普通の生活ができている事に感謝しています。
しかし、術後すぐに始まった顔面麻痺の1年に及ぶリハビリの甲斐もなく、
3年間ずっと左半分は麻痺しています。
痛みや気持ち悪さもあるので、治った!とはいいがたく、
一人頑張ればいいのかなと思う毎日です。
執刀医は「気にしないで生活して」と言ってくれます。
命を救って下さった先生だから、それ以上は何も言えません。
家族は主人と独立している一人息子です。二人ともとても優しいから、
なおさら、私はいない方がいいのではと死ぬことを考えたり、
夫には離婚しようと言いましたが、離婚できません。毎日が辛いです。
今はコロナの自粛もあり友人にも会えませんが、顔面麻痺を話しても、
家族と同じく「大丈夫よ」と言ってはくれますが、本当のところは
なかなか理解してもらえません。
ポジティブに頑張ろうという心が折れそうです。
何を信じていいかわかりません。
どのような心で余生を過ごしたらいいでしょうか? 教えて下さい。
喋らないで黙っていると、顔面麻痺はないように見えるらしいです。
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ネネさん、大変ですね。顔というのは自分のアイデンティティだと
私たちは信じています。きっと毎日、鏡でご自身の顔を見ながら、
苦しい思いをなさっているのだろうとお察しいたします。
病気になると、今まで普通だったこと、当たり前だったことが、
ある日突然、失われてしまいますね。
特にがんというのは、ネネさんのように脳腫瘍で手術をしなければ
いけなかったというような状態であればなおさらのこと、ある日突然、
白から黒に転ずるような生活の変化をもたらすと思います。
それが、毎日自分が向き合わなければいけない顔というところに
このような苦しみがあるというのは、人生の質が低下したと感じて
しまうのも当然のことですね。
ネネさんが余生をどのような心持ちで生きていったらいいのかということ
に関して、これは、私がネネさんに人生の何たるやを、おこがましく
語れる立場にはないのですが、がん患者さんたちから私が学んだことを
シェアさせていただければと思います。
続きは、ビデオでお話しします……
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