20220131

FROM 川畑のぶこ

今日は、コアラさん(50代・女性・公務員)
のご相談にお答えします。

【Q】
30代の娘夫婦との関係について悩んでいます。

娘には兄と弟がいますが、
成人してから、喧嘩をしたわけでもないのに
ほとんど付き合うことはしていません。

母の私とは唯一、
メールでやりとりをしていました。

長い間お付き合いしていた人と昨年結婚し、
子どもが生まれ、出産後半年ほど実家に
いましたが、父親や兄弟とは
話をすることもなく過ごしていました。

娘に言わせると
「恥ずかしいから」だそうです。

娘夫婦は仲は良いです。一方、娘は、
母である私に対しては些細なことで機嫌を
損ね、それまで仲良くしていたメールを
無視することもあります。

そして、困ることがあると旦那さんが私に
メールをしてきて、元の関係に収まる。
そんなことが、2人が結婚する前から
何度もありました。

そして、今回もメールのやり取りで
機嫌を損ねたようで、既読にならなくなり
ましたので、旦那さんとのやり取りを
1〜2度したのですが、そのとき、
あまりに失礼なフレーズがあったので
本気で怒ってしまいました。

主人は、メールは勘違いしやすいから
電話の方がいいといいますが、
その主人は、娘との間に私がいれば、
孫のおじいちゃんとして出かける程度です。

娘には、人に感謝する気持ちと人を許す
広い気持ちを知ってほしいと思っています。
どう接していけば良いか、アドバイスを
頂けましたらありがたく思います。

   

【A】
おそらくコアラさんの中には、
家族みんなが仲良く過ごせればよいという
理想の家族像がおありなのかもしれませんね。

そして、現実はそこから離れているので、
そこに不満やストレスを感じていらっしゃる
のかなと推察いたしました。

実の家族であっても、それぞれが独立したり
結婚して家庭を持ったりすれば、
関係性はどんどん変わっていきます。

娘さんは、お父様やご兄弟との接し方から
しても、もともと適度な距離感を持って
付き合いたいタイプなのかもしれません。

そして、今はご自分の家庭を持って、
そこを中心に社会生活を機能させたいと
お考えなのかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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20211115

FROM 川畑のぶこ

今日は、すみれさん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】
結婚20年目になります。

私たち夫婦には、子どもはいませんが、
同じ敷地内に義母が住み、
2軒住居が並んでいるので、
出入りが全て見える状況の住まいに
疲れてしまっています。

主人は次男で、長男も歩いて2〜3分の
ところに彼女と住んでいます。

住まいが隣なので、仕方ないですが、
用事のほとんどを
私たちが引き受けてきたのですが、
義母からすれば、当たり前の感覚です。

断れば、「もう、ええわ!」と
感情をあらわに出し不機嫌に返されます。

隣りなので、簡単に扉を叩いて
名前を呼ばれますが、
たまたま気が付かず出て行かないと
「無視された」となります。

隣に住みながらも、ある程度の距離を
とって生活していくしかないのでしょうか?

引っ越しも考えましたが、
金銭的にも容易なことではありません。

そんな義母も、たまに訪ねてくる長男と
彼女には、笑顔で対応され、
その場限りのいい関係を築いておられます。

やはり、近くにいる者は我慢なんでしょうか? 
どういう心で接していくことがいいのでしょうか?
   

【A】
すみれさん、本当にいろいろなことに忍耐
して、ここまで頑張ってこられましたね。

キーワードが、まさにご相談の中に入って
いましたが、「適度な距離感」というのは
本当に必要ですね。

家族でも、たとえ血がつながっていたとして
も、適度な距離感によって私たちは絶妙な
社会的バランスを取っていくことができます。

家族だから、結婚したから、相手の親とも
いつも緊密に連携していなければいけない
ということは必ずしもありません。

その人その人、その状況によっても
関係性は変わってくると思いますが、
でも、いずれにせよ、今すみれさんが
それをストレスに感じているということは
間違いないわけですから、
どうやって対処していったらいいか
ということですね。

ストレスにどうやって対処したらいいか、
大きく分けて、2つの対処法があります。

続きは、ビデオでお話しします……

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ななほしさん(40代・女性・主婦)のご相談にお答えします。

【Q】
私は、仲の良い仲間がほしいとずっと思っていました。

今は、声をかけると遊びに来てくれる家族が2家族います。
さらに、親友家族もいるのですが、
遠くに住んでいるのでなかなか会えません。

もっとたくさんの、気軽に趣味のことなどを
共有できる仲間がほしいとも思っています。

ですが、仲良くなっても、
ある一定の距離まで仲良くなると、
もうそれ以上は近寄らないでほしいと思ってしまいます。

どうしてなのかはわかりません。
うっとうしくなるというのも違うし…。

ただ、それ以上仲良くなれない、本音で話せないのです。

言っていることとやっていることが違うので、
自分で困惑してしまいます。

どうしたらいいのでしょうか。

【A】
ななほしさん、お友達をすごく大切にしたいし、
人間関係を丁寧に築き上げていきたいと
思っていらっしゃる、
とても誠実な方なのでしょうね。

仲良くなりたいけれど、ある一定の距離までくると、
もうそれ以上は深入りしてほしくないと
思っているのでしょうか。

これは心理学用語で
「バウンダリー(境界線)」と言います。
心理的な距離、見えない境界線ですよね。

そして、これは、
あっても別に悪いものでは全くないのです。

私たちが社会生活を営む上で、
適度な距離感というのがあります。

私たちにはみんな大切な心のお庭があって、
その心のお庭には、
ある程度、柵はあったほうがいいんです。

そして、そのお庭に、
誰を入れていいのか、入れてはいけないのか、
この人は庭先までなのか、
それとも庭の中に入っていいのか、
家の中に入ってもいいのかというのは、
みんなそれぞれ違うと思うんですね。

現在のななほしさんは、
仲良くなりたいと思っている人がいるのに
庭に入れられない、家に入れられない、
と悩んでいらっしゃるようですが、
これは、自分で自分の心の庭を守っているんだと
思ってあげればいいと思いますよ。

仲良くなる、イコール、自分のすべてを知ってもらうとか、
相手のすべてを知るということではありません。

そうしなければ仲良くないということでもないし、
触れられたくない部分や、これ以上は心地悪く感じる、
バウンダリーはみんなそれぞれ違いますから、

それをお互いに尊重できるのが、
ななほしさんにとっての
望ましい関係性なのではないでしょうか。

続きは、ビデオでお話しします……

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200302

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、けいさん(40代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生こんにちは。 毎週いつも参考にさせていただいております。
今日はずっと気になる事を、ぜひ先生に聞いていただけたらと思います。
 

実は、義父の口の軽さに、しばしば頭が痛くなります。
義父は町会長をやっていて知り合いが多く、学校行事にも頻繁に呼ばれる
ため、この辺りでは私の子どものパパママたちにも知られています。

防災の見回り等、地域の打ち上げの席にも参加しているようです。
そのような席で、様々なプライベート情報を話しているようなのです。
例えば、仕事、出身校、親の仕事、はたまた子どもの塾の名前や成績、
自分の知り得たあらゆる事を、場所や人を見ずに話しています。

義父はいわゆる、よく言えばこだわりがない人で、気のいい人だとは思い
ます。近所のおじいさんレベルなら一番いい気がします。でも、分別を
持って欲しいというか、よくわからない人や子どものママ達に私の
プライベート情報を話してほしくありません。

私はもともと、人間関係は深く狭くなタイプですし、 そもそも上記のよう
なことを軽々しく話す感覚が理解できません。以前、直接お願いしました
が、なぜ話しちゃダメか、本当には理解していない感じでした。

そして、義父はとても忘れっぽいです。義母にもお願いしましたが、
義母もコミュニケーションのひとつ、みたいな感じで理解してない気が
しました。

義母も、わりと口が軽いです。悪気がないぶん、言っても効果が薄く、
そのたびに、お世話になっているのだしとか、なんとか良い点を思い出し、
我慢しています。

他人なら、このような人には大切なことは話さなければいいのですが、
身内なのでなかなかそういうわけにもいきません。自分でも、開き直る
しかないし、気にしないようにしようと思うのですが、毎回イライラします。

このようなタイプにはどう対処していけば気が楽になるか、
教えて頂けたらうれしいです。よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~
 
けいさんやけいさんのお子さんは、義理のお父様にとって、
おそらく自慢のお嫁さんやお孫さんなのでしょうね。

成績まで周りに言うということは、きっと優秀なのでしょう、
成績が悪くてということはあまり言わないでしょうから。

でも、けいさんはあまり軽々しく言ってほしくないわけですよね。

割とコミュニティが閉鎖されている所なのかなという感じもしましたし、
おそらく、けいさんと義理のご両親は同居されているか
あるいはとても近い距離に住んでいらっしゃるのかなと推察しました。

身内であっても、話すこと、話さないことのコントロールはしようと
思えばできます。

ただ、同居の場合は、どうしても聞こえてしまうこともありますね。
例えば、学校から帰ってきたら、成績はどうだったなどということは
普通の会話としてあるでしょうから、なかなか難しいかもしれませんが、
けいさん、このあたりの距離感は今いかがでしょう?

もし、けいさんが、身内なのだから距離を縮めなければと考えていらっ
しゃるのであれば、そこは、たとえ身内であっても適度な距離をとって
よいという姿勢も大事かもしれません。

たぶん、けいさんの中で、理想の家庭とか家族、おじいちゃんおばあ
ちゃんとの関わり合いというのがあると思いますが、いつでも何でも
シェアできることが理想のこともあれば、そうではなく、ある程度は
プライバシーを守るということも大事なこともあります。
   
  
 
続きは、ビデオでお話しします……

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191202

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、まぁこさん(30代・自営業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつも興味深く気付き、学び、考えさせて頂いております。
川畑先生の言葉に接することで、日常のイライラや将来の不安など、
ずいぶん消えていき、たいへん感謝しております。

今、気がかりなのは、昔の家族のことです。

私は子供の頃、都市郊外の中上流家庭で育ってきました。
年子姉妹の下の子だったので、家族の中でも近所の方々などにも可愛がられ
てきましたが、両親の仲の悪さや見栄を張ること、差別的なことや浪費癖が、
幼い頃から辛かったのです。大人になって、自分が家庭を築く時は、
何より仲良しであること、周りのどんな人も受け入れることを課しており、
田舎移住をして、子供達も元気に幸せに暮らしております。

実家とは疎遠になっており、いずれ修復はしたいのですが、両親に会うと
すごく後ろ向きなエネルギーを大量に使うので、今はまだ避けたままで
いたいのが本心です。姉とは子供の頃、苦労を共にした仲でもあり、
つかず離れずお互い大事な存在なのですが、この一年で姉への印象が
ずいぶん変わってしまいました。大事なものや生き方がどうにも
かみ合わず、リラックスしたやり取りができなくなりました。

私は今の家族が何より大事で、子供たちが大きくなっても近くで仲良く
支え合いたいのですが、自分が昔の家族と疎遠になっていたら子供たちも
同じ道をたどるのでは、親や兄弟のことで苦しむのでは、と思うのが辛い
です。けれど関わって振り回されるのは、まだ耐えられません。
そして姉には幸せを見つけてほしいです。競争心ばかりでなく、安らぎを
知ってほしいです。

昔の家族に恩を返すこともできず、わがままばかりな自分が、
時々悪い人間のような気がします。行き詰った時、私はどんな心持ちで
いればよいのでしょうか。 
~~~~~~~~~~~

まぁこさんのご家族への思いやり、そして誠実さが感じられるご相談
内容ですね。きっと、このお話を聞きながら「そんなの離れていれば
いいのよ」なんて思っている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな中で、自分はネガティブな感情を持ってしまうけれど、それでも
ちゃんと家族と向き合いたいというしっかりした考え、誠実さが本当に
よく伝わってきますね。ご立派だと思います。

まぁこさんの不安点として、ご両親のことよりも自分の子どもとの将来の
関係、あと、お姉さんも安らぎを持って穏やかに生きて欲しいと願われて
いるとのこと。

ご両親との関わり合いに関しては、適度な距離感が必要です。もっとも
今まだまぁこさんの心の準備が整っていないのであれば、今のような
距離感で構わないのではないでしょうか。

家族だからといって常にべったりいていなければならないとか、月に1回
は話さなくてはならないとか、そんなルールもありませんし、大事なのは、
家族の中に平和や調和がもたらされればいいなぁというまぁこさんの思いです。

希望は常に持ち続けること。そして、それがすぐ来月とか年内にとか、
そんなふうに起こることはなかったとしても、それぞれに人生で必要な
プロセスがあると受け止めることです。

親には親の必要な課題、プロセスがあって、お姉さんにはお姉さんなりの
必要な課題やプロセスがある。もちろん、まぁこさんやお子さんにもそう
だと思うのです。

なので、ネガティブな気分になるのに、相手の価値観と自分のそれが
合わないのに無理に合わせようとか、我慢しようとする必要は、
必ずしもないかもしれません。

ただ、家族として最低の交わりというか、つながりは保っておきたいと
いうのは、きっとまぁこさんのご希望でしょうから、それが年に1回なの
か2回なのか、お盆や暮れなのか、お正月なのか、そういった時には、
顔を見せ合って互いの近況をアップデートしたり、思いをかけ合ったりと
いうことを、行事的にする程度でもいいのかもしれませんよね。

常に仲良くなければいけないという考え方は捨てて、家族といえど
いろいろなスタイルがある、家族でも適度な距離感が必要なことはあると
考えるようにしてみてください。

お子さんへの影響については、心配は要りませんよ。彼らには、ポジティ
ブ良きものは教師にするし、ネガティブなものは反面教師にするという
叡智がちゃんと備わっています。

続きは、ビデオでお話しします……

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190401

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みーさん(50代・自営業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
今、親兄弟と同居していますが、母からは過剰な干渉、
弟からは私の人格を否定したり、ないがしろにしたりする発言が多く、
私はとても傷つき、心が休まらず、家にいるのが苦痛です。

特に弟は社会人経験がなく、最近になって家業を少し手伝う程度で、
過去に自分の偏差値が高く有名大学を出た事を鼻にかけて、
いつも私が女であるだけで下に見て、自分を高く見せようとします。

弟は友達も1人もなく、勉強もせず、毎日テレビばかり見ているだけです。
そのくせ自分が誰よりも優れていて、何でも知っていると言い張り、
人の意見を聞かずに、私に自分の考えを押し付けて言いなりにしようとします。

私はかつて就職もし、会社員として働いていましたが、病気がきっかけで
家で過ごし、家事をほとんど行わない母に代わり、家事を引き受けています。
自分なりに頑張っていても、全人格を否定されるのはつらいです。

なんとか現状を変えたく、勉強したり、断捨離をはじめてみたりしてます。
私は他にどうしたら良いのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

いつも身近にいる家族との人間関係が難しいのはとても辛いですね。
多くの時間が、じつに直接的に、日々の出来事に関わってくるわけですから、
みーさんの困難さ、苦しみが伝わってきます。

そんな中でよく耐えてこられていますね。忍耐強いみーさんのお人柄も伝わって
くるご相談内容だなと思って読ませていただきました。

結論から言うと、いちばんいいのは、みーさんが家族から離れて生活すること
です。それ可能なのであれば、そのオプションを模索してみるのはとても大事に
なってくると思います。

今はご自宅で、お母さんに代わって家事をなさっているとのこと。
もともとは病気がきっかけでそのようになったと書かれていましたが、
今、病気の状態はどうでしょう。そのままなのか、良くなっているのか、
それとも悪化しているのか。

当初、病気になって、もう会社で働けないと思って辞められたのだと思いますが、
今の状況がすごくストレスフルなものだと、場合によっては、その病気にも
影響を与えてしまうのではないかということも、私はじつは心配しているのです。

私たちが健康を保とうとか、健康を取り戻そうと思ったとき、身体面だけでなく、
精神面や心理面、そして社会面もとても重要な要素になってきます。

ですから、ご家族が一緒に暮らすことで、仮に経済的な担保はできたとしても、
精神面、人間関係、社会面が否定的な状態になってしまうのであれば、逆効果。
みーさんの健康に、あまりいい影響を与えなくなってしまいますね。
ここが危惧されます。

お母さんの過干渉を今から変えるといのはすごく難しいですね。また、弟さんは
弟さんなりの人生の課題を持っています。そこにみーさんが巻き込まれて、
もてあそばれないようにしなくてはいけない、という課題もあります。

続きは、ビデオでお話しします……

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今日は、みいさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつもメルマガ拝読しております。
「捨てたい私」というテーマと知り、捨てたいところを考えるといろいろ
出てきて、全部捨てたら私がなくなってしまうのではないかと思うほどです。

アプリのゲームがやめられず寝不足になってしまう私、嫌な人の不幸を
願ってしまう私、等々。捨てたい私はたくさんいるのですが、
今一番捨てたいのが、人のことを気にし過ぎて落ち込んでしまう私です。

特に職場の人に対して、嫌われるのではないかとビクビクしている私が
います。何か気の利いたことを言わなきゃと感じたり、 逆に、
こんなこと言って図々しいと思われたんじゃないかと思ったり。
人の顔色を見て一喜一憂している私がいます。

たまに、人づきあいなんて面倒だから喋らないでいた方が楽かなと思う
こともありますが、一人は寂しいです。一人は寂しい。けど、人といると
緊張してぎこちなくなっている私がいて、多分、他の人も居心地悪いのでは
と感じます。特に、仲良くなりたい人といると緊張します。

こんな私ですが、アドバイスいただけると嬉しいです。
~~~~~~~~~~~

みいさんは、周りに気を配る、配慮するなど、おそらく常に自分よりも
相手のことを優先するパーソナリティなのでしょう。みいさんと一緒に
いらっしゃる人々は、ケアされている、配慮されている、あるいは
リスペクトされていると感じられることが多いのではないかなと思います。

ただ、みいさんも気にされているとおり、それが過剰になると周りも
ギクシャクするんじゃないかなと、それは確かにあるかもしれませんね。
あまりにも気を使われすぎると、逆にこちらも気を使ってしまうので、
お互いに気疲れしてしまういうことは出てくるかもしれません。

これがおそらく、みいさんが捨てたい部分なのでしょう。

私たち人間はみんな寂しい動物ですし、一人で生きていくことは不可能
です。人とはつながっていたい。だから私たちは良く見られようとして、
いい評価を得ようとして、相手に合わせるということを一生懸命するわけ
なのですが、じゃあ、本当に全員に合わせないと、つながりや絆は保て
ないのかと問い直してみると、答えはノーなのです。

続きは、ビデオでお話しします……

====================
★★2019年頭企画「なりたい私」大募集!!★★
====================

「ココロの学校」ビデオメルマガでは、現在、
「なりたい私」というテーマでご相談を募集しています。

あなたは、2019年、どんな自分になりたいですか?
そのためには何が必要でしょう? 
どんな生き方を志せばよいのでしょう?

「なりたい私」「こんな私になってみたい!」について、
ぜひ川畑のぶこに教えてください!

いただいたご相談の中からいくつかを、後日配信の
ビデオメルマガでご紹介し、川畑のぶこがお答えします。

こちらのフォームからお送りください。
ご相談の冒頭に「なりたい私」とご記入くださいね!

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0812.webp

今日は、柿の種さん(40代・自営業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
どうやら私には、すぐに「自分がなんとかしなきゃ」と思ってしまう
クセがあるようです。

特にそんなことは考えずに50年近く生きてきたのですが、
先日、とある人から、「あなたは何でもすぐに、自分がなんとかしなきゃ、
その場を丸く収めなきゃと思っちゃうでしょ? それで気がついたら
疲れちゃってるでしょ?」と指摘されました。

言われてみれば確かに、小学生の頃は、陰でいじめが横行していれば
被害者の子をなんとか救おうと子どもなりに必死に思案してみたり、
誰もやりたがらない地味で面倒な係を自ら買って出たり、
社会人になってからは、シーンと静まり返った会議の場がいたたまれなくて、
何とか自ら意見を出そうとしてみたり……。

今年4月には、息子が入学したばかりの中学校PTAで、どうしても決まらない、
誰が見ても面倒な委員を、しかも委員長を、その場の雰囲気が嫌で、
気がついたら「私やります」と言って手を挙げていました。

自分が本当にやりたいと思っているなら、いいのです。でも、困るのは、
私自身も心の底では「嫌だ」「できることならやりたくない」と思っている
のに、その場が一向に動かなかったり、皆が困っていたり不快な思いをして
いると察知すると、つい「自分がやれば済むのだ」と思ってしまうこと、
また場合によっては「無意識のうちに」自分で自分をそちらに仕向けて
しまっていること、そして後日、どっと疲れることです。

見て見ぬフリをするのではなく、でも加担しすぎることもなく、ストレスなく、
ほどよい距離感で物事に接するためのヒントを、教えてください。
~~~~~~~~~~~

柿の種さんのとても誠実で正義感あふれるパーソナリティが伝わってきます。

おそらく、こういう人がいると周りは安心できて、信頼できて、一緒にいたい
と思う人なのではないでしょうか。自分の困ったことを助けてくれたり、
助言が得られたり、周りが膠着状態になったところにもブレークスルーを
起こすような人ですから、きっとその勇気は称えられるものだと思います。
いじめられっ子を、被害者を救ってあげようという正義感あふれるところも、
人々の心を打つのではないでしょうか。

まず、私たちが「嫌だな」と思っていることを何でやるかというと、確かに
そこに労力も使っているのですが、どこかで恩恵もあるはずなのです。
得していることですね。その得している部分は何かなと、冷静に考えてみる
ことがまず大事です。

人間というのは社会的な動物ですから、繋がりや絆なしには生きていくことが
難しいです。もちろん、そんなものなくても大丈夫という一匹狼も中には
いるでしょうが、柿の種さんのように、人の嫌なことを買って出る人、面倒
臭がることを地道にやる人というのは、それなりの評価をされているものです。

そして、そのことによって周囲から信頼や信望を得、頼りにされ、絆を持てて
いるはずですので、そこは自分が「嫌なもの」と対峙することによって、
得ている恩恵はあるのだということを認めることが大事です。

同時に見ていくべきは、今度は、これを捨ててまでも自分は楽したい、嫌なこと
は嫌だと言いたいんだという勇気がちゃんとあるかどうか。ここなのです。
私たちが得たいものがある、無意識にそれを得ようとしている、でもそれを
捨ててまでも、自分の気持ちに素直で正直でいたいという、この勇気があるか
ということの問い直しをしてみるといいのです。

続きは、ビデオでお話しします……

====================
★★年末企画「捨てたい私」大募集!!★★
====================

ビデオの中で川畑のぶこからもお願いさせていただきましたが、
「捨てたい私」についてのエピソード、ご相談を募集します!

あなたは、今年、どんなものを得て、どんな自分になりましたか?
そして、何を、どんな自分を「捨てたい」ですか?

「捨てたい私」「私のこんなところを捨てたい!」について、
ぜひ川畑のぶこに教えてください!

いただいたご相談の中からいくつかを、後日配信の
ビデオメルマガでご紹介し、川畑のぶこがお答えします。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、まみさん(40代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
姉、私、弟の三人。小さい時から親に負担をかけまいと、ワガママも
言えず優等生気質だった私。姉はずっとしゃべっているような人で、
高校生一人をもつ専業主婦。小遣いほしさにパート中。
弟は家族に挨拶もしない人で、母から溺愛されて育ちました。

私と弟を虐待した父の介護が問題になったとき、父に唯一可愛がられた姉
がやりたくないと母に言いました。母も入院しないとならなかったため、
仕方なく私が休職をして地獄の日々を送りました。

その後、老健に入りましたが、姉は病院で父の素行の悪さを注意されるの
が嫌でいくのをしぶり、父が亡くなるまで私は何度も死にたくなるような
苦しい日々でした。

父の後は母が何度も入院騒ぎ。姉も弟も倒れたとメールをしても3日以上も
見ない、無視をしているようで、いつも私が対応してきました。
一昨年、母が骨折で動けなくなり1ヶ月付ききり。
そんなとき姉が私にケチをつけ、今までの事もあり爆発してしまいました。
母が私の味方をしてくれると思いきや、違いました。

昔から嫌と言えない私の良心に語りかけ、困り事は全て私に押し付けてきた
母。姉と弟は言ってもできないから仕方ない、私には教員をやるような人
だから出来て当たり前と、いつも差別されて苦悩しながら育ちました。

姉や弟が少しでも私に感謝してくれていたら不満はもちませんでした。
しかし、何かにケチをつけバカにしてきます。
母も二人を正さず調子をあわせていました。
皆が嫌がった父も介護したのに。私だけが仕事もお金も犠牲にし、
ストレスと過労から慢性腎炎になり退職しました。

最近母に、感謝されたいと思うほうがおかしい。やるというほうが悪いと
言われました。貴女がやってしまうから二人がやらないんだ、とまで。
二人には定期預金もしていました。

姉や弟、母ともこの先会いたくありません。親子関係を解消したいと思う
のですが、そういう行動にでてはいけないでしょうか。
~~~~~~~~~~~

まみさんの苦悩がひしひしと伝わってきます。同時に、まみさんの献身的な
部分、誠実な部分、良心も伝わってきました。その良心につけこまれて
しまったのですね。

この家族構成を見ていると、なんだかまみさんがお母さんみたいですね。
もしかしたら、家族のヒエラルキーというのは逆転していて、年齢的には
お父さんやお母さんの方が年上でも、精神的には、まみさんがの方が
ずいぶん先を行っていて、親のような役割をしているのではないでしょうか。

親子関係を解消したいということですが、感謝されないことに理不尽さを
感じていらっしゃるのですよね。こんなに努力をしているのに感謝もされず
に、なぜ文句を言われなきゃいけないんだ、と。

でも、もし、お母さんもお姉さんも弟も、まみさんを精神的に「お母さん」
と思っているとしたら、これは無意識でのことなので、本人たちも気付いて
いないはずです。お母さんという存在はふつう、子どもたちから感謝される
とは思わない、当たり前というのが、社会的な通年としてありますよね。

教師やる人なんだから、と書いてありましたが、おそらく教師をやるぐらい
しっかりしている人だから、あなたが家族の中ではいちばんしっかりしている
人だから、親のような立場だから、というような構図が出来上がってしまって
いて、そういう人がわざわざ感謝されるなんておかしいと、きっとこのような
ロジックに陥ってしまっているのではないかなと思います。

もちろん、まみさんがその通りに受け止める必要はまったくありません。
私だって甘えたかったんだ、私だってやりたいことはやりたい、やりたくない
ことはやりたくない、もっと自由奔放な子どもの世代を過ごしたかったし、
今だってその気持ちがあるんだ。これはとても健全な主張です。

今からでも遅くないです。「みんなのお母さんはもうやめた」と言ってもいい
のです。私だって、お姉ちゃんや弟みたいに甘えたかったんだ。私だって
お母さんみたいに自由にしたかったんだ、と。

本当に嫌だということを「嫌だ」と言う、大きな課題に向き合う、
まみさんにとっても、一つの大事な節目なのかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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娘と子細なことで喧嘩をしました。
冷戦状態で、お互いに連絡を取ろうとはしていません。

私は未だに許せず、
このまま縁が切れても仕方がないと思っています。

娘はもう成人しておりますし、健康で友人もおります。
先行きの心配はないと思っています。

しかし、心が晴れません。
娘のことを思い、鬱々としてしまいます。

すっぱりと娘のことを思い切りたいのですが、うまくいきません。

【ケイ・50代・主婦】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

人間関係は、根底に愛あるがゆえに、
思いが歪んで憎しみに変わってしまうことがありますね。

親子のように、相手が近しい人間であればあるほど
「同じはず」とか、「わかっているはず」などという期待感や依存心から、
そうでないと知ったときの反発も激しくなってしまうことがあるでしょう。

近すぎるから生じる摩擦であれば、
心理的にも、物理的にも、適度な距離を保つことは理にかなっています。

それぞれが、それぞれの価値観を持って、個性豊かな人生を生きて良いと、
互いに自由に生きる権利を尊重できるようになるための適度な距離。

互いに自分の好みや、都合通りではないけれど、
それぞれがその時点での本人なりのベストを尽くしているのだということ
を冷静に理解するための適度な距離。

冷戦状態は、精神的に近すぎた親子に
適度な距離感を作り出す絶好の機会になるのではないでしょうか。

離れてみて初めて、冷静さを取り戻せることもあります。
離れたからこそ、感謝や愛おしさが湧いてくることもあります。

たとえ、すぐに解決しなくても、時間が、そして、親子の内に宿る叡智が、
自然と解決していくのではないでしょうか。

今はそのことを信頼して、忍耐する時期なのかもしれません。

種に水をたくさんやれば明日花が咲くわけではありません。

親子の健全な距離感と、相手を一人の人間として尊重するための芽が
育まれるのを適度な距離感を持って、じっと待ってみてください。

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