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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、るるるさん(57歳・主婦)からのご相談にお答えします。

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以前、他の方の相談で「何かあると自分が悪かったのだと思ってしまう」
という悩みに、川畑さんが「お母様との関係はどうでしたか」と回答され
ているのを読み、自分と母親との関係にあてはめ、とても納得しました。
その上での質問です。

私の母は小学生のときに母親をなくし、長女として一家の切り盛りを
せざるをえなかった苦労人です。地元の名家だったので、法事等一族が
集まる場で常に緊張を強いられていました。特にうるさい伯母には、
いつも行事の食事やしつらえに難癖をつけられて、涙ぐんでいたのを
覚えています。

婿養子に入った父も、自分の人生の不運を婿養子に入ったこと、つまり
母のせいにしていました。そのためか、母は常に「人から難癖をつけら
れないように」気を使って生きていました。勝気な性格も拍車をかけた
かもしれません。

私もそれを見聞きしていて、他人は怖い、心を許せない、という意識を
強く持っています。そのため、必要以上に他人に気を使い、あたたかく
寛容な申し出を素直に受けることができません。自分でもやりすぎだと
思うことが多いのですが、礼儀知らずだとか、いいかげんな人だとか
思われるのが不安で、カジュアルな関係を築くことができません。

特に40代で出産したため、娘たちの友人の保護者とはかなり年齢差があり、
うっとうしいと思われることがあるのではと、これも不安に思っています。
友人にはとても恵まれていますが、弱みは見せられません。どうすれば、
他人に対してリラックスして深い関係を築けるのか、アドバイスいただけ
れば幸いです。
~~~~~~~~~~~

ご自身で指摘されている通り、お母様が人生のモデルとなって、それを
模倣し、るるるさんも常に人の目や人の評価を気にして、自分はOKか、
OKじゃないかという判断をされて、人生を歩んで来られたのかもしれ
ませんね。

自己分析がよくできていらっしゃるので、まずは「私は人とリラックス
して深い関係を築きたい人間なんだ」ということを、しっかり確認する
ことから始めてみましょう。

それが実際に「できるか、できないか」は、いったん横に置いておいて、
「人とくつろいだ、そして、人によっては深い関係を築けるようになり
たい」自分を、認めてあげるのです。

全員と深い関係をつくる必要はありませんから、ある程度の人数ですね。
それが一人なのか、二人なのか、三人なのか分かりませんが、「深い関係
を築ける人間になりたい私です」と、ちゃんと認め、そして「そのための
努力をします」と、自己宣言してください。

すぐにできるようになる、明日からする、ということではありません。
ただ、その方向性を見失わないために、その努力をしようと、自分自身に
誓うのです。

次に、るるるさんの中の小さなるるるちゃんへのケアをしましょう。
心理学でインナーチャイルドと呼ばれる部分です。

続きは、ビデオでお話しします……

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、タカさん(60代・主婦)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
60代の主婦で、少し体の不自由な夫と二人暮らしです。
夫は優しい人です。

穏やかな生活をしているのに、今までに複数の人から言われた
きつい言葉や態度がずっと心の底にあり、苦しめられています。

相手の誤解や明らかに理不尽な対応にも、私はなぜか反論が全くできず、
すぐ謝ってしまったり、沈黙してしまったりしたのです。

今頃になってから、なぜきちんと自分のことを説明できなかったのだろう、
ああ言えばよかったのに、などと考えてしまいます。

そして反対に、以前、人に対してとった私の態度も、あのとき人を
傷つけてしまっただろうと、とてもつらく思い出してしまいます。

今までの自分にマイナスイメージしか湧きません。
これからの人生、心の負担をなくして生きていきたいです。
~~~~~~~~~~~

自分の過去のことを振り返ったり、また自分が傷つけられたことだけではなく、
もしかしたら自分自身も人を傷つけてしまったのではないかと内省する力、
素晴らしい振り返る力というものをタカさんはお持ちなのですね。

そして、そこにタカさんの優しさや思いやりも感じられるご相談内容です。

まず、私たちの日常生活には様々な出来事がありますが、
それらを歪んで捉えてしまうことによって、
苦しみが湧いてしまうことが多々あります。

その歪み方にはある程度パターンがあるのですが、
おそらくタカさんの場合は、いいこともたくさん起きているのに、
なぜかネガティブなこと、悪いことばかり拾い上げてしまうという、
偏った選択の仕方をしているのではないかと思われます。

例えば、部屋を見回してみると、白があったり、黒があったり、青も赤も緑も、
いろいろな色があるのに、例えば、黒が気になると思うと、
これも黒だ、あそこも黒だ、ほら、こっちも黒、こんなに私の人生、黒ばっかり、
私の部屋は黒ばっかり、と思います。

が、ちょっと視点を変えると、白ばっかり見えてきます。白を意識し始めると
白ばっかりで、今度は黒があまり目に入ってこなくなるのです。

こういった、ものの見方のパターンというものがありますから、
タカさんにはぜひ、過去を振り返っていただく、あるいは、
今、身の回りに起きていることで好ましいことを意識していただきたい
と思います。

そうすることで、まず、何が悪いかではなく、何が良いかということに
注意や意識を向けてみることをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

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断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
【Q】腹を割って人と話すことができません。

いつもメルマガを拝読しながら、
勇気づけられたり、涙することもあります。

海外在住10年で、国際結婚しております。

私は腹を割って人と話すことができません。
自分の悩みを相談したいと思いながら、
相手の反応が気になります。

私の話に耳を傾ける姿勢ではない人に話す気になれませんし、
親身になってくれる人である場合、
相談しても解決の糸口が見つからないと、
気分が重くなってしまい、申し訳なく思います。

また、『こんなことで悩んでいるなんてレベルが低い』
と思われるのが恥ずかしい気持ちもあります。

私は、自分がいつも何か間違っているように感じ、
自分のしていることに、いつも「これで大丈夫?」と思い、
「このままでは、いけない」と感じています。

どうせなら楽しく過ごしたいのに、
怒りや恨みで、過去のことを悔んだりします。
そんな自分が嫌で、気付くと自己否定しています。

夫と子供がおり、外から見れば普通に
幸せそうに見える家族だと思います。

でも、夫には(言語的にも性格的にも)
あまり深い話は通じず、あきらめています。

一方で、ちょっとしたことで、
つい子供にきつく当たってしまうことがあり、
後で申し訳なく思い、謝ることもあります。

「自分の気持ち次第で、今すぐに幸せになれる!」
というような言葉を目にし、そうやってみますし、
友達と楽しいひと時を過ごすこともありますが、
一人になると気分が沈みがちです。

今、自分はここで何をしたいのか、よく分からず、
ただ日々のルーティーンをこなす毎日を送っています。

時間があると余計なことを考えるので、忙しくしていますが、
ときどき何もしたくなくなります。

はつらつと元気に楽しく過ごすには、どうしたら良いでしょうか。

【40代 主婦・パート・自営業 ママン様】

――――――――――――――――――――

FROM 川畑のぶこ

【A】ママンさん、海外からいつもメルマガを
読んでくださりありがとうございます。

このように洋を隔ててメルマガを読んでくださっている方
の声が届くことは大きな励みとなります。

さて、人と腹を割って人と話すことができず、
自分の悩み相談も、相手の反応が気になってしまうとのこと。

おそらくママンさんはこれまで自分を満たすことよりも、
人のニーズのニーズを満たすことを優先してきたのでしょうね。
いわゆる「いい子」だったのではないでしょうか。

いい子のパターンというのは、ストレス下においては、
常に自分がダメで、相手はOKという状態に陥りやすいです。

実際は、どっちが正しいとか間違っているというわけではなく、
単にそれぞれニーズが異なるだけなのですが、
相手を満たせないと、自分に価値が無いかのような錯覚に
陥ってしまいます。

そこから無力感が生じたり、時として恨みの念が
湧いてきてしまうこともあるのではないでしょうか。

自分を置き去りにして、相手にばかり合わせてしまうことを
過剰適応と言いますが、虚無感や恨みの念などは、
このように自分を抑圧して相手に合わせすぎることから
生じてしまいます。

大切なのは、他人ばかり優先せず、
この世で最も自分に近く、最もよき理解者であるママンさんご自身が
自分のニーズに耳を傾けて、それを満たす、あるいは満たす努力を
してあげることです。

もしそれが出来ないというのであれば、
なぜ出来ないのか、あるいはしてはいけないのか
(=許可を与えられないのか)、
背景にあるママンさんの心理に目を向けてみてください。

「私は素のままでは取るに足らない人間だから、
なんとか取り繕って生きなければいけない」という思いが
心の底にないでしょうか?

自分が自分を評価できていないので、
他人から評価されることで心の穴を埋めようとしてしまって
いないでしょうか。

自分に最も近い自分自身が、自分を大切に出来ていないのであれば、
自分より自分のことを知らない他人に大切にしてもらうというのは
とても難しいことです。

ちょっと想像してみてください。

ママンさんがさして価値があると思っていないものを、
自分が大切にできないので、他人に気に入ってもらい、活用して
もらって価値を見いだそうと、あの手この手を駆使して
気に入ってもらったならどうでしょう?

大満足で安心できますか?
深い喜びや充足感はありますか?

それとも、やがて綻びが出て価値がないことが相手にばれるのでは
ないかと、恐れが出てくるでしょうか?

宇宙には真理があります。
それは、価値のないものは存在しないということです。
存在し得ないのです。

これは単なる精神論ではなく、物理学的にも正しいのです。

もちろん、自分や他人の好みや都合どおりのものであるか
どうかはわかりません。

それでも、全てのものは、直接的であれ間接的であれ
相互にかかわり合って存在しています。

ママンさんが存在しなければ(何かをしなければではありません)
存在し得ないものがたくさんあるのです。
そこに丁寧に目を向けてみてください。

多少いびつなところがあっても、時として失敗することがあっても
弱い部分があっても、それもぜーんぶひっくるめて
私は私としてOKである。

唯一無二の個性や魅力を備えた価値ある存在であるという姿勢を
ママンさんの大親友であるママンさん自身が育まれてください。

自己充電が出来るようになると、夫や周囲から同意を得ることで
満たされる必要が減ってくることに気づくでしょう。

人と腹を割って話ができるようになりたい…

人に腹を割る前に、まずママンさんご自身が、
自身に腹を割って語りかけ、
思いやりを持って接してあげてください。

ジャッジすることなく、ていねいに
大親友である自分を理解しようと心がけてみてください。

自分の負の部分もひっくるめて包み込むことができたなら、
みんなから好かれることで自分の価値を見いだす必要が
なくなってくるでしょう。

万人に好かれる必要は無いということに気づいたなら、
無理をしなければ続かない関係は断っても良いという
勇気や潔さが芽生えてくるでしょう。

本音の私、素の私の価値を見いだせる人だけ私の周りに残ってね
と、しばりから解放されて心が自由になることでしょう。

私が求めるのは他人の評価ではなく心の自由であるということを
常に思い出してみてください。

ママンさんを自由にできるのはママンさんだけです。