160104

皆さん、新年明けましておめでとうございます。川畑のぶこです。

2016年はどのような年明けでしたか。

私は特にどこかに出かけることもなく、家族や親戚とおせちを食べたり、
和んだり、ゆっくりとお正月を過ごしました。
こんなふうに、この1年が滞りなくいったらいいなと思っています。

年明けは、希望を持っていろいろな計画をされる方も多いことでしょう。
12月は1年の振り返りの月でしたが、1月というのは集合心理的にも、
新たな未来に向かって、心をときめかせ、計画を立てる月ですね。

皆さんは、どんな希望や計画をお持ちですか。

私は、三線が上手くなりたいです。
沖永良部島の祖母や父がよく鳴らしている、この三線の音は、
私にとってなじみのある、大好きな音です。

昨年、沖永良部島の民謡のCDをプロデュースして、刺激を受けたのもあり、
自分も本格的に弾けるようになりたいなと思いました。
教えてくれる仲間たちも周りにいますから、1〜2曲、いえ3曲ぐらいは、
みんなの前で披露できるような、ちゃんとした曲が弾けるようになりたいです。

さて、年明け最初のビデオメルマガは、「希望」と「計画」について、
皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

まず「希望」。これは、私がサイモントン療法の仕事を始めて心理の世界に
入るとき、一番大きなきっかけとなったキーワードでもあります。

「希望」は、英語で「Hope(ホープ)」ですが、サイモントン博士が初めて
研修医として臨床の現場に立って壁にぶち当たったとき、「希望って何だろう」と
辞書を引いて、そこに書かれていた言葉は、次のとおりだそうです。

<希望というのは、可能性の隔たりに関わらず、得たい結果が得られると信じる、
その信念である。>

希望とは「信念」であるということですね。確率・統計の高いことを信じることが
希望ではなく、その可能性の隔たりに関わらず、得たい結果が得られると信じること。

これはアメリカのウェブスターという、現地の方であればおなじみの辞書に
今も書かれている定義です。

そして、この「希望」に則した「計画」を私たちは立てるわけですが、
皆さん、どうでしょう?
2015年に「これを成し遂げよう」「この目標を達成しよう」と、様々な
新年の計画や希望を持ったと思いますが、どれくらいが成し遂げられたでしょうか。

成し遂げられたものもあれば、できなかったものもあったかもしれませんね。

1年の計画の立て方というのは、私たちの日常的な計画の立て方に似ています。
例えば、普段の計画も詰め過ぎる傾向の人は、この1年間何しようかなというときにも、
やはりわーっとたくさんのことをリストアップする傾向があります。

私は、今年は、本当に三線一本(笑)。
他にも仕事でもいろいろやることはありますが、私自身は、「目標を決めて、達成!」
というやり方になじまないというか、どちらかと言うと、ご縁ベースでいろいろなこと
を決めていき、その場その場であったご縁で、やっていくタイプです。

「計画」の立て方について、私が以前、サイモントン先生から教わった方法があるの
ですが、皆さんのご参考になると思いますので、それを今回シェアしますね。

また、計画を立てるときに私が大事にしていることは「わくわくするプラン」、
そして「消しゴムで消せるプラン」ということです。

これについても、続きはビデオをご覧ください。
https://youtu.be/DuyeP9n3B7U

PS
「一度決めたのだから、最後までやらねばならない」
……本当にそうでしょうか?

「決心」が「執着」になり、苦しくなってしまう前に、
ご自身のココロをケアし、セルフコントロールできるといいですね。

その方法は、こちらで学べます。
 ↓
http://123direct.jp/tracking/cr/Pl2OCD8S/200715/14547363

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Woman relaxing in chair

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ーーー

「月曜の朝から『ダラダラ曜日』って…何言ってんの?
 こっちは今から仕事なのに」

……そんな声も聞こえてきそうな今回のタイトルではありますが(笑)
週の初めだからこその、
川畑のぶこからのQOLを高めるヒントをお届けします。

<書籍『「心のガラクタ」を捨てる生き方』より>

私は、一週間の中に一日だけ「ダラダラ曜日」をつくっています。

仕事はひとつも入れず、
ひたすらダラダラと過ごすことを目的とした日です。

以前の私は、ダラダラすることは非生産的なことで、
人生の無駄、怠けることだと思っていました。

仕事の生産性を上げること、
目に見える結果だけを追い求めているうちに、
私は体調不良に陥り、会社をよく休んでいました。

当時の私は、休暇をまったく取っていなかったわけではありません。

でも、やっと取った数日間の休みでリゾート地へ行き、
そこで何をしていたかと言えば、
写真を撮ったり、あちこち忙しく見て回ったりなど、
まるで仕事のスケジュールをこなすように動き回っていました。

「せっかく来たのだから、見ないと損」
「リラックスするためには、 あれもしないと、これもしないと」
という発想です。

そして休暇から職場に戻った私は、それまで以上に疲れていました。

*  *  *

バケーション(休暇)は、もともと
「空(からっぽ)になった状態」という意味です。

アメリカやヨーロッパの人たちは、
まさに「からっぽな時間」を楽しんでいるかのように、

やることといってもビーチでゴロゴロしながら本を読んだり、
ブラブラ散歩をしたりするぐらいで、
あとは食事をして寝るというシンプルな過ごし方をしています。

それは、日常でたまった心のストレスをリセットして、
新たなエネルギーを充電するためです。

*  *  *

働かないと食べていけないことは、みんな知っています。

でも、休まないと死んでしまうことは、意外と忘れがちです。

改めて考えてみると、休むことは働くことと同じ。
あるいは、それ以上に大切です。

リラックスすること、休むことも大事なお仕事のひとつです。

ダラダラとリラックスをして心と身体を休めることは、
意識しないとできません。

エステに行ってマッサージを受けていても、
「仕事は大丈夫かな?」という考えが離れなかったら、
身体のあちこちに力が入ってしまい、気持ちは休まりません。

こんなことなら仕事をしていたほうがマシ、
なんてことでは本末転倒です。

*  *  *

休むことにもコツがいります。

ちゃんと心を納得させて、気持ちの切り替えをしておかないと、
エネルギーは充電されません。

休もうと決めたら、
「今から私はダラダラしに行く。なぜならこれに価値があるから。
 エネルギーを充電することが重要だから」
としっかり認識すること。

仕事が気になるときは
「今はほかの人が力を発揮するときだから大丈夫」
と、信頼することです。

自分が常に動いていないと破たんするような仕事の仕方や、
終始、気を遣っていないといけない関係は、
本来あなたの人生から淘汰されるべきものです。

誰かひとりがオーバーワークになったり、
片方だけが相手に合わせ続けるような組織や関係は、そもそも不健全です。

不健全なものは手放す。
空いたところには、自分によりふさわしいものが訪れる。

そう自分を信頼することで、心は落ち着きを取り戻していきます。

時間が空いていることは、もったいないことではありません。

空白の時間ではなく、贅沢なゆとりで満たされている時間です。

<引用ここまで>

 *  *  *

ドラえもんのひみつ道具の一つに
「ナマケモノスーツ」というのがあったのを思い出しました。

これを着ると、周りの人に動物のナマケモノと認められ、
いくら怠けていても咎められたり怒られたりすることはない
という、夢のような(!)スーツです。

ドラえもん曰く
「着ている本人がイライラしてすぐ脱ぎたくなる道具」。

しずかちゃんはすぐ脱いでしまいましたが、
のび太はいつまででも着ていられるようで…笑

何かと気ぜわしい日々を送っている私たち。
たまには「ダラダラ曜日」をつくって、
その日は「ナマケモノスーツ」にすっぽり身を包むのもよさそうですね。

ー川畑のぶこ公式サイト運営事務局
 山本響子

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【Q】母の遺品に私の結婚道具が…

40代後半の女性です。母の遺品(私がらみ)で相談です。

4月下旬、母を亡くしました。急性肺炎でした。
長年精神を患っていて、認知症も出始めていたので、
春先は家族に対して癇癪をぶつけていた為、
亡くなった時は正直やれやれでした。

亡くなった直後から、遺体を安置する為、
片付いていなかった部屋を猛然と片付けて、
衣類系は、殆ど処分しました。

先月から、多く私物を仕舞いこんでいた
茶の間の押入れを片付けていましたが…

趣味の編み物関係の雑貨や、衣類等が大量にあり、
それらを処分したら、次々と未使用の食器セット、
ブランド物の調理器具、クリスタルの花瓶等が現れ、
一体何故?と思いつつも、奥に仕舞いこんだ
段ボールの数々を出しては中身を改めていました。

が、包装状態のまま、新品の箱根彫りの便せんケースや
ミニ鏡台、アイロンやアイロン台を発見時に気が付きました。
これは私への結婚道具ではないかと!?

一万九千円の値札付きの陶器製の珈琲ポットセット
(ミルクピッチャーやシュガーケース)、
クリスタルガラス製の灰皿、土鍋等々、

おそらく私が20代の頃に買い集めたであろう、
品々に正直ショックと、未だ未婚の儘、
50代になろうかと言う今の状態に愕然としました。

父にはこれらの品々については
私への結婚準備品とは伝えてはいません。

又、購入時、約500万円したと言っていた
一築辻が花の着物(購入後、約10年近く私のベッド下に置いてあり、
現在は父の部屋の納戸にあります。一度も虫干ししてません)もあり、
これらは一体どうすればよいか、悩んでいます。

不肖の娘として、黙って処分すればいいのでしょうか?

【40代 派遣社員 女性】

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FROM 川畑のぶこ

【A】遺品整理は、多くのエネルギーを要することと思います。
特に近しいお母様であったのなら、それはなおさらのことでしょう。

遺品整理をする際に気を付けていただきたい点として、
タイミングがあります。ここでは適切なタイミングとして、
充分にお母様の死を悲しみ、喪に服した後を提案します。

この悲しみや喪のプロセスをスキップして
遺品整理を開始しようとすると、心が引き裂かれるような
大きな苦しみを伴い、なかなか捗らないことがあります。

もちろん、悲しみのプロセスや度合は、母親との心理的な
絆の強さや、生前の死に対する受容の度合いにも依りますし、
個人差があるかと思います。

ご自身の中で十分にお母様の死を悲しみ、精神的に喪が明けたと
思える状態であれば、遺品整理は比較的楽に行えるかと思います。

「亡くなって正直やれやれだった」とのことで、
大変な闘病生活であったことが伺えます。

ある程度心の準備が出来ていたのであれば、
タイミングとしては問題ないのかもしれませんね。

ただし、遺品整理をしながら、まだ健全だったころの
お母様が心に浮かび、娘のためを思いながら結婚道具を
ひそかに準備していたことに、少なからず母親なりの
愛を感じるのであれば、目を背けずにきちんと
母の不器用な愛を受け止めて、そして充分に悲しんでください。

悲しみは健全な感情で、私達を癒してくれます。

さて、残された高価な品々に対してどうすればよいか
ということに関しては、「いったいご自身はどうしたいのか」
ということが重要で、それが答えです。

心理的葛藤は、「捨てたいが、とっておくべき」と思っているか、
「捨てたくないが、捨てるべき」と思っているかのどちらかから
生じることと思いますが、このケースでは前者であるかと思われます。

捨てたいけれど捨てるべきでない理由としては、
「母の気持ちを無にする」とか「親不孝な娘になってしまう」
とか「高かったからもったいない」といったものではないでしょうか。

このような思いは私達に罪悪感や自責の念をもたらし
前進する足かせとなります。まず、お母様の気持ちに関しては、
きちんと受け取ればよいと思います。

心の中で「私のことを思ってくれてありがとう」と、
それらのモノを受け取ったらよいと思います。

そして、受け取ったモノをどうするかは自分側の仕事です。

使いたいものは使えばよいですし、
使いたくないものは手放したらよいのではないでしょうか。

使いたいものには必ずしも道具としてではなく、
心が使うものが含まれることと思います。

決して自分の趣味ではないし、使えないけれど、
それを見たり触れたりすると母の愛情を感じて
心が温まるというようなものであれば、使うものに入るでしょう。

処分する場合、処分するのは気持ちではなく、モノです。

「母の気持ちはきちんと大切にしたままだ」
ということを覚えておくとよいですね。

もしかしたら、お母様ご自身も、
買った全てのモノを覚えているとも限りません。

また、もし娘が困っているのに自分が買ってしまったから
という理由で、無理に持ち続けようとしているところを
見たらどう思うでしょうか。

お母様は娘を喜ばせたり楽をさせたかったのであって、
困らせたり迷惑をかけようと思ってそれらのモノを
買ったわけではないはず。

嫌だと思っているものを持ち続けることは、
少なからずお母様に悪感情を抱くことになるかと思いますが、
お母様はそのような状況は望まれないのではないでしょうか。

決して親の思い通りに生きることが親孝行ではありません。
たとえ親が子を思い通りにしたいと思っていたとしてもおなじです。
それは健全な親の自立、子の自立につながらないからです。

親はエゴを捨てて子の幸せを見守るもの。
また幸せは押し付けることはできません。

残念だけど仕方がないことというのは
時として人生に起こるものですが、
その残念で仕方ないことが今起こっているのだと、
受け入れる素直さも必要かもしれません。

モノに支払ったお金は高かったかもしれませんが、
モノが使われないのなら価値はゼロです。

それらをずっと持ちつづけることで
収納スペースや管理労力が奪われ続けるだけでなく、
使っていない自分、結婚していない自分を
どこかで責め続けることで、心理的エネルギーが奪われます。

もっとも高くつくのは、経済面よりこの心理的ダメージです。
一気にQOL(人生の質)が低下してしまいます。

モノは使ってこそ。

一竹辻が花を、自分より何十倍も愛する人が袖を通し、
幸せな気分になれたのなら、それは自分の
勇気ある決断から発生した幸せです。

モノが循環することで心も人生も躍動する、

お母様も自分自身の過去を反省しつつ、
娘の逡巡と前進を、天国からほくそ笑んで見守っている、

そんなイメージをもちながら
遺品整理をされてみてはいかがでしょうか。

* * * * * * * *
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