断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
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【Q】中3の娘が不登校です

中学3年生、娘の悩みです。
中学1,2年生の時、女友達からのひどい裏切りにあい
現在不登校です。

不登校になって7ケ月が経ちました。
不登校専門のカウンセリングをうけていますが、
まだ再登校できない状態です。

私は常識にとらわれず、
『今、私たちに与えられた試練だ』と
なんとか精神状態を保っていますが。。。
正直、内臓がえぐられるような毎日です。

子供が学校に行くのは普通で当たり前の事ができない。。。
本当に辛く悲しいです。

娘がこのような状況でも何もできない自分(親なのに)。。。
無力を感じます。

【50代 女性 Pineapple様】

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【A】FROM 川畑のぶこ

愛する我が子が不登校になる…とても心が痛みますね。
このような時に、Pineappleさんはじめ周囲のサポーター(とくに家族)
がどのように娘さんに接するかは、娘さんの癒しの過程において
とても大きな役割を担っていると思います。

まず、第一に育んでいただきたい姿勢があります。
それは、「子どもが学校に行くのは普通で当たり前」という姿勢を
手放すことです。

これは決して娘さんにそういう姿勢を育ませるさせるということでは
ありません。もちろん、そうできたに越したことはありませんが、
それよりもまず周囲がそのような姿勢を育み接するということです。

ではどうそのかわりにどのような姿勢を育めば良いかというと、
「我が子は唯一無二の個性ある人生を歩んでいる」と受け止めて、
今、娘さんに起こっていることの全てを受け入れ、
痛みを包み込むことです。

大変な事件に巻き込まれた惨めな我が子ではなく、
大変な試練を懸命に乗り越えようとしている勇者としての我が子を
ケアしてあげてください。

「もう7ヶ月も経っているのに」という周囲の姿勢は、
言葉にせずとも非言語的なエネルギーで伝わるものです。

娘さんも自らに同様のプレッシャーを与えています。
そこに周囲から同様のプレッシャーが加わることは、
状況を悪化させるだけで、何の解決にも結びつきません。

どうか、「彼女の個性に沿って、必要な課題を必要な時間をかけて
癒えていく」と信頼してみてください。

平均的、あるいは標準的に生きる事が人生を幸せに生きること
だとは限りません。
痛みを伴うことが人生に起きたことは残念なことではあります。
ところが、それをバネにしてより良き人生を送ることは可能です。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉を私たちはよく耳に
すると思います。ところが、PTG(心的外傷後成長)というものも
存在します。

辛い試練を乗り越えて、その人が人間として大きく成長する
ということです。これは、以前の状態に戻ることではなく、
以前以上に人間的に大きく成長することを意味します。

精神科医学者のフランクルは強制収容所の中でさえも、
希望を持って、日々を送る人がいたと報告しています。

そのような人々は、人の痛みがわかるが故に、
真に大切なものは何かを知り、自らの経験を人々や未来の社会に
役立てようという福祉の精神をもって豊かに人生を切り開いている
ことが特徴的です。

娘さんが、Pineappleさんご家族にとって今回の事件が苦しみを
伴うことは間違いないでしょう。
ところが、痛みを伴う大きな事件を乗り越えて、大きく成長する
機会ともなり得るのです。

周囲の人々の温かさに触れることはこの成長を促進させる
大切な要素です。
また、娘さんだけでなく、ご家族も大きく成長することでしょう。

どうか、希望を持って前進されますように。

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