20210823

FROM 川畑のぶこ

今日は、えりさん(50代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
主人と2人の生活です。
両家の両親は他界しており、
子ども達も県外で暮らしています。

主人も私も、それぞれ
自分のことは自分でしています。

私は、自分の時間を自由に選択、
使える現状に感謝しています。

長女で年子の妹がいて、母に甘えられず、
話も聴いてもらえず、良い子で育ち、
諦め人生を過ごしてきました。

結婚して、
主人が私の母に似ていると思いました。
そこから、気持ちが苦しい生活になりました。

子どもの前でケンカが多くなり、
子ども達も体調不良になり、
娘からは親の影響と言われ、
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

この家族を何とかしたいとカウンセリングに行き、
学び、今の生活ができることに感謝です。

私は決断が甘く、目標を描きにくいです。
自分の気になるところを観る癖があり、
心の中で「〇〇だからできない」と
思ってしまいます。

頭で考え過ぎず、
楽しく行動して目標達成するには、
どのようにすると良いのでしょうか。
 
 
【A】
ご自身の心理を深く見つめて
よく自己分析されていらっしゃいますね。

ずっと「いい子」できたえりさん、
ここへきて「自分を出す」というフェーズを
迎えられたのだと思います。

ご主人をご自身のお母様に見立ててしまうとのこと、
これは心理学で「転移」と呼ばれる現象です。

過去の大切な人(母)との関係性が、
現在の大切な人(夫)との関係性に
投影されてしまうのですね。

時間的にも自由が増えたとのことですから、
まずは「小さなことで、他人に迷惑がかからない
こと」から、ご自身の欲求を満たしていく、
そんな練習をしてみましょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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20210412

FROM 川畑のぶこ

今日は、ゆきさん(50代・女性・ピアノ講師)のご相談にお答えします。

【Q】
息子が結婚して1年になり、最近子どもも生まれました。

かつて、私は主人の両親と同居し、
それがうまくいかず10年で別居しました。

当初も今も、姑はズケズケとものを言う人で、
正直、そのトラウマから今も逃れられません。
もう結婚生活も35年を過ぎ
25年も別居しているという今もです。

そして、そんな関係や思いは絶対に
息子の嫁にも継承させてはいけないと、
結婚当初から思っています。

お嫁さんとは距離を取り、問題ありません。

と、ここからが私の悩みです。

結婚の際、息子はお嫁さんの実家の近くに新居を持ちました。
働くお嫁さんが少しでも楽なようにということで、です。

そして昨日、子どもも生まれたし、
お嫁さんの家の目の前に良い物件があるから
引っ越しをするという報告でした。

「え?目の前?」
即座に、プライバシーもなくなるので辞めたほうがよい。
マスオさんになるよ。お母さんに頭が上がらなくなる、
などと反対してしまいました。

すると、息子からは
「おばあちゃん(姑)と同じことを言って、
結局お母さんは同じことをしている。
僕たちが幸せになる選択をしたのなら、
頑張ってと応援してくれるべきではないの?」
と、全くもってその通りの返答でした。

つまり私の本心は、今まで以上に息子を取られてしまう、
そう、寂しいということなんです。

また、実家の近くに住むなど、
かつて私ができなかったことをやすやすと手に入れようと思う
お嫁さんに嫉妬をしているのかもしれません。

また、お嫁さんと子どもとの生活がいちばん大事と言える
息子の発言がとても羨ましく、
自分の夫はここまで守ってくれたのかなど、
思い出しては悶々としています。

頭では理解し、応援しているのですが、
やはり気持ちに踏ん切りがつきません。

自分の気持ちの執着を手放すには、
時間の経過しかないでしょうか。

【A】
ゆきさんの正直な気持ちが表れていますね。
息子にとってのベストがベストに決まっていると
頭ではわかっているけど、振り返ってみると、
いったい自分の人生何なんだったんだと。

あなたもお嫁さんも、やすやすと自己実現してしまって、
それに引き換え私は……ということですよね。

かと言って、じゃあ、息子さんが
お嫁さんの実家から離れて住めば済むことか
というと、そうじゃないということも、
ゆきさんはもうおわかりだと思います。

物理的な距離をとって、お嫁さんが苦労すれば
自分の気持ちが収まってそれでめでたしめでたしかというと、
そうではありませんよね。

相手がどうであれ、子どもがどうであれ、お嫁さんがどうであれ、
そして、ゆきさんの姑さんとの関係がどうであれ、
ゆきさんが、 私は私でOKと思える生き方ができる
ということが大きな課題になってくるのだと思います。

難しい課題だとも思いますが、
でも、大いにチャレンジする価値のある課題です。

続きは、ビデオでお話しします……

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20201109

FROM 川畑のぶこ

今日は、ごえもんさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

【Q】
私は子どものころから、よく自分と誰かを比較して気を揉んでいた
ように思います。対象は同性の同期や後輩です。

べつに自分がその環境下で一番にならないと気が済まないというわけでは
ないのですが、自分の理解を超えた態度や一見恵まれたように見える状況に
納得できず、言動が気になります。

今の職場に、昨年度より採用された方で、ご主人が会社経営者でご自身も
その会社の役員という身分の方がいます。応募者が少なかったこともあり、
資格があるだけで経験もないのに採用されたことも引っかかり、
それで仕事ができれば問題ないのですが、社会性に乏しく、連携が取れず、
浮いている状態。

素直にアドバイスを聴くことができず物事を大きくしてしまうなどで、
周りは当たり障りのない対応をしていますが、当人は気付いてないのか
マイウェイです。当初は慣れていないと思い、会釈等気遣っていましたが、
数回無視され、ここからが始まりだったと思います。

同じフロアですが、気付かなかったと善意に解釈して、今は普通に会話を
していますが、私のファッションなど意識して横目で見てきます。
夫婦共に発信することが好きで、裕福な生活状況や高級ブランドを身につけ
ての家族ショットなどが見られ、就職は経済的な理由でないのは明白で、
相手からすると私などは比較の対象にはならない存在です。
ただ、仕事の能力は別です。

いったい私は何に囚われているのか? 初期の態度で見下された感が強く
残っているからでしょうか。敗北感でしょうか。人それぞれで、比較は意味が
ないとも頭では理解していますし、つまらないこだわりだとも感じています。

自分に自信がないとは思っていませんが、確固たる軸がない気がしています。
このような時期なので、自宅で考える時間が多く、また、今後も同様なことが
起きるとも思われます。どうかアドバイスをお願いします。

【A】
ごえもんさんの、とっても素直で正直な心理状態が見てとれます。

でも、ごえもんさん、こうやって自分に素直になっている時点で、
もうかなり大きなステップを踏まれていると思いますよ。

内容を拝見する限り 「嫉妬」がキーワードになりそうですね。
嫉妬の心理がどこから来るのかということだと思います。

仕事をしっかりこなしているご自分と、そうでないお相手の女性を比較
してしまって、許せない気持ちになっているとのことですが、
今回のケースでは、ごえもんさんは、どうしたいでしょうか?
まず、そこに目を向けてみてください。

相手を正したいのか、そうではなく、そういうことが気にならない自分、
いちいち比較しない自分になりたいのか。どちらでしょう?

ここを区別して考えてみてください。
もしかしたら両方大事かもしれませんね。
その場合でも、しっかり分けて理解し、取り組んでいくことが必要です。
また、ごえもんさんご自身の「幸せの価値観」を明確にすることも大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

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Ruderer in der Abendsonne

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
【Q】35歳の息子とパートナーの将来について

35歳の息子は、自分の夢・目的を持ち
現在パートナー(大学時代の同級生)と生活を共にしています。

アルバイトの息子と正社員で働いている彼女、3年になります。
世間体では、昔の同棲でしょうか。

夢に向かいコツコツと努力をしている息子、
とはいえ将来が見えない35歳。
安定した職業に、きちんと入籍を…と周囲から見られ、
親としてけじめを付けさせるべきだ、なぜ、そうさせないかといわれます。

また、結婚の形にこだわり、内縁関係でいいのか、子供はいらないのか…と。

私たち夫婦は、安定した生活・入籍・子ども・将来はもちろん気がかりですが、
二人の問題だと思っています。

親の気持ちは伝えるが、答を出すのは二人。
幸せは二人が作っていくもので、傍から見える幸せを押し付けたくない
と話しています。

夢の実現を応援し、ともに生活してくれているパートナーに感謝し、
二人がどのように生き方をしていくのか見守りたいと思っています。

これは、親としてはおかしいでしょうか?
友人との価値観の違いに唖然としています。

【60代 主婦 匿名希望】

――――――――――――――――――――

FROM 川畑のぶこ

【A】
35歳の息子さんの不安定な職業に結婚問題。

安定した職業につき、結婚したのなら、
人生の目的である幸福を体験することが出来るでしょうか。

まず、周囲の意見が気になるということに関して、
周囲の人々は息子さんのパーソナリティや幸せの価値観を
深く理解している方たちでしょうか。

その上で、職を変え結婚した方が息子さんが幸せになれると
アドバイスしているのでしょうか。

その人たちは、息子さんのモデルになるような幸せな人生を
生きていらっしゃるでしょうか?

そうであれば、それらの意見に耳を傾けるのは
価値があるかもしれませんね。

無論、だからと言ってその人たちの価値観が息子さんにとって正しい
ということではありませんが、参考にはなるでしょう。

もし彼らがいわゆる「一般論」をかざしてジャッジしているのであれば、
「自分なりに生きる」ことよりも「一般的に生きることが幸せ」という
価値観の人たちもいるということを、しなやかに受け止めて、
果たしてそれが息子さんに合う価値観なのかどうか
振り返ってみてはいかがでしょうか。

安定ということに関しては、パートナーと助け合いながらバランスが
とれているのであればそれで良いという考え方もあるでしょう。

パートナーと別れて不安定になって、これではいけないと思ったので
あれば、そこから変化を起こすことも可能でしょう。

息子さんは決して何もせずにフラフラしているのではなく、
夢に向かってコツコツと努力をしているわけですからね。

素晴らしいことではないでしょうか。

親は子どもに苦労や失敗をしてほしくないと臨みますが、
子どもには失敗や苦労をする権利があります。

親たちがそうであったように、それらの経験からいきいきと学び、
賢く自分自身の人生を切り開く権利があります。

親や周囲はその権利を奪うことは出来ません。

周囲は色々というでしょうが、
息子さんの人生の責任をとってくれるわけではありあせん。

ただし、相手にも相手なりの価値観で生きる権利があるのも
また事実です。

ですから、その違いに過度に反応せず、
自分たちにとって好都合ではないけれども、
そのような人も世の中には存在するし、
そうであっても、自分の人生も息子の人生も機能する、
よってそのような価値観があってOKと、
しなやかに受け入れるが吉でしょう。

周囲の言うことを流すことができず、過剰反応している場合は、
ご自身の中に存在する彼らと同じ価値観が刺激されてのことと
思いますが、そうであれば、もういちど「幸せってなんだろう?」と、
静かに、そして丁寧に振り返ってみることをおすすめします。

自分の幸せと相手の幸せは違っていてOKと、
どちらかが常に正しい必要はないのだと、
心底受け入れることができたのなら、
母親が周囲の意見に煩わされることも無くなるのではないでしょうか。

失敗しないことが幸せではありません。

失敗を恐れずに自己実現にチャレンジし、
たとえ失敗しても、それを学びとしてしなやかに人生を切り開けた
のであれば、そこに幸せの体験があるのではないでしょうか。

がんの臨床で、もし今日が人生最後の日だったらという問いを
投げることがあります。

後悔することのトップは
「周囲を気にしすぎて自分を大切にしなかったこと」
が挙げられます。

もう一度人生を送ることができるのであるとすれば、
真に大切なことは何かとの問いには
「自分に素直に正直に生きる」
というものが最も多く挙げられます。

どうぞ、参考にされてください。